鎌ヶ岳 ガスと雨でも楽しい鎌尾根コース
- GPS
- 06:40
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,066m
コースタイム
9:50-10:30鎌尾根4峰(衝立岩)-11:20鎌尾根2鋒-11:25岳峠-11:40鎌ヶ岳山頂
12:00岳峠-12:30雲母峰分岐(昼食)13:10-14:05カズラ滝-14:20宮妻峡キャンプ場
天候 | 曇り後驟雨 稜線は風やや強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山路はキャンプ場の駐車場(無料)から徒歩30分ほど |
コース状況/ 危険箇所等 |
○宮妻峡から登山口:林道歩きが30分ほど続く。ウォーミングアップに丁度いい。 ○登山口にポストはなし。(登山計画書は家族に分かるように自宅保管) ○登山口〜水沢峠:間違えやすい箇所が何箇所かある。また、霧の為か目印のテープが分かりにくい。慎重に進めば大丈夫かと思うが・・・ ○鎌尾根:道は分かりやすい。天気が良ければ展望の良い稜線。ただし、ザレ・ガレ場、ヤセ尾根・岩場の通過時は注意が必要。また鎖・ロープ・手足をフルに使用する急登もある。 ○鎌ヶ岳山頂直下:ガレた岩場の急登。落石注意。 ○カズラ谷コース:初めは笹の茂る道。中腹まではザレた登山道。カズラ滝を過ぎると川渡りも有り。水量の多いときは注意。 ○下山後は片岡温泉(入湯料600円 源泉かけ流し)がお薦め。 |
写真
感想
4月に入って公私共に何かと忙しかったのと、週末のお天気のせいで1カ月近く山登りが出来なかった。
今週末も余り天気は期待できないが、同じ会社のS君を伴って鎌ヶ岳に。
S君の登山歴は1年。今まで登った山は、日本一の富士山と百名山の伊吹山の2つ。
富士山では高山病で苦しみ、伊吹山はガスでなにも眺望が無かったそうだ。
今日の天気ではS君には申し訳ないが眺望は望めないが、富士や伊吹にはないアドベンチャーな登山で楽しんでもらおうと「鎌尾根」コースを選択。
スタート地点の宮妻峡キャンプ場の駐車場には既に何台かの車が止まり皆さんスタンバイ中。お話を聞くと、入道に行くか鎌に行くかお天気次第で迷ってみえる様子。
我々は、とにかく行ける所まで行こうと水沢峠を目指してスタート。
登山口には「スズメバチの巣」があるので注意との表示。もう少し暑くなると「蛭」も出てくるだろうから、空からの攻撃だけではなく陸からの攻撃にも注意が必要なコースのようだ。
水沢峠までのコースはやや荒れ気味ではあるが、マーキングテープに沿って歩けばそんなに危険な場所はない。但し、この日はガスの為テープが見つけにくく、若いS君のおかげで何度助かったことやら・・(多分単独行なら3回は道迷いした)
水沢峠からは急登が続く。ザレた岩や木の根をつかんで登る箇所も出てくる。
急登が終わると「馬の背」という両側が切れ落ちたザレた稜線が出てくる。
風が吹くとバランスが崩れそうで怖い。
馬の背を過ぎると水沢岳のピークに到着。この辺りから霧雨と風が吹き始め、雨具を装着。(モンベルのレインダンサーを雨具として着るのは初めてだったが、撥水・透湿性とも高機能なことが今更ながら分かった。)
その後「きのこ岩」を過ぎると、多分お天気ならば素晴らしい眺望の稜線が続く。
ガスで何も見えないがとにかく慎重に進むと、突然大きな岩が行く手を遮る。
「衝立岩」の登場だ。岩を回り込むと鎖場が出てくる。滑リやすい岩の急登を悪戦苦闘してよじ登ると、鎌尾根3峰・2峰が続けざまに現れアップダウンの繰り返し。
もうすぐ鎌ヶ岳が見えるはずなのにガスで何も見えない。
やがて鎌尾根1峰が現れ、岩壁横切りの鎖場「蟹の横這い」に挑戦。
S君もアドベンチャーなコースに大喜び。
岳峠を過ぎると最後の〆は鎌ヶ岳山頂直下のガレ場の急登。歩き始めて約4時間。
やっと山頂に。さすがにこの天気故、山頂は我々のみ。寒さとガスで眺望もないので早々に下山。
下山路のカズラ谷コースの導入路は笹のトンネル。まるでトトロのめいちゃんが出てきそうな道。雲母峰分岐まで来ると、雨も止んでいるようなので昼食をとることに。熱いラーメンと食後のコーヒーで充分に体を温め、雨が本降りになる前に再スタート。カズラ滝が見えるとキャンプ場もすぐそこ。川渡りを何度か行うと朝歩いた林道に出る。駐車場に着くと我々の車だけ。まだ時間的には早いのに皆さんどこに登ったのだろう・・・
下山後は定番の「片岡温泉」で汗を流す。露天風呂もあって600円はお薦め。
天気には恵まれなかったが、事故もなくこの難コースを制覇できて大満足。
次は天気の良い日にもう一度行きたいコースであった。
ぬれて足場の悪い中、歩ききられて
お見事です
雨天時は、ウェアの機能性で、
体力の消耗が、かなり違ってきますよね〜
下山時に、駐車場がカラッポだった件、
入道ヶ岳とかに登られた方かもしれませんね
komakiさん こんばんわ。いつもコメントありがとうございます。
鎌ヶ岳から見る鎌尾根にいつか挑戦したいと思っておりました。
当日は生憎の天気でしたが、先がガスで見えないので行けたのかもしれません。
突然切れ落ちた稜線が出てきたり、大きな岩が出てきたり面白かったです。
近い日に天気のいい時、もう一度リベンジしようと思っています。
sugi-chanさん こんにちは。
視界が悪くてちょっぴり残念でしたね。
鎌尾根上からはずっと展望が良く、爽快な尾根歩き期待できます。
特にこれからは、アカヤシオのシーズンですね。
私も今度、娘を連れて花を見ながらカズラ谷から鎌尾根を下ろうかと計画しています。
いつもコメントありがとうございます。
視界はなかったですがスリル満点で面白い道でした。
GWのお天気の時リベンジを考えています。
それより、お嬢様との山行シリーズいつも楽しく読ませて頂いています。
我が家の次男はワンダーフォーゲル部ですが、絶対私とは登りません。
理由は「親父のスピードは遅すぎて遭難してしまう。」
からだそうです。情けない限りです。
これからもお嬢様との山行をお楽しみください。
あちらこちらに注意を払いながら、歩くことを楽しめる道ですね!
雨に濡れた足場などには要注意のようですが、このルートは今度真似させてください!
いつもコメントありがとうございます。
鎌尾根は想像以上に、変化いっぱいの楽しい道ですよ。是非一度行ってください。
ところで、新兵器のアライテント羨ましいです。
中学生の頃、重たいキャンバス地のテントを担いで登っていたので「山でテント」=「重たい」=「きつい」=「汚い」=「女の子にもてない」
これが理由で何10年山と離れていました。
あの頃アライテントがあれば今頃は・・・・
テントで山行記録、これからも期待しています。
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