水縄連山 鷹取山〜牛鳴峠(夜間登坂・テント泊縦走)


- GPS
- 36:35
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
・2日目)12:30鷹取山頂スタート12:40牛鳴ルート入口-13:10建設省中継局ピーク-14:30牛鳴峠手前(休憩)14:50折返しスタート-16:25建設省中継局ピーク-16:50牛鳴ルート入口(水場探20分程)-17:30鷹取山頂(幕営)
・3日目)10:30鷹取山頂スタート-10:50舗装登山道路出会-11:00えぐ水分岐(えぐ水ルートへ)-11:30えぐ水-11:55えぐ水登山口-尾根ルート経由-12:05平原公園登山口
※私のタイムは、3泊程度の重量装備と身体が悪いので、ゆっくりのタイム。通常の1.5、場合・場所によっては2倍程度。
天候 | 1日目)よる-快晴(乾燥気味・若干気温下がる) 2日目)ひる-快晴・よる-晴(乾燥気味・気温上がる) 3日目)ひる-うす曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平原公園は多数の古墳郡遺跡のあるキャンプや野外運動公園。トイレや駐車スペース、水も頂いてもいいようだ?かな。以下、「久留米観光コンベンション」のサイトから抜粋。 ------------------------- 標高300mで筑紫平野や筑後川の全景を一望におさめる森林公園。 春には桜(約800本)やつつじ。秋には紅葉に彩られ、周辺は平原古墳群が点在し、キャンプ・花見などで賑い、鷹取山登山道の入口もあります。また、隣接して県の研修施設「ふれあいのいえ北筑後」もあります・・・・・ ------------------------- ・水縄(耳納とも書くよう)連山は、古処山〜馬見山の山塊とは筑後平野と筑後川を挟んで正面を向き合った東西に長い連山。登山口のある北面(筑後平野側)は急傾斜で、長いスカイラインを形造っていていくつもの”山”がある。また、大きな川のある低地からの眺めなので結構な高さ。 南側はなだらかで、お茶で有名な星野村・八女地方の谷間を挟み、ずっと山地が 釈迦岳・国見岳・酒天童子山〜阿蘇外輪山まで続く。 ・「平原登山道入口」からは急傾斜の尾根をずっと登るルート。沢などは一切ない。最初は、公園の遊歩道ともなっていて、木道で公園を周遊する道や林業の作業道がいくつかあって、ちょっと分かりづらい。それからは、山自体が急傾斜なので急登。 ・舗装道をもう少し行けば「えぐ水コース登山道入口」がある。こちらは三つほどの沢が合流する谷ルート。水はあまり高いところには無い。途中、頂上に向かって右斜面全体から水が染み出すあたりに小さな祠があり「えぐ水」との案内板とお地蔵さん、水場。林業の作業道が多く登山道が少々分かりにくい。数回沢渡りがあるが、かけてある丸太橋は腐っているところもあるので要注意。のどの乾いた降りにはおすすめ。 ・二つのコースは合流し、7、8合目程の舗装道の手前で合流。再び登山道に取り付くと最後の急登を20〜30分上ると山頂。舗装登山道はここにも来ていて、久留米方面へずっと続いているため、車でのピクニック客も訪れる。山頂までほとんど見晴らしがないので、山頂に着いたときの開放感・達成感は格別。 ・山頂は幾つかの段の平地を持つ草地で、天気のいい日の昼寝は気持ちよい。見晴らしは、北は、筑後平野・筑後川挟んで正面に「古処・馬見山」左に三郡・宝満。背振山。右に英彦山。南は、右から雲仙の普賢岳、左に釈迦岳などの筑肥山地。さらに阿蘇が見えることもあるようだ。 ・山頂から「牛鳴峠」へは、尾根伝いにずっと降っていくコース(本来は登山ルートなので)。森林浴のような感じとともに、しっかりアップダウンもあって、縦走ルートとしてもなかなかよい。 牛鳴峠は、今は一般の車道が通っているので、手前で引き返したが、そこに登山口があるらしい。登山者は少ないようだが、ピークをたどってゆく良いコースだ。 ・日田から浮羽地域は林業が盛んなので、登山道は伐採作業ごとに変わったり、作業道が入り乱れているので、分かりづらいところもある。車でも行けるので、ピクニック客も訪れる。 急登だが、危険な箇所はないので、初心者や初めて子供に登山とはこんなものだと教えるのにいいかも。もちろん何回でも楽しめる。 |
写真
感想
大好きな水縄(耳納)の鷹取山へ25年ぶりくらいの登山。
体が悪いのに、アウトドアや登山に復帰したくて、3月頃車で登って車中泊したのもここ。4月頃7〜8キロ程度の軽めの装備で縦走テストをしたのもここ。歩いて登った最後は大雪の日だったか、大晦日テン泊だったか…
麓の町・田主丸で夜の9時半過ぎまで仕事があったので、終わってから夜間登坂。平原登山口で車中パッキングしていたら、なんと11時半。いまひとつ体調が悪かったので、パッキングもいい加減。とにかく食料一杯つめて。なんだかやたら重いような…。
登山道は昔とはかなり変わっいて、林業の作業道が縦横無尽!で、おまけに道が”黒"いのでライトの反射が少なく、なんだか暗い。結構な急登。
空気が乾燥しているのと埃っぽいせいで、喉が渇く。この時期は、乾燥・黄砂・硫酸エアロゾル…で目・喉がきつい。こんなときは沢が無いのがなんとも悲しい…
山頂からは、北は朝倉〜筑紫野の夜景。南は八女〜柳川方面の夜景。快晴だが、夜露がおりていて星や月を見ながら寝るのは無理のようで、テントの入り口だけ開けたまま、食事&ビール。なんとすでに4時半じゃないか!。
今回から2シーズンシュラフを試す。気温が下がってきたからちょっと心配。
翌朝は快晴。朝からテント内が少し暑い。疲れていたので縦走出発は12半。
牛鳴峠方面への取付口までの数百メートルは、山頂から舗装道でもいけるが、せっかくなので山頂から続く登山道を10分ほど進み、車道をまたいでコース入り口へ。
コースの最初はまるで森林浴のようで、気持ちよい。尾根伝いに建設省の無線中継局があるピークまでなだらかな尾根。
それからは作業道に2〜3回ほど出会いながら、アップダウンを繰り返しながら基本的には降り。
杉や檜の人工林がほとんどだが、広葉樹の部分も。岩場はほぼなく土。木道もほとんどないので、自分のペースで歩きやすい。低い潅木が迫り道幅50cm位のところから作業道の跡で2m位の広いところや、尾根横の狭い道。旧道が荒れたためか、無理に尾根に取り付く急な道など。バラエティにとんだ、プチ探検路で面白い。
通る人は非常に少ないようだが、地元の幾つかの山友会が案内板を取り付けたり、倒木をどけたりしてくれているようだ。ただ、一本道のところに案内板は多いのだが、分かれ道にはあまり無いところが…?。
牛鳴峠は今では普通の車道のようなので(国土地理院の地図ではまだ)、手前のあたりから引き返したが、標高差400m近くずっと登りのはずなのに、あまり苦にならず楽しく縦走できた。
再び鷹取山頂に幕営したが、今夜は一段低い東側に。夕暮れ時の八女方面の下界や南の山々を見ながら、淡い夕焼けに包まれて、テントの外での食事は本当に気持ちが良かった。
現代は、仕事で皆な真っ暗になってから食事をするが、日暮れ前の食事がこんなに良いものだということはずっと忘れていた。すばらしい時間だった。
ここ数日間具合が悪くまた、とても疲れていたので、薬を飲んで早寝。たぶん8時半過ぎから翌朝8時くらいまで、シュラフインしていた。
この朝は、紅茶の気分。ウォーカーのショートブレッドがまた合う。
下山は、途中から「えぐ水コース」というのを通ってみた。谷のようで、はたして沢か、水か?と期待するが、どうも枯谷のようだ。諦めていたが、なんと水音がするではないか! 美味しい水で顔も洗って、たっぷり飲んで生き返る。
それからは、沢がいくつも急に集まりだして。「えぐ水」の祠へ。この辺りも作業道が錯綜していてちょっと分かりづらいなあ。
今回のように乾燥している日にはやっぱり沢コースがいい。
今回はあまり汗をかかなかったような気がするが、乾燥のせいだろうか?なんだか発汗が少ないと発散も少ないようで。いまひとつ顔のむくみが取れなかったような気がするなぁ。
次回は、スカイラインを縦走してみたい。だけど車道だもんなぁ…。全く別なところから登って縦走して、原鶴温泉につかって帰るっていうのもよさそうだ。
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