記録ID: 1837409
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無雪期ピークハント／縦走
石鎚山
石鎚山(全鎖場と天狗岳へのナイフリッジを堪能)
2019年05月02日(木) [日帰り]
愛媛県
choukaisan
- GPS
- 07:46
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,080m
- 下り
- 1,072m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 7:44
距離 9.2km
登り 1,081m
下り 1,078m
16:25
ゴール地点
往きは鎖場、帰りは迂回路のコースで成就駅〜石鎚山（天狗岳）を往復。
試しの鎖のピーク（前社が森）で下りの待ち時間、約10分
一の鎖の待ち時間、ほぼゼロ
二の鎖下の待ち時間はほぼゼロだったが、登っている途中に合流点がありここで渋滞発生。
三の鎖下の待ち時間は十数分。
天狗岳への鎖場の待ち時間（下り）は約40分
試しの鎖のピーク（前社が森）で下りの待ち時間、約10分
一の鎖の待ち時間、ほぼゼロ
二の鎖下の待ち時間はほぼゼロだったが、登っている途中に合流点がありここで渋滞発生。
三の鎖下の待ち時間は十数分。
天狗岳への鎖場の待ち時間（下り）は約40分
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
石鎚山ロープウェーはモンベルカードの提示で料金は10％引きの往復1760円。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道脇に少し雪が残っていましたが全く問題ありません。 二日前の雨の影響で鎖場の岩は滑ります。 鎖の輪に登山靴のつま先は入りませんので、鎖場は登山靴ソールのグリップと腕力で登りました。 GWとあって、試の鎖のピーク、三の鎖、天狗岳への下り口は渋滞しました。特に、天狗岳への下りは40分待ちでした。 |
写真
7時40分頃の京屋旅館駐車場（ロープウェーに近い側）は満車。この時間に到着した車は川を渡った先の駐車場に案内されていました。駐車料金は700円也。
1
5/2 7:39
7時40分頃の京屋旅館駐車場（ロープウェーに近い側）は満車。この時間に到着した車は川を渡った先の駐車場に案内されていました。駐車料金は700円也。
ロープウェー乗り場へ行く途中に石鎚山を開山した役の行者像がありました。
7時55分頃のロープウェー乗り場への通路の様子。ゴールデンウィークの始発は7時40分、10分毎に運行していました。
8時22分：列に並ぶ事、約25分、ようやく乗れます。モンベルカードの提示で料金は10％引きの往復1760円。団体割引扱いでした。
1
5/2 8:22
8時22分：列に並ぶ事、約25分、ようやく乗れます。モンベルカードの提示で料金は10％引きの往復1760円。団体割引扱いでした。
約8分の乗車で山頂成就駅に到着。登山靴の紐を調整して8時40分頃に出発しました。
リフト乗り場分岐の先には、「石鈇大権現」がありました。良く見ると、右側には、四国霊場六十四番総本山前神寺奥之院とあり、左側には、石鈇山修験道根本奥前神寺、とあります。
5/2 8:45
リフト乗り場分岐の先には、「石鈇大権現」がありました。良く見ると、右側には、四国霊場六十四番総本山前神寺奥之院とあり、左側には、石鈇山修験道根本奥前神寺、とあります。
山頂成就駅から約20分、石鎚神社の鳥居を通過。鳥居の先に石鎚山が見えます。
「神門」から12分、遥拝の鳥居に到着。石鎚山山頂まで行けない方はここで拝むとの事。
「神門」を抜け、しばらく進むと木立の合間から石鎚山が見えてきました。
9時28分：「神門」から18分、八丁に到着。ここから山頂まで2.6?です。
10時07分：八丁から約40分、最初の鎖場「試しの鎖」に到着。登り48m、下り26mの鎖場で「岩山の反対側が下りの鎖場で大変厳しい岩場です。自信のない方は迂回路へお進みください。」と書かれていました。
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10時07分：八丁から約40分、最初の鎖場「試しの鎖」に到着。
登り48m、下り26mの鎖場で「岩山の反対側が下りの鎖場で大変厳しい岩場です。自信のない方は迂回路へお進みください。」と書かれていました。
登り48m、下り26mの鎖場で「岩山の反対側が下りの鎖場で大変厳しい岩場です。自信のない方は迂回路へお進みください。」と書かれていました。
約5分待って登りました。写真でも分かる通りきつい斜度ですが、足場はしっかりしていました。
「試し鎖」を登った所は、前社ヶ森の岩峰のピーク（1,592m）で石仏が安置されていました。下り側鎖の順番待ちの列がここまで続いていました。
前社ヶ森ピークからの展望です。正面のピークは剣山（1631m）でしょうか？
下りきった所から鎖場を見上げます。登りより急斜度だったと思いました。下りきる手前辺りでは、足掛かりが確認出来ず、腕力とソールのグリップで降りました。
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5/2 10:33
下りきった所から鎖場を見上げます。登りより急斜度だったと思いました。下りきる手前辺りでは、足掛かりが確認出来ず、腕力とソールのグリップで降りました。
10時51分：もうすぐ、夜明峠です。石鎚山と手前の登山道がきれいに望めました。
11時13分：一の鎖に到着。ここは長さ33mで、最も難易度の低い鎖場との事。
左の2本がの鎖が登り用、右の2本が下り用の鎖。降りてくる方は居りませんでした。この鎖場は待ち時間無しに登れました。
一の鎖の先、山頂方向が開け、二の鎖・三の鎖の様子が見えました。
鳥居を抜け右側にカーブし、急な階段の先、広場には休憩所とトイレを備えた備えた小屋があります。
11時40分：この鳥居を通った先が65mの二の鎖。登り用の2本の鎖は左右に大きく分かれており二つのルートから登れます。尚、一昨日の雨の影響か岩は湿って滑り易くなっていました。
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5/2 11:40
11時40分：この鳥居を通った先が65mの二の鎖。登り用の2本の鎖は左右に大きく分かれており二つのルートから登れます。尚、一昨日の雨の影響か岩は湿って滑り易くなっていました。
少し上ると鎖が合流するため渋滞発生です。渋滞待ちの間、「槍ヶ岳より厳しい」とか「剣岳の方がマシ」等の声が聞こえました。確かに、槍の穂先の登攀よりキツイような気がしました。剣岳は未踏なので分かりません。
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少し上ると鎖が合流するため渋滞発生です。渋滞待ちの間、「槍ヶ岳より厳しい」とか「剣岳の方がマシ」等の声が聞こえました。確かに、槍の穂先の登攀よりキツイような気がしました。剣岳は未踏なので分かりません。
斜度が増し、鎖に付いているトライアングル状の足置き利用して登る方もいました。試しの鎖より傾斜は緩く感じたので、登山靴のグリップを確認しながらここでも腕力を使って登りました。
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5/2 11:59
斜度が増し、鎖に付いているトライアングル状の足置き利用して登る方もいました。試しの鎖より傾斜は緩く感じたので、登山靴のグリップを確認しながらここでも腕力を使って登りました。
二の鎖の上部からの登山者の様子。数珠繋ぎ状態で、この辺りが最大斜度のように思えました。
二の鎖の上部は細い鎖。傾斜は緩くなり、足掛かりも十分で、楽に登る事が出来ました。
三の鎖への途中、登山道脇に残雪があったので振り返って写しました。
三の鎖へはこの岩の登山道を進み三の鎖下の小屋の手前の岩場を登ります。
三の鎖下の小屋の手前の岩場。高度感は無いものの、滑る上に足掛かりが乏しいく、鎖に頼ったものの登るのに苦労しました。
岩場を登り切った所から下を見るとこんな感じ。一枚岩の様な急斜面です。
12時17分：大渋滞の三の鎖の下に到着。三の鎖は68m、スムーズに登れないのか大渋滞です。
待っている間、天狗岩方向に登山者が見えたのでズームアップして写しました。
12時30分：十数分待って登り始めました。前には、小学校低学年の女子がご両親のアドバイスを受け登っています。
少し登って振り返ると登り口には待っている登山者が「まだか？」と言っているようです。
最初は登り易い岩場です。途中、足場の無い垂直に近い岩場があって、初めてトライアングルの足置きを使用。この足置き、片足になるとグラつくので鎖を持つ手で支えました。
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5/2 12:38
最初は登り易い岩場です。途中、足場の無い垂直に近い岩場があって、初めてトライアングルの足置きを使用。この足置き、片足になるとグラつくので鎖を持つ手で支えました。
最難関の岩場を過ぎた所から後続の方を写す。「鎖の輪が大きいので靴のつま先が入る」という書き込みを見ましたが私の登山靴では不可能、腕力が必要です。子供・女性の登山靴なら入るかも？
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5/2 12:42
最難関の岩場を過ぎた所から後続の方を写す。「鎖の輪が大きいので靴のつま先が入る」という書き込みを見ましたが私の登山靴では不可能、腕力が必要です。子供・女性の登山靴なら入るかも？
最難関の岩場を過ぎた先は足場がしっかりしており、傾斜も緩むので安心できました。
三の鎖を登り終えた所が弥山（1972m）で石鎚神社が鎮座。天狗岳に向かう登山者の列が神社の鳥居前まで続いていて、迂回路を利用した方も並びに来ていました。
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5/2 12:47
三の鎖を登り終えた所が弥山（1972m）で石鎚神社が鎮座。天狗岳に向かう登山者の列が神社の鳥居前まで続いていて、迂回路を利用した方も並びに来ていました。
これから向かう石鎚山最高峰の天狗岳（1982m）。左が切れ落ちています。
弥山から天狗岳へ向かう人の列。天狗岳へはすれ違いが出来ない急斜面を降りるので渋滞が発生。10人づつ交互に昇り降りしていました。
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5/2 13:04
弥山から天狗岳へ向かう人の列。天狗岳へはすれ違いが出来ない急斜面を降りるので渋滞が発生。10人づつ交互に昇り降りしていました。
石鎚神社の前。天狗岳へ向かう人の列が縮まりません。この後、降り登りする人の人数バランスを図る方が現れ渋滞が解消に向かいました。ありがとうございます。
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5/2 13:20
石鎚神社の前。天狗岳へ向かう人の列が縮まりません。この後、降り登りする人の人数バランスを図る方が現れ渋滞が解消に向かいました。ありがとうございます。
13時25分：待つ事、約40分、漸く、天狗岳側に降りる順番が来ました。ここも鎖場で、足場の無い急斜面に最初の一歩を踏み出すので緊張します。ざらついた斜面なので靴のグリップと腕力で降りる事が出来ました。
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13時25分：待つ事、約40分、漸く、天狗岳側に降りる順番が来ました。ここも鎖場で、足場の無い急斜面に最初の一歩を踏み出すので緊張します。ざらついた斜面なので靴のグリップと腕力で降りる事が出来ました。
天狗岳側に降りた先。戻って来る方とのすれ違いです。この辺りはスリルを感じませんが、その先は・・・
ナイフリッジを渡り切った所から後方を振り返ります。天狗岳からの戻りはこの斜面を左側に下りてすれ違いを避けますが、手掛かり・足掛かりが不鮮明でナイフリッジ以上に緊張しました。
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5/2 13:39
ナイフリッジを渡り切った所から後方を振り返ります。天狗岳からの戻りはこの斜面を左側に下りてすれ違いを避けますが、手掛かり・足掛かりが不鮮明でナイフリッジ以上に緊張しました。
13時49分：天狗岳山頂のプレート（2枚有りました）を持って記念撮影。山頂は狭いので順番で登ります。皆さん、後続の方に撮って頂いており、これに倣いました。
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5/2 13:49
13時49分：天狗岳山頂のプレート（2枚有りました）を持って記念撮影。山頂は狭いので順番で登ります。皆さん、後続の方に撮って頂いており、これに倣いました。
弥山に登り返す鎖場に戻ってきました。鎖場の上、右端の方が人数バランスを図って下さった方（ボランティア）です。
弥山に戻り、遅い昼食をとりました。そして、下山前に登頂の記念撮影。快くシャッターを押して下さった方に感謝です。
14時25分：下山開始。下山時は、すべての鎖場を迂回しました。
16時01分：1時間35分掛けて「神門」に戻って来ました。
中宮成就社で安全登山のお礼参拝をし山頂成就駅に向かいます。
中宮成就社で安全登山のお礼参拝をし山頂成就駅に向かいます。
撮影機器：
感想
妻の実家のある愛媛で用事があり、そのついでに、念願の石鎚山へ。GW期間中とは言え、沢山の登山者で、石鎚山は人気の山だと実感。
一昨日の雨の影響か、岩場は滑りましたが石鎚山の鎖場は十分堪能できました。
「試しの鎖（48m↑26m↓）、一の鎖（33m）、二の鎖（65m）、三の鎖（68m）、天狗岳への鎖場（↑↓十数m？）」
事前に鎖場を調べたところ、鎖の輪につま先を掛けて登れる、との情報も有りましたが、男性の登山靴では無理で、腕力とソールのグリップで登った感じです。
鎖場は数珠つなぎ状態で、自身の滑落だけでなく、上からの滑落者に注意しながら登りました。実際、両足が滑って両腕で体を支えた登山者もいました。滑落はしませんでしたが、本人も下の方も驚いた事でしょう。
槍ケ岳の槍の穂先へ登攀の方が楽、剱岳のカニのタテバイより石鎚山の鎖場の方が厳しい等、複数グループの会話が聞こえてきました。
剱岳は登った事が無いので比較できませんが、「高度感による恐怖は槍ヶ岳、登り難さは石鎚山の鎖場」と感じました。
弥山と天狗岩間の往復も絶対お勧め。ナイフリッジの岩場はスリル十分、そして、弥山からの天狗岳、天狗岳からの弥山、いずれも素晴らしい景観を味わう事ができます。
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