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Yamareco

記録ID: 183733
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
御在所・鎌ヶ岳

鎌ヶ岳 ガスと雨でも楽しい鎌尾根コース

2012年04月21日(土) [日帰り]
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すぎちゃん その他1人
GPS
06:40
距離
9.4km
登り
1,059m
下り
1,066m

コースタイム

7:40宮妻峡キャンプ場-8:10登山口-9:15水沢峠9:20-9:30馬の背-9:40水沢岳
9:50-10:30鎌尾根4峰(衝立岩)-11:20鎌尾根2鋒-11:25岳峠-11:40鎌ヶ岳山頂
12:00岳峠-12:30雲母峰分岐(昼食)13:10-14:05カズラ滝-14:20宮妻峡キャンプ場
天候 曇り後驟雨 稜線は風やや強し
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東名阪 四日市ICから宮妻峡キャンプ場までは約30分
登山路はキャンプ場の駐車場(無料)から徒歩30分ほど
コース状況/
危険箇所等
○宮妻峡から登山口:林道歩きが30分ほど続く。ウォーミングアップに丁度いい。
○登山口にポストはなし。(登山計画書は家族に分かるように自宅保管)
○登山口〜水沢峠:間違えやすい箇所が何箇所かある。また、霧の為か目印のテープが分かりにくい。慎重に進めば大丈夫かと思うが・・・
○鎌尾根:道は分かりやすい。天気が良ければ展望の良い稜線。ただし、ザレ・ガレ場、ヤセ尾根・岩場の通過時は注意が必要。また鎖・ロープ・手足をフルに使用する急登もある。
○鎌ヶ岳山頂直下:ガレた岩場の急登。落石注意。
○カズラ谷コース:初めは笹の茂る道。中腹まではザレた登山道。カズラ滝を過ぎると川渡りも有り。水量の多いときは注意。
○下山後は片岡温泉(入湯料600円 源泉かけ流し)がお薦め。
本日のコースです。
2
本日のコースです。
朝の宮妻峡キャンプ場の駐車場。
こんな天気でも登ります。
2012年04月21日 07:28撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 7:28
朝の宮妻峡キャンプ場の駐車場。
こんな天気でも登ります。
通行止めゲートを潜って、林道を歩きます。
2012年04月21日 07:37撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 7:37
通行止めゲートを潜って、林道を歩きます。
駐車場から約30分で登山口。
スズメバチに注意と大きく掲示してあります。
2012年04月21日 08:10撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 8:10
駐車場から約30分で登山口。
スズメバチに注意と大きく掲示してあります。
この下は滝です。
滑らないように川を渡ります。
2012年04月21日 08:28撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 8:28
この下は滝です。
滑らないように川を渡ります。
ガレた急登が続きます。
ガスの為マ-キングテープが見つかりません。
慎重に進みます。
2012年04月21日 08:45撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 8:45
ガレた急登が続きます。
ガスの為マ-キングテープが見つかりません。
慎重に進みます。
対岸の壁からは滝のように水が落ちています。
2012年04月21日 09:07撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 9:07
対岸の壁からは滝のように水が落ちています。
やっと、水沢峠まで着きました。
2012年04月21日 09:17撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 9:17
やっと、水沢峠まで着きました。
またまた急登です。
会社のS君も頑張っています。
2012年04月21日 09:18撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 9:18
またまた急登です。
会社のS君も頑張っています。
噂の「馬の背」です。
両側とも谷です。風も出てきました。
早くやり過ごしたいです。
2012年04月21日 09:33撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 9:33
噂の「馬の背」です。
両側とも谷です。風も出てきました。
早くやり過ごしたいです。
水沢岳(宮路岳)まで到着。
霧雨が強くなってきたので雨具装着。
2012年04月21日 09:48撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 9:48
水沢岳(宮路岳)まで到着。
霧雨が強くなってきたので雨具装着。
きのこ岩です。
花崗岩が風化していろんな形の岩が出てきます。
道はかなりザレ状態です。
2012年04月21日 09:55撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 9:55
きのこ岩です。
花崗岩が風化していろんな形の岩が出てきます。
道はかなりザレ状態です。
こんなに切り落ちた道が続きます。
慎重に慎重に進みます。
2012年04月21日 10:24撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 10:24
こんなに切り落ちた道が続きます。
慎重に慎重に進みます。
ガスの中から突然大きな岩が出てきました。
S君もビックリ。どこを通ればいいんだ!
正解は左です。尚、「衝立岩」と言います。
2012年04月21日 10:32撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 10:32
ガスの中から突然大きな岩が出てきました。
S君もビックリ。どこを通ればいいんだ!
正解は左です。尚、「衝立岩」と言います。
この道は手足をフルに使って登る箇所が多いです。ここも鎖・ロープ・木の根っこまでフル活用です。
2012年04月21日 10:35撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 10:35
この道は手足をフルに使って登る箇所が多いです。ここも鎖・ロープ・木の根っこまでフル活用です。
右側の谷に気をつけて通れよ。
2012年04月21日 10:47撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 10:47
右側の谷に気をつけて通れよ。
またまた鎖場です。S君は富士山と伊吹山しか経験がありません。鎖も初体験でした。
2012年04月21日 11:21撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 11:21
またまた鎖場です。S君は富士山と伊吹山しか経験がありません。鎖も初体験でした。
あの峰を越えれば多分、鎌ヶ岳も近いはず。
頑張ろう。
2012年04月21日 11:23撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 11:23
あの峰を越えれば多分、鎌ヶ岳も近いはず。
頑張ろう。
やっと岳峠に着きました。
2012年04月21日 11:28撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 11:28
やっと岳峠に着きました。
帰りはここからカズラ谷に行きます。
2012年04月21日 11:28撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 11:28
帰りはここからカズラ谷に行きます。
鎌ヶ岳山頂です。
無事登頂できたこと感謝してお参りします。
2012年04月21日 11:46撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 11:46
鎌ヶ岳山頂です。
無事登頂できたこと感謝してお参りします。
やや疲れ気味のS君。
でも嬉しそう。
2012年04月21日 11:46撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 11:46
やや疲れ気味のS君。
でも嬉しそう。
だいぶ疲れ気味の小生。
本当は腹ペコ状態でした。
2012年04月21日 11:47撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 11:47
だいぶ疲れ気味の小生。
本当は腹ペコ状態でした。
通ってきた鎌尾根はさっぱり見ることが出来ません。
2012年04月21日 11:58撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 11:58
通ってきた鎌尾根はさっぱり見ることが出来ません。
帰りの下山道。
この笹のトンネルはトトロかパンダが出てきそうな道です。
2012年04月21日 12:12撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 12:12
帰りの下山道。
この笹のトンネルはトトロかパンダが出てきそうな道です。
雲母峰分岐です。
2012年04月21日 12:29撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 12:29
雲母峰分岐です。
ちょっと疲れたか、S君はストレッチ中です。
2012年04月21日 13:48撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 13:48
ちょっと疲れたか、S君はストレッチ中です。
カズラ滝が見えました。もうすぐ駐車場です。
2012年04月21日 14:07撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 14:07
カズラ滝が見えました。もうすぐ駐車場です。
この川を渡ってきました。
水量が多いので注意を要します。
2012年04月21日 14:20撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 14:20
この川を渡ってきました。
水量が多いので注意を要します。
カズラ谷コースの道標です。
2時間で本当に登れるかな?
2012年04月21日 14:20撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 14:20
カズラ谷コースの道標です。
2時間で本当に登れるかな?
「山笑う」という表現がよくわかります。
春ですね。
2012年04月21日 14:22撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
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4/21 14:22
「山笑う」という表現がよくわかります。
春ですね。
駐車場にはもう誰もいません。
何故かパトカーのお出迎えがありました。
2012年04月21日 14:31撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 14:31
駐車場にはもう誰もいません。
何故かパトカーのお出迎えがありました。
帰りは「片岡温泉」でゆっくりと温泉を楽しみました。
2012年04月21日 15:00撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 15:00
帰りは「片岡温泉」でゆっくりと温泉を楽しみました。
湯の山線の電車です。昔は電車で御在所に行ったなぁ。
2012年04月21日 16:07撮影 by  FinePix Z30, FUJIFILM
4/21 16:07
湯の山線の電車です。昔は電車で御在所に行ったなぁ。

感想

4月に入って公私共に何かと忙しかったのと、週末のお天気のせいで1カ月近く山登りが出来なかった。
今週末も余り天気は期待できないが、同じ会社のS君を伴って鎌ヶ岳に。
S君の登山歴は1年。今まで登った山は、日本一の富士山と百名山の伊吹山の2つ。
富士山では高山病で苦しみ、伊吹山はガスでなにも眺望が無かったそうだ。
今日の天気ではS君には申し訳ないが眺望は望めないが、富士や伊吹にはないアドベンチャーな登山で楽しんでもらおうと「鎌尾根」コースを選択。
スタート地点の宮妻峡キャンプ場の駐車場には既に何台かの車が止まり皆さんスタンバイ中。お話を聞くと、入道に行くか鎌に行くかお天気次第で迷ってみえる様子。
我々は、とにかく行ける所まで行こうと水沢峠を目指してスタート。
登山口には「スズメバチの巣」があるので注意との表示。もう少し暑くなると「蛭」も出てくるだろうから、空からの攻撃だけではなく陸からの攻撃にも注意が必要なコースのようだ。
水沢峠までのコースはやや荒れ気味ではあるが、マーキングテープに沿って歩けばそんなに危険な場所はない。但し、この日はガスの為テープが見つけにくく、若いS君のおかげで何度助かったことやら・・(多分単独行なら3回は道迷いした)
水沢峠からは急登が続く。ザレた岩や木の根をつかんで登る箇所も出てくる。
急登が終わると「馬の背」という両側が切れ落ちたザレた稜線が出てくる。
風が吹くとバランスが崩れそうで怖い。
馬の背を過ぎると水沢岳のピークに到着。この辺りから霧雨と風が吹き始め、雨具を装着。(モンベルのレインダンサーを雨具として着るのは初めてだったが、撥水・透湿性とも高機能なことが今更ながら分かった。)
その後「きのこ岩」を過ぎると、多分お天気ならば素晴らしい眺望の稜線が続く。
ガスで何も見えないがとにかく慎重に進むと、突然大きな岩が行く手を遮る。
「衝立岩」の登場だ。岩を回り込むと鎖場が出てくる。滑リやすい岩の急登を悪戦苦闘してよじ登ると、鎌尾根3峰・2峰が続けざまに現れアップダウンの繰り返し。
もうすぐ鎌ヶ岳が見えるはずなのにガスで何も見えない。
やがて鎌尾根1峰が現れ、岩壁横切りの鎖場「蟹の横這い」に挑戦。
S君もアドベンチャーなコースに大喜び。
岳峠を過ぎると最後の〆は鎌ヶ岳山頂直下のガレ場の急登。歩き始めて約4時間。
やっと山頂に。さすがにこの天気故、山頂は我々のみ。寒さとガスで眺望もないので早々に下山。
下山路のカズラ谷コースの導入路は笹のトンネル。まるでトトロのめいちゃんが出てきそうな道。雲母峰分岐まで来ると、雨も止んでいるようなので昼食をとることに。熱いラーメンと食後のコーヒーで充分に体を温め、雨が本降りになる前に再スタート。カズラ滝が見えるとキャンプ場もすぐそこ。川渡りを何度か行うと朝歩いた林道に出る。駐車場に着くと我々の車だけ。まだ時間的には早いのに皆さんどこに登ったのだろう・・・
下山後は定番の「片岡温泉」で汗を流す。露天風呂もあって600円はお薦め。
天気には恵まれなかったが、事故もなくこの難コースを制覇できて大満足。
次は天気の良い日にもう一度行きたいコースであった。

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コメント

鎌尾根、かっこいいですね〜
ぬれて足場の悪い中、歩ききられて
お見事です
雨天時は、ウェアの機能性で、
体力の消耗が、かなり違ってきますよね〜

下山時に、駐車場がカラッポだった件、
入道ヶ岳とかに登られた方かもしれませんね
2012/4/23 12:00
コメントありがとうございます。
komakiさん こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
鎌ヶ岳から見る鎌尾根にいつか挑戦したいと思っておりました。
当日は生憎の天気でしたが、先がガスで見えないので行けたのかもしれません。
突然切れ落ちた稜線が出てきたり、大きな岩が出てきたり面白かったです。
近い日に天気のいい時、もう一度リベンジしようと思っています。
2012/4/23 23:14
これから花のシーズンも良いですよ
sugi-chanさん こんにちは。

視界が悪くてちょっぴり残念でしたね。

鎌尾根上からはずっと展望が良く、爽快な尾根歩き期待できます。
特にこれからは、アカヤシオのシーズンですね。

私も今度、娘を連れて花を見ながらカズラ谷から鎌尾根を下ろうかと計画しています。
2012/4/24 12:46
onetotaniさん こんばんわ
いつもコメントありがとうございます。
視界はなかったですがスリル満点で面白い道でした。
GWのお天気の時リベンジを考えています。
それより、お嬢様との山行シリーズいつも楽しく読ませて頂いています。
我が家の次男はワンダーフォーゲル部ですが、絶対私とは登りません。
理由は「親父のスピードは遅すぎて遭難してしまう。」
からだそうです。情けない限りです。
これからもお嬢様との山行をお楽しみください。
2012/4/24 23:24
鎌尾根、カッコいいです!
あちらこちらに注意を払いながら、歩くことを楽しめる道ですね!

雨に濡れた足場などには要注意のようですが、このルートは今度真似させてください!
2012/4/26 5:58
Merci Beaucuop mosieurさん
いつもコメントありがとうございます。

鎌尾根は想像以上に、変化いっぱいの楽しい道ですよ。是非一度行ってください。
ところで、新兵器のアライテント羨ましいです。
中学生の頃、重たいキャンバス地のテントを担いで登っていたので「山でテント」=「重たい」=「きつい」=「汚い」=「女の子にもてない」
これが理由で何10年山と離れていました。
あの頃アライテントがあれば今頃は・・・・
テントで山行記録、これからも期待しています。
2012/4/26 14:57
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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