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記録ID: 185441
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ハイキング
六甲・摩耶・有馬

六甲山【芦屋地獄谷 黒五谷】

2012年04月29日(日) [日帰り]
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コースタイム

地獄谷入口(大悲閣下より)→梅谷第一堰堤→小便滝→梅谷第二堰堤→地獄谷本俣・風吹岩への分岐→地獄谷本俣→魚屋道出合→地獄谷本俣・風吹岩への分岐→風吹岩→宝寿水→魚屋道荒地山分岐→黒五谷支谷・黒五谷道→住吉道・打越峠への分岐→黒五谷第二堰堤→住吉道合流→エクセル東
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
行き:各線芦屋
帰り:くるくるバス「エクセル東」からJR住吉(200円)
コース状況/
危険箇所等
【芦屋地獄谷〜魚屋道・風吹岩】
*大悲閣の下から入ると完全遡行(そういう呼び方があるのか知りませんが)になるでしょうが、結論から言うとお勧めしません。二つ目の滝が登れず高巻きしたところ、山肌の道なき道を行かざるを得ず難儀しました。水質も良くない?

*第一堰堤と第二堰堤の間の中間あたりの滝つぼに、最近のもの?のような落石がありました。

*小便滝から地獄谷本流(第二堰堤直下)の方に道のようなものができていましたが、進入しない方が良いでしょう。ロープを越えないように(写真参照)。

 小便滝を経て梅谷第二堰堤を越えたところから。直進し、滝をいくつも越えて遡ります。どの滝も直登できますが、三点確保をしてくれぐれも慎重に通行してください。やがて進行方向正面の谷から水の流れがなくなります。そこが魚屋道(地獄谷本俣)と風吹岩への分かれ道です。水流のある左手の谷(ほぼ西方向)が地獄谷の本俣・魚屋道方面です。小さな滝を越えて本俣に入ると、小さな流れのある谷筋の左手に斜面を登る道が出ています。分岐の木の幹にはうっすらと赤ペンキが、その近くの折れた枝にも赤ペンキはありました。魚屋道へはこの登り道が分かりやすく、やがて尾根に乗って魚屋道に合流します。ちょうど魚屋道と阪急岡本方面の分岐点(通報プレート「ひ-3-6」)です。
 本俣の方を詰めると途中で谷が左右に分かれます。どちらが本俣なのかは分かりませんが、流れのある向かって左の谷を進むとやがて水はなくなり、さらに道がなくなり、その後はどこを行っても大して変わりませんが、最後は草木を分け入ってやや強引気味に魚屋道に出ます(魚屋道の方から見下ろしたら道迷いの人に見られるかも…)。
 
 風吹岩の直下に出るには、さきほどの本俣分岐から水のないガレた谷を直進します。枝に巻かれた白のビニールテープが目印になります。方角ではほぼ北です。やがてテープはなくなり、道の両側にシダ類が茂るようになります。しばらく急登すると到着です。シダ類のところまで来たら道は明瞭です。


【魚屋道〜黒五谷支谷〜黒五谷〜住吉道・打越峠分岐】
*黒五谷支谷沿いの道は登山地図には載っていません。

 魚屋道からなかみ山・荒地山方面への分岐の周辺には西の小さな谷に向かう流れがあります。この流れが黒五谷の支谷でやがて黒五谷(川)に合流します。支谷コースの入り口は、なかみ山・荒地山分岐の少し風吹岩寄りにがあります。コースはしっかり踏まれていて明瞭な道です。
 途中にブルーシートが張られたテントのようなスペースがあります。居合わせた方によると松翁庵よりは新しいそうです。水場もありました(コーヒーをいただきました)。ここからパノラマ道にも行く道も出ていました。
 支谷を下るとすぐ黒五谷に合流します。以降は道幅が広がり、気持ちの良いハイキングコースになります。やがて、住吉道・打越峠分岐の三叉路に出ます。

【黒五谷下流部(打越峠・住吉道分岐以下)】
**登山地図に載っていません。道がなく危険個所だらけです。沢歩きは滑りやすく、転倒リスク大。生い茂る木で立ち往生したりして両岸に避けますが、そこも木々が密生し、時にバラ類のとげが刺さったりしてろくなことがありません。黒五谷堰堤を巻き、さらにいくつかの滝をなんとかする必要があります。全くもってお勧めしません。再び行くことはないと思います。

 神戸市の白地図には右岸に道が付いていることになっていましたが、ありませんでした。随分以前の状況を反映しているものと思われます。黒五谷堰堤より下流に随分進んでようやく道の跡を見つけました。その道を進むと何かの掲示物の錆びついた支柱がありました。
 問題はどうやって住吉道に合流するかです。以前、黒五谷の最下流部をよじ登って下りたことがあり最初はそうしようと思いました。が、けっこう危険だったので今回は山腹をトラバース気味に進んで五助堰堤より上部にて住吉道に合流する方法を取りました。最終的に無事合流できましたが道なき道は大変難儀でした。
高座の滝や大悲閣の少し下。東高座谷堰堤前から下ります。確か、この堰堤を越えて谷を歩くと魚屋道に出るとか。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:21
高座の滝や大悲閣の少し下。東高座谷堰堤前から下ります。確か、この堰堤を越えて谷を歩くと魚屋道に出るとか。
高座川沿いを歩いていると、ガサガサっと音がしてクネクネとものすごいスピードで動くものが。蛇でした。驚かしてすまぬ。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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高座川沿いを歩いていると、ガサガサっと音がしてクネクネとものすごいスピードで動くものが。蛇でした。驚かしてすまぬ。
大悲閣の下。左の谷が地獄谷の入り口です。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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大悲閣の下。左の谷が地獄谷の入り口です。
最初の滝は登れました。が、少々異臭がしていました。水質が悪いのか?
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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最初の滝は登れました。が、少々異臭がしていました。水質が悪いのか?
その先の滝。これは無理そうです。高巻きして、難儀して梅谷第一堰堤まで行きました。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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その先の滝。これは無理そうです。高巻きして、難儀して梅谷第一堰堤まで行きました。
地獄谷にて。2ヶ月前にこんな岩あったかな?最近の落石?
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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地獄谷にて。2ヶ月前にこんな岩あったかな?最近の落石?
小便滝にて。直接堰堤に行けそうな感じに道が開けています。以前はもっと木々か何かに覆われて見えにくかったのに。ロープに従い入らない方が無難だと思います。堰堤には巻道を。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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小便滝にて。直接堰堤に行けそうな感じに道が開けています。以前はもっと木々か何かに覆われて見えにくかったのに。ロープに従い入らない方が無難だと思います。堰堤には巻道を。
第二堰堤を越えて。地獄谷上流の滝。今日は滝登りが気持ちいです。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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第二堰堤を越えて。地獄谷上流の滝。今日は滝登りが気持ちいです。
二段の滝。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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二段の滝。
魚屋道と風吹岩への分岐点から振り返って下流側を撮影。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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魚屋道と風吹岩への分岐点から振り返って下流側を撮影。
地獄谷本俣方面。水の流れを追っていくと自然とこちらに向かうと思います。
2012年04月29日 23:27撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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地獄谷本俣方面。水の流れを追っていくと自然とこちらに向かうと思います。
風吹岩方面は水がありません。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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風吹岩方面は水がありません。
地獄谷本俣に進みます。すぐに谷から離れた登り道があります。分かりやすいマーク類がないので、見逃してしまうかもしれません。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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地獄谷本俣に進みます。すぐに谷から離れた登り道があります。分かりやすいマーク類がないので、見逃してしまうかもしれません。
本俣を詰めます。だいぶ水が細くなってきました。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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本俣を詰めます。だいぶ水が細くなってきました。
そしてついに。ここでいったん水が見えなくなります。自然な暗渠?といった感じでしょうか。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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そしてついに。ここでいったん水が見えなくなります。自然な暗渠?といった感じでしょうか。
再び水の流れ。細々しています。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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再び水の流れ。細々しています。
発見した限りでは、最後はこんな泥の水たまりでした。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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発見した限りでは、最後はこんな泥の水たまりでした。
その上は、こんな感じ。この辺りに来ると魚屋道を行き来する人の声が聞こえます。どこをどう登っても合流できそうです。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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その上は、こんな感じ。この辺りに来ると魚屋道を行き来する人の声が聞こえます。どこをどう登っても合流できそうです。
今回は、この標識のやや風吹岩寄りで魚屋道に載りました。
この通報プレートをよく見ると「地獄谷」と手書きされています。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:21
今回は、この標識のやや風吹岩寄りで魚屋道に載りました。
この通報プレートをよく見ると「地獄谷」と手書きされています。
通報プレートから地獄谷方面の入り口。道ははっきりしています。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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通報プレートから地獄谷方面の入り口。道ははっきりしています。
最初は尾根伝いに、途中で左折して谷に下ります。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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最初は尾根伝いに、途中で左折して谷に下ります。
写真13の分岐点に出ました。幹にはうっすらと垢マークがありましたが、見落しそうです。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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写真13の分岐点に出ました。幹にはうっすらと垢マークがありましたが、見落しそうです。
写真12の魚屋道・風吹岩分岐に戻り、今度は風吹岩を目指します。少し登ると写真のように白テープが見えました。これがいい目印になります。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:21
写真12の魚屋道・風吹岩分岐に戻り、今度は風吹岩を目指します。少し登ると写真のように白テープが見えました。これがいい目印になります。
大岩にはマークを消した跡が。これも目印になります。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:21
大岩にはマークを消した跡が。これも目印になります。
やがてシダ類の道に入ります。ここまで来れば迷うことはないでしょう。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:21
やがてシダ類の道に入ります。ここまで来れば迷うことはないでしょう。
振り返って撮影。もう少し季節が早ければツツジのトンネルだったかもしれませんね。奥に見えるのはB懸尾根あたりでしょうか。
2012年04月29日 22:21撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:21
振り返って撮影。もう少し季節が早ければツツジのトンネルだったかもしれませんね。奥に見えるのはB懸尾根あたりでしょうか。
急勾配を登りきって風吹岩に。3回目でやっと直登できました。人がいっぱいいたので、後で上から撮影しました。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:22
急勾配を登りきって風吹岩に。3回目でやっと直登できました。人がいっぱいいたので、後で上から撮影しました。
魚屋道から黒五谷支谷にはこの小さな入口から。荒地山への分岐のほんの少し風吹岩寄りにあります。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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魚屋道から黒五谷支谷にはこの小さな入口から。荒地山への分岐のほんの少し風吹岩寄りにあります。
道はこんな具合です。比較的、というか十分明瞭です。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:22
道はこんな具合です。比較的、というか十分明瞭です。
支谷の流れ。地獄谷とは違い緩やかで、せせらぎといった趣がします。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:22
支谷の流れ。地獄谷とは違い緩やかで、せせらぎといった趣がします。
ブルーシートのテントを越え、黒五谷道に合流。道が太くなります。ここは立派なハイキングコースです。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ブルーシートのテントを越え、黒五谷道に合流。道が太くなります。ここは立派なハイキングコースです。
黒五谷の流れ。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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黒五谷の流れ。
途中で見つけた花。
2012年04月29日 23:31撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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途中で見つけた花。
花。かわいいです。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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花。かわいいです。
秋に来たら紅葉を楽しめそう。でも、この季節の新緑の紅葉もなかなかよいです。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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秋に来たら紅葉を楽しめそう。でも、この季節の新緑の紅葉もなかなかよいです。
やがて打越峠・住吉道への分岐に出合います。左が打越峠、右は住吉道に合流して最高峰に行けます。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
4/29 22:22
やがて打越峠・住吉道への分岐に出合います。左が打越峠、右は住吉道に合流して最高峰に行けます。
さて、黒五谷の下流域へ。最初は沢を下ります。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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さて、黒五谷の下流域へ。最初は沢を下ります。
こんな木々がとうせんぼ。都度、左右の岸へ。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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こんな木々がとうせんぼ。都度、左右の岸へ。
なんとか黒五谷堰堤。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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なんとか黒五谷堰堤。
この看板には驚きました。が、昔は道が続いていて、この辺りまで来れたのかもしれません。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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この看板には驚きました。が、昔は道が続いていて、この辺りまで来れたのかもしれません。
右岸に道の痕跡なし。再び沢へ。小さな滝もあります。安全に下れそうなところを探して慎重に進みます。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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右岸に道の痕跡なし。再び沢へ。小さな滝もあります。安全に下れそうなところを探して慎重に進みます。
この辺りで沢沿いは断念。再び右岸に。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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この辺りで沢沿いは断念。再び右岸に。
ようやく道の跡らしきものを発見。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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ようやく道の跡らしきものを発見。
以前歩いた辺りにまで来ました。この滝は通行不可です。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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以前歩いた辺りにまで来ました。この滝は通行不可です。
道に赤テープを発見。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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道に赤テープを発見。
こんな錆びた支柱も。元、何かの案内板でしょうか。ここから先、当初は急斜面を下降して黒五谷に下りることを考えましたが、いかんせん危険に見えたのでこの道沿いに進み、最後は分け入ってなんとか住吉道に合流しました。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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こんな錆びた支柱も。元、何かの案内板でしょうか。ここから先、当初は急斜面を下降して黒五谷に下りることを考えましたが、いかんせん危険に見えたのでこの道沿いに進み、最後は分け入ってなんとか住吉道に合流しました。
住吉台住宅の手前で見つけた花。今日は疲れました。
2012年04月29日 22:22撮影 by  FinePix Z10fd, FUJIFILM
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住吉台住宅の手前で見つけた花。今日は疲れました。

感想

 本日も好天で山行き。2ヶ月ぶりに地獄谷と黒五谷に行ってきました。地獄谷は魚屋道にも風吹岩にも到達でき、特に岩直下の急登で息が上がるのと一緒に気持ちも高ぶり、ついに辿り着いたときは歓声を上げたいくらい嬉しかったです。
 今回は地図読みに気を付け、左右から入る谷を数えて位置把握を試みたのですが、「この小さい谷は地図に載っている?」といった疑問が芽生え分からなくなっていきました。それでも主だった分岐でそれぞれの方角を調べて地図に落とし込むことができたと思います。ある程度の見通しがついたのでこのエリアも追々散策していきたいです。
 方や黒五谷は…無事に帰れたのでよしとします。「白地図の道は当てにならないのがある」と言われていたのがまさに的中しました。ただ、傾斜地や岩場が詳しくわかったのは白地図のおかげです。斜面や岩から落っこちるくらいなら道なき道を分け入る方がましです。これでようやく気になっていたものが解消されました。黒五谷から離れられます。
 さて、黒五谷支谷のブルーシートのスペースで寛いでいる方々とご一緒させていただきました。山のお話を聞かせていただく中に、マイナールート好みが心に置いておきたいことがありました。それは知らない人が間違って入る危険性についてです。マイナーはあくまでマイナーらしくメインルートより目立たぬよう。伐採などの開拓はしない方がよいのでは、といったものでした。お聞きしていて風吹岩から下り道が分からず直下コースに入りかける人のことを思い出しました。私も知らない山で分からなくなったときに枝道があったら、また誰かがひょいと脇道に入るのが見えたらそっちかなと考えると思います。全員が地図とコンパスで確認するわけではありません。マイナールートに入るときは人がいないタイミングを心がけてはいますが、いっそう注意した方がいいなと思いました(言い訳ではないですが伐採はしません。黒五谷も沢がメインで道は付けていません。念押しながらくれぐれも行かない方がいいと思います)。
 ちょっと硬い感想になりました。でも山の先輩方とお話をするといろいろと考えるきっかけをもらえます。コーヒーと山菜の天ぷらごちそうさまでした。

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コメント

マイナー好み。
jurakusuiさん、こんばんは。

銀座通りのようなロックガーデン中央稜や魚屋道にも、谷へ降りる
支道の分岐がいくつもありますもんね
確かに、マイナールートに向かう時は気をつけないといけませんね
特に連休期間中は、街歩きの感覚でやって来る人も居そうな雰囲気だし・・
2012/4/30 20:47
pokopenさん
コメントありがとうございます。

当日の風吹岩はごったがえしていました
人が多い日はマイナールートの利用には気を使います。右見て左見て、いない隙にぱっと入ったり。
山は自己責任が原則でしょうが、ご指摘の通りいろいろな人が来ますし、何かの時に後味が悪いので気付く範囲のことはしようと思います。

魚屋道から住吉道・打越峠分岐までの、黒五谷支谷・黒五谷道は、明るくて気持ちの良い散策コースです
静かな雰囲気はほかとちょっと違う感じがしました。
2012/4/30 22:27
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