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記録ID: 1942337
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無雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

【百名山・過去レコ】蔵王連峰縦走(関沢〜熊野岳〜屏風岳〜鎌先温泉:大学サークル同期との夏休みツアー)

1985年08月10日(土) 〜 1985年08月11日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
39.7km
登り
2,476m
下り
2,893m

コースタイム

1日目
山行
8:08
休憩
1:14
合計
9:22
7:28
199
関沢登山口
10:47
10:53
40
11:33
11:38
27
12:05
12:35
127
14:42
15:15
95
2日目
山行
9:42
休憩
2:08
合計
11:50
4:57
5:01
9
5:10
5:27
28
7:05
7:20
40
お釜
8:00
8:05
12
蔵王レストハウス
8:17
8:22
59
9:21
9:26
24
9:50
10:30
25
10:55
11:02
24
11:26
11:30
24
11:54
12:10
60
13:10
13:15
55
14:10
14:10
145
16:35
鎌先温泉
天候 (初日)晴れのち曇り・ガス
(2日目)朝方ガス・強風のち快晴、のち曇り一時小雨
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(往路)山形駅よりタクシーにて関沢登山口へ
(復路)鎌先温泉よりタクシーにて白石駅へ
その他周辺情報 ・鎌先温泉にて日帰り入浴
初日最初の顕著なピーク、雁戸山頂へ。真夏の日差しはキツく、一行はややお疲れモード…。
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初日最初の顕著なピーク、雁戸山頂へ。真夏の日差しはキツく、一行はややお疲れモード…。
樹林帯を出たり入ったりの稜線歩きが続き、ジワジワ体力を消耗…。
樹林帯を出たり入ったりの稜線歩きが続き、ジワジワ体力を消耗…。
朝から越えてきた北蔵王の山々を振り返って。
朝から越えてきた北蔵王の山々を振り返って。
南雁戸山到着。短い休憩ではなかなか疲れも回復せず…。
南雁戸山到着。短い休憩ではなかなか疲れも回復せず…。
縦走路脇は今を盛りと花々が咲き競ってます。
縦走路脇は今を盛りと花々が咲き競ってます。
刈田岳〜熊野岳はじめ、南蔵王の主役たちのが全貌を現しました。モコモコした山並みが続き、近くに見えてなかなか近付きません…〈汗〉
刈田岳〜熊野岳はじめ、南蔵王の主役たちのが全貌を現しました。モコモコした山並みが続き、近くに見えてなかなか近付きません…〈汗〉
午後の日も傾き、ようやく初日最後の顕著なピーク、名号峰到着。夜行疲れも出て一行すっかりグロッキー、思わずここで大休止…。
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午後の日も傾き、ようやく初日最後の顕著なピーク、名号峰到着。夜行疲れも出て一行すっかりグロッキー、思わずここで大休止…。
熊野岳が近付くと、高山植物の女王・コマクサが多数登場。
熊野岳が近付くと、高山植物の女王・コマクサが多数登場。
2日目早朝、朝イチで蔵王連峰最高峰、熊野岳を往復。記念撮影の後、ガスと強風でそそくさと退散…。
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2日目早朝、朝イチで蔵王連峰最高峰、熊野岳を往復。記念撮影の後、ガスと強風でそそくさと退散…。
避難小屋で体勢立て直し、馬の背を歩くうちに天候が劇的に回復。ガスが飛んで四周に大展望が…。
避難小屋で体勢立て直し、馬の背を歩くうちに天候が劇的に回復。ガスが飛んで四周に大展望が…。
虹も現れ、一行にわかにテンションアップ!
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虹も現れ、一行にわかにテンションアップ!
一夜を明かした熊野岳避難小屋を見上げながら、ルンルン気分で火口壁をお釜へと下ります。
一夜を明かした熊野岳避難小屋を見上げながら、ルンルン気分で火口壁をお釜へと下ります。
お釜の水縁に到着。活火山らしい絶景で記念にパチリ。
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お釜の水縁に到着。活火山らしい絶景で記念にパチリ。
どこかのビーチリゾートにやってきた感覚です。。
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どこかのビーチリゾートにやってきた感覚です。。
稜線に戻り、お釜をバックにパチリ。同僚男子は早くも半袖・短パンの夏山ルックに?
稜線に戻り、お釜をバックにパチリ。同僚男子は早くも半袖・短パンの夏山ルックに?
朝方はガスガスで震える寒さだった熊野岳も、すっかり明るい夏山に回帰。
朝方はガスガスで震える寒さだった熊野岳も、すっかり明るい夏山に回帰。
蔵王観光の定番的スポットで記念撮影。小生もお釜の水で洗ったTシャツ・短パン姿で、涼しくて超気持ちイイ!
蔵王観光の定番的スポットで記念撮影。小生もお釜の水で洗ったTシャツ・短パン姿で、涼しくて超気持ちイイ!
刈田岳山頂より、パノラマその1。ここまでならサンダルかハイヒールでも登ってこれそう…。
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刈田岳山頂より、パノラマその1。ここまでならサンダルかハイヒールでも登ってこれそう…。
刈田岳山頂より、パノラマその2。熊野岳とお釜の全貌が望め、大迫力に感動!
刈田岳山頂より、パノラマその2。熊野岳とお釜の全貌が望め、大迫力に感動!
観光客気分で同期各氏を記念にパチリ!
観光客気分で同期各氏を記念にパチリ!
杉ヶ峰に到着。この辺りから、山腹のガスが上がってきて大展望も再び閉ざされてしまいます…〈汗〉
杉ヶ峰に到着。この辺りから、山腹のガスが上がってきて大展望も再び閉ざされてしまいます…〈汗〉
芝草平で昼食を済ませ、腹ごなしに登り着いた屏風岳山頂。ここが宮城県最高峰のようです〈と35年後に知ることに…〉。
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芝草平で昼食を済ませ、腹ごなしに登り着いた屏風岳山頂。ここが宮城県最高峰のようです〈と35年後に知ることに…〉。
展望には恵まれずとも、南蔵王の縦走路は高山植物の花盛り。長旅の疲れも思わず癒やされます。
展望には恵まれずとも、南蔵王の縦走路は高山植物の花盛り。長旅の疲れも思わず癒やされます。
ガスに煙る岩混じりの稜線、最後のピーク、不忘山を望んで。
ガスに煙る岩混じりの稜線、最後のピーク、不忘山を望んで。
南蔵王最後の顕著なピーク、不忘山到着。後は下るのみ、と勢いづくも、この先の下山路が結果として長く苦しい道のりに…。
南蔵王最後の顕著なピーク、不忘山到着。後は下るのみ、と勢いづくも、この先の下山路が結果として長く苦しい道のりに…。

感想

〈※以下、大学サークル会誌の拙稿より抜粋・編集〉
 蔵王というと、冬のスキーが余りに有名で、登山の対象としてはさほど考えられていないように思われます。しかし、″交通至便″ のお釜や刈田岳を挟み、北蔵王と南蔵王を繋いで歩くと、ちょうど良い1泊2日の行程となります、今回は夏休みの週末を利用し、サークル同期のOB諸氏(全員社会人、小生のみ大学院生…)3人を誘い出し、夜行列車で山形入り。少し贅沢してタクシーにて登山口の関沢へ、ここから北蔵王の縦走路に足を踏み入れます。2時間ほど退屈でシンドい樹林帯の急坂を登っていくと、尾根上(カケスガ峰)に飛び出し、にわかに展望も開けます。本家の戸隠ほどではないものの「蟻の戸渡り」など若干ヤセた尾根を辿り、雁戸山、南雁戸山の2峰を越えて八丁平を過ぎると、縦走路は再び樹林帯に没してしまいます。直射日光が避けられるのは有難いとはいえ、汗をかきかき再度登り返して見晴らしの良い名号峰の山頂に登り着くと、皆夜行の疲れがドッと出て、思わず30分の大レスト…。
 ここまで来ると、目指す蔵王の盟主・熊野岳はすぐ目の前といった感じですが、なだらかな山容のためか登れども登れどもなかなか山頂が近付きません。やっとの思いで初日のお宿、避難小屋に着いた頃には夏の陽もかなり西に傾き、周りはにわかにガスってきます。この小屋は造りの方はまずまずしっかりしてますが、困ったことに手近な水場が全くなく、結局ガスの中を刈田岳の駐車場脇のレストハウスまで水汲みに行くという情けない羽目に陥ります。ともあれ、ビールで乾杯の後、夕食のメイン・豚汁をお腹一杯に詰め込んで、風の音を聞きながら我々一行は4人だけの静かな一夜を過ごすのでありました。
 翌未明、3時に起床して朝食を済ませ、荷づくりをしていると、夜登りしてきたらしい地元のオバサマパーティが入ってきて、小屋の中はにわかに賑やかに。外へ出てみると、周囲はスゴいガスに包まれています。小屋から熊野岳山頂まではほんの僅かの道のりですが、視界が殆ど利かないため、どこが山頂かも定かでない感じ…。ただ、なだらかな頂稜いっぱいに拡がるコマクサの大群落は非常に印象的でした。小屋に戻り改めて荷づくりの後、幅広い馬の背上をレストハウスへと歩いていくうち、いつしか薄日が差し、キレイな虹も出て天候が劇的に回復。ガレ気味の火口壁を下り、蔵王のシンボル・お釜に着く頃にはすっかりガスも晴れて、神秘的な火口湖の全貌を余すところなく見渡すことができました。余りのうれしさに我々は写真を撮りまくり、お釜の水でTシャツを洗ったりした後、稜線に戻って蔵王エコーラインを横切り、刈田峠からいよいよ南蔵王の縦走路に入ります。
 杉ヶ峰を過ぎたあたりからは再び四周がガスで閉ざされてしまいますが、北蔵王とは異なり、南蔵王の縦走コースはグッと変化に富んでおり、どの山もそれぞれに個性豊か。途中には芝草平という可愛らしい湿原もあり、ここで昼食休憩を取った我々の眼を十分に楽しませてくれました。宮城県最高峰の屏風岳とその先の南屏風岳、そしてその先の蔵王連峰最後のピーク・不忘山を越え、小雨のパラつく中、我々はあくまで風呂にこだわって鎌先温泉への下山路を辿ります。白石女子高の山小屋の辺りまではまずまず快適な道でしたが、さすがマイナーなルートだけあり、このあたりからは指導標も消え失せ、極めて心細げな道に。暫くしてようやく車道に出て、ホッとしたのも束の間、温泉へ下る農道の途中で完全に道を失い、結局舗装道に戻って鎌先まで延々と歩くことに…。やっとの思いで辿り着いた温泉でも、最初の1軒では門前払いを喰い、一瞬引きつった我々でしたが、2軒目で何とか交渉に成功、無事山の汗を流すことができました。社会人主体のチームの強み?で帰路も贅沢してタクシーにて白石駅へ。福島に移動して帰京する社会人3名と別れた小生は、次のターゲット・鳥海山目指し、帰省客で満員の特急つばさ号で秋田へ向かったのでありました…。
<※鳥海山編へ続きます…>

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