阿蘇山 烏帽子岳・杵島岳〜草千里から

2019年08月09日(金) 〜 2019年08月11日(日)

• GPS: 04:54
• 距離: 11.8km
• 登り: 598m
• 下り: 592m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:34
• 休憩: 1:16
• 合計: 4:50

8:46 阿蘇火山博物館
9:08 9:08 古坊中・草千里分岐
9:27 9:41 烏帽子岳
10:03 10:03 地獄垂玉分岐
10:19 11:18 阿蘇火山博物館
11:22 11:23 草千里展望台
11:54 11:56 杵島岳
13:26 13:26 古坊中（第四ゲート）
13:36 阿蘇山西駅（阿蘇山ロープウェイ駅）

天候

🌤ところにより時々灰

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

＜1日目＞
町田0540🚃0600新横浜　JR横浜線　302
新横浜0611🚅1046博多　東海道・山陽新幹線のぞみ　23,880
博多1101🚅1136熊本　九州新幹線さくら　2,130+3,200
熊本駅前1206🚌1402阿蘇駅前　産交バス　九州横断バス　1,500　※要予約
阿蘇駅🥾阿蘇の司　徒歩15分くらい

💤♨(泊)阿蘇の司ビラパークホテル＆スパリゾート

＜2日目＞
阿蘇の司825🚕0840草千里　大阿蘇タクシー　3,200

🥾
起点：草千里阿蘇火山博物館前
終点：阿蘇山西駅

阿蘇山西駅1405🚌1410草千里阿蘇火山博物館前　産交バス　170　※IC可
草千里阿蘇火山博物館前1550🚌1618阿蘇駅前　産交バス　570　　※IC可
阿蘇駅🥾阿蘇の司　徒歩15分くらい

💤♨(泊)阿蘇の司ビラパークホテル＆スパリゾート

＜3日目＞
阿蘇の司🥾阿蘇駅　徒歩15分くらい
阿蘇0824🚃0916豊後竹田　JR豊肥本線　↓　※IC不可
豊後竹田0948🚃1107大分　JR豊肥本線　↓　※IC不可
大分1145🚄1318折尾　特急ソニック　↓　2,950
折尾1336🚃1402古賀　JR鹿児島本線　5,510

コース状況／危険箇所等

・阿蘇山は4月から警戒レベル2を継続中で、半径1km以内は立入禁止。中岳に行くことはできない。中岳の火口も見ることはできない。行くことができるのはロープウェイの山麓駅まで。
・ずっと噴煙を上げ続けていて、警戒区域外でも風向きによっては灰を被ることになる。噴煙はここしばらくは北西の往生岳がある方向に流れている。
・今回歩いたコースでは、杵島岳の火口の外周路で往生岳に近い部分が噴煙の通り道を掠めていて、風向きによって時々灰が降るところがあった。

写真

8/9 10:59

博多駅で九州新幹線さくらに乗り換え。

8/9 11:41

熊本駅に巨大くまもんが埋まってる...

8/9 11:44

10数年ぶりの熊本駅。
ずいぶん変わった。

9/11 10:37

【2006年9月】
昔の熊本駅。

8/9 11:45

熊本市街は路面電車が行き交う。

8/9 11:59

バスのりばを探す...
駅舎から少し離れた大通りに面したところにあった。

8/9 12:12

昼食の時間がなかったので、バスの中でおにぎりをかじる。
赤鶏おむすび。

8/9 14:04

九州横断バスで2時間ほど、阿蘇駅に到着。
熊本からの豊肥本線は、3年前の熊本地震以来、まだ肥後大津−阿蘇間で運転していない。代行バスもない。

8/9 14:05

阿蘇駅は12年ぶり。
新しくなっているけど、昔の駅舎の面影がある。

8/16 9:55

【2007年8月】
12年前の阿蘇駅。

8/9 14:07

阿蘇駅前から、阿蘇の山々。

8/9 14:08

駅前に阿蘇のあか牛。

8/9 14:08

駅前に道の駅。

8/9 14:35

駅舎にある食事処で軽めに食事。
たかなめし。

8/9 14:48

そして、道の駅でソフトクリーム。
ここは3種類のブランドから選べる。
って言われても選ぶの難しい...

8/9 15:16

駅から歩いて15分ほど、本日のお宿、阿蘇の司。
とても大きなホテル。

8/9 15:31

部屋から眺め。
往生岳と右奥に明日歩く杵島岳。
曇っているように見えるのは、噴煙。

8/9 15:36

お着きのお菓子は、くまもん。
森のくまさんという熊本県産の米粉を使ったクッキーらしい。

8/9 15:43

さらに道の駅で買った、いきなり団子。

8/9 18:13

夕食はバイキング。
ステーキもあった。

8/10 8:44

2日目。
バスだと時間が遅いので、タクシーで草千里へ。

8/10 8:45

阿蘇火山博物館。
バスは博物館の入口に発着する。

8/10 8:48

さっそく草千里へ。
これから登る烏帽子岳。

8/10 8:50

後ろには、後で登る杵島岳。

8/10 8:50

そして、噴煙を上げる中岳と最高峰の高岳。

8/10 8:53

ここは標高1100mを超えていて、涼しい〜

8/10 8:54

現在警戒レベル2。
阿蘇山ロープウェイの麓側の駅までは行ける。

8/10 8:59

草千里と杵島岳。

8/10 8:59

草原を奥まで行ったら、登りにかかる。

8/10 9:02

所々にシモツケ。

8/10 9:03

道は明瞭だけど、けっこうもさもさ...

8/10 9:04

ワレモコウ。

8/10 9:05

ちょっと変わった感じのトゲトゲな薊。

8/10 9:08

しばらく登ると稜線に出て、古坊中からの道と合流。

8/10 9:08

あとは稜線を行くだけ。

8/10 9:11

稜線からもいい眺め。

8/10 9:12

眺めはいいけど、時々もさもさ。

8/10 9:16

今日は遠くまでよく見える。

8/10 9:17

あれは、雲仙普賢岳。
溶岩ドームまで見える。

8/10 9:24

点々とシュロソウがある。

8/10 9:27

そして、烏帽子岳の山頂。
火山博物館から1時間もかからない。

8/10 9:28

烏帽子岳の山頂は、展望360度。
三角点もある。

8/10 9:28

烏帽子岳からの中岳・高岳。
絶景！

8/10 9:28

南側は抉れている。
外輪山が周囲をぐるりと囲んでいて、阿蘇の凄さはこの広大なカルデラにある。

8/10 9:29

西側。
立野火口瀬という外輪山の切れ目がある。
ここが崩れて広大なカルデラに溜まっていた水が流れ出したらしい。

8/10 9:30

西側には、奥に雲仙普賢岳。
その手前は...金峰山かな？

8/10 9:31

海の向こうは天草かな。

8/10 9:31

有明海の向こうは、佐賀か長崎辺りの山かな。
名前が全然わからない...

8/10 9:32

熊本市街。

8/10 9:34

草千里と杵島岳。

8/10 9:35

山頂の南側は切り立った崖...

8/10 9:37

阿蘇の中央火口丘。
やっぱり阿蘇は壮大だな〜

8/10 9:40

噴煙の合間から、時々くじゅう連山が見える。

8/10 9:41

さて、下りは西側の尾根へ。

8/10 9:43

絶景を眺めつつ。

8/10 9:45

なぜか山と高原地図では破線だけど、道は明瞭。
少しだけ急坂もある。

8/10 9:53

眺めはいい道だけど、時々もさもさ。

8/10 9:55

下りの途中で振り返る。

8/10 9:56

心地いい草原の道だったり...

8/10 9:57

草ぼうぼうだったり。
この繰り返し。

8/10 9:59

草千里ヶ浜。
ここも大きな火口。
中央火口丘もある。

8/10 10:03

草原の中に降りる道もあるけど、外周を行く。

8/10 10:12

途中に三角点があった。

8/10 10:13

草千里と烏帽子岳。

8/10 10:17

車道に出ると...

8/10 10:19

阿蘇火山博物館に戻ってきた。
周回して休憩込みでも2時間かからなかった。

8/10 10:22

草千里の火山博物館の近くには、店がたくさんある。

8/10 10:54

とりあえず、牛乳。

8/10 11:03

11時に店が開くのを待ってから、昼食。
烏帽子岳を眺めつつ、あか牛ハンバーグカレー。

8/10 11:18

腹ごしらえしたら後半。
まずは草千里展望所へ。

8/10 11:22

草千里展望所。

8/10 11:22

草千里展望所から、これから登る杵島岳。

8/10 11:23

草千里ヶ浜。

8/10 11:33

車道を少し歩いて杵島岳の登山歩道へ。

8/10 11:33

黄緑色の杵島岳。

8/10 11:38

少し舗装路を登り、ここから入る。

8/10 11:39

道はずっと舗装されていた。

8/10 11:42

途中から階段。
けっこうキツい傾斜...

8/10 11:46

振り返ると草千里。
大きな火口。

8/10 11:54

登きると、杵島岳の山頂。

8/10 11:54

杵島岳から、中岳の方向。

8/10 11:55

杵島岳も展望360度。
意外にも誰もいない。

8/10 11:56

草原の向こうに立野火口瀬。

8/10 11:57

杵島岳は全体が黄緑色。

8/10 11:58

そして、杵島岳の火口。

8/10 12:00

火口を周回できる道があるので、行ってみよう。

8/10 12:00

足元は崖...

8/10 12:03

火口を半周。
いやはや絶景。

8/10 12:04

ネバリノギラン、とは違うような...

8/10 12:04

左側が崩れ落ちてる...

8/10 12:07

草原の道。
その先には噴煙...

8/10 12:09

下にもうひとつの火口が見えてくる。
あの火口も周回しよう。

8/10 12:10

ちょっとわかりにくいけど、ピンクテープが付けてあるところを左に入る。

8/10 12:10

すぐ隣の往生岳。
その上を噴煙が通っている。

8/10 12:11

地面のひび割れがちょっと不気味。

8/10 12:12

左下に火口があって、右の山の向こうにも火口がある。

8/10 12:12

噴煙を掠める感じに下っていく。

8/10 12:14

ホソバノヤマハハコ。

8/10 12:15

ちょっと風向きが変わって、カメラにもザックにも白いつぶつぶが...
灰が降ってきた〜
慌ててザックカバーを掛けて雨装備に変更。

8/10 12:20

往生岳。
よく見ると表面が灰で白くなっている。

8/10 12:25

下側の火口近くに降りてきた。
中央火口丘がある。

8/10 12:31

周囲の草は薄く灰を被っていて、自身も灰まみれ...

8/10 12:33

中岳からの噴煙が近い。
凄いな〜

8/10 12:34

ずっと噴き続けているわけではなく、頻繁に小さく噴き上がる感じ。
噴煙は見ていて飽きない。思わずじっと見入ってしまう。

8/10 12:41

後で歩くつもりだった道が下に見える。
でもこの様子を見て歩くのは断念。
灰まみれ必至だし、何よりこれだけの噴煙の中を歩くのは怖過ぎる。

8/10 12:42

火口の中にもう一段火口があった。

8/10 12:43

噴煙の通り道から離れると、灰はすっかりなくなる。
下側の火口の周回路は、意外と草がもさもさ。

8/10 12:43

見上げると太陽に虹。
薄く雲が掛かって日差しを少し遮ってくれている。

8/10 12:49

美しい杵島岳。

8/10 12:53

杵島岳は赤と黄緑。

8/10 12:53

舗装された歩道に出てきて火口の外周路は終わり。

8/10 12:58

途中にある展望所。

8/10 12:58

ここからも、絶景〜

8/10 13:02

さっき歩いた烏帽子岳。

8/10 13:03

中岳と草千里の間にある平原。

8/10 13:05

そして、杵島岳。

8/10 13:08

噴煙を眺めつつ。

8/10 13:18

駐車場に降りてきた。
絶景の遊歩道だった。
それにしても、すれ違うのは外国人ばかり。

8/10 13:21

駐車場から杵島岳。

8/10 13:22

車道沿いに歩き易い歩道がある。
池塘と噴煙。

8/10 13:27

古坊中にある第四ゲート。
本当はこのゲートから阿蘇駅の方に下る予定だったけど...
あの噴煙の中を通るのは無理。

8/10 13:32

噴煙を見ながら車道を行く。

8/10 13:33

時折噴き上がる噴煙。
これだけ近いのに不思議と音は全く聞こえない。

8/10 13:36

そして、阿蘇山西駅。
ロープウェイの山麓側の駅。

8/10 13:38

西巌殿寺奥の院。
倒壊寸前といった感じで、近くには行けない。

8/10 13:38

そして、行けるのはここまで。
現在警戒レベル2でここから先は立入禁止。

8/10 13:45

というわけで、ここで終了。
火山灰ソフト。

8/10 13:59

杵島岳。
何度見ても美しい。

8/10 14:01

烏帽子岳。

8/10 14:03

バスはここまで運行している。
火口は見られなくても意外と乗る人は多い。
でもやっぱりほとんどが外国人。

8/10 14:57

バスで草千里に戻って、火山博物館を見物。
3階の展望台から。

8/10 14:59

片隅にくまもんがいた。

8/10 15:39

バスの時間まで、いきなり団子。

8/10 15:47

烏帽子岳。
くっきりいい眺め。

8/10 15:50

阿蘇駅行きのバス。

8/10 16:00

バスの車窓から、米塚。

8/10 16:03

牧場と、外輪山の向こうにくじゅう連山。

8/10 16:16

そして、再びの阿蘇駅。

8/10 16:21

豊肥本線。
熊本地震以来、列車の来ない線路。

8/10 16:28

前日と違う道で宿まで歩く。
くっきり高岳と根子岳。

8/10 16:28

阿蘇五岳で残すはあの根子岳のみ。

8/10 16:29

水田と外輪山。

8/10 16:31

今回2泊した宿。

8/10 17:34

2日目も夕食はバイキング。
料理は前日と全く同じだった...

8/10 17:56

宿のレストランからの眺め。
今日は一段と噴煙が多い気がする。

8/11 6:22

さて、最終日。今日は帰るだけ。
天気はどんよりで、阿蘇山が見えない。

8/11 7:50

ホテル前にある石碑。
なぜか猫だらけ。

8/11 7:55

水田と外輪山。

8/11 8:02

列車は来ないけど信号は点灯している。

8/11 8:06

そして、3度目の阿蘇駅。

8/11 8:09

阿蘇から大分方面は運行しているけど、土日は1日5本だけ。
この列車を逃すと、次は4時間半後。

8/11 8:12

くろ駅長室。

8/11 8:16

外輪山の大観峰。

8/11 8:17

阿蘇駅。

8/11 8:24

帰りは大分経由で、6時間弱の電車の旅。

8/11 9:19

阿蘇駅から40数分、豊後竹田駅。
豊後竹田は雨が降っていた。

8/11 9:24

豊後竹田駅で大分行きに乗り換え。
30分待ち...

8/11 9:24

駅のホームから見える、落門の滝。

8/11 11:09

そして、大分駅に到着。
駅のホームで駅そばかラーメンか、と思っていたら、改札内には店が全くなかった...

8/11 11:37

大分駅から、特急ソニック。

8/11 11:40

改札を出て、弁当を買ってきた。
からあげ弁当と、とり天。

8/11 11:56

そして、電車のおやつは...
かぼすじぇりーと、食べ物じゃないけど阿蘇の火山灰で作られたくまもん。

撮影機器：

LUMIX DMC-FZ50 パナソニック

PENTAX K-3 II ボディ ペンタックス

Xperia XZ3 SO-01L docomo SONY

感想

WashiTabi

さて、お待ちかねの夏休み。
今年は、阿蘇山。
阿蘇山は12年前に砂千里から中岳・高岳を歩いたことがある。
今回は草千里の周辺にある、烏帽子岳と杵島岳を歩いた。

阿蘇の噴煙は想像以上に多く、常時中岳の火口からもくもくと噴煙が上がり、周辺の町に灰が降っている状態だった。
本当は烏帽子岳・杵島岳と歩いた後、そのまま阿蘇駅まで歩いて下るつもりだったけど、途中に噴煙が通っていて、灰まみれどころか怖いくらいだったので、歩いて下るのは断念した。

で、烏帽子岳・杵島岳。
いくつもの台風が現れてやきもきさせられたけど、結果的には素晴らしい天気に恵まれた。
起点の草千里は標高1100mを超えていて、麓の熊本市街は猛暑予報だったにも関わらず、若干の風もあってけっこう涼しかった。
烏帽子岳の登山道と、杵島岳の下側の火口の周回路では、ちょっと草木がせり出している道が多いけど、基本的に高い木はほとんど生えていないので、山頂も道中も眺めは抜群。
中岳からもくもくと噴きあがる噴煙は、見ていて飽きない感じで思わず見入ってしまう。

やっぱり阿蘇のお山は絶品。
もくもくと噴煙を上げ、荒々しい景色に美しい草原を持つ中央火口丘。
回りを壁のように取り囲む長大な外輪山を持つカルデラ。
阿蘇のスケール感は本当に凄い。

〇写真（Googleフォト）
https://photos.app.goo.gl/s5SDVJr9EQnCQfnr8

〇過去の阿蘇山
・2007年8月　中岳・高岳　https://yamare.co/250865