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Yamareco

記録ID: 1933009
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

瓢箪崩山☆梅雨の合間に

2019年07月19日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
01:45
距離
4.6km
登り
400m
下り
402m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:30
休憩
0:15
合計
1:45
11:05
32
スタート地点
11:37
11:51
10
12:01
12:02
48
12:50
ゴール地点
天候 小雨
過去天気図(気象庁) 2019年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
飛騨の池の奥の駐車場に(車2〜3台のスペースあり)
コース状況/
危険箇所等
寒谷峠から尾根沿いの道は注意しないと入り口がわかりにくい
下山のコース外のルートは一般登山道なし
駐車地より望む飛騨の池 
2019年07月19日 11:06撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/19 11:06
駐車地より望む飛騨の池 
林の中に突然現れる墓所
聖護院門跡の墓所らしい
2019年07月19日 11:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 11:10
林の中に突然現れる墓所
聖護院門跡の墓所らしい
沢の小さな人工的な堰堤
2019年07月19日 11:11撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 11:11
沢の小さな人工的な堰堤
右手の斜面に小さな扉
2019年07月19日 11:15撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 11:15
右手の斜面に小さな扉
山道に入ったところで谷沿いの林道を振り返る
2019年07月19日 11:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 11:29
山道に入ったところで谷沿いの林道を振り返る
寒谷峠
2019年07月19日 11:44撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/19 11:44
寒谷峠
霧に烟る山頂への登山路
2019年07月19日 12:00撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:00
霧に烟る山頂への登山路
瓢箪崩山山頂
2019年07月19日 12:03撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:03
瓢箪崩山山頂
檜林の中を下山
2019年07月19日 12:08撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:08
檜林の中を下山
すぐに自然林の林に
2019年07月19日 12:10撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:10
すぐに自然林の林に
快適な道が続く
2019年07月19日 12:13撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:13
快適な道が続く
大きなキノコ
2019年07月19日 12:14撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:14
大きなキノコ
霧の中からわずかに岩倉村松の光景が
2019年07月19日 12:21撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/19 12:21
霧の中からわずかに岩倉村松の光景が
遠くに京都市街を遠望
2019年07月19日 12:29撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:29
遠くに京都市街を遠望
大文字山(右)も雲の中
2019年07月19日 12:30撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/19 12:30
大文字山(右)も雲の中
ca360mより自然林の尾根に入る
2019年07月19日 12:34撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:34
ca360mより自然林の尾根に入る
倒木が散乱する檜の植林地に
2019年07月19日 12:39撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:39
倒木が散乱する檜の植林地に
なんのキノコだろう
2019年07月19日 12:41撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:41
なんのキノコだろう
整然とした杉の植林地の中の踏み跡を下る
2019年07月19日 12:46撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:46
整然とした杉の植林地の中の踏み跡を下る
最後は羊歯の生い茂る沢沿いの踏み跡を辿る
2019年07月19日 12:48撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/19 12:48
最後は羊歯の生い茂る沢沿いの踏み跡を辿る
再び聖護院門跡の墓所の裏手に出る
2019年07月19日 12:50撮影 by  E-M5MarkII , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/19 12:50
再び聖護院門跡の墓所の裏手に出る

感想

この日は家の都合で仕事を休んだのだが、本格的に雨が降り出すまでに少し時間があるようなので、京都の岩倉の里山を軽く逍遥することにする。岩倉を北上すると普段は雲のかかることの少ない瓢箪崩山も山頂部には雲がかかっている。この瓢箪崩山にはいくつものルートがあるのだが、これまで歩いたこのない飛騨の池からのアプローチを試みる。

飛騨の池を過ぎると道路脇には小さな駐車場がある。すでに先客がおり、三脚のついた双眼鏡を抱えた男性がおられ、満面の笑みで近づいてこられる。ご挨拶をすると、開口一番、「瓢箪崩山ですか?」と質問が飛んできた。京都山岳連盟の方らしく、京都一周トレイルの整備にも携わっておられるとのこと。こんな日に瓢箪崩山に登りに来る物好きに興味を示してくださるのも納得である。今日はカイツブリのバードウオッチングに来られたとのこと。

男性と色々とお話をしているうちに興味深いことを教えて頂く。かつてこの林道の奥には石灰岩が採取されたそうだが、その採取された跡地に京都大学が地震の計測所を設置したとのこと。林道沿いに電柱と電線が整備されているのはそのためだそうだ。

谷沿いに入ってゆくと、間も無く右手に立派な墓所が現れる。聖護院門跡の墓所らしい。かつて聖護院は応仁の乱が消失し、岩倉に場所を移したことがあったので、その頃の墓所だろうか。周りの鬱蒼とした杉林の中で風格あるパワースポットの佇まいを見せている。

林道沿いの電線が途切れるところで右手の斜面にはコンクリートの壁と小さな扉がある。先ほどの男性に教えていただかなければ、それがかつての石灰岩の採石場とその跡に設けられた地震の観測所とは思いもよらなかっただろう。最後の電柱で電線は途切れており、かつては観測所にまで繋がっていたと思われる電線も既に外されているようだ。

林道は寒谷峠の近くまで続いている。道が大きく左手に曲がるところでようやく自然林の山道となる。ヒルはいないだろうかと途中で確認したところ、私の靴に一匹、それからふくらはぎを大きいのが一匹、よじ上ってくるところだった。

寒谷峠が近づくと濃い霧がかかり始める。雲の中に入ったのだろう。峠からは斜面をトラバースする明瞭な道があり、この道を辿るのだが一向に登る気配がない。おかしいと思ってGPSを確認すると、山頂をトラバースするルートに入ってしまったらしい。寒谷峠に戻ると、尾根を登る細い道があった。この道の入り口は意外と分かりにくい。

山頂部は本来は横高山の方向に展望が開けている筈だが、この日は霧の中で眺望は何もない。しかし、霧の立ち込める山頂近くの自然林には独特の雰囲気がある。わずかに500m少々の低山に雲がかかることはあまりないので、霧の光景を目にする機会は少ないだろう。

下山は南西のトトギ池へ下る道に入る。最初は霧の中の檜の植林地を行くが、斜面の左側をトラバースするようになると霧はすぐにもなくなり、明るい自然林の中を歩くようになる。

道が斜面の左側から右側にトラバースするように変化するところで、尾根上のピーク、ca360に登ってみる。ピークの南側から京都市内が見える。ピークから北西に伸びる尾根は明瞭な踏み跡はないものの所々に森林作業のものと思われる赤テープがつけられている。なだらかな自然林の尾根が左手に下降するようになると、周囲は杉の植林となる。足元には多くの倒木が散乱しており、倒木を越えながら進んでゆく。

植林の中に現れた微かな踏み跡を辿ると、羊歯の生い茂る谷へと下る。谷沿いに踏み跡を辿ると先ほどの聖護院門跡の墓所に出た。わずかに歩いて駐車地に戻る。再びヒルをチェックすると、家内のゲイターの内側に一匹、はりついていた。

暑い夏はもうすぐだ。北山の低山を歩くのはしばらく先になることだろう。

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