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Yamareco

記録ID: 191724
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日高山脈

日高 大山

2012年04月28日(土) 〜 2012年04月30日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
8.3km
登り
1,443m
下り
540m

コースタイム

4/28 12:19道々111号から尾根取り付き-16:20 標高点1102mBC
4/29 04:44BC発-11:03大山12:05-17:40BC着
4/30 06:41BC発-08:11道々111号から尾根取り付きへ下山
天候 4/28晴れ、
4/29晴れ日没後小雨、
4/30晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
道道111号(静内中札内線)は、静内ダムゲートで通行止めになっている。
4/28
道道111号(静内中札内線)46.4Km地点、右の白い尾根がこれから登っていくところ
2012年05月19日 19:55撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:55
4/28
道道111号(静内中札内線)46.4Km地点、右の白い尾根がこれから登っていくところ
快晴で気温が高く、道路を雪解け水が流れていた
2012年05月19日 19:56撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:56
快晴で気温が高く、道路を雪解け水が流れていた
古い作業道の入り口にはササノ沢の看板が立っていた。この作業道は標高930mあたりまであった
2012年05月19日 19:56撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:56
古い作業道の入り口にはササノ沢の看板が立っていた。この作業道は標高930mあたりまであった
標高770mで雪が出てきて、標高810mでショートスキーを履いた
2012年05月19日 19:56撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:56
標高770mで雪が出てきて、標高810mでショートスキーを履いた
標高810m付近、今年は4月下旬になって急速に雪解けが進んだようだ
2012年05月19日 19:57撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:57
標高810m付近、今年は4月下旬になって急速に雪解けが進んだようだ
標高点1102mから昨年登ったパンベツ山(1336.3m)が穏やかな山容で望まれた
2012年05月19日 19:58撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:58
標高点1102mから昨年登ったパンベツ山(1336.3m)が穏やかな山容で望まれた
予定地点までは登れなかったが標高点1102mにBCを設けた
2012年05月19日 19:58撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 19:58
予定地点までは登れなかったが標高点1102mにBCを設けた
4/29
今日も天気が良い、ロングアタックとなってしまったが、一日がかりで取り組む腹積もり
2012年05月19日 20:00撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:00
4/29
今日も天気が良い、ロングアタックとなってしまったが、一日がかりで取り組む腹積もり
1417Pからカムイエクウチカウシ山(左)、ピラミッド峰(右)
2012年05月19日 20:00撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/19 20:00
1417Pからカムイエクウチカウシ山(左)、ピラミッド峰(右)
1417Pから1839峰
2012年05月19日 20:08撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/19 20:08
1417Pから1839峰
1417Pからパンベツ山
2012年05月19日 20:09撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:09
1417Pからパンベツ山
1417Pから1432P、右奥遠くに目指す大山
2012年05月19日 20:10撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:10
1417Pから1432P、右奥遠くに目指す大山
1417Pから大山、イドンナップ岳やソロアンナイ、下川山からはまさに大山たる山容であったが、こちらからは迫力不足の山容だった
2012年05月19日 20:17撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:17
1417Pから大山、イドンナップ岳やソロアンナイ、下川山からはまさに大山たる山容であったが、こちらからは迫力不足の山容だった
1432Pから辿る尾根の先に大山
2012年05月19日 20:17撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:17
1432Pから辿る尾根の先に大山
1265Pからの下りは雪も無く笹尾根の中に岩稜もあるがそれと判る獣道もあって見た目よりは容易だった
2012年05月19日 20:18撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:18
1265Pからの下りは雪も無く笹尾根の中に岩稜もあるがそれと判る獣道もあって見た目よりは容易だった
1265Pからの下り途中からの大山、コルから標高差230m登れば目指す山頂だ、「今行くぞ!」と声かけをした
2012年05月19日 20:18撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:18
1265Pからの下り途中からの大山、コルから標高差230m登れば目指す山頂だ、「今行くぞ!」と声かけをした
BCから6時間19分を要して大山の山頂にたどり着いた
2012年05月19日 20:18撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:18
BCから6時間19分を要して大山の山頂にたどり着いた
大山山頂からカムイエクウチカウシ山
2012年05月19日 20:19撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:19
大山山頂からカムイエクウチカウシ山
1839峰(左奥)、1432P(右)と辿ってきた稜線
2012年05月19日 20:20撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:20
1839峰(左奥)、1432P(右)と辿ってきた稜線
イドンナップ岳
2012年05月19日 20:23撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/19 20:23
イドンナップ岳
1839峰
2012年05月19日 20:23撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:23
1839峰
山頂で素麺や飲み物を作って1時間のんびり大展望を楽しんだ
2012年05月19日 20:24撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:24
山頂で素麺や飲み物を作って1時間のんびり大展望を楽しんだ
これ以上ないような良い天気、自分にとって初めての山頂、たった一人の頂きに喜びの雄叫びが出た
2012年05月19日 20:24撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/19 20:24
これ以上ないような良い天気、自分にとって初めての山頂、たった一人の頂きに喜びの雄叫びが出た
大山山頂付近には白樺の若木が多かった
2012年05月19日 20:26撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:26
大山山頂付近には白樺の若木が多かった
帰路に着く
2012年05月19日 20:26撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:26
帰路に着く
大山を振り返る
2012年05月19日 20:28撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:28
大山を振り返る
1322Pから1432P(今回の山行で最高峰)を望む
2012年05月19日 20:29撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:29
1322Pから1432P(今回の山行で最高峰)を望む
1417Pまで戻って来た、黄砂でかすんできた
2012年05月19日 20:29撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:29
1417Pまで戻って来た、黄砂でかすんできた
1417P手前までスキーで行きデポ、稜線からBCまでのスキー滑降は楽しかった
2012年05月19日 20:29撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:29
1417P手前までスキーで行きデポ、稜線からBCまでのスキー滑降は楽しかった
帰路5時間35分を要してBCに帰り着くテント周りの雪解けも進み、ビニール袋の雪が融け水作りしないで済んだ
2012年05月19日 20:30撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:30
帰路5時間35分を要してBCに帰り着くテント周りの雪解けも進み、ビニール袋の雪が融け水作りしないで済んだ
4/30
昨日、日没後小雨が降ったが快晴の朝を迎えた
2012年05月19日 20:31撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:31
4/30
昨日、日没後小雨が降ったが快晴の朝を迎えた
BC直下の斜面は雪解けが進み、笹斜面が広がった
2012年05月19日 20:31撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:31
BC直下の斜面は雪解けが進み、笹斜面が広がった
標高970m付近から標高770m付近までスキーで下れた
2012年05月19日 20:32撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:32
標高970m付近から標高770m付近までスキーで下れた
BCから1時間30分で道道111号に下りついた
2012年05月19日 20:32撮影 by  DMC-FT2, OLYMPUS IMAGING CORP.
5/19 20:32
BCから1時間30分で道道111号に下りついた
撮影機器:

感想

4/28 
 昨年4月中旬に大山を目指し1330mの稜線にBCを設けたが、悪天候の合間にパンベツ山を登ったのみに終わり、今回の再訪となった。
 静内ダムゲートで通行止めの道道111号(静内中札内線)を罪悪感を持ちながら自転車もどきで尾根取り付きの1Km手前まで約36Kmアプローチ。このアプローチが、大山登山を大変なものとしている。
 高見ダム付近から大型トラックで丸太の搬出が行われていた。
 尾根取り付きまでの道路は雪解け水が流れジャブジャブと浅い川を歩くようだった。
 入り口にササノ沢の看板が立つ古い作業道に入り昨年と同ルートの尾根に取り付いた。この作業道は標高930m付近まであった。気温が高く夏でもこんなに汗掻かないな〜と思うくらい汗だくになって登る。
 標高770m付近から雪が出て、標高810mからショートスキー(STC)をはけた。標高930mから傾斜が増すと雪がつながらず笹斜面も登らなければならずアイゼンに履き替えた。
 山行間隔が中4日で仕事と山行準備に忙しく昨夜遅くまで準備に掛かり、自宅出発も遅くなり、さらに里の疲れも持ち込んで予定地点までは登れなかったが標高点1102mにBCを設けた。

4/29 
 BCから大山まで約6.5Km、天気が良いので一日掛かりで行って来ようと、はやる気持ちを抑えてペースを落とした。
 1417P手前までスキーで行ったが、朝の硬い雪面にシールの利きも悪く邪魔に感じてスキーをデポ、アイゼンに履き替えた。
 1417Pに立つと樹幹の間から目指す大山が少しだけその顔を見せてくれていた。東に目を向ければ日高の主稜線が這い松が出て黒い線となってつながっている。カムイエクウチカウシ山、1839峰が三角錐の鋭い山容で聳え、南にはパンベツ山が穏やかな山容を見せてくれていた。
 1417Pから少し下ると視界が開け大山がよく見える。イドンナップ岳やソロアンナイ、下川山からはまさに大山といえる堂々とした山容だったが、こちらからからは一寸迫力不足に見えた。
 1432Pからの下りはスキーに面白そうな斜面もあってスキーをデポしてきたことが悔やまれた。
 1322P、1323P、1265Pへと穏やかな尾根を進むと1265Pから小岩稜もあり笹斜面となって落ち込んでいたが、それと判る獣道もあって見た目よりは易しかった。
 前方には大山が間近に迫り、「今行くぞ〜!」と一声出てしまった。
 コルから標高差230m最後はなだらかで広い白樺の若木の林の先に、細い雪稜となって大山の山頂があった。
 BCから6時間19分を要してその頂に立つと、「大山登ったぞ〜!」と雄叫びがでた。この頂に立ちたいと思ってどれだけの時間を過ごしてきたことだろうか?大きな喜びの時を持てた幸せを感じつつリュックの上に腰を下ろした。
 コンロを出して素麺や飲み物を作って、のんびり大展望を楽しんでいると1時間も居てしまった。
 帰路、1322Pで携帯電話を持っていることを思い出し、家に電話を入れると孫の来宅で山行出来なかった妻と孫の話になり、最近は孫から力をもらってるな〜と思った。
 黄砂のため徐々に山々が霞み、太陽も翳ってきた。そのため最後のピーク1417Pでは展望を楽しむことなく下った。
 稜線から標高差300m強のスキー滑降を超楽しんでBCに戻った。帰路5時間35分
 テント周りの雪解けが進んでいて、ビニール袋に入れて置いた炊事用の雪が融け水作りせずに済んだ。

4/30  
 昨日、日没後小雨が降ったが、今日も晴天の朝を迎えた。
 BC直下の斜面は雪がつながっていないのでスキーを担いで下り、標高930mから標高770mまでは何とかスキーで滑れた。
 BCから1時間30分で道道111号に着き、次に登ろうと思っていたシビチャリ山へ向かい、ベニカル沢の林道に入っていったが、見上げる尾根は雪もなく藪が濃く、大山の疲れもあってか?モチベーションが低下、取り付く気になれず晴天なのに帰路に着いた。
    



    
    
    

     

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コメント

すごい!
こんばんは!

ルート取りを見て驚きでした!

この記録何気なくスゴいんですけど・・・

よく頑張られましたね!

2013/4/6 23:45
初コメント頂きました
日高が大好きな方からのコメントありがとうございます

アプローチが大変になって、なかなか行けなかった山でした。

petegariさんのホームページ楽しまさせて頂いています
そして凄いな〜って思っていました

よい山登りをお続けください
2013/4/10 8:45
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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