熊野古道(中辺路)・熊野三山・おまけの伊勢神宮
- GPS
- 17:50
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 2,341m
- 下り
- 2,168m
天候 | 晴れ・雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
仲人茶屋跡〜蛇形地蔵 通行止めのため迂回路を行くので岩神王子は通過できません 56番道標の先〜発心門王子 通行止めのため迂回路(林道)を行きます |
写真
感想
紀伊田辺行きの夜行バスは満席、それでも3列シートなのでまぁまぁ快適でした
定刻前には着いて前泊の人と合流、バスで滝尻まで
滝尻には資料館があるのでトイレで寄り道
出発の頃にはポツリポツリと雨が落ちてきたためザックカバーをして傘の準備
さて、いよいよ行きますか
まずは滝尻王子のお社にお参り、熊野詣の長い道のりの安全を祈願
熊野古道というと石畳の道をイメージしてたけど初っぱなから登りが続く
しかも急登もあり、4日分のザックも重いしなかなかハード
完璧に山道です、甘く見てました
各王子がチェックポイントのように目的になって気が紛れるけどね
歩きながら外国人グループ数組と抜きつ抜かれつを繰り返す
片言の単語でコミュニケーションを楽しんだりもして
1時間ほどで飯盛山の展望台
眺望のほとんどない熊野古道の息抜きの場
ここは本道からずれてるので、もときた道を返す
そのまま行っても行けますが
また1時間ほどで高原熊野神社、神社をすぎると展望のいい無料休憩所がある
時間も押してるので手早くお昼休憩
ここから再びの急登、息も上がる
ここは旧旅籠通り、「元民宿」と看板掲げた民家が数軒
この先から山道が約7K続き、民家などないからこの辺りに宿泊したのかな
上り詰めると山道に入る
平坦だったり上ったり下ったり、UPダウンを繰り返す
眼下に急に車道が現れ、道の駅が見えた
休もう、休もう
トイレと冷たい飲み物でホッと一息
終わりが見えてきたかな
近露(ちかつゆ)の町まで2K弱
足取りも軽くなるね
近露王子にお参りしてさぁ最後の歩き
と、道路脇の茶屋の中から「おーい」って
え!?
なんと今朝東京を出たもう1人のメンバーでした
宿泊する民宿で合流予定でしたが
こんなところで会えるなんて(^^)
最後の歩きが楽しくなるね
いえ、甘かった
ここまですでに13K近く歩いてる体には
緩やかな上りは厳しいし下りは膝に来る
しかもほぼ林道歩き、そして続く無言…
そしてそして、やっと今日のゴール地点の継桜(つぎざくら)王子へ
お社は急階段の上なのでリーダーに行ってきてもらいました
今日のお宿は「民宿 つぎ桜」
継桜王子から10M程下ってすぐ、有り難いねー
ご主人の実家を改装して民宿にしたそうで内装はとてもキレイで居心地が良い
お客さんはほぼ外国の方だそうで
そこかしこにおもてなしの心使いがうかがえる
京都で料理人だったというご主人の手に掛かった料理は民宿なのに会席料理
どれもこれも美味しいのに釜飯が食べきれませんでした
2日目
翌日、早立ちのため朝食はなし
お昼のお弁当はお願いしていたのですが
なんとテーブルにはおにぎりと漬物が用意してありました
おいしいおにぎりでした♪
見送りの女将さんに丁寧にお礼を告げて出発
また来たいと思えるお宿でした
今日は朝から雨ですが
いよいよ熊野詣でのクライマックス始まりますo(^-^)oワクワク
傘をさしながらしばらくは林道歩き
山道に入って仲人茶屋跡から迂回路への指示がある
途中の岩神王子付近で地滑りの危険があるためだそう
本道より600M位長いようだけど山を登らされるので15分ほど余計にかかる
蛇形(じゃがた)地蔵で本道に合流し湯川王子、水呑王子へ
さて三越(みこし)峠まで最後の急な上り
今回の中辺路には滝尻から500M毎に番号道標が設置してある
峠を越えて56番道標をすぎると再び迂回路の指示
本道は林道から離れて川沿いに歩く道のようだけど
迂回路はそのまま林道をすすむ
延々と続く林道に飽きた私たちはしりとりしながら歩きました
話題も途切れ、黙ってると余計疲れるからね
ついに発心門(ほっしんもん)王子に到着
ここには滝尻にもあった世界遺産登録の石碑があります
観光客も来ることができます
王子から少し行ったところにバス停があるのですが
その手前にりっぱな東屋の休憩所がありました
もちろんトイレも完備、ここでお昼休憩
「民宿つぎ桜」で作ってもらったお弁当
開けてビックリです
竹の皮に包まれたおにぎり3個、シャケとたらこと高菜巻き、つけもの
そしてもう一つのパックには料亭のお弁当のようなおかずの数々、麦茶付き
ご主人〜スゴすぎー(^0^)
おしぼりに和の紙ナプキンに楊子にそして折り鶴
ありがとうございます、おいしくいただきました
お腹も満足し出発〜
まだ6Kあるからね、がんばらなきゃ
そして伏拝王子
ここには茶屋があって休憩ができる
さっそく温泉コーヒーをいただきました
疲れていたからか、すごく美味しかったです
近いと思うと足取りも少し軽くなる
しりとりの続きをやりながら楽し歩く
そして九鬼ヶ口関所跡、あと2K
少し上ったらあとは下るだけ
ついに熊野本宮大社に着いた〜\(^o^)/
長い道のりを歩いたからこそのこの感動
ゆっくりお参りして今回の目的の一つ初御朱印
本宮大社の御朱印帳をいただいて御朱印もいただきました
やったーうれしー(*^_^*)
本宮大社をあとにして今度は大齋原(おおゆのはら)へ
日本一という大きな鳥居が現れる
もともと熊野本宮大社は熊野川の中州のこの地にあったそうで
川の増水で一部が流されてしまったため
残った建物を現在の場所に移築したとのこと
広場に石碑があるだけなんだけどなんだか心が安らぐ場所です
予定ではここから「大日越」約2時間だったけど意見は一致
今日はここで終わり
バス停から宿の送迎車で湯の峰温泉「湯の峰荘」へ向かいます
2日間の疲れを温泉で癒やし、ゆっくり寝ました
3日目
昨夜の協議の結果、バスを使うよりもタクシーを利用した方が
時間も短縮、歩きも短縮でき、料金的にも納得できるということで
宿からタクシーで熊野速玉大社へ
道すがら運転手さんの観光案内付、いいねー♪
聞くところによると東日本大震災の年の9月
ここ熊野は台風の豪雨で熊野川が氾濫して多くの方が亡くなったそう
震災に目が行ってて全然知らなかった
迂回路はその影響だったのかな
本宮大社は落ち着いた木造の御宮だったけど
速玉大社は朱塗りの御宮で雰囲気が全然違う
ここでもお参りして御朱印いただいて
次はバスで那智駅へ移動
那智駅では途中混雑のため乗り継ぎのバスに間に合わず
タクシーで大門坂まで
この辺りNHKのブラタモリで予習してたので
フムフムな感じで那智大社への道を楽しみます
写真でよく見る雰囲気のある石畳の階段道
荷物は重いけど嬉しいわー
石畳の階段をやっとのぼりきると今度は普通の石の階段500段が待ってる
あー今日もやっぱりのぼるのね
鳥居が改修中だったりしてちょっと残念だけど
思ったよりこじんまりとした那智大社へお参り
観光客が多いね、やっぱり
私たちちょっと場違いな感じだわ
でも歩きは任せて
滝までの足場の悪い下り道もスイスイよ
滝は水量こそ少なかったけど
洗われますね、心が
そしてブラタモリでやってた珍しい地形
堪能しました
お昼は茶屋で乾杯と和歌山ラーメン頂きました
この先男性2人とは那智駅でお別れ
女性2人で熊野温泉に宿泊します
今日はホテル「海ひかり」今日ものんびり溫泉楽しみました
4日目
朝から雨、今日は伊勢参り
移動に時間がかかるため朝食はコンビニで調達
伊勢市駅でザックをコインロッカーに入れて初めて身軽な移動
外宮、内宮とまわってきました
遷宮の宮跡になにか惹かれるものがあり、不思議でした
おかげ横町で伊勢うどん食べて
行程を終え帰路につきました
4日間の長い、それこそ旅路ともいえる今回の山行
大いに疲れて、笑って、感動して、癒やされました
この計画に誘ってくれたリーダーに感謝です
1度きりと思って行った今回ですが
終わってみるとまた行ってみたいと思える良い旅でした
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