那須岳 (三本槍岳-朝日岳 強風に大苦戦)


- GPS
- 07:54
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 814m
- 下り
- 816m
コースタイム
07:20 峠の茶屋 戻り (峰の茶屋手前まで強風のため途中挫折)
08:45 峠の茶屋(再チャレンジ スタート)
09:25 峰の茶屋跡
(暫く 天候様子見)
10:55 峰の茶屋跡 (スタート)
11:20 朝日岳の肩
12:00 清水平
12:35 三本槍岳 山頂
(休憩)
13:02 三本槍岳 山頂
13:40 清水平
14:30 朝日岳の肩
14:45 朝日岳 山頂
(休憩)
15:15 朝日岳 山頂
15:23 朝日岳の肩
15:56 峰の茶屋跡
16:40 峠の茶屋
天候 | 強風大嵐>>晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
午前中 すさまじい強風(飛ばされそう) 雪渓のトラバース随所にあり(アイゼンは使わず) 雪の踏み抜き随所にあり(泣きそう) |
写真
感想
とにかく すごい一日でした。
忘れたくないのでいっぱい書きます!
日の出スタートを考えていたので、4時には峠の茶屋駐車場に着きました。
着いたらすんごい風! ふもとはそうでもなかったのに・・
上はもっとすごいのだろうと躊躇して暫く車の中で様子見仮眠
6:00に起きたがあいかわらずの強風! まず初回強行スタート(06:10)
最初は林の中だからなんとかなったが視界が開けてからはすごい
立ってるのがままならないどころか岩にしがみついてないと飛ばされそう
多分 生まれてから一番の強風経験だと思う。
こりゃだめだとあきらめて引き返す。引き返す途中 何パーティーかに出会う。
ボクの話を聞いて戻る人もいれば突き進んでいく人もいる。勇敢なお兄ちゃん
パーティはがんがん進んで行った。
<結果的に正解だったその一 ここで引き返したこと ただびびっただけ>
せっかくだから別の山行に切り替えるか悩んだが、もう少し待ったら風が止むかも
とか思いだらだらと待ってみた。8:30まで待ち気持ち風は弱まったようだったが
依然強風の中、いけるとこまでと奮い立ち 再度チャレンジ
<結果的には正解だったその二 勇気を持って再度挑んだこと あきらめが悪い>
何度もしゃがみ、岩にしがみつきと格闘を続け、なんとか峰の茶屋跡までは
たどりついた。ちなみに峰の茶屋は風の通り道で普段でも風が強い所。
付近はもうすごいったらあらしない。よく小屋が飛ばないなぁと思うくらい。
とてもその先になんて進めるもんじゃない!!!!!
ここでなんと初回勇敢に突き進んでいったお兄ちゃんたちに遭遇。
丁度、あきらめて下山するところでした。ってここに2時間近くいたことになる。
すごい・・
その後 色々なパーティがここまでは何とかたどりついたが更なる強風を見て
殆どが下山していった。
ボクもお兄ちゃんたちを見習って暫く待ってみることにする。寒さで眠ることも
できず、周りの人に話しかけたりスマホでスウドクのゲームをやったりして耐えた。 こんなとこでゲームかよと言われそうだが何かやってないと
心が折れて下山しちゃいそうな状況なわけ。
なんだかんだで結局2時間近く粘り、11時に朝日岳めざした出発!
少し風は弱くなったみたいだが、飛ばされる状況から立ってるのがやっとの状況
になった程度。前に突き進んだパーティーがいたので じゃあボクもいってみよって感じ。
<結果的には正解だったその三 忍耐強く待ったこと スウドク2面クリア>
朝日岳に向かったがそうでなくてもトラバースあり、岩わたりありと結構ハードな
ところにこの風でかなり厳しかった。幸いはトラバース等風向きで救ってくれたことと前のパーティ。これなかったら引き返してただろうな。 ボクと同じ靴履いてたお兄ちゃんたち引っ張ってくれてありがとう。 途中抜く時 「同じ靴だ!」だって
この強風の中余裕ありますな・・
<結果的には正解だったその四 先陣が登場したこと 一番手なんて無理無理>
そんな大苦戦して、朝日岳の肩に着きました。すると風が断然と弱まってるでは
ありませんか! ほんと結果的には正解でした。
ここからはとっても幸せな山行になりました。
朝日岳でも行ければ御の字と思っていましたがまだ登ったことがない三本槍岳
への欲望が朝日岳山頂は帰りに時間があったらだと考え、まずは清水平に向かいました。 途中、おじさんおばさんペアに会い 「風が強くて厳しいよ」と言われたが、こんな風なんて と あなた方通って来たんでしょ ってな強気な思いでますます加速。自分でも気分が盛り上がってるのがよくわかります。
清水平に行く途中 登ったところに石が積んでありました。何の案内もなかったのだが、ここが熊見曽根っていうのかな? この辺から振り返った 朝日岳と茶臼岳のツーショットがとてもステキです。おススメですね。
清水平に着いた時はすっかり天気も回復してとってもいい気持ちです。また、この悪天候のせいか人がいなくて、ボクも独占状態でした。 幸せいっぱいの気分になりました。
三本槍岳めざしての道のりはまあまあ苦戦(強風よりははるかにましです)。
まず獣道のような狭い道。身体ががんがん枝に当たるし下もぐちゃぐちゃですべるしでした。それと雪の踏み抜き。この前の大雨のせいか雪がとても柔らかくなっておりあちこちではまりました。
後少しかなという地点でおじさんおばさんペアが登山道のど真ん中で昼ごはんを食べているところに遭遇。やっぱり殆ど登山客はいないんだなと思いながらちょっとおしゃべり。
ヤッター 三本槍岳山頂 です。 那須は何回か登ったが三本槍岳は初なので今回の苦戦含め とってもうれしい 感無量です!
景色もサイコーにいいですね。
朝日岳の山頂にいけるかなと思いつつ戻ってる道で、おじさんおばさんの集団に遭遇。 あれが三本槍岳か? と聞かれたので そうだ! と答えたら、ほんと? だって三本の槍には見えない と返され、困った。 帰ってから調べたら三本に尖ってるわけでなく、昔、3藩が境界を明確にするためほんとの三本の槍を建てたのが由来らしい。
朝日岳の山頂もサイコーの景色。 下界が遠くまで見えて、雲とその影がとても神秘的。
あとは快晴穏やかな陽気の中 しあわせな気分で峠の茶屋駐車場まで戻るだけ
ほんとにすごい一日でした。 が、結果的にとってもよかったです。
最期に、ふもと直前の雪原で一緒に道に迷った群馬のお兄さん! 今度はアルプスでお会いしましょう。
凄い!おめでとうございます。
再チャレンジされたのですね。
僕ももっと忍耐強く待てば良かったかな。
とにかく、あんな風は生まれて始めて体験しました。
無事にご帰還されて何よりです。
登頂おめでとうございます。
僕も再チャレンジします!
bluefinさん
コメントありがとうございます。あの強風を経験したお仲間ですね。
ボククもあんな風は生まれて始めてです。
大変だったけど良い思い出ができました。
是非 再チャレンジ がんばってください!
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