万座温泉〜山田峠〜横手山 梅雨空の県境尾根歩き

2019年07月10日(水) [日帰り]

• GPS: 05:55
• 距離: 14.5km
• 登り: 836m
• 下り: 831m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:15
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:55

8:10 本白根探勝歩道入口
8:30 8:35 熊四郎洞窟
9:40 9:45 山田峠
10:30 10:35 日本国道最高地点
10:40 10:55 渋峠
11:20 11:30 横手山
11:55 日本国道最高地点
12:30 山田峠避難小屋
13:50 牛池
14:05 本白根探勝歩道入口

天候

曇り後小雨後時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・本白根探勝歩道入口〜万座温泉〜国道292号線展望地
万座温泉の外れから、木道・木段の整備された登山道
足元で、高山植物花盛りです
・国道292号線展望地〜渋峠
歩道のない車道歩き（三叉路から湯釜方面へは歩行者は通行禁止）
道路脇にも沢山の高山植物が見られました
・渋峠〜横手山
リフトに沿う登山道があり、標識もあります（リフトも運行）

特に危険個所はありません

その他周辺情報

万座温泉　万座亭
https://www.manzatei.com/

写真

7/10 7:31

県道34号線道沿いにオフホワイトのオダマキが花盛り♪

7/10 8:09

本白根探勝道入口
駐車場が広く、快適なトイレあり、情報センターもあります

7/10 8:11

晴れそうな感じ
ずっとこのまま晴れてくれると良いのですが…

7/10 8:12

案内板の後ろに見える木段は危険な硫黄ガスの為、立ち入り禁止。下山後、見上げるとシャクナゲの花盛りで、行かれなくて残念(/_;)

7/10 8:18

地面が剥き出しの荒涼とした地形は温泉地ならでは

7/10 8:26

青みがかった流れも硫黄泉だからこその色！源泉は80度の高温だそう(*_*)

7/10 8:28

お堂にお参りしていきます

7/10 8:28

熊四郎歩道案内

7/10 8:31

コマクサが見られるなんて！寄り道して良かった!(^^)!

7/10 8:31

白い花も

7/10 8:32

木橋と小さな滝

7/10 8:33

熊四郎洞窟案内板
先史時代の住居跡でもあるそう

7/10 8:36

見下ろした洞窟

7/10 8:37

日進館
子供の小さい頃、アトピーに悩まされ、湯治に来たことがありました。温泉の効き目は信じられないほど凄く、綺麗に治ったことを思い出します。建て増しを繰り返し宿も大きくなりました(*_*)

7/10 8:38

東屋
小さな谷全体を見下ろし、のんびり休憩するのに良い場所。湯治に来て、毎日の様にこんな散歩が出来たら贅沢な時間の過ごし方と憧れます

7/10 8:40

目前に切り立った岩峰

7/10 8:41

ゴゼンタチバナ

7/10 8:42

ツマトリソウ

7/10 8:42

岩峰を谷の向こうに見ながら、緩やかな巻道

7/10 8:44

木道、木段が整備されていますが、降り続いた雨で濡れ、滑りやすく感じ、朝方は恐る恐る歩きました

7/10 8:48

アカモノ
あちこちで大群落を見かけました

7/10 9:12

アカモノの小径と呼びたくなります(^^ゞ

7/10 9:14

白根方面
空に雲が多くなり、なんだか心配

7/10 9:14

樹林帯を抜け、見晴らしの良い笹原歩き♪

7/10 9:17

イワカガミ
この花も沢山見かけました

7/10 9:17

オトギリソウ

7/10 9:17

イワカガミ
上を向いている花は珍しいですね！

7/10 9:19

古くからの道があったのでしょうか？抉れた地面の脇に新しい道

7/10 9:21

アカモノ大群落

7/10 9:24

登ってきた笹原の道
雲に隠されそうになって分かりにくいですが、雲の下にに万座温泉がちらり

7/10 9:25

緩やかで眺めの良い、こんな素晴らしい登山道があったなんて全然知らず、もっと早く歩いてみたかったと後悔

7/10 9:25

万座山へと繋がる尾根でしょう

7/10 9:26

イワカガミ花盛り

7/10 9:29

ツマトリソウも大群落

7/10 9:31

土砂が流れているせいでしょうか、この辺り踏み跡が不明瞭。右向こうに笹の窪みが見え、登山道をわかるので適当にその地点を目指して横切りました

7/10 9:33

殆ど平坦道

7/10 9:35

山腹を走る国道292号線が見えて来ました

7/10 9:38

登山道は待避所と展望地を兼ねた駐車場所の向かい側にゆるゆる下ります

7/10 9:40

イワカガミが賑やか

7/10 9:42

物々しい立て看板がいっぱい
歩いていたら通報されるかと心配になりましたが、横手山方面に向かう歩行者は、大丈夫でした(^^ゞ

7/10 9:42

白根方面立ち入り禁止
学生時代、尾根上で昼食を楽しんだ日もありましたが、遠い昔の思い出…

7/10 9:45

これから歩く車道
左奥の雲に隠されそうな横手山まで行って戻る予定。天気がますます怪しくなってきました。

7/10 9:50

歩道がないので、安全の為になるべく道路の右端を行きます。右脇に石造りの建物が見えて来ました。

7/10 9:50

山田峠避難小屋
避難小屋が道路脇に立っていたなんて、車で通っていると気が付かないものです(*_*)

7/10 9:50

中之条町に入りました
中之条町といえば、四万温泉♪

7/10 9:51

山田峠
背後に横手山を横切る国道

7/10 9:55

中央分水嶺の石碑

7/10 9:56

白根方面

7/10 9:59

山田、七味温泉のあるこの谷間から登り、山田峠を越えて草津温泉に向かう古道があった面影を知る術もありません

7/10 10:02

ノビネチドリ？

7/10 10:03

ベニバナイチヤクソウ

7/10 10:03

これから楽しみな蕾をいっぱいつけたイチヤクソウの群落

7/10 10:06

テガタチドリ？

7/10 10:13

噴煙が数箇所で吹き上がっています。火山活動は活発なのでしょう。

7/10 10:29

芳ケ平
湿原の緑が目の覚めるように鮮やか

7/10 10:30

日本国道最高地点
芳ケ平を見下ろすビューポイントのすぐ近くにありました。車で通っていながら立ち寄るのは初めて！歩いていると今まで見えていなかった物が次々に目に飛び込み、しみじみ味わうことができます。

7/10 10:33

二等水準点
水準点というものもあるのですね(*_*)

7/10 10:38

もうすぐ渋峠
横手山山頂に向かうリフトも動いているようです

7/10 10:40

若山牧水記念碑が渋峠にあるのも初めて発見

7/10 10:54

渋峠
木製の渋い標識が古風で良いですね♪

7/10 10:54

横断歩道の向こうは長野県

7/10 10:57

リフト乗り場の向こうに登山口がありました。うろうろしている自分を見かねて、声をかけてくれ、道を教えて下さったリフト乗り場の係員の方、有難うございました。

7/10 10:58

一般車通行禁止の道路は横手山頂ヒュッテへと続く道

7/10 11:15

リフトとお別れして左折

7/10 11:15

標識がしっかりしています

7/10 11:17

ツガザクラ

7/10 11:17

ちらり青空
この後、空がどんどん暗くなっていきました

7/10 11:19

横手山山頂に到着
平日ですし、こんな天気なので貸切！

7/10 11:19

二等三角点
お久しぶりです！このところ天気の良い日に来ていませんね(:_;)

7/10 11:31

何の眺望もなく、そそくさと昼食を摂り、下山開始

7/10 11:39

雲が一層下がってきました。一雨来るかもしれません！

7/10 11:47

県境を跨ぐ渋峠ホテル

7/10 11:58

芳ケ平ビューポイントまで帰還

7/10 12:09

ノビネチドリ？

7/10 12:16

これもノビネチドリ？
白みがかった花は珍しく思います

7/10 12:24

？
小さな花も群生すると鮮やか。国道端に沢山の高山植物が咲いていて、その可憐さに驚きました。これも歩かないと分かりません。

7/10 12:30

ガードレールとコンクリ壁の間に踏み跡と石仏発見

7/10 12:30

古い石仏のようです。ひょっとして古道の名残？踏み跡を辿ってみることにしました

7/10 12:31

振り返った山田峠避難小屋

7/10 12:33

点々と標識らしいポールが続いていますが、踏み跡は微かになり、やがて小灌木の藪の中に消滅

7/10 12:36

ハクサンシャクナゲはまだ蕾

7/10 12:39

国道は足元
急坂を登りました

7/10 12:44

腰まで埋まる笹薮を5分程掻き分け、どうやら踏み跡のある笹原に出て、一安心

7/10 12:46

今朝来た道に合流

7/10 12:51

雲の下に万座温泉が見えました

7/10 12:58

再び気持ちの良い笹原を通って帰ります

7/10 13:20

木道脇に群馬県境稜線トレイルのマーク(*_*)

7/10 13:26

朝方、滑りそうで恐々渡った橋はすっかり乾いていました。

7/10 13:28

万座温泉が近づき、乾いた木道は鼻歌混じり♪

7/10 13:28

険しい岩峰へ続く登山道があるようですが

7/10 13:29

通行止め

7/10 13:32

万座山方面

7/10 13:39

楽しませて頂きました(^.^)

7/10 13:44

日進館正面玄関
また来ますね

7/10 13:47

牛池近道へ

7/10 13:51

牛池
空を映す湖面が綺麗な池(*_*)車で通ると見えず、この池にも気が付きませんでした(:_;)名の示す通り、荷を運ぶ牛方が水を飲ませ、牛を休ませた池

7/10 13:52

案内板
周辺に遊歩道が整備されているようです。機会があったら歩いてみたいと思います。

7/10 14:03

ゴールの駐車場はすぐ

7/10 14:04

途中の雨の心配はどこへやら、晴れてしまいました！でも、相変わらず、駐車場に車の影は殆どありません

7/10 14:06

万座しぜん情報館
まだ新しく建てられたばかりのよう。ゆっくり休憩でき、万座温泉の成り立ちなど立体的な地形図を動かして知ることができて、面白いと思いました。

7/10 15:59

若山牧水記念碑
うっかり写真を撮り忘れ、車で渋峠に戻り、写真撮影しました。渋峠ホテルの方お話では、自分の下山した直後土砂降りの雨が降ったそうです。雨に会わずに幸運でした。

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

御飯岳と横手山の間の県境尾根をどう歩くか、頭を悩ませてきましたが
やはり今の季節、到底背丈を超える笹藪を漕ぐなど考えられず、
とりあえず、万座温泉から山田峠に登る登山道を歩き
国道に合流後、車道を歩いて横手山山頂に到達する計画を立てました。

万座温泉の湯畑から山田峠に至る登山道は、木道・木段が整備され
途中からは花も多く、何故かいにしえの道を思わせる雰囲気の良い道に
知っていたらもっと早くに来るべきだったと後悔する程、
季節を変えて又歩いてみたくなる、表情豊かな歩き易いコースです。

山田峠からの車道歩きでも、道沿いに様々な高山植物が花を咲かせ
車で通過していては見られない花々の美しさをのんびり堪能、
騒音や排気ガスにもめげず、健気に咲く植物たちに感動さえ覚えました。

芳ケ平を見下ろすビューポイント付近から先、更に雲行きが怪しくなり
横手山山頂は全く展望がなく、早々に下山開始すると、
渋峠を過ぎた車道上で、ぽつぽつと雨が当たってきました。
幸い、雨雲から逃れたらしく、雨具を着けずに下山でき、幸運でした。

登山道だけでなく、車道脇でも今を盛りと咲き競う高山植物を観賞し、
下山後の万座温泉の定番の万座亭では、平日だったせいか、なんと貸切♪
不安定な天気を除けば、大満足の山歩きになりました。
身近で最高の硫黄泉とも思う万座温泉の魅力に惹かれ、
また、残雪時期に尾根歩きに来られたらと夢が膨らみます。

コメント

ゲスト

４年前の思い出です。
各地の山記録をぼちぼち拝見しています。
詳細にまとめられた記録でオラが行きたかった道は、この様な風景だった事が分かりました。

４年前、2015/11/5 万座温泉の思い出・・・PCの写真を見ました。
・鹿沢口駅からバスで万座温泉に向かう遠くの山景色がきれいでした。
・万座温泉から散歩で牛池〜熊四郎歩道〜熊四郎洞窟〜しゃくなげコース〜熊四郎山（登った？）〜山腹を走る国道292号線が見えました。
・パンフを見て近くの渋峠には中央分水嶺が通り、日本国道最高地点が有る事を初めて知りました。もう１日有ればと思いつつ、翌日は伊香保温泉に向かいました。
・つれが旅好きで別な旅では小海線の駅から八ケ岳連峰、レタス畑を見ながら、ＪＲ最高地点に歩きました。
・昔、東京駅八重洲口前に、つまごい村の大きなＰＲ看板がきれいでした。メジャーな観光地ですね。
※おらが在所（長井市）からも、小国町〜村上市へ続いている、１５０年前の『塩の道』が有ります。すごい藪漕ぎで歩いています。

kyom4

Re: ４年前の思い出です。
okusan093さま　
コメント有難うございます

４年前に万座温泉に来られたのですね
11月だと麓の紅葉もまだ綺麗で、山並みも美しく見えたでしょう
牛池は、牛方が宿に泊まる時、池端に繋ぎ、牛に水を飲ませたと聞きました。
熊四郎山を登っていないので、温泉とセットで出かけたいと思っています。
長野市から万座峠を越えると一時間程で、大好きな万座温泉ですが、
冬は冬季閉鎖で、万座温泉には鹿沢口から有料道路を使わないと行けません。
小海線から見る八ヶ岳も雄大で、素晴らしくて、大好きです

okusan093さまは、長井市にお住まいなのですね
実は、長井葉山にまだ登っていなくて、いつか行きたいと思っております。
山渓の分県ガイドブックでは、アカショウビンの鳴き声が聞こえるとあり
是非、その優しい鳴き声を聞きながら登りたいと、楽しみにしています

小国町から村上市に繋がっていた塩の道があるのですか？
糸魚川と松本を結ぶ塩の道は、観光地化され、容易に歩けますが
各地の古道は廃道の一途と思うと、仕方ないのかもしれませんが、残念です。
道は歩かれなくなると一気に藪化してしまいますね