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Yamareco

記録ID: 194657
全員に公開
アルパインクライミング
芦別・夕張

芦別岳一稜

2012年05月26日(土) 〜 2012年05月27日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
11.2km
登り
1,362m
下り
1,365m

コースタイム

5/26 林道終点(11:30)→ユーフレ小屋(13:00)やや上流の河原C1
5/27 C1出発(7:00)→ユーフレ沢本谷→1稜登攀開始(9:40)→頂上(15:00〜20)→本谷下降→C1戻り(16:20〜50)→林道終点(17:50)
天候 5/26 曇り時々雨
5/27 曇り 夕方近くになって時々晴れ 10℃±
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
5/26は夫婦岩正面壁を登る計画だったが、雨の為途中占冠の赤岩青巌峡に寄って2本ルートを登る。外傾している壁なので濡れていなかった。ニンジン、マサイ族、と登ったところでインドアグループの騒がしい連中が集まってきたのでとっとと帰る。こないだの赤岩でも同じようなことがあったが、他のパーティが取り付いていたら少しは遠慮して静かにしてろって。さて、山部で肉を買い込んでこの日はユーフレ小屋まで。中が暗かったので、少し上流の河原でタープを張って焚火。

5/27 朝4時過ぎに起きたら、すでに小屋に泊まっていたガイドさん+4,5名の登山客が焚火の横を整然と行進するように歩いていった。K城が二日酔いでなかなか起きられず、天気も霧雨なのでまた焚火を起こして珈琲を沸かし、ひとり優雅な朝の時間を過ごす。7時ようやく出発。αルンゼあたりから雪渓で埋まる。硬くないのでキックステップで行ける。1稜取り付きでは上部まだガスガスで見えない。本谷寄りから取り付く。途中コンテをはさみ、全部で11p出した。岩が脆く、しかも濡れている為時間がかかった。この日全部で20人以上ユーフレ谷本谷から頂上へむかった様だが、この時間になると頂上には誰一人居ない。ガスの切れ間の青空が僕らを迎えてくれた。ブロッケン現象を楽しみ、帰りが遅くなる故電話連絡をすまし、本谷を下降する。K城は慎重にアイゼンで降りたが、僕はグリセード+尻滑りであっという間に下りて(滑って)しまう。本峰の西壁も気持ち良さそうな壁が広がっているし、ガスの切れ間に夫婦岩南峰のリッジも見え隠れする。新緑のこの時期、ユーフレ谷は楽しい。
ユーフレ小屋
2012年05月27日 22:02撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/27 22:02
ユーフレ小屋
本谷をつめる
2012年05月26日 19:32撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/26 19:32
本谷をつめる
1稜の岩稜
2012年05月27日 22:05撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 22:05
1稜の岩稜
下部の核心部
2012年05月27日 22:03撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 22:03
下部の核心部
頂上
2012年05月27日 03:02撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/27 3:02
頂上
ガスの晴れ間にポントナ
2012年05月27日 03:06撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
5/27 3:06
ガスの晴れ間にポントナ
頂上付近
2012年05月27日 22:03撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
5/27 22:03
頂上付近
本峰西壁(1稜フランケ)
2012年05月27日 03:29撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/27 3:29
本峰西壁(1稜フランケ)
本谷下降
トレースした1稜の全景が見える
2012年05月27日 03:34撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/27 3:34
本谷下降
トレースした1稜の全景が見える
夫婦岩南峰リッジに雲湧く
2012年05月27日 22:05撮影 by  u720SW,S720SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
5/27 22:05
夫婦岩南峰リッジに雲湧く

感想

1p:末端を本谷側に回りこんだΔ状のフェイス、頼りない潅木を掴みながら泥壁登りに終始する。リッジの上まで40m。
2p:5mほどの脆いフェースを越しハイマツ帯へ突入、右側切れ落ちている。40m。
3p:ハイマツ帯のリッジ上を行く。30m。
4p:リッジ上をザイル伸ばす。40m。
5p:右手にピナクル見える。左正面の岩塔状めざし登る。脆い。30m。
6p:ハイマツ生えたリッジ。40m。
(しばらくコンテニュアスで前進)
7p:岩稜とその先の岩峰状を左を捲き気味に。40m。
8p:ハイマツ帯の急なのぼり。ザイルの通り悪くピッチ切る。20m。
9p:ハイマツの生えた岩稜。眼下に本峰西壁のスラブが広がる。40m。
10p:ハイマツの生えた岩稜。30m。
11p:残置ハーケンのある急な凹角(濡れていて悪い)を抜けると、頂上北側のポコに出る。40m。登攀終了。

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