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記録ID: 1905876
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ハイキング
房総・三浦

房総往還4(本郷宿→館山城下)

2019年06月22日(土) [日帰り]
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子連れ登山 musashinokoyu その他1人
GPS
--:--
距離
28.5km
登り
220m
下り
212m

コースタイム

日帰り
山行
11:00
休憩
0:00
合計
11:00
7:40
660
本郷宿
18:40
八幡村
天候 曇りのち雨(26/22)
過去天気図(気象庁) 2019年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
★行き
JR内房線保田駅

★帰り
JR内房線館山駅
保田駅で下車し、本郷宿の前回のゴールから歩きはじめます。
2019年06月22日 07:44撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 7:44
保田駅で下車し、本郷宿の前回のゴールから歩きはじめます。
すぐにご覧のような魅力的な旧道に。
2019年06月22日 07:52撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 7:52
すぐにご覧のような魅力的な旧道に。
右手に真珠島を望みながら。海辺にはマリンスポーツを楽しむ人々がいました。
2019年06月22日 08:09撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 8:09
右手に真珠島を望みながら。海辺にはマリンスポーツを楽しむ人々がいました。
勝山藩の城下、勝山宿の妙典寺。戊辰戦争時に旧幕府側に参加、箱根の戦いで全滅した勝山藩士を顕彰する義士の碑。
2019年06月22日 08:40撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 8:40
勝山藩の城下、勝山宿の妙典寺。戊辰戦争時に旧幕府側に参加、箱根の戦いで全滅した勝山藩士を顕彰する義士の碑。
ちょっと寄り道して鯨塚へ。勝山が捕鯨の町であったことの名残り。鯨を弔うため小さな祠を毎年ひとつづつ建てたのだそうです。
2019年06月22日 09:02撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 9:02
ちょっと寄り道して鯨塚へ。勝山が捕鯨の町であったことの名残り。鯨を弔うため小さな祠を毎年ひとつづつ建てたのだそうです。
アジサイの咲く旧道。
2019年06月22日 09:11撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 9:11
アジサイの咲く旧道。
飯之坂。古い瀬戸物の欠けたのや、「〇〇醫院」などと浮き彫りにされたガラス瓶などが散らばっていました。いつ頃のゴミなのだろうか。不思議な場所でした。
2019年06月22日 09:39撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 9:39
飯之坂。古い瀬戸物の欠けたのや、「〇〇醫院」などと浮き彫りにされたガラス瓶などが散らばっていました。いつ頃のゴミなのだろうか。不思議な場所でした。
この日最大の難所、木の根峠に向かいます。
2019年06月22日 10:45撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 10:45
この日最大の難所、木の根峠に向かいます。
木ノ根峠への登山口。峠まではハイキングコースになっています。
2019年06月22日 10:57撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 10:57
木ノ根峠への登山口。峠まではハイキングコースになっています。
なかなかの悪路。雨も本降りになりました。
2019年06月22日 11:02撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 11:02
なかなかの悪路。雨も本降りになりました。
とはいえ、所詮は標高171メートルの低山なので、やがて峠に。なかなかの絶景です。
2019年06月22日 11:23撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 11:23
とはいえ、所詮は標高171メートルの低山なので、やがて峠に。なかなかの絶景です。
丹生方面を指す標識がありましたが、そこには「行止り」「悪路」の文字が。
2019年06月22日 11:30撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 11:30
丹生方面を指す標識がありましたが、そこには「行止り」「悪路」の文字が。
なかなか素敵な切り通し。
2019年06月22日 11:39撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 11:39
なかなか素敵な切り通し。
進んでいくと、明治時代に建てられた無縁仏の供養塔がありました。
2019年06月22日 11:53撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 11:53
進んでいくと、明治時代に建てられた無縁仏の供養塔がありました。
雨の中、娘が白い沢ガニを見つけ、神さまの使いだと大喜び。
2019年06月22日 12:31撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
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6/22 12:31
雨の中、娘が白い沢ガニを見つけ、神さまの使いだと大喜び。
やがて話に聞いていたとおり道が消滅。しかし、親切なトラロープが無理やり下るルートを教えてくれます。
2019年06月22日 12:31撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 12:31
やがて話に聞いていたとおり道が消滅。しかし、親切なトラロープが無理やり下るルートを教えてくれます。
トラロープを頼りに激藪を下ります(スマホで撮影したのに、なぜかこの写真だけ撮影時刻が記録されていません。不思議)。
トラロープを頼りに激藪を下ります(スマホで撮影したのに、なぜかこの写真だけ撮影時刻が記録されていません。不思議)。
さらにちょっとした細竹の藪を突破すると舗装された道が。
2019年06月22日 12:37撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 12:37
さらにちょっとした細竹の藪を突破すると舗装された道が。
車道はもうすぐ。
2019年06月22日 12:44撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 12:44
車道はもうすぐ。
車道に出たところ。こんなところから人が出てくるとは、お釈迦様でも気づくめぇ!
2019年06月22日 12:44撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 12:44
車道に出たところ。こんなところから人が出てくるとは、お釈迦様でも気づくめぇ!
その後はやたらとたくさんいるアマガエルの子供を踏まないように気をつけながら、快適な道を歩きます。雨脚も弱まりました。
2019年06月22日 13:11撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 13:11
その後はやたらとたくさんいるアマガエルの子供を踏まないように気をつけながら、快適な道を歩きます。雨脚も弱まりました。
年貢減免を上訴して処刑された義民、忍足左内(おしたりさない)殉難の碑。
2019年06月22日 15:15撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 15:15
年貢減免を上訴して処刑された義民、忍足左内(おしたりさない)殉難の碑。
坂東三十三観音霊場のひとつ、那古寺。
2019年06月22日 15:43撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 15:43
坂東三十三観音霊場のひとつ、那古寺。
まっすぐ行く浜往還とわかれ、鶴谷八幡へ。岡往還を歩きます。
2019年06月22日 16:28撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 16:28
まっすぐ行く浜往還とわかれ、鶴谷八幡へ。岡往還を歩きます。
やがて館山の市街地に。しかし、ここは北条藩の御城下、北条宿。
2019年06月22日 17:02撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 17:02
やがて館山の市街地に。しかし、ここは北条藩の御城下、北条宿。
汐入川を渡ったこの辺りが館山藩一万石の御城下。ゴールは間近です。
2019年06月22日 17:34撮影 by  SHV39, SHARP
6/22 17:34
汐入川を渡ったこの辺りが館山藩一万石の御城下。ゴールは間近です。
宮城の辻。ここが房総往還の終点とのこと。完歩の喜びを噛み締める間もなく、館山駅に取って返しました。
2019年06月22日 17:59撮影 by  SHV39, SHARP
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6/22 17:59
宮城の辻。ここが房総往還の終点とのこと。完歩の喜びを噛み締める間もなく、館山駅に取って返しました。

感想

 6月22日(土)。雨の予報だったので、比較的近場の木下(きおろし)道を歩こうと思っていたのですが、思い切って房総往還歩きの4回目、本郷宿(保田)から終点の館山城下まで歩いてきました。

 5:25馬喰町駅発の総武線快速の始発列車で君津駅へ。内房線に乗り換えて保田駅へ。到着したのは7:34。本郷宿の前回のゴールから歩きはじめます。

 勝山藩一万二千石の城下だった勝山宿では、戊申戦争時に旧幕府の遊撃隊などと共に箱根で新政府軍と戦ってほぼ全滅(31名中戦死16名、戦傷10名、行方不明2名、帰藩後切腹2名)した勝山藩義士の顕彰碑や、かつて勝山が捕鯨の町であったことを物語る鯨塚などを見学しました。

 房総往還は市部村(岩井)から先、3つのルートに分かれます。

・市部村から内陸に向かい、府中宿を経て館山に向かうルート(これが正規ルートらしい)
・これまでと同様、海岸沿いを行くルート
・両者の間を行き、木ノ根峠を越える近道ルート

 江戸時代にもっとも利用されたという木ノ根峠越えルートが魅力的です。
 木ノ根峠は標高171メートルの低山ですが、峠の反対側で車道に出る手前で道が消滅しているとのこと。しかし、ネット上の情報ではヒドい目に遭いながらも通った人もいるようなので、行ってみることにしました。

 登山口から峠までの道は思ったより状態が悪く、雨脚も強まって苦戦しましたが、峠から先は気持ちのよい尾根道でした。途中から右手に防獣フェンスが張られた状態になり、道に迷うことはありません。
 ところが、フェンスと分かれると道が悪くなり、噂通り激藪に阻まれて道が消滅してしまいました。とはいえ、下の方から車の通る音が聞こえますし、ルートを教えてくれるトラロープが張られていましたので、ロープを頼りに激藪を下り、ちょっとした竹藪を抜けると舗装された小道に出ました。どうやら、江戸時代の道に近いルートで峠を越えられたようです。
 
 その後は、板東三十三観音霊場のひとつである那古寺のある那古宿、北条藩一万石の城下町北条宿を通って館山藩の御城下へ。
 理由はわかりませんが、房総往還の終点は館山のから1キロ以上離れた宮城の辻らしいので、そこまで行って延べ4日間に及んだ房総往還完歩。来た道を戻って館山駅から帰りました。

 船橋宿から木更津辺りまでは京葉工業地帯ではるか沖まで埋め立てられていて神社くらいしか見所がありませんでしたが、木更津から先は海あり山ありと変化に富んだとても面白い街道でした。特に、明鐘岬を越えた3日目は、今までの街道歩きの中でも屈指の面白さでした。難易度はちょっと高めですけど。

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