御前山(奥多摩駅-鋸山-大タワ-御前山-奥多摩湖)
- GPS
- 07:05
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,352m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは良く整備されており問題ない |
写真
感想
先月ひいた風邪がまだ尾を引いていて、朝起きた時に喉が痛い。それで、大事を取って今週も軽く歩くつもりで御前山に行くことにした。しかし、この考えが甘かったことを思い知らされることに。
朝6時過ぎの電車で奥多摩へ。拝島駅で奥多摩行きに乗ろうとしたが、4両編成の電車が満員である。一本後の青梅行きに乗って青梅で乗り換えたが、それでも混雑はあまり変わっていない。御嶽駅でかなりの人数が降りたが、それでも車内は混んだままだ。今日はJR中央線が午後工事になるため、出かけるのを控える人も多いのではないかと思ったのは間違いであった。
奥多摩駅で鴨沢や日原方面へのバスに並ぶ人たちをしり目に歩いて登山口へ。昭和橋の上で多摩川のほとりの新緑をカメラに収めていざ出陣。
まずは愛宕山に向かう。登計園地を過ぎるとすぐに目の前に階段が現れる。段の幅が狭く、上に行くほど傾斜が急になった妙に圧迫感のある階段だ。それを登ると岩場の道を2回ばかり曲がって神社に着く。神社にお参りをして下ると舗装された林道に出会い、その先の階段を上がって本格的な登山道になる。
急坂と緩やかな登りを繰り返しながら、鉄塔を過ぎた先の岩場で朝食休憩にする。天狗像始め3体の石像が立っているところだ。北側の展望が良い。この辺りでやたら音が通る熊鈴を付けたお兄さんに抜かれるが、この後このお兄さんに悩ませられることになるとは。
鎖場を過ぎて鋸山に到着。山頂の写真を撮って来た道を引き返し、分岐を御前山の方に曲がる。この辺りで徐々にきつさを覚え始める。今日はしばらく使っていなかった一眼レフカメラを持って来たので、その重さが加わっているのと、何しろ気温が高い。しかし、もっとがっかりしたのは、鋸山の上から大岳山の方に向かったはずのあのチンチロリンが聞こえ始めたことであった。
大タワで1本目のお茶を飲み干す。残るは1本だけである。余程ここから下ろうかと思った。
あと400mと自分に言い聞かせて先に進むが、登り坂はそれほどきつくないのに、その後に下りがあるのが精神的なダメージになる。
何とかクロノ尾山に着き、その先の工事中の場所を通過すると、花は終わっているものの葉っぱにはなっているがカタクリが現れ始め気持ちが楽になる。
何とか避難小屋に着いて、横の沢の水をいただく。どう見ても表流水なのであるが、残りの水量を考えるとこれを飲むしかない。少し回復して山頂に向かう。山頂は広場になっており、子連れの方がお子さんを遊ばせるほどの広さがある。下草が繁茂して景色のバランスが悪くなっているが、石尾根を始めとする山々だけはしっかり見えている。
ちょっと休んで先を急ぐ。稜線はまだ木々の葉が新芽で日差しが通っており、カタクリの葉を始め、ニリンソウなどの花が咲いている。途中の展望所で写真を撮って惣岳山に向かう。
惣岳山の先でイタヤカエデと思われる葉の写真を撮ろうとするも、太陽が雲に隠れてしまい諦める。その先は急な下り坂になっていて、膝にダメージが溜まり始める。でもミツバツチグリやバイケイソウがたくさん繁茂していて、なかなか楽しそうなところでもある。相変わらずチンチロリンは鳴っていて、どうやら最後まで同じコースになるようである。
いい加減うんざりし始めたころダムの堰堤が見え始める。バスの時間は何時だろうと考えながら、階段になった登山道をダム堰堤に降り、公園の先の長い堰堤を歩いてバス停に到着。幸いにも30分ほど待てば良い時間であった。そばのダムの広報施設でコーラを買って飲み一息ついた。
今日は、冬の間の低い気温に慣れてしまい、それに甘えていた自分を反省する日であった。今年もアルプス方面への遠征を計画したいが、果たして大丈夫であろうか、いつまでどんな登り方ができるだろうか、と不安を感じた一日であった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する