房総往還4(本郷宿→館山城下)
- GPS
- --:--
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 220m
- 下り
- 212m
コースタイム
- 山行
- 11:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:00
天候 | 曇りのち雨(26/22) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR内房線保田駅 ★帰り JR内房線館山駅 |
写真
感想
6月22日(土)。雨の予報だったので、比較的近場の木下(きおろし)道を歩こうと思っていたのですが、思い切って房総往還歩きの4回目、本郷宿(保田)から終点の館山城下まで歩いてきました。
5:25馬喰町駅発の総武線快速の始発列車で君津駅へ。内房線に乗り換えて保田駅へ。到着したのは7:34。本郷宿の前回のゴールから歩きはじめます。
勝山藩一万二千石の城下だった勝山宿では、戊申戦争時に旧幕府の遊撃隊などと共に箱根で新政府軍と戦ってほぼ全滅(31名中戦死16名、戦傷10名、行方不明2名、帰藩後切腹2名)した勝山藩義士の顕彰碑や、かつて勝山が捕鯨の町であったことを物語る鯨塚などを見学しました。
房総往還は市部村(岩井)から先、3つのルートに分かれます。
・市部村から内陸に向かい、府中宿を経て館山に向かうルート(これが正規ルートらしい)
・これまでと同様、海岸沿いを行くルート
・両者の間を行き、木ノ根峠を越える近道ルート
江戸時代にもっとも利用されたという木ノ根峠越えルートが魅力的です。
木ノ根峠は標高171メートルの低山ですが、峠の反対側で車道に出る手前で道が消滅しているとのこと。しかし、ネット上の情報ではヒドい目に遭いながらも通った人もいるようなので、行ってみることにしました。
登山口から峠までの道は思ったより状態が悪く、雨脚も強まって苦戦しましたが、峠から先は気持ちのよい尾根道でした。途中から右手に防獣フェンスが張られた状態になり、道に迷うことはありません。
ところが、フェンスと分かれると道が悪くなり、噂通り激藪に阻まれて道が消滅してしまいました。とはいえ、下の方から車の通る音が聞こえますし、ルートを教えてくれるトラロープが張られていましたので、ロープを頼りに激藪を下り、ちょっとした竹藪を抜けると舗装された小道に出ました。どうやら、江戸時代の道に近いルートで峠を越えられたようです。
その後は、板東三十三観音霊場のひとつである那古寺のある那古宿、北条藩一万石の城下町北条宿を通って館山藩の御城下へ。
理由はわかりませんが、房総往還の終点は館山のから1キロ以上離れた宮城の辻らしいので、そこまで行って延べ4日間に及んだ房総往還完歩。来た道を戻って館山駅から帰りました。
船橋宿から木更津辺りまでは京葉工業地帯ではるか沖まで埋め立てられていて神社くらいしか見所がありませんでしたが、木更津から先は海あり山ありと変化に富んだとても面白い街道でした。特に、明鐘岬を越えた3日目は、今までの街道歩きの中でも屈指の面白さでした。難易度はちょっと高めですけど。
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