【モンゴル】ハラホリンの丘
- GPS
- 02:22
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,444m
- 下り
- 1,448m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
モンゴルのハラホリン(カラコルム)の近くで、遊牧民のお宅へホームステイに行ってきました。ゲルの周辺には草原が広がり、ヤギや羊、馬、牛たちが草を食んでいます。せっかくの絶景を、上の方から見下ろしたくなり、近くの丘の頂上まで登ってきました。
どこでも歩けるような草原の丘。頂上目指して、適当に歩きます。上からは、お世話になっているゲル周辺だけでなく、オルホン川の上流の方まで見渡す事ができて、とても気持ちがよかったです。
【事前】
・ハラホリンは首都ウランバートルからバスで6〜7時間(19,300トゥグルグ≒約780円)。ウランバートル西側にあるドラゴンターミナルを11:00に出発(他に14:00発の便がある)。途中、何度か休憩を挟んで18時前に到着。道中、ひたすら雄大な絶景が続く。
・ハラホリンのバスターミナルには、事前に予約しておいたGaya's Guesthousuのガヤさんが迎えに来てくれていた。宿泊は、個室が20USD〜、ドミトリーが8USD(朝食付き)。庭にはゲルがいくつも建っていてそこにも宿泊することができる。晩飯は4USD。近くに商店はあるが、食堂はちょっと離れているみたい。
・到着後、遊牧民宅へのホームステイについて聞いてみる。ガヤさんの友人の所にホームステイをさせて貰えるとのことで、料金は1泊(3食、乗馬1時間付き)で1人だと45USD、二人以上だと35USDと、私が調べた限り格安で泊めさせて貰える。
・ホームステイ先へは13時半頃出発。午前中に内にハラホリン博物館、エルデネ・ゾー寺院の見学、現行のATMで現金調達、スーパーマーケットでホームステイ先に持参する水やビールの購入を済ます。
【ホームステイ】
・ゲルは4棟あり、2棟を家族で、2棟をホームステイ用として使用している。
・ちょうど前日に他の所から引っ越してきたばかりのようで、まだトイレは無かった。小については全く気にならないが、遮るものの全くない大草原の中、大についてはちょっと抵抗があった。滞在3日目にトイレを作っていた(といっても、穴を掘って、板を渡し、周囲を囲む程度のもの)。
・生活に使用する水は、子供達が近くの川まで水汲みに行っている。シャワーは無いので、川で水浴び…といきたいが、結構気温も低いので川に入る気にはなれず。臭くなってきた足を川で洗う。歯磨きや洗顔も川で済ます。
・ソーラー発電機がある。照明、テレビ、電話機、洗濯機、携帯電話(スマホ)の充電などに使用している模様。
・食事は朝8:30頃、昼14:00頃、晩20:00頃。
・日の入りは20:50頃と遅く、21:30頃まで空は薄っすらと明るい状態。生活のリズムを整えるのが難しい。
・ヤギの柵やをトイレを作るのをちょっと手伝った。使用している材料はだいぶボロボロ。大事に使っている。
・ヤギの乳しぼりをしていたので、ちょっとやらせてもらった。見ていると簡単そうだったけれど、なかなか難しい。ちょっとずつしか乳が出てこない。あんまり邪魔するのは悪いので、早々に切り上げる。
・ヤギをさばく所を見せてもらった。最初に腹を切り、心臓をつぶす。まだしばらく生きている。内臓、皮、肉と切り分けていく。これがやがて食卓に乗ることになる。
・柵の中で、ヤギを追い回した。赤いペンキをつけたヤギを別の柵に入れるのを手伝う。なかなかすばしっこく捕まえるのはかなり大変。脚を取り、柵の中へと引きずりこむ。なりの重労働だった。
・馬に乗り、荒々しい牛を捕まえていた。何をするのかと見ていたら、去勢していた。ヤギをさばく時にはしっかりと見ていたけれど、去勢する所は変にリアルに想像してしまい、見ていられなかった。
・どこまでを近所というのかよく分からないけれど、近所の何家族か集まってピクニック。草原に布を広げて、パンやお菓子、ジュースやお酒が出て、みんなで食事。子供達はかけっこ。商品はお菓子。私も混ざって久しぶりに走る。
・夕方、ほうぼうに散ったヤギたちをゲル付近に追い立てていく。これも手伝わせてもらった。見よう見まねで馬に乗り声をあげ、ヤギの群れを後方からジグザグに追っていく。途中、私の乗っていた馬が止まってしまい、いくら言っても歩き始めてくれない。多少はちゃんと手伝えたと思うが、半分は仕事の邪魔をしていた感じ。
・若い頃に憧れたモンゴルの大草原での乗馬。今回が生まれて初めての乗馬だが、2日目で走らせてもらえるとは思わなかった。とても気持ちがよかった。
・夜中、尿意をもよおし外に出てみると…空には満天の星空。天の川もくっきりと見える。夜はやっぱり寒いので、10分ほど星空を満喫してそそくさと布団に戻る。
・何もやる事がない時には、草原に椅子を出して座る。空や草原や動物たちをぼーっと眺める。そんな合間に、コーヒーを飲んだり、本を読んだり、ハーモニカを吹いたり、ビールを飲んだり…。これだけでもとても楽しい。
今回は3泊でホームステイをしてきましたが、最初は退屈するんではないか、と心配していました。それは全くの杞憂で、退屈する気配は全くなく、とても楽しく、まだまだここで過ごしたい気分でした。特に先を急ぐわけでもなく、もっといてもよかったのですが、用意していたビールが切れてしまった事もあり、予定していた3泊で切り上げました。
ホームステイ先の家族はみんなとっても親切で、楽しく滞在することができました。また、来たいと思います。
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