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Yamareco

記録ID: 185942
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

今年も景鶴山

2012年04月29日(日) [日帰り]
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GPS
08:35
距離
21.7km
登り
875m
下り
875m

コースタイム

6:55鳩待峠-11:10景鶴山-15:30鳩待峠
天候
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鳩待峠にマイカー駐車(¥2500/1日)
戸倉〜鳩待峠間にある津奈木ゲートによって18:00〜6:00は通行不可となります。
鳩待峠は今の時期はマイカーOKですが、駐車場が満車になると何処にも停める事が出来ず、戸倉まで戻らなければならなくなります。
4:40に津奈木ゲート到着しましたが、既に30台程ゲート待ちしてたでしょうか。6時前には僕の後ろにも車の長蛇の列が出来てました。
実際に鳩待峠で駐車出来ずにいる方もいましたので、列に並ぶのが遅い場合は戸倉からの有料バス利用が良いでしょう。朝一の場合、鳩待峠着の時間はマイカーも有料バスも大差ないです。

(自宅2:20発-津奈木ゲート4:40着)
コース状況/
危険箇所等
※景鶴山は登山道のない藪山で、積雪期のみ登れる山です。

鳩待峠-山の鼻
踏み跡明瞭、場所によっては夏道から大きくはずれてトレースがつけられる。当日時点では問題ありませんでしたが、トレース下を川が流れる箇所もあります。ノーアイゼンで問題ありませんでした。

山の鼻-ヨッピ吊り橋
尾瀬ヶ原は一面雪原。木道は全く関係なく歩けます。しかし所々湿原がのぞきつつある箇所(うっすらとシャーベット状)では踏みぬくと沈みます。一度ヒザまで沈みました。雪解けが更に進むと、足運びに注意が必要となりそうです。

ヨッピ吊り橋-(ケイズル沢経由)-景鶴山
ヨッピ吊り橋からケイズル沢に進むルートも本来は湿原の上なので、充分な積雪がないと進めないルート。東電小屋付近から尾根伝いに行く景鶴山一般ルートよりは明らかに入山者が少なく、トレースも少ないです。赤テープなどは一切なく、実物と地形図を見合わせてルートを選びました。ケイズル沢横の尾根に途中から乗って、一般ルートと合流。急斜面も一部あり、まだ板の外されているヨッピ吊り橋を渡ってからアイゼンとピッケルに持ち替えました。
景鶴山への最後の登りはナイフリッジもあり冷や冷やする箇所もあるのですが、トレース明瞭、一般ルートからかなりの人数が登られてますので・・・良く踏まれております。この日は気温も上がり下山時には雪も大分緩んでシャーベット状となってきてました。

景鶴山-(与作岳経由)-ヨッピ吊り橋
トレースがかなり明瞭。赤テープはほんの数か所。
鳩待峠を出発。あっという間に満車になったようです。僕の出発の頃には有料バスも続々と到着。
2012年04月29日 06:54撮影 by  F08B, DoCoMo
4/29 6:54
鳩待峠を出発。あっという間に満車になったようです。僕の出発の頃には有料バスも続々と到着。
いきなり景鶴山の山頂です。以前はあったという山頂標識は昨年よりありません。どなたか手作りを!僕が作ろうかな、と帰りに思いました
2012年04月29日 11:10撮影 by  F08B, DoCoMo
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4/29 11:10
いきなり景鶴山の山頂です。以前はあったという山頂標識は昨年よりありません。どなたか手作りを!僕が作ろうかな、と帰りに思いました
山頂から至仏山
2012年04月29日 11:10撮影 by  F08B, DoCoMo
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4/29 11:10
山頂から至仏山
同じく燧ケ岳
2012年04月29日 11:10撮影 by  F08B, DoCoMo
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4/29 11:10
同じく燧ケ岳
同じく尾瀬ヶ原
2012年04月29日 11:10撮影 by  F08B, DoCoMo
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4/29 11:10
同じく尾瀬ヶ原
与作岳方面から景鶴山を振り返る。この角度が良いです。
2012年04月29日 11:54撮影 by  F08B, DoCoMo
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4/29 11:54
与作岳方面から景鶴山を振り返る。この角度が良いです。
与作岳には標識あり。ここには10人ほどが休憩。山頂標識横で休むのやめましょうってば。
2012年04月29日 11:57撮影 by  F08B, DoCoMo
4/29 11:57
与作岳には標識あり。ここには10人ほどが休憩。山頂標識横で休むのやめましょうってば。
燧ケ岳。カッコ良いです。
2012年04月29日 11:59撮影 by  F08B, DoCoMo
4/29 11:59
燧ケ岳。カッコ良いです。
尾瀬ヶ原では帰りに至仏山を眺めながら
2012年04月29日 12:54撮影 by  F08B, DoCoMo
4/29 12:54
尾瀬ヶ原では帰りに至仏山を眺めながら
行きには燧ケ岳を望みながら進みます。見すぎて湿原に落ちないように
2012年04月29日 12:54撮影 by  F08B, DoCoMo
4/29 12:54
行きには燧ケ岳を望みながら進みます。見すぎて湿原に落ちないように
尾瀬ヶ原からみた景鶴山は印象違いますねー
2012年04月29日 12:56撮影 by  F08B, DoCoMo
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4/29 12:56
尾瀬ヶ原からみた景鶴山は印象違いますねー
板の外れたヨッピ吊り橋。何度も渡ると慣れてしまいました
2012年04月29日 13:05撮影 by  F08B, DoCoMo
4/29 13:05
板の外れたヨッピ吊り橋。何度も渡ると慣れてしまいました

感想

デジカメ忘れました。
携帯で撮りましたが、電池温存などの為、登りでは余り撮りませんでした。
注意が必要な箇所、のような写真は全くない記録となっています。
景鶴山山頂手前の様子などは、僕も昨年登っていますが、他のレコの写真を参考にして下さい。

ヤマレコでこの山に憧れて、昨年も登りました。
昨年は僕のミスからケイズル沢を詰めてルート変更して、同行してくれたmic726さんにルートを選んでもらってしまいました。昨年はガイドツアーの方々も数多く登られてて、トレースも多くありました。僕の憧れてた景鶴山とは少し違う印象でした(山としては素晴らしい山と思いましたが)。もう一度、今度は単独で登りたい、と思いました。

昨年は間違えてしまった故に歩いたケイズル沢沿いのルート。
沢沿いに歩いてすぐに下山してくる6名程のパーティーとすれ違いましたが、その後は山頂直下までは誰とも会いませんでした。
こちらはトレースも、東電小屋方面から登る一般ルート(?)よりはかなり少ないです。僕は他のトレースは気にせず、自分で地形図とコンパス(それにGPSロガーもw)を使ってトレースのない所を自分なりに地形的に登りやすそうなルートを選んで登りました。
僕はシーズンで一番好きなのは積雪期との思いが今年に入ってから強くなりましたが、その理由は、僕の嫌いな虫がいない!というだけでなく、こうやって自分でルートを選んで歩いていけるからなんだ、との思いが強くなりました。

僕は途中からケイズル沢右手の尾根に取りつきました。そこから他のトレースも出てきました。トレースが出ると少し残念な気持ちも出ました。しかし、これは僕がGPSロガーを持っている故に強気なんだと思います。ちょっと自分的に積雪期にロガーの座標が分かるという機能は単独の場合、なくてはならぬモノとなってきました。でなけらば・・・トレースがなければかなり不安になると思います。

ケイズル沢沿いの尾根を登り、一般ルートが近づくと何やら人の声がチラホラ・・・それがやがて賑やかに!
うわー今年もかー、と思いましたが、この山の人気に驚くばかりです。すごい人です。そのほとんどは20人クラスのガイドツアー。
正直、山頂手前のナイフリッジ付近のすれ違いは「やめてくれー」と思いました。いつかこの山は・・・事故が起こる・・・そんな予感がします。
ピッケルを全員に持たせるツアーも一組だけありましたが、ほとんどがストックの方々。ストックが悪い、とか生意気は言いません。けど、「みんながストックだからストック」「ストックで行けると言われたからストック」のような雰囲気を20人クラスのツアーの方々には感じてしまって心配です。単独でストックの方見ても何とも思いませんので・・・。

下山に使用した与作岳経由の一般ルートも含めて出会った、景鶴山に登った方々の人数→誇張ではなく、70人を超えていたと思います。

帰りの雪原ではヒザまで一度埋まりました。腰まで落ちるかとひやっとしました。
安心して歩けるのはそんなに長い期間ではないと思います。


最後に自分的考察ですが、憧れたまま未だ積雪期に登頂果たしていない赤岳。今年もヤマレコの記録の数々を拝見しました。地蔵尾根のナイフリッジ。こわいな〜、と思います。それとは違うかもしれませんが、景鶴山のナイフリッジも僕的には中々のものです。ああいった積雪ある痩せ尾根も、怖がりな僕でもトレースがあるとおっかなびっくりですが、行ってみよう、と思えます。しかし地蔵尾根も景鶴山のナイフリッジ、どちらも「初めにトレースをつける人は凄い!」と思えてしまいます。
わずかな区間ですが、GPSロガーも使って、自分でルートを選んで歩いた今回。本当の本当にとっても楽しかった!
憧れているだけで、別に辿りつかなくても良いとも思いますが・・・ナイフリッジに初トレースを付けれるようになりたい。。。
そんな夢を描いた今回の山行となりました。

あっ、ケイズル沢付近には熊棚がたくさんあり、生きた心地がしませんでしたねw

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利用交通機関: 車・バイク
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2/5
体力レベル
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