暑寒別岳(ヒグマの親子に登山道を占有され撤退)



- GPS
- 07:25
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 951m
- 下り
- 932m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 7:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
7合目〜新鮮なヒグマのフン多数 |
写真
感想
日・月で幌尻を計画していたが、林道のバスと山小屋に空きがなく諦めトムラウシに変更した。トムラウシもヒサゴ沼の避難小屋が改築中で、テント場も使用できずにダメ。というわけで、前から気になっていた暑寒別岳に日帰りで山スキーの下見も兼ねて登ることにした。
心配していた駐車場も空きがあり、天候も問題なし、高山植物が咲き乱れる稜線を目指して高度というか距離を順調に稼いだ。ところが7合目を過ぎたあたりから新しいヒグマのフンが出てきた、2つ目までは写真に撮ったが、次々と新しいフンが登山道に落ちている。たまに古いのも有ったが、ほとんどが今日のフン。いったい何匹のヒグマがいるんだ?という感じだった。下山する人が、「ヒグマに遭いました」と言うので、恐る恐る進むと、8合目を過ぎた左の熊笹の草藪から「ガサガサ」と明らかにヒグマが進んでいる音が聞こえた。足を止めて鈴を鳴らしたり、ストックを叩いていて草藪の音が無くなるのを待っていた。立ち止まっていたので、後続のソロの方も加って3人で大声を出し笹薮のヒグマを追い払うことができ登山を再開した。
しばらく登ると、いましたヒグマの親子!ストックを高く上げて叩き、鈴を鳴らし、笛を吹いて…一連のヒグマ対策をした。ヒグマはこちらに気付いたが逃げもせずに堂々と登山道で💩をし、子熊はその周りをまわっている。子連れのヒグマは危険ということなので撤退を決めた。
感想:ヒグマのフンは羅臼で見たことがあったが、数が全く違う。多すぎて、これは絶対にヒグマと遭うだろうなという予感がした。クマよけスプレーも2つ有り3人いたのでヒグマを見ても恐怖心はなく冷静だった。笹薮の音の方が遙かにビビった。いつもどおりの単独行だったら、2つ目の新しいフンを見つけたら下山していたと思う。
追記:ヒグマも多かったが、それ以上に虫が多くて大変だった。手袋の隙間や首を十ヶ所以上刺され今も痒くてたまらない。ヒグマがいることも含め北海道の大自然は素晴らしい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
確か座右の銘でしたよね!
無事で何よりでした。
17番の写真の方が分かりやすいです。
11番の花はゴゼンタチバナかと・・・
いや勇気も何も、登山道をヒグマに占有されていたら通れない。話の解るタイプでは無さそうだし。ヒグマに「すみません通りますのでどいてください」と言える人はいないと思う。次は残雪期でスキーだね。スキー板さえあればヒグマから余裕で逃げられる。写真のコメントを訂正しました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する