六甲山【芦屋地獄谷 黒五谷】
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:くるくるバス「エクセル東」からJR住吉(200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【芦屋地獄谷〜魚屋道・風吹岩】 *大悲閣の下から入ると完全遡行(そういう呼び方があるのか知りませんが)になるでしょうが、結論から言うとお勧めしません。二つ目の滝が登れず高巻きしたところ、山肌の道なき道を行かざるを得ず難儀しました。水質も良くない? *第一堰堤と第二堰堤の間の中間あたりの滝つぼに、最近のもの?のような落石がありました。 *小便滝から地獄谷本流(第二堰堤直下)の方に道のようなものができていましたが、進入しない方が良いでしょう。ロープを越えないように(写真参照)。 小便滝を経て梅谷第二堰堤を越えたところから。直進し、滝をいくつも越えて遡ります。どの滝も直登できますが、三点確保をしてくれぐれも慎重に通行してください。やがて進行方向正面の谷から水の流れがなくなります。そこが魚屋道(地獄谷本俣)と風吹岩への分かれ道です。水流のある左手の谷(ほぼ西方向)が地獄谷の本俣・魚屋道方面です。小さな滝を越えて本俣に入ると、小さな流れのある谷筋の左手に斜面を登る道が出ています。分岐の木の幹にはうっすらと赤ペンキが、その近くの折れた枝にも赤ペンキはありました。魚屋道へはこの登り道が分かりやすく、やがて尾根に乗って魚屋道に合流します。ちょうど魚屋道と阪急岡本方面の分岐点(通報プレート「ひ-3-6」)です。 本俣の方を詰めると途中で谷が左右に分かれます。どちらが本俣なのかは分かりませんが、流れのある向かって左の谷を進むとやがて水はなくなり、さらに道がなくなり、その後はどこを行っても大して変わりませんが、最後は草木を分け入ってやや強引気味に魚屋道に出ます(魚屋道の方から見下ろしたら道迷いの人に見られるかも…)。 風吹岩の直下に出るには、さきほどの本俣分岐から水のないガレた谷を直進します。枝に巻かれた白のビニールテープが目印になります。方角ではほぼ北です。やがてテープはなくなり、道の両側にシダ類が茂るようになります。しばらく急登すると到着です。シダ類のところまで来たら道は明瞭です。 【魚屋道〜黒五谷支谷〜黒五谷〜住吉道・打越峠分岐】 *黒五谷支谷沿いの道は登山地図には載っていません。 魚屋道からなかみ山・荒地山方面への分岐の周辺には西の小さな谷に向かう流れがあります。この流れが黒五谷の支谷でやがて黒五谷(川)に合流します。支谷コースの入り口は、なかみ山・荒地山分岐の少し風吹岩寄りにがあります。コースはしっかり踏まれていて明瞭な道です。 途中にブルーシートが張られたテントのようなスペースがあります。居合わせた方によると松翁庵よりは新しいそうです。水場もありました(コーヒーをいただきました)。ここからパノラマ道にも行く道も出ていました。 支谷を下るとすぐ黒五谷に合流します。以降は道幅が広がり、気持ちの良いハイキングコースになります。やがて、住吉道・打越峠分岐の三叉路に出ます。 【黒五谷下流部(打越峠・住吉道分岐以下)】 **登山地図に載っていません。道がなく危険個所だらけです。沢歩きは滑りやすく、転倒リスク大。生い茂る木で立ち往生したりして両岸に避けますが、そこも木々が密生し、時にバラ類のとげが刺さったりしてろくなことがありません。黒五谷堰堤を巻き、さらにいくつかの滝をなんとかする必要があります。全くもってお勧めしません。再び行くことはないと思います。 神戸市の白地図には右岸に道が付いていることになっていましたが、ありませんでした。随分以前の状況を反映しているものと思われます。黒五谷堰堤より下流に随分進んでようやく道の跡を見つけました。その道を進むと何かの掲示物の錆びついた支柱がありました。 問題はどうやって住吉道に合流するかです。以前、黒五谷の最下流部をよじ登って下りたことがあり最初はそうしようと思いました。が、けっこう危険だったので今回は山腹をトラバース気味に進んで五助堰堤より上部にて住吉道に合流する方法を取りました。最終的に無事合流できましたが道なき道は大変難儀でした。 |
写真
感想
本日も好天で山行き。2ヶ月ぶりに地獄谷と黒五谷に行ってきました。地獄谷は魚屋道にも風吹岩にも到達でき、特に岩直下の急登で息が上がるのと一緒に気持ちも高ぶり、ついに辿り着いたときは歓声を上げたいくらい嬉しかったです。
今回は地図読みに気を付け、左右から入る谷を数えて位置把握を試みたのですが、「この小さい谷は地図に載っている?」といった疑問が芽生え分からなくなっていきました。それでも主だった分岐でそれぞれの方角を調べて地図に落とし込むことができたと思います。ある程度の見通しがついたのでこのエリアも追々散策していきたいです。
方や黒五谷は…無事に帰れたのでよしとします。「白地図の道は当てにならないのがある」と言われていたのがまさに的中しました。ただ、傾斜地や岩場が詳しくわかったのは白地図のおかげです。斜面や岩から落っこちるくらいなら道なき道を分け入る方がましです。これでようやく気になっていたものが解消されました。黒五谷から離れられます。
さて、黒五谷支谷のブルーシートのスペースで寛いでいる方々とご一緒させていただきました。山のお話を聞かせていただく中に、マイナールート好みが心に置いておきたいことがありました。それは知らない人が間違って入る危険性についてです。マイナーはあくまでマイナーらしくメインルートより目立たぬよう。伐採などの開拓はしない方がよいのでは、といったものでした。お聞きしていて風吹岩から下り道が分からず直下コースに入りかける人のことを思い出しました。私も知らない山で分からなくなったときに枝道があったら、また誰かがひょいと脇道に入るのが見えたらそっちかなと考えると思います。全員が地図とコンパスで確認するわけではありません。マイナールートに入るときは人がいないタイミングを心がけてはいますが、いっそう注意した方がいいなと思いました(言い訳ではないですが伐採はしません。黒五谷も沢がメインで道は付けていません。念押しながらくれぐれも行かない方がいいと思います)。
ちょっと硬い感想になりました。でも山の先輩方とお話をするといろいろと考えるきっかけをもらえます。コーヒーと山菜の天ぷらごちそうさまでした。
jurakusuiさん、こんばんは。
銀座通りのようなロックガーデン中央稜や魚屋道にも、谷へ降りる
支道の分岐がいくつもありますもんね
確かに、マイナールートに向かう時は気をつけないといけませんね
特に連休期間中は、街歩きの感覚でやって来る人も居そうな雰囲気だし・・
コメントありがとうございます。
当日の風吹岩はごったがえしていました
人が多い日はマイナールートの利用には気を使います。右見て左見て、いない隙にぱっと入ったり。
山は自己責任が原則でしょうが、ご指摘の通りいろいろな人が来ますし、何かの時に後味が悪いので気付く範囲のことはしようと思います。
魚屋道から住吉道・打越峠分岐までの、黒五谷支谷・黒五谷道は、明るくて気持ちの良い散策コースです
静かな雰囲気はほかとちょっと違う感じがしました。
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