【南会津】三岩岳
コースタイム
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口(黒檜沢新道)は小豆温泉スノーショッドのすぐ東側からスノーシェッドの上を登り階段がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
新道は登り始めてすぐ土砂崩れで流木が激しく、10分程歩くと斜面が大崩落していて登山道が寸断されています。 崩落地は慎重に行けば通過出来ますが、その先も数箇所崩れている斜面が有り。 渡渉点は橋が雪崩により決壊しており基礎の部分しか残っていません。 増水していて渡渉出来なかった為、高巻して上部の分厚い雪渓の上を通過し対岸へ出ました。 雪渓の上を渡れなくなったら増水時は黒檜沢を渡渉することは困難だと思われる、また橋を掛けても翌年の雪崩で崩れてしまうため、恐らく今後もしばらく整備はされないような気がします。 登山道では道標、赤リボンもほとんど確認出来ませんでした。 新道は下部がかなり荒れているので、一般的ではありません。 ※最後に知ったことだが、登山口の階段のところを良く見ると、「新潟、福島豪雨で被害を受けた登山道の安全確認はされていないので、登山は遠慮して下さい」と標識があった! 帰りは登山口の小豆温泉で日帰り入浴・食事。 |
写真
感想
前々から気になっていた南会津の三岩岳へ行ってきました。
三岩岳は隣の大戸沢岳、会津駒と並び、山スキーが出来る山としての認識があったので、来年以降の滑りも含め下見を兼ねた登山です。
黒檜沢新道は登り始めて10分程すると斜面が大崩落しており、通過するのに悩み旧道から登り直すか少し悩んでいたら、一人の登山者がスキーを担いで登ってきました。
(結局この日三岩岳に登った方は私とこの年配の方2人だけ)
この方(今年70歳になるという!)は何度かこのコースを歩いたことがあるようでしたので、ご一緒させてもらうことにしました。
しかし、土砂崩れや橋の決壊はここ1,2年のものと思われるので、さすがに知らなかったようです。
結局、山頂までご一緒させてもらいましたが、山の話やスキーの話で会話が弾みました。
樹林帯の急登でアイゼンを装着したのですが、GWに駒ヶ岳へ行ったときほとんどツボ足で歩いてしまったので今回も対して使わないだろうと横着してしまい軽アイゼンを持参しました。
しかし、これが後悔の始まりで12本歯を選ばなかったことを非常に後悔しました。
上りは爪が雪に上手く引っ掛からず安定しないし、ヘツリや下りでも軽く滑るし、珍しい物を履くから変なところに力が入ってしまい、途中で足が攣ってしまい激痛が走りました。
同行していた方にその話をしたら、痙攣を抑える漢方薬を持っていてすぐにその薬を頂き症状が治まりました。
これには本当に頭が下がりました。
前日寒気が入り稜線は吹雪だったようで、シラビソの木はエビの尻尾が物凄い勢いで発達していました。
季節外れの造形で今年一番の雪景色を満喫しました。
そして上部はスキーで滑れる見事なオープンバーンが広がっていて、来年は絶対スキーで滑ろうと誓う。
スキーで来るなら会津駒以上と言われる山ですが登って初めて納得、山としても立派な山でした。
山頂からは窓明山〜会津朝日岳の稜線、荒沢岳と未丈ヶ岳が強烈に目を惹きました。
南会津の奥深さを再確認、正直ここ最近までこんなに魅力のある山域とは思っていませんでした。
とにかく自然が手付かずで、とっても静かです。
熊もたくさんいることだろう。。
下山は旧道を下ろうと思いましたが、これまたハプニングが発生。
1,250m地点、ちょうど雪が消え始めて来た辺りで道を見失う。
地形図とコンパスを照らし合わせて2度登り返して下ってみたが、ヤブを抜けきれずオマケに軽アイゼンで歩きづらいことに嫌気が差してしまい、無難に登り返して新道へ戻りました。
旧道は途中夏道が少し雪の上から出ていたし、福島国体で整備された道なので間違いなくヤブにはなっていないはずです。
私の単純な見落としだと思いますが、時間を考えれば引き返して往路に戻ったのは賢明でした。
この日は私たち二人の他に駒の小屋から縦走してきた方が二名いて、この方たちも小豆温泉へ下るのにこの旧道を利用すると言っていましたが、私が見失った場所と同じくらいのポイントでトレースが消えていました。
今度来る時は旧道から登ってみようと思います、来年以降この地で滑るのがまた楽しみです。
gooner3104 さん
素晴らしいですね。以前から是非一度、残雪期の三岩岳や窓明山に登ってみたいと思っていたのですが、このエリアはスキー登山でないと難しいので、なかなか計画が立てられません。
gooner3104 さんのレポで、自分でも登ったような気がしてきました
次のシーズンこそは、山スキーを調達しようと目論んでおります。
ところで、ご一緒された方は、おそらく、「恒さん」ですね。
ご自身の素晴らしい登山記録をHPにアップされています。とても参考になるので、私もよく拝見しております。
この日の記録も、以下のURLにアップされていますよ。
http://www.net1.jway.ne.jp/tsune3402/
rikimaruさん、こんばんは。
情報ありがとうございます!
実はご一緒した方のブログの名前を教えて頂いたのですが、検索エンジンにかけてもどうにも見つからずお礼の返事も出来ず困っていましたので、教えて頂けたことに興奮しています!
情報、本当にありがとうございました。
まさかrikimaruさんがご存知とは!
恒さんのお話は非常に興味深く、お話を聞いているだけで大変勉強になりました。
とても今年70歳になられる方とは思えません
南会津は想像以上にスケールが大きい山ですね。
実は今年のGWにテントで縦走してみようか計画していたのですが、日帰りでも十分楽しめました。
スキーでなく登山でも十分魅力的な山だと思います。
このエリアは国道から登れる山が限られていますが、もう少し日の目を浴びても良いと思うのですが、この静けさが魅力なのですね。
是非今度登ってみてください
gooner3104 さん 初めまして
no1620です
樹氷 凄い!! ですね この時期としてはビックリです
今年窓明山、昨年三岩岳に滑りに行きましたが素晴らしかったです
今年の三岩岳 まだ真っ白ですね 綺麗ですね!!
天気も良く快適だっただろうと思います
ご苦労さんというか良かったなー!!
こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
この時期にあんな見事な樹氷が見れただけでもラッキーでした。
中腹からも樹氷になっているのが確認出来たのですが、稜線に上がったらすべてが想像以上でぶっ飛びましたね
山はたまにこういうご褒美があるから病められないんですね。。
窓明山も来年は是非チャレンジしたいと思います。
南会津侮るなかれ、、ですね
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