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Yamareco

記録ID: 187914
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雪山ハイキング
富士・御坂

富士山(御殿場口・撤退)

2012年04月08日(日) [日帰り]
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体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:03
距離
15.6km
登り
2,026m
下り
2,033m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
予約できる山小屋
御殿場口新六合目・半蔵坊
御殿場口七合四勺・わらじ館

感想

いまさらの備忘録です。
※GPS情報を追加、、けどスタート地点を探してたり余計なトラバースしてたり下
山時に景色が変わったところで迷っている状況が。。

太郎坊の駐車場から。暗闇の中を歩くのが嫌だったので満月の日に合わせました。
基本へたれなので、暗い寒い風強いはなるべく避けたい人です。。
ショートカットのスタート地点を見つけられず近くで準備していた方に場所を教え
ていただいてAM3時頃に出発、前途多難だ。。

風もなく寒くもないさいこーの状態の中、月明かりに照らされる富士山を楽しみ
つつ落ち着いて歩けたのですが、朝日が昇った後に思いのほか気温が上昇。
高度2000mあたりで8℃を指している温度計をみて唖然。。上着のユニクロ製ハー
ドシェルを脱ぎ、やはりユニクロのフリースとヒートテックのみになったのです
が(ブランドに疎いので。。先立つものも、、)暑ひ〜ってな状態で左手の宝永山
を眺めつつ歩みをすすめる。この時目出し帽も脱いで帽子にした事を後悔するこ
とに。。

登山靴が合っていなくて足が若干痛みましたが悪くないペースで登る事ができて
いたと思います。様々な状態のアイスバーンに気をつけながらも13時くらいに
登頂できるかな〜?なんて軽く考えていたのですが9時前後から風に巻かれたり
吹き下ろしが発生するようになり、10時を回ったあたりから頂上からの絶え間な
い吹き下ろしに晒される状態に。

気温は高いのですが割と強く吹く風で顔面の感覚が嫌な感じになってしまい、懲り
ずに軽度の凍傷を患ってしまったようです。下山後は数日間鼻と唇がヒリヒリして
洗顔や食事が大変でした。。

で11時に3200mまで到達したのですが吹き下ろしが止む気配なし。頂上の方は
もっと強く吹いているのかな〜?なんて思いつつ、このまま登頂と下山に要する時間、
吹き下ろしが止まない場合に自分の技術で無事下山が可能か考えましたが、経験浅い
んだから窮地に追い込まれないうちに帰ろー、とあっさり撤退を決めて下山する
ことに。
しょーがないしょーがない、へたれだからしょーがない。(^_^;

測候所からほぼ直登してたので帰るときもそのまま来たところを降りていましたが
せっかく来たんだから宝永山によっていこーと余計な事を考える。アイスバーンや
弱層のトラップを避けつつ寄り道していると徐々に視界が悪くなり登山道ルート沿
いに打ち込まれている太い杭が見えなくなってきて焦りが。

まっすぐ降りてもいいんだけど駐車場から大きく逸れるのは厳しいし、吹き下ろし
で飛んでくる粉雪で自分のトレースも埋まってきてたから目印に沿って降りる方が
精神的にもよろしいなと思ってアイスバーンをトラバースすることに。
しかし宝永山から登山道まで200m位離れていたみたいで一向に近づかない近づけ
ない。。吹き下ろしや弱層トラップに足をとられないようアイゼンを効かせながら
ちょこちょこ歩いて数十分、、何とか杭に辿り着くことができて一安心。後はただ
ひたすら下山。この時の視界は約50m。次の杭を何とか探せる程度でした。

そして14時30分過ぎに吹き下ろしは止みました。不思議な気象だったなぁと悶々
しながら駐車場に向かっていると、周りの状況に何となく違和感が。
出発したときショートカットした道は雪景色でしたが、下山時にはすっかり雪が溶
けて大石茶屋から下は砂土だけの状態。。5合目付近は思っていたより暑かったの
かもです。

不思議な感覚で茶屋を通り過ぎて歩いていると、親子のシカが目の前を横切って飛
び跳ねて行きました。おぉう、とびっくりしましたが少し離れたところからじぃーっ
とこちらの様子を伺っている2匹をみて落ち込んでいた気分も少し回復。ま、いいや。
次回がんばろーと帰路につきましたとさ。

下山後に今回の吹き下ろしの気象状況を振り返ってみると、たしか北アルプスに寒
気が近づいているという予報だったから富士山上空も少なからず影響があった?
標高2000m地点の気温を考えると暖められた斜面と上空の空気の温度差で循環する
対流が発生したのかも。地表と上空との大気間の需要供給が嵌ってしまい、太陽が傾
き始めた時間帯に大気が安定して治まってくれたのなら説明つくかも知れませんが、
予報士さんじゃないのでよく分かりません。。

もしそうなら北側の吉田口は寒くて多少の風は吹いていてもさほど強くはなかった
のかな?

うーむ、ともあれ貴重な体験だった。今後の山行の参考にしよう。

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