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Yamareco

記録ID: 1927097
全員に公開
ハイキング
中国

岡山県吉備中央町 小雨のブッポウソウの里と九尾の狐伝説

2019年07月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:46
距離
8.8km
登り
278m
下り
286m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:45
休憩
0:52
合計
3:37
距離 8.8km 登り 288m 下り 296m
8:40
1
お祭り会館駐車場
8:41
8:52
46
加茂総社宮
9:38
9:41
9
標高372.7m三角点「高尾」
9:50
9:52
10
土井神社
10:02
10:17
25
横山様
10:42
10:47
51
三所神社
11:38
11:54
23
美原集落センター
12:17
お祭り会館駐車場
ブッポウソウなど旬の動植物観察や神社などの史跡を楽しむコース
歩行距離8.5km、歩行時間2時間30分、歩行数13,500歩、消費カロリー1,450Kcal
天候 曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 お祭り会館の駐車場に自動車を停めました。数台駐車可能です。なお、加茂総社宮<写真04〜08>の南東の駐車場は中鉄バス専用駐車場です。横山様(ブッポウソウ<写真23>撮影地点付近)の駐車場は、この時季はブッポウソウ観察で混雑するので、長時間の利用は控えたほうがいいでしょう。
コース状況/
危険箇所等
 今回は、土井神社<写真20,21>から横山様(ブッポウソウ<写真23>撮影地点)までが進入禁止道です。ブッポウソウ保護のため、神社の石段は、1つめを下り切った所で左右に横切る砂利道に入って北北東に向かいましょう。おそらく、途中からアスファルト道になり、横山様から東西に延びるアスファルト道に合流するのだろうと思います。我々は石段の2つ目も下りてしまい、道がなくなって進入禁止ゾーンから横山様に突入する最悪の事態を引き起こしました。ブッポウソウさん、観察者の皆様、ごめんなさい(>_<)
 中国自然歩道は、分岐でヒメジョオンが茂った道に気づかず民家前の道を通ってしまった以外は草も低くわかりやすいです。地形図にはない分岐がいくつかありますが、脇道に逸れると道がなくなるかもしれません。ヤブコギ好きの方はぜひ(^^)
 これ以外は、ほぼアスファルト道でした。

 中国自然歩道は、入り口(チュウダイサギ<写真09>撮影地点)からしばらくはアスファルト道です。カボチャ<写真11>撮影地点から砂利道になりましたが、このときは1本南側の道に入ってしまったことに気づきませんでした。
 行き止まりで引き返し、周辺をよく見ると、ヒメジョオンが茂った細道がありました。ここには道標はありませんが、少し進むと道標がありました。防獣フェンスは開閉できます。
 地形図にはない分岐がいくつかありますが、今回は地形図の破線の道を辿りました。木が茂り展望は効きませんが、歩きやすい道が続きます。
 
 当初の予定では、このまま自然歩道を北東に進むつもりでしたが、木にピンクテープが取り付けられ、低い草とササの間の細道があったので、横山様(ブッポウソウ<写真23>撮影地点)まで近道しようと北西に進みました。すると、思いがけず土井神社<写真20,21>に辿り着きました。
 神社の1つ目の石段を下り切った標高320m地点には、左右に延びる砂利道がありました。右折し、北北東に向かえばよかったのですが、2つ目の石段も下りてしまいました。標高300mで突如道がなくなり、倒竹や防獣フェンスをまたいでさらに北西に下りました。
 標高280mで幅15cm程の溝をまたぎ、溝沿いに歩いて数m先に見えている横山様の観察所を目指しました。ところが、我々はこのとき、ブッポウソウの親鳥お気に入りの止まり木のすぐ下を通過していたのでした。無事に観察所に辿り着き、防獣フェンスを開けて中に入れましたが、これが最悪のルートだったことは言うまでもありません。後で気づいて真っ青でした。

 三所神社<写真29〜31>からウツボグサ<写真32>撮影地点辺りまでは砂利や土道です。地形図の破線の道との分岐からウツボグサまでは薄暗く、両サイドが斜面だったので、大雨時には水が流れるかもしれません。今回は問題ありませんでした。
その他周辺情報 吉備高原都市内に「きびプラザ」という施設があります。2Fの「吉備高原ごっつぉうビュッフェバイキング」では、大人1,080円でランチバイキング<写真48>が楽しめます。
01ムシトリナデシコ
「虫取り撫子」は、茎上部の節の下あたりから分泌した粘液に小さな虫がつくことに由来します。ただし、食虫植物ではありません。
3
01ムシトリナデシコ
「虫取り撫子」は、茎上部の節の下あたりから分泌した粘液に小さな虫がつくことに由来します。ただし、食虫植物ではありません。
02アジサイ
青いアジサイの群生の中にポツンと白いアジサイが密かに咲いていました。
02アジサイ
青いアジサイの群生の中にポツンと白いアジサイが密かに咲いていました。
03ヒメヒオウギズイセン
花期は7〜8月で花茎から穂状花序を分枝し、各々にオレンジ色の花を付けます。咲き始めでした。
1
03ヒメヒオウギズイセン
花期は7〜8月で花茎から穂状花序を分枝し、各々にオレンジ色の花を付けます。咲き始めでした。
04加茂総社宮の社叢
950年の歴史をもつ備前加茂大祭の行われる境内には樹齢約500〜600年ものスギ、ヒノキ、イチョウなどの大木が繁っており、岡山県の郷土記念物に指定されています。鳥居の右の杉は樹齢550年、左のヒノキは450年です。杉の大木を見上げて動画に撮りました。
04加茂総社宮の社叢
950年の歴史をもつ備前加茂大祭の行われる境内には樹齢約500〜600年ものスギ、ヒノキ、イチョウなどの大木が繁っており、岡山県の郷土記念物に指定されています。鳥居の右の杉は樹齢550年、左のヒノキは450年です。杉の大木を見上げて動画に撮りました。
05加茂総社宮
   随身門越しに拝殿
770〜780年頃の創建で、現社地の東にある滝が鳴動して村人を驚かせたので、神託を伺うと、大己貴命(おおなむちのみこと)が諸神を集められたことによるとのことで、ここに加茂郷36ヵ村の氏神として祀られました。加茂大祭は県指定重要無形民俗文化財で、岡山県の三大祭りの一つです。
1
05加茂総社宮
   随身門越しに拝殿
770〜780年頃の創建で、現社地の東にある滝が鳴動して村人を驚かせたので、神託を伺うと、大己貴命(おおなむちのみこと)が諸神を集められたことによるとのことで、ここに加茂郷36ヵ村の氏神として祀られました。加茂大祭は県指定重要無形民俗文化財で、岡山県の三大祭りの一つです。
06総社石燈籠
弘安4年(1281年)第2回、元寇の国難の時 、燈籠一基が献進され蒙古戦勝利が祈願されました。県指定重要文化財で県下最古の八角燈籠です。
1
06総社石燈籠
弘安4年(1281年)第2回、元寇の国難の時 、燈籠一基が献進され蒙古戦勝利が祈願されました。県指定重要文化財で県下最古の八角燈籠です。
07石造地蔵菩薩立像
貞治4年(1365年)藤原経明銘が刻まれています。かつての神仏混淆の歴史を物語っており、県指定重要文化財に指定されています。
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07石造地蔵菩薩立像
貞治4年(1365年)藤原経明銘が刻まれています。かつての神仏混淆の歴史を物語っており、県指定重要文化財に指定されています。
08加茂総社宮イチョウ
11月上旬には落ち葉が創った金色(こんじき)のじゅうたんが見られます。これは樹齢160年ですが、樹高は36mもあります。
08加茂総社宮イチョウ
11月上旬には落ち葉が創った金色(こんじき)のじゅうたんが見られます。これは樹齢160年ですが、樹高は36mもあります。
09チュウダイサギ
日本で見られるダイサギには二つの亜種があります。冬鳥のダイサギ(オオダイサギ)と、夏鳥のチュウダイサギです。
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09チュウダイサギ
日本で見られるダイサギには二つの亜種があります。冬鳥のダイサギ(オオダイサギ)と、夏鳥のチュウダイサギです。
10ハンゲショウ
夏至を過ぎた頃に長さ10〜15cmほどの穂状花序を葉の付けねにつけ、花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たすのが特徴です。
10ハンゲショウ
夏至を過ぎた頃に長さ10〜15cmほどの穂状花序を葉の付けねにつけ、花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たすのが特徴です。
11カボチャ
雄花と雌花が別で、雄花には雄しべ、雌花には雌しべしかありません。
11カボチャ
雄花と雌花が別で、雄花には雄しべ、雌花には雌しべしかありません。
12ムラサキツユクサ
3枚の花弁を優雅に広げ、朝露に濡れた姿にはしっとりとした美しさが感じられます。道を間違えて民家の前を通ったら咲いていました。
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12ムラサキツユクサ
3枚の花弁を優雅に広げ、朝露に濡れた姿にはしっとりとした美しさが感じられます。道を間違えて民家の前を通ったら咲いていました。
13ホタルブクロ
初夏から夏の前半にかけて道端でたくさん見られます。ここに開閉できる防獣フェンスがありました。
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13ホタルブクロ
初夏から夏の前半にかけて道端でたくさん見られます。ここに開閉できる防獣フェンスがありました。
14トノサマガエル
かつては鳥羽僧正の鳥獣戯画にでてくるほどポピュラーなカエルでしたが、関東地方を筆頭に現在では観測できない地域が増えています。
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14トノサマガエル
かつては鳥羽僧正の鳥獣戯画にでてくるほどポピュラーなカエルでしたが、関東地方を筆頭に現在では観測できない地域が増えています。
15直径20cmキノコ
左端の昆虫が小さなアリのように見えます。昆虫にとっては格好の傘になっているかも。
15直径20cmキノコ
左端の昆虫が小さなアリのように見えます。昆虫にとっては格好の傘になっているかも。
16石仏2体
中国自然歩道から標高372.7m三角点<写真18>に向かう道との分岐に設置されていました。詳細は不明です。
16石仏2体
中国自然歩道から標高372.7m三角点<写真18>に向かう道との分岐に設置されていました。詳細は不明です。
17加茂市場
 デジタルテレビ中継局
地形図の電波塔マークの入った山頂に設置された中継局です。
17加茂市場
 デジタルテレビ中継局
地形図の電波塔マークの入った山頂に設置された中継局です。
18標高372.7m三角点
        「高尾」
本日唯一の山頂です。展望は効きません。ここで行き止まりでした。
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18標高372.7m三角点
        「高尾」
本日唯一の山頂です。展望は効きません。ここで行き止まりでした。
19チュウガタコガネグモ♀
山頂の主です。腹部の模様が帽子をかぶったサンタクロースの顔に見えて仕方がありません(*^^*)今回は歩行中、何十回も蜘蛛の巣に引っかかってしまいました(>_<)
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19チュウガタコガネグモ♀
山頂の主です。腹部の模様が帽子をかぶったサンタクロースの顔に見えて仕方がありません(*^^*)今回は歩行中、何十回も蜘蛛の巣に引っかかってしまいました(>_<)
20玉藻霊石(殺生石)
平安末期、鳥羽上皇の寵妃だった玉藻前(たまものまえ)は、白色金毛九尾の狐の化身であると見破られ、那須高原で近づく生き物をことごとく殺す殺生石となりました。1385年、玄翁(げんのう)和尚によって打ち砕かれ、その欠片が全国3ヶ所の高田(内一つは現真庭市勝山町)と呼ばれる地に飛散しました。これを地下に埋め、高田城主三浦家の鎮守として祀ったのが化生寺(かせいじ)の前身である玉藻大明神です。なお、勝山町には石が2つ降ってきたという説があり、片方を三浦源左衛門貞兼が毛利勢との戦の際にここに持ち込んだとされています。確かに、霊石を一般人が勝手に割ったとなれば具合が悪いですね(^^)
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20玉藻霊石(殺生石)
平安末期、鳥羽上皇の寵妃だった玉藻前(たまものまえ)は、白色金毛九尾の狐の化身であると見破られ、那須高原で近づく生き物をことごとく殺す殺生石となりました。1385年、玄翁(げんのう)和尚によって打ち砕かれ、その欠片が全国3ヶ所の高田(内一つは現真庭市勝山町)と呼ばれる地に飛散しました。これを地下に埋め、高田城主三浦家の鎮守として祀ったのが化生寺(かせいじ)の前身である玉藻大明神です。なお、勝山町には石が2つ降ってきたという説があり、片方を三浦源左衛門貞兼が毛利勢との戦の際にここに持ち込んだとされています。確かに、霊石を一般人が勝手に割ったとなれば具合が悪いですね(^^)
21土井神社拝殿&本殿
後冷泉天皇の天喜年中の創建と伝えられています。文亀五年(1505年)、(現地案内板では文亀三年)、高田城主三浦家家老の貞兼が玉藻大明神を三浦家の鎮守として当神社に勧請しました。おそらく、このときに殺生石を奉納したのでしょう。天正六年(1578年)、虎倉城主伊賀氏の家老土井次郎左衛門の妻(三浦氏の娘)が、社殿を造営したとされています。
21土井神社拝殿&本殿
後冷泉天皇の天喜年中の創建と伝えられています。文亀五年(1505年)、(現地案内板では文亀三年)、高田城主三浦家家老の貞兼が玉藻大明神を三浦家の鎮守として当神社に勧請しました。おそらく、このときに殺生石を奉納したのでしょう。天正六年(1578年)、虎倉城主伊賀氏の家老土井次郎左衛門の妻(三浦氏の娘)が、社殿を造営したとされています。
22オカトラノオ
湿原に育つミズトラノオ はシソ科ですが、オカトラノオ(岡虎の尾)はサクラソウ科です。ヌマトラノオと違い、花穂が曲がります。群生していました。
22オカトラノオ
湿原に育つミズトラノオ はシソ科ですが、オカトラノオ(岡虎の尾)はサクラソウ科です。ヌマトラノオと違い、花穂が曲がります。群生していました。
23ブッポウソウ
腰痛地蔵様として知られる横山様の観察所です。本日、もっとも会いたかった野鳥です。詳細は感想にて。
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23ブッポウソウ
腰痛地蔵様として知られる横山様の観察所です。本日、もっとも会いたかった野鳥です。詳細は感想にて。
24ガクアジサイ
1日のうちに、太陽光が当たる時間と日陰になる時間の両方がある「半日陰」で育ちます。周辺にたくさん植えてありました。
24ガクアジサイ
1日のうちに、太陽光が当たる時間と日陰になる時間の両方がある「半日陰」で育ちます。周辺にたくさん植えてありました。
25アオイトトンボ未熟♂?
胸部の緑色の部分がコバネアオイトトンボよりも下まで広がり、体長はオオアオイトトンボほど長くはありませんでした。腹部の先端近くがふくらんでいないのでオスです。翅の縁紋は未熟な個体は白いようです。
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25アオイトトンボ未熟♂?
胸部の緑色の部分がコバネアオイトトンボよりも下まで広がり、体長はオオアオイトトンボほど長くはありませんでした。腹部の先端近くがふくらんでいないのでオスです。翅の縁紋は未熟な個体は白いようです。
26色づき始めのアジサイ
最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びていますが、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤や青に色づいていきます。
26色づき始めのアジサイ
最初は花に含まれる葉緑素のため薄い黄緑色を帯びていますが、それが分解されていくとともにアントシアニンや補助色素が生合成され、赤や青に色づいていきます。
27ノギラン
「ノギ」とはライムギ 、コムギ などの種の先が尖った部分のことで、花びらの先の尖った様子を表しています。周辺に数株ありました。
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27ノギラン
「ノギ」とはライムギ 、コムギ などの種の先が尖った部分のことで、花びらの先の尖った様子を表しています。周辺に数株ありました。
28スジグロシロチョウ
        夏型♀?
夏型は黒斑が大きく、メスは全体的に黒斑が発達しぼやけています。動画も撮りました。
28スジグロシロチョウ
        夏型♀?
夏型は黒斑が大きく、メスは全体的に黒斑が発達しぼやけています。動画も撮りました。
29馬蹄石
三所(さんしょ)神社の境内です。蹄型のくぼみに水がたまっていました。天元2年(979年)、この地に3本の火柱が立ち、馬に乗った熊野の三所権現がここに自分を祀れと言い残して立ち去りました。これはそのときの馬の蹄の跡とされています。
29馬蹄石
三所(さんしょ)神社の境内です。蹄型のくぼみに水がたまっていました。天元2年(979年)、この地に3本の火柱が立ち、馬に乗った熊野の三所権現がここに自分を祀れと言い残して立ち去りました。これはそのときの馬の蹄の跡とされています。
30三所神社拝殿&本殿
通称が三所権現で、ご祭神は伊弉那美尊(いざなみのみこと)、速玉男命(はやたまおのみこと)、事解男命(ことさかおのみこと)です。熊野三所神社を勧請したものです。
30三所神社拝殿&本殿
通称が三所権現で、ご祭神は伊弉那美尊(いざなみのみこと)、速玉男命(はやたまおのみこと)、事解男命(ことさかおのみこと)です。熊野三所神社を勧請したものです。
31三所神社鳥居越しに随身門
備前藩主池田家の崇敬厚く毎年御供え米2斗1枡が奉献されました。
31三所神社鳥居越しに随身門
備前藩主池田家の崇敬厚く毎年御供え米2斗1枡が奉献されました。
32ウツボグサ
花一輪の寿命は2〜3日ほどです。花色はふつう紫ですが、まれに薄いピンクや白花のものもあります。もう少し先に群生していました。
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32ウツボグサ
花一輪の寿命は2〜3日ほどです。花色はふつう紫ですが、まれに薄いピンクや白花のものもあります。もう少し先に群生していました。
33コウゾリナ&ノアザミ&
      ヒメジョオン
この辺り一帯が自然のお花畑になっていました。白いヒメジョオンに黄色いコウゾリナと紫がかったピンクのノアザミがいいアクセントになっています。
33コウゾリナ&ノアザミ&
      ヒメジョオン
この辺り一帯が自然のお花畑になっていました。白いヒメジョオンに黄色いコウゾリナと紫がかったピンクのノアザミがいいアクセントになっています。
34ダイコンソウ&
   オオカマキリ幼体
体長3cm程のオオカマキリ本人は茎か何かに擬態し欺いているつもりのようですが、ばれているよ(´・ω・`)
34ダイコンソウ&
   オオカマキリ幼体
体長3cm程のオオカマキリ本人は茎か何かに擬態し欺いているつもりのようですが、ばれているよ(´・ω・`)
35ダイコンソウ&
     ハナアブ2種
右の黄色いのがホソヒラタアブ、左の黒いのはマダラコシボソハナアブです。花粉をなめている様子を動画に撮りました。
35ダイコンソウ&
     ハナアブ2種
右の黄色いのがホソヒラタアブ、左の黒いのはマダラコシボソハナアブです。花粉をなめている様子を動画に撮りました。
36キヌガサタケ
白いレースのような菌網をまとった姿からキノコの女王と呼ばれ、おいしいと珍重されています。しかし、暗緑色のグレバ(胞子を形成する部分)はウ〇コ臭いと言われる悪臭を放ち、ハエなどに胞子を運んでもらいます。幸い、近寄ってもにおいは感じませんでした。二人とも風邪をひいていたのが幸いしたのかもしれません( *´艸`)
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36キヌガサタケ
白いレースのような菌網をまとった姿からキノコの女王と呼ばれ、おいしいと珍重されています。しかし、暗緑色のグレバ(胞子を形成する部分)はウ〇コ臭いと言われる悪臭を放ち、ハエなどに胞子を運んでもらいます。幸い、近寄ってもにおいは感じませんでした。二人とも風邪をひいていたのが幸いしたのかもしれません( *´艸`)
37ツバメ幼鳥
たくさんのツバメが飛び回っていました。ここはツバメの子育てに最適な場所なのでしょう。
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37ツバメ幼鳥
たくさんのツバメが飛び回っていました。ここはツバメの子育てに最適な場所なのでしょう。
38ヤブカンゾウ
宇甘(うかい)川沿いの道はヤブカンゾウロードと化していました。
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38ヤブカンゾウ
宇甘(うかい)川沿いの道はヤブカンゾウロードと化していました。
39オトギリソウ
古くから自生し、切り傷や神経痛を癒やす薬草として民間療法に利用されてきました。花弁などに黒斑が多いのが特徴です。
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39オトギリソウ
古くから自生し、切り傷や神経痛を癒やす薬草として民間療法に利用されてきました。花弁などに黒斑が多いのが特徴です。
40ネムノキ
葉は夕方になると閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところからネムノキの名前がつきました。枝先に淡紅色の長い雄しべをもつ花が20ほど集まって咲く姿は繊細でかわいいです。
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40ネムノキ
葉は夕方になると閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところからネムノキの名前がつきました。枝先に淡紅色の長い雄しべをもつ花が20ほど集まって咲く姿は繊細でかわいいです。
41オオキンケイギク
コスモスに似てかわいいのですが、特定外来生物に指定されており、駆除対象となっています。
41オオキンケイギク
コスモスに似てかわいいのですが、特定外来生物に指定されており、駆除対象となっています。
42石仏7番
ミニ霊場巡りの石仏でしょう。西国なのか四国なのか不明です。コンクリートで塗り固められた法面にこれだけ残してあったので、大切にされているのでしょう。
42石仏7番
ミニ霊場巡りの石仏でしょう。西国なのか四国なのか不明です。コンクリートで塗り固められた法面にこれだけ残してあったので、大切にされているのでしょう。
43ヘクソカズラ
どこからか種が飛んできて、勝手に生えてくる植物です。枝や葉をもむと、屁糞(へくそ)の臭いがするといわれています。実際には正露丸のようなにおいですが、さわらないほうが(*_*;
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43ヘクソカズラ
どこからか種が飛んできて、勝手に生えてくる植物です。枝や葉をもむと、屁糞(へくそ)の臭いがするといわれています。実際には正露丸のようなにおいですが、さわらないほうが(*_*;
44ヨウシュヤマゴボウ
有毒植物で、全体にわたって毒があり、果実も有毒です。
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44ヨウシュヤマゴボウ
有毒植物で、全体にわたって毒があり、果実も有毒です。
45ブッポウソウ幼鳥
美原集落センター内のライブ映像で巣箱の中の様子をリアルタイムで放映していました。動画に撮っていると、たまたま餌をもらいに巣箱から顔を出すシーン(ライブ映像では上半身が見えなくなっただけ)が映ったようです。
45ブッポウソウ幼鳥
美原集落センター内のライブ映像で巣箱の中の様子をリアルタイムで放映していました。動画に撮っていると、たまたま餌をもらいに巣箱から顔を出すシーン(ライブ映像では上半身が見えなくなっただけ)が映ったようです。
46ワルナスビ
ワルナスビという名前の通り、厄介な外来種です。斜面一面に群生していたので動画も撮りました。
46ワルナスビ
ワルナスビという名前の通り、厄介な外来種です。斜面一面に群生していたので動画も撮りました。
47ノウゼンカズラ
夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけ、気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを伸ばします。中国原産の植物です。
47ノウゼンカズラ
夏から秋にかけ橙色あるいは赤色の大きな美しい花をつけ、気根を出して樹木や壁などの他物に付着してつるを伸ばします。中国原産の植物です。
48吉備高原ごっつおう
     ランチビュッフェ
きびプラザ2Fのレストランです。吉備中央町での食事は1,080円のランチビュッフェが定番となりました(^^♪これは二人分です。その他、自分でつくるラーメンや、くずもち、ぜんざいなども食しました。
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48吉備高原ごっつおう
     ランチビュッフェ
きびプラザ2Fのレストランです。吉備中央町での食事は1,080円のランチビュッフェが定番となりました(^^♪これは二人分です。その他、自分でつくるラーメンや、くずもち、ぜんざいなども食しました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日はどの地域も天候が不安定な予想でしたので、比較的、雨雲の通り道から外れる吉備中央町を訪問することにしました。
 吉備中央町の加茂川エリアはブッポウソウの繁殖地として知られています。ブッポウソウは絶滅の危機にある種として環境省のレッドデータブックに記載されています。そこで、吉備中央町では加茂川エリア全域を天然記念物に指定しています。
 ブッポウソウが見られるのは5月初旬から7月下旬にかけてです。この時期(7月初旬から中旬)は雌雄が頻繁に餌を巣箱へ運ぶので最も観察しやすい時期です。
 今回はブッポウソウの観察環境日本一といわれる“横山様”を訪問することにしました。“横山様”とは眼下に下土井集落が見渡せる場所にある地蔵尊で、腰痛にご利益があるとされています。また、真庭市勝山町の高田城主三浦貞勝の正室で、後に宇喜多秀家の母となった絶世の美女、おふくの方の隠棲の地でもあります。景色のよい観察場所で駐車場もあります。

 出発点は加茂市場の総社宮です。石灯籠などの重要文化財や樹齢数百年の大木を見た後、中国自然歩道を歩くことにしました。途中、標高372.7mの山頂(点名:高尾)に寄りました。
 中国自然歩道を北上し、横山様に向かう途上で近道しようと草やササの間の細道を辿ると、土井神社がありました。地形図には載っていません。
 案内板を読んでみると、出ました、宇喜多直家!こんな山中に宇喜多秀家の母、おふくの方のゆかりの地があるとは思ってもみませんでした。犬も歩けば宇喜多に当たる?
 この神社には地元では「玉藻霊石」と呼ばれている殺生石があります。(詳細は<写真20>)
 正体を見破られた九尾の狐が那須高原で石になったもので、和尚に退治され割れた欠片の一部が岡山県真庭市勝山町に飛来したとの伝説があります。那須高原の国指定史跡「殺生石」とは色が違うのが気になります。埋められたものを掘り起こすのも大変なので、土井神社に持ち込まれたのはレプリカだったりして(-_-;)
 退治され毒気を抜かれた殺生石を守護神とした勝山町の高田城主三浦家でしたが、落城の憂き目に遭い、城主の正室だったおふくの方は、三浦家ゆかりのこの地に逃れました。その後、宇喜多直家の正室となり、我が子秀家の出世に貢献したといわれています。
 天皇に寵愛された九尾の狐の化身「玉藻前」(たまものまえ)とおふくの方。絶世の美女二人の運命はまさに波乱万丈でした。

 土井神社から石段を下っていき、横山様に直接向かいました。石段は2つあり、1つ目の石段を下り切った所に砂利道が左右に横切っていました。この砂利道に入ると、横山様の東西に延びるアスファルト道に合流できたようです。
 しかし、近道しようと2つ目の石段も下り切った所で道がなくなりました。我々にとっては「山あるある」なので、気にせず倒竹や防獣フェンスをまたぎ、細い溝に出ると、横山様の観察所が数m先に見えました。溝沿いに歩いて横山様に無事到着、と思いきや、観察所手前にまたもや防獣フェンス(-_-;)
 開けていると、どこから来たのか尋ねられました。近くに野鳥が来るからとやんわりたしなめられただけですみましたが、後から気づいて真っ青に(>_<)
 我々が通ってきた溝沿いの木の上にブッポウソウの親鳥お気に入りの止まり木があったのでした(*_*;しかも、このルートだと、警戒心が強いブッポウソウのために進入禁止になっている巣箱から50m以内の圏内に入ってしまいます。
 保護の観点から、土井神社からのアプローチは道沿いに下りましょう。

 横山様はたくさんの野鳥観察カメラマンで溢れ、観察場所は入り込む余地がまったくありませんでした(*_*;肉眼では観察できたのですが、カメラで撮れない状況でした。巣箱の中のリアルタイムライブ映像も人垣でなかなかのぞけません。
 場所を探して後ろをうろうろし、あきらめて帰ろうとしていると、見るに見かねて、ある親切な方が望遠レンズ越しに映ったブッポウソウを私のスマホで撮影してくださいました。
 例のお気に入りの止まり木に止まっていたところをみると、すぐ下を我々が通ったことには気づかなかったのでしょう。不幸中の幸いでした。

 次に三所神社経由で宇甘川沿いにある美原集落センターを訪問しました。近くにあるブッポウソウの巣箱の中の様子をリアルタイムライブ映像で見ることができる施設です。ここは閑散としており、ゆっくりできました。
 7月下旬の巣立ちに向けてヒナたちの動きは活発で、巣箱の中をゴソゴソ周回していたり、口を大きく開けたりしていました。翼を持ち上げて動きが大きくなったかと思うと、ヒナの上半身が画面の上に消え、数秒後にドテッと落っこちてきました。巣箱から顔を出し親鳥が運んできた餌を啄むシーンだったのかもしれません。
 吉備中央町は、約300羽が飛来してくる国内でも有数のブッポウソウ繁殖地です。2011年には約450羽のヒナが巣立った記録があります。このヒナたちもそのうち巣立ち、来年以降、繁殖のため再びやってくることでしょう(*^^*)

 もちろん、ブッポウソウ以外にも道中たくさんの植物も観られました。特にキヌガサタケは実物を初めて見ました!(^^)!
 この日は生憎の天気で山行とは言えないコースを歩きましたが、やはり動植物は豊富で、興味深く由緒正しい神社もあり楽しめました。この時季の低山もいいものです。



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