日高 大山


- GPS
- 56:00
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 540m
コースタイム
4/29 04:44BC発-11:03大山12:05-17:40BC着
4/30 06:41BC発-08:11道々111号から尾根取り付きへ下山
天候 | 4/28晴れ、 4/29晴れ日没後小雨、 4/30晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道道111号(静内中札内線)は、静内ダムゲートで通行止めになっている。 |
写真
感想
4/28
昨年4月中旬に大山を目指し1330mの稜線にBCを設けたが、悪天候の合間にパンベツ山を登ったのみに終わり、今回の再訪となった。
静内ダムゲートで通行止めの道道111号(静内中札内線)を罪悪感を持ちながら自転車もどきで尾根取り付きの1Km手前まで約36Kmアプローチ。このアプローチが、大山登山を大変なものとしている。
高見ダム付近から大型トラックで丸太の搬出が行われていた。
尾根取り付きまでの道路は雪解け水が流れジャブジャブと浅い川を歩くようだった。
入り口にササノ沢の看板が立つ古い作業道に入り昨年と同ルートの尾根に取り付いた。この作業道は標高930m付近まであった。気温が高く夏でもこんなに汗掻かないな〜と思うくらい汗だくになって登る。
標高770m付近から雪が出て、標高810mからショートスキー(STC)をはけた。標高930mから傾斜が増すと雪がつながらず笹斜面も登らなければならずアイゼンに履き替えた。
山行間隔が中4日で仕事と山行準備に忙しく昨夜遅くまで準備に掛かり、自宅出発も遅くなり、さらに里の疲れも持ち込んで予定地点までは登れなかったが標高点1102mにBCを設けた。
4/29
BCから大山まで約6.5Km、天気が良いので一日掛かりで行って来ようと、はやる気持ちを抑えてペースを落とした。
1417P手前までスキーで行ったが、朝の硬い雪面にシールの利きも悪く邪魔に感じてスキーをデポ、アイゼンに履き替えた。
1417Pに立つと樹幹の間から目指す大山が少しだけその顔を見せてくれていた。東に目を向ければ日高の主稜線が這い松が出て黒い線となってつながっている。カムイエクウチカウシ山、1839峰が三角錐の鋭い山容で聳え、南にはパンベツ山が穏やかな山容を見せてくれていた。
1417Pから少し下ると視界が開け大山がよく見える。イドンナップ岳やソロアンナイ、下川山からはまさに大山といえる堂々とした山容だったが、こちらからからは一寸迫力不足に見えた。
1432Pからの下りはスキーに面白そうな斜面もあってスキーをデポしてきたことが悔やまれた。
1322P、1323P、1265Pへと穏やかな尾根を進むと1265Pから小岩稜もあり笹斜面となって落ち込んでいたが、それと判る獣道もあって見た目よりは易しかった。
前方には大山が間近に迫り、「今行くぞ〜!」と一声出てしまった。
コルから標高差230m最後はなだらかで広い白樺の若木の林の先に、細い雪稜となって大山の山頂があった。
BCから6時間19分を要してその頂に立つと、「大山登ったぞ〜!」と雄叫びがでた。この頂に立ちたいと思ってどれだけの時間を過ごしてきたことだろうか?大きな喜びの時を持てた幸せを感じつつリュックの上に腰を下ろした。
コンロを出して素麺や飲み物を作って、のんびり大展望を楽しんでいると1時間も居てしまった。
帰路、1322Pで携帯電話を持っていることを思い出し、家に電話を入れると孫の来宅で山行出来なかった妻と孫の話になり、最近は孫から力をもらってるな〜と思った。
黄砂のため徐々に山々が霞み、太陽も翳ってきた。そのため最後のピーク1417Pでは展望を楽しむことなく下った。
稜線から標高差300m強のスキー滑降を超楽しんでBCに戻った。帰路5時間35分
テント周りの雪解けが進んでいて、ビニール袋に入れて置いた炊事用の雪が融け水作りせずに済んだ。
4/30
昨日、日没後小雨が降ったが、今日も晴天の朝を迎えた。
BC直下の斜面は雪がつながっていないのでスキーを担いで下り、標高930mから標高770mまでは何とかスキーで滑れた。
BCから1時間30分で道道111号に着き、次に登ろうと思っていたシビチャリ山へ向かい、ベニカル沢の林道に入っていったが、見上げる尾根は雪もなく藪が濃く、大山の疲れもあってか?モチベーションが低下、取り付く気になれず晴天なのに帰路に着いた。
コメント
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こんばんは!
ルート取りを見て驚きでした!
この記録何気なくスゴいんですけど・・・
よく頑張られましたね!
日高が大好きな方からのコメントありがとうございます
アプローチが大変になって、なかなか行けなかった山でした。
petegariさんのホームページ楽しまさせて頂いています
そして凄いな〜って思っていました
よい山登りをお続けください
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