仙丈ヶ岳、北沢峠〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜藪沢ルート
- GPS
- 07:28
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,727m
- 下り
- 1,762m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 7:28
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは、北沢峠を15:00予定のバスだが、実際は15:10頃になった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢峠〜二合目:最初やや急な登り。シラビソなどの美しい森の中を歩いて登って行くが、その後ゆるく下って行った辺りが二合目である。特に危険な箇所は無い。 〜六合目辺り:樹林帯の中を急激に登って行くと、五合目大滝ノ頭に到着、さらにしばらく登って行くと、シャクナゲが出てきたり、生えている樹の丈が小さくなってきて、もうすぐ森林限界が近いと判る。六合目の標識がある地点は、すでに這松帯である。この辺りに来ると、甲斐駒ヶ岳方面の展望が良い(しかし当日は雲が多かった)。特に危険な箇所は無い。 〜小仙丈ヶ岳:六合目からは、小仙丈ヶ岳のピークが見えるが、かなり登るようで、実際200m以上の登りである。まあ、着実に一歩一歩登るほかはない。特に危険な箇所は無い。 〜仙丈ヶ岳:小仙丈ヶ岳を過ぎると、やや平坦な箇所も出てきたりして、適度に脚を休めながら歩ける。高山植物の写真を撮ったり、雷鳥を観察したりしながら、楽しんで歩ける。北岳方面の展望も楽しめる。富士山も見えるはずだが、当日は雲があり見えず。仙丈小屋への道を右に分け、少し登ってピークに出ると、前方に三つくらいピークが見える。仙丈ヶ岳の頂上は、一番右のピークだ。手前の二つは、巻くように道がついている。特に危険な箇所は無い。 〜丹渓新道合流点:仙丈ヶ岳から高山植物など観察しながら仙丈小屋に下り、その後しばらく薮沢カールの中を下ると水場があって、水が豊富に湧いていた。さらに下ると、ミヤマナナカマドが群生している中を、馬ノ背を見ながら下るようになる。特に危険な箇所は無い。 〜大平山荘:丹渓新道合流点から10分も下ると、馬の背ヒュッテに到着し、その脇をさらに、5分も歩くと薮沢小屋分岐である。ここから薮沢に沿って下るいわゆる薮沢新道を進む。薮沢徒渉点まで左岸に沿った道である。途中、数ヵ所、雪が残っているが、雪の上を歩くような場面はなく、アイゼン等はまったく不要である。岩のごろごろしている箇所などが多く、補助ロープが張られている箇所もいくつかある。登りに使った尾根のコースよりも、やや歩きにくいと思われるが、それほど危険とまでは言えない。薮沢徒渉点では、三本くらいの丸太が沢に架かり、この上を歩いて渡る。特に難しいことはないが、バランスを崩し下に落ちると危険であるので要注意。その後は、樹林帯の中を40分程歩くと大平山荘に到着する。 〜北沢峠:ずっと下り道だったが、ここから、北沢峠まで登らなければならない。樹林帯の中をしばらく登る。下りに慣れた脚が、突然登りに使われると、けっこう辛いと感じる。林道に出れば、すぐに北沢峠に到着する。大平山荘から北沢峠までは、15分程度である。 |
その他周辺情報 | 道の駅アルプス村長谷で、お土産など買い、その後、信州高遠温泉さくらの湯で汗を流す。 |
予約できる山小屋 |
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写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
手袋
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ツェルト
ゲーター
コッヘル
ガスバーナー
バーナー用燃料
熊鈴
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感想
南アルプスの仙丈ヶ岳に行こうと計画して、24日に北沢山荘に予約していたが、なかなか梅雨明けにならないのと、仲間が一人都合で行けなったこともあり、一旦キャンセルしていた。ところが、23日火曜日に天気予報を見たら、24日水曜日の天気が予想外に良さそうなので、急遽日帰りで行くことにした。
今回同行の山ガールさんも、ちょうど夏休み中とのことで、火曜日に明日行くんだけどどう?と誘ったら、行きましょうということに。翌水曜日22日は、夜中の2時に家を出て、中央高速を諏訪インターで下り、杖突峠を越える。南アルプス林道バスが北沢峠へ向けて発車する仙流荘前には、5時前に到着。
6時少し前に、はやくもバスが発車し、6時50分くらいには北沢峠に到着した。
仙丈ヶ岳は、コースタイムや地図を見る限り、楽勝で日帰り出来る山だと思っていた。北沢峠から樹林帯の中を順調なペースで登り、六合目辺りまでは、予定時刻を上回る速度で進んだ。
ところがどっこい、3000メートル級の山は、そんなに甘くはない。森林限界を抜けた辺りから、脚がヨロヨロとしてきて、どんなに深い呼吸をしても、一歩一歩がすごく大変になって来た。しまいには、頭がくらくらして眩暈がする始末。どうやら高山病になってしまったようだ。
以前、北岳に登った時も、富士山に登ったときも、高山病に悩まされたが、そういう時は、睡眠不足だった。今回も、朝の0時30分には、起きていたので、睡眠が足りていなかったようだ。
特に今回、小仙丈ヶ岳への登りが辛かった。小仙丈ヶ岳以降は、少し良くなった感じもしたが、完全には治らない。しかし、仙丈小屋を出て少し下り、丹渓新道分岐点くらいまでくると、ほとんど治ってしまった。
今回、六合目辺りから仙丈ヶ岳山頂までは、標準のコースタイムよりも遅い時間で歩いた。3時のバスには間に合わず、4時の最終のバスになるかと心配した。しかし、結局下りを薮沢新道で、かなりのスピード下りて来れたので、3時のバスに余裕で間に合ったしまった。良かった良かった。
しかし、3000メートル級の山は、どこかで一泊して身体を高地順応させるか、さもなければ、前日睡眠を十分に取っておいた方がいいなと、改めて感じた。
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