御前山〜大岳山〜御岳山【子供から目を離さないで!】


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
天候 | イイ天気(日焼けするくらい) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
のちのち、避難小屋使用の縦走を考えているので、長い距離を歩きたくてやってきました。
雨女にしては珍しく快晴、汗をかきかき御前山を登りました。ときたま、涼しい風も吹き、ちょうどイイ感じ。
カタクリもちらほら咲いていたこともあり、カタクリ目当ての方でにぎやかでした。
御前山は急坂と平坦地を適度に繰り返す感じです。いやらしい(笑)アップダウンはなく、ポイントごとにそこそこ展望も得られるので、なかなかの優等生。
サス沢山から見える奥多摩湖が最高です!!!
頂上から少し下ると、御前山避難小屋があります。トイレも水場もあり、今度泊まりに来たいな〜というか、宴会したい・・・。
御前山から鋸山に向かいます。ここはアップダウンあり。けっこう疲れました。
東京都レンジャーさんの3名組が、自然保護のチラシを配って、呼びかけておりました。若手の方がヤマレコバッジを見て『ヤマレコ、たまに見てますよ〜』との事。
ヤマレコでお会いしましょ♪と御挨拶して、先に進みます。
鋸山の直下でちょっと迷いますが、まき道をすすみます・・・ピークはまたそのうち。
鋸山〜大岳山はゆったりした尾根道。今回一番のお気に入りです。たまに、大岳山のピラミタル?なシルエットがちらちら見えて、テンションが上がります。
なぜかカップルで歩いている人が多かった。確かに、二人でお話ししながらゆったりあるくのにイイかも。
大岳山の直下だけは少し岩がゴロゴロしてますが、頂上は非常に良い展望!墨絵のように丹沢山塊が見えて、ちょっと芸術的。
ここまで来たらひと段落。ちょっと長めの休憩を取って、思う存分、展望を楽しみます。
ながい休憩があだになったか、これ以降は集中力が途切れてノロノロ運転・・・
スミレを眺めながら芥場峠へ。
芥場峠に小学校低学年ごろの男の子が2人、座ってお菓子を食べております。近くに花の写真を取っている男性がいたので、その方の子供かと思っていましたが、全く違いました・・・
先行パーティのすぐ後ろあたりを歩いていたら、その方々が、2人の子供の親が居ないのはおかしい!と騒いでいたのです。
さっきの写真を撮ってた男性は先行パーティの一員でした。そしてそこにさっきの子供の1人が下りてきたので話を聞いたら、親が付いてきていないという事実が発覚!
どうしよう??と皆で顔を見合わせました。
もうこの時点で16:00を回ってます。日没などを考えると、そんなに余裕はありません。そのパーティの方と相談して、とりあえず子供を保護して下におろそうという事になりました。
パーティの方は先行してビジターセンター方面に行き、連絡係となって頂き、私は引き返して残っていた子供と合流、一緒に下山します。
子供たちは利発そうな顔立ちで、受け答えもしっかりしてます。しっかりした家の子なのかな〜と思わせる雰囲気があります。それでも、ちょっとしたすきに、トコトコ小走りで行ったりしてしまいます。
やっぱり子供は子供なんですね・・・。
子供は元気ですが、私のコスモは燃え尽きる直前です(苦笑)
先行パーティさんたちは、さらに半分に分かれて、連絡チームが先行し、他の方は私たちを待っていてくれました。
合流して、ロックガーデンを過ぎ、電波の届くところで親御さんと連絡が取れ、御岳神社で無事親御さんに引き渡すことができました。
親御さんの方も大騒ぎになっていて、もしかしたら捜索隊を出すか?という話にもなっていたらしいです。
状況としては、2〜3年前の韓国岳のケースと似ているように思いました。今回は無事でしたが・・・。
(親から先行してはぐれる。結果として滑落→その日のうちに発見できず→夜の間に低体温症にて亡くなる)
将来、私も赤子を生産する(笑)可能性がないわけではないですし、生産したらしたで、親子で山へ・・・と考えると思います。
その時の親のあり方について考えさせられ、より印象深い山行となりました。
コメント
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こんにちは、matsuko様
周囲の方と協力して、とても良い対応をされたと思います。
今日日、目の前で人が滑落しても無視される可能性も考えておかなくてはいけないでしょうから、
私も、いつも息子に韓国岳の遭難の話や笛の使い方をくどいくらい聞かせています。
その甲斐あってか、
大抵の場合、先行しても必ず後ろにいる親の姿を確認し、目や声の届く範囲を自分で判断しながら歩くようになりました。
また、危なそうな場所や、分岐、少しでも迷うことがあったら止まって待つ様に躾けています。
小学生で足が速くて困るのなら、荷物を増やしてあげましょう(笑
将来、生産されたときの参考となれば幸いです^^
はじめまして、miketamaです。
matsukoさん、大事になりかねなかった前の敏捷な対応素晴らしいです!
わたしの父が昔は子供たちを大勢引率して遠足などに行っていたのですが、走ろうとする子供がいようものなら首根っこ押さえつけて阻止して「ダメじゃないかーッ
以前、日和田山ではサルに見間違えたくらい岩場を飛び跳ねて上って行く子供を後からおかあさんがゼーゼー言いながら追っかけて行く光景を見たことがあります。
…どっちかが事故に至りそうでしたよ。。。
1955さんの仰る通り、日頃の言い聞かせが大切なのでしょうね。
重い荷物にする、というのは実に名案ですね!!
1955様
はじめまして。1955様の躾、見事です!
子供というものは適切に教えれば、適切な行動を覚えていくものなのですね・・・感動しました。
しかし、私自身、幼いころは数々の迷子やら、レッサーパンダの檻に侵入しようとして大層怒られてみたりしていたので、そのDNAを受け継いだ子供と思うと、なかなかめんどくさいことになりそうです(苦笑)
相方は温和なので、相方に似てくれることを祈ります
それにしても、先行パーティの方々が居て下さってよかった。自分ひとりだったら、冷静でいられなかったか、後から親が来ると思いこんでしまっていたかも・・・。
miketama様
はじめまして。今回の件は、非常に考えさせられた一件でした。
本当に、他の方が居てよかったです・・・。
私の小さいころなんかは、miketama様のお父様のように、いけないことをするとキチッとしめる人も多く見たけど・・・。
やはりいけないことはいけないですよね!
子供の生命を守ることが第一です!
もし子供を生産する機会があったら、1955様式の教育を施して、安全登山を心がけようかと思います。
重い荷物は、ホント名案ですよね
こんばんは、matsuko様
安全登山・・・耳が痛いです
普段は ”ハリセンボン飲むから、勘弁して” と言わせるくらい、怖いオヤジしてます(手はあげません)
その代わりに山では優しいと言われています(笑
自分や相方との共通点が判れば、むしろ制御しやすい気がしていますが(爆
安全登山・・・気をつけなくては
>1955様
もし子供を生産したら、山より動物園で厳しく見張っていないといけないかもしれません
安全登山、お互いに気を付けて行きましょうね
面倒見切れないなら鎖でも繋げたらいいのに(道徳てきにまずいですか・・・。)!
道から外れてなくて良かったですよね、ほんとに。
何もなければ、ケーブルカーも乗らずに、下山でしたのにね
長い距離を歩く=長時間歩くではないですから、
どのくらいの地形をしっかりとこのくらいで歩けるっていうのを把握した方が練習になるかもしれません。
親は子供から目を離しちゃダメ!って一言に尽きると思います。道徳的にアレですが、命がかかるケースもありますしね・・・
今回、意外と下りは良かったですが、登りが決定的にダメダメでした・・・日常生活になんとか有酸素運動を組み込むことを検討してます
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