記録ID: 196712
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ハイキング
丹沢
矢倉沢往還〜神山滝〜渋沢鉱山跡〜八国見山
2012年06月04日(月) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 05:14
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 491m
- 下り
- 493m
コースタイム
07:50 友人宅(駐車場)
08:10 稲荷神社
09:15 沓掛不動明王
09:50 神山滝
10:30 頭高山
11:30 渋沢鉱山跡
12:25 八国見山
13:05 友人宅(駐車場)
08:10 稲荷神社
09:15 沓掛不動明王
09:50 神山滝
10:30 頭高山
11:30 渋沢鉱山跡
12:25 八国見山
13:05 友人宅(駐車場)
天候 | 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
詳細な市街地地図持たないとダメ。 |
写真
●稲荷神社にある道標
右ふじ山 さい志ようじ道
左十日市場 かなひかんをん道 新吉原講中と刻んである。「まほら秦野 みちしるべの会」により、「さい志ようじ道」は最乗寺(大雄山)、「かなひかんをん道」は金目観音道であることが分かった。
それにしても方々の道標で目にする新吉原講はどれだけの力を持っていたのか。大雄山、大山でも名前は出てくる。
右ふじ山 さい志ようじ道
左十日市場 かなひかんをん道 新吉原講中と刻んである。「まほら秦野 みちしるべの会」により、「さい志ようじ道」は最乗寺(大雄山)、「かなひかんをん道」は金目観音道であることが分かった。
それにしても方々の道標で目にする新吉原講はどれだけの力を持っていたのか。大雄山、大山でも名前は出てくる。
●千村集落
かってのひなびた集落のイメージは微塵もない。しかし、東海道の脇往還として利用されていたころは、茶屋などもあって結構賑わっていたようだ。僕らの若い頃のイメージとは少し違うのかもしれない。古道は直進。右折するとR246の沼代交差点に抜ける。
かってのひなびた集落のイメージは微塵もない。しかし、東海道の脇往還として利用されていたころは、茶屋などもあって結構賑わっていたようだ。僕らの若い頃のイメージとは少し違うのかもしれない。古道は直進。右折するとR246の沼代交差点に抜ける。
●車止め
車の乗り入れはここまでで、この先はまかりならんとなっているが道幅は狭いもののさらに奥へと続いている。
左に「歴史の道 矢倉沢古道 ちむら里の会」の
標柱が見える。有志による整備が施されているのだろうか。
車の乗り入れはここまでで、この先はまかりならんとなっているが道幅は狭いもののさらに奥へと続いている。
左に「歴史の道 矢倉沢古道 ちむら里の会」の
標柱が見える。有志による整備が施されているのだろうか。
●四十八瀬川
仮橋は川のちょうど中間点ぐらいまでしか設置していない。増水すればここを渡ることはできないだろう。ちなみに四十八瀬川はこのすぐ下流で中津川と合流し、名前を川音川(かわおとがわ)にかえて酒匂川に注ぎ込んでいる。
仮橋は川のちょうど中間点ぐらいまでしか設置していない。増水すればここを渡ることはできないだろう。ちなみに四十八瀬川はこのすぐ下流で中津川と合流し、名前を川音川(かわおとがわ)にかえて酒匂川に注ぎ込んでいる。
●国道246号線
見覚えのあるホテルの横に出た。ホテルのすぐ先には長距離ドライバーに人気の「みやこ食堂」が
ある。もう何十年もこの地で営業している老舗のドライブインだ。その昔、沓掛で疲れを癒した旅人が、わらじを車に履き替えて同じこの地に腰をおろすのは、しごく当然と云えば当然なのかもしれない。
見覚えのあるホテルの横に出た。ホテルのすぐ先には長距離ドライバーに人気の「みやこ食堂」が
ある。もう何十年もこの地で営業している老舗のドライブインだ。その昔、沓掛で疲れを癒した旅人が、わらじを車に履き替えて同じこの地に腰をおろすのは、しごく当然と云えば当然なのかもしれない。
●サイハイラン
R246の蛇塚(じゃづか)の信号を左折して県道710号線に入る。古道巡りはもう少し続く。小田原から秦野への抜け道でもあるこの元古道は意外と賑やかだ。物流センターの大きなビルを右に見ながら歩いていると、左の斜面に咲く薄汚れた花を見つけた。サイハイランだった。通り過ぎる車の所為だろうかホコリだらけだった。
R246の蛇塚(じゃづか)の信号を左折して県道710号線に入る。古道巡りはもう少し続く。小田原から秦野への抜け道でもあるこの元古道は意外と賑やかだ。物流センターの大きなビルを右に見ながら歩いていると、左の斜面に咲く薄汚れた花を見つけた。サイハイランだった。通り過ぎる車の所為だろうかホコリだらけだった。
●神山滝への道標
矢倉沢往還はひとまずここで終了である。気になっていた沓掛の不動明王に会えて満足だ。拍子抜けの感はあるが、これも「ちむら里の会」のおかげ。メンバーの方には労を労うと共に、一言お礼の言葉を申し上げたい。この千村で行く手を阻まれていた諸兄諸君には朗報だ。
矢倉沢往還はひとまずここで終了である。気になっていた沓掛の不動明王に会えて満足だ。拍子抜けの感はあるが、これも「ちむら里の会」のおかげ。メンバーの方には労を労うと共に、一言お礼の言葉を申し上げたい。この千村で行く手を阻まれていた諸兄諸君には朗報だ。
●神山滝
「こうやまだき」と読む。
里山には似つかわしくない幽谷の趣がある。上段10m、下段5mの二段構えの滝だが、写真は上段のみ。一時、観光目玉にとの話があったが、いつのまにか断ち切れになってしまった。
「こうやまだき」と読む。
里山には似つかわしくない幽谷の趣がある。上段10m、下段5mの二段構えの滝だが、写真は上段のみ。一時、観光目玉にとの話があったが、いつのまにか断ち切れになってしまった。
●頭高山山頂
「ずっこうやま」からの展望は南西の方角一方向だけだが、秦野市民は憩いの場所として親しみ、散歩がてらに訪れる人が後を絶たないといわれる。正面に明神ヶ岳、右奥に金時山、眼下には開成町が広がる。
「ずっこうやま」からの展望は南西の方角一方向だけだが、秦野市民は憩いの場所として親しみ、散歩がてらに訪れる人が後を絶たないといわれる。正面に明神ヶ岳、右奥に金時山、眼下には開成町が広がる。
●石膏
この渋沢鉱山では太平洋戦争前後石膏の採掘を操業していたようで、掘り出された石膏は人形の材料や歯科医の歯形などに使われたそうだ(説明板による)。
準備したスコップですくってみる。粘着力が非常に強い。しかも不純物が少ないので、そのまますぐ石膏像の画材に利用できそうだ。
この渋沢鉱山では太平洋戦争前後石膏の採掘を操業していたようで、掘り出された石膏は人形の材料や歯科医の歯形などに使われたそうだ(説明板による)。
準備したスコップですくってみる。粘着力が非常に強い。しかも不純物が少ないので、そのまますぐ石膏像の画材に利用できそうだ。
●道迷い
今日、三度目の道迷いだ。一度目は古道を探す千村で。二度目は頭高山から峠へのショートカットで。そして、この峠集落から八国見山を目指す途中で・・・。いずれも里山ゆえの私有地がらみなのだ。頭高山では尾根を下っていたらいきなり、「許可なく入るべからず 地主」のロープで右往左往といった具合。山では考えられない難しいバリエーションだ。
今日、三度目の道迷いだ。一度目は古道を探す千村で。二度目は頭高山から峠へのショートカットで。そして、この峠集落から八国見山を目指す途中で・・・。いずれも里山ゆえの私有地がらみなのだ。頭高山では尾根を下っていたらいきなり、「許可なく入るべからず 地主」のロープで右往左往といった具合。山では考えられない難しいバリエーションだ。
●八国見山山頂
「はちこくけんざん」といえばどうしても鎌倉の「六国見山」を思い出してしまう。六国見山は山頂より「相模・武蔵・伊豆・・・」など六国が望めたことから付いた名前だそうだが、この山は果して八国が見渡せたのだろうか。少なくとも現在のこの山頂から見えるのは、新緑に生い茂る樹木だけだ。
「はちこくけんざん」といえばどうしても鎌倉の「六国見山」を思い出してしまう。六国見山は山頂より「相模・武蔵・伊豆・・・」など六国が望めたことから付いた名前だそうだが、この山は果して八国が見渡せたのだろうか。少なくとも現在のこの山頂から見えるのは、新緑に生い茂る樹木だけだ。
感想
今、八国見山南面から峠集落の谷間にかけて霊園開発事業の計画が
持ち上がっている。
本当だろうか。
渋沢鉱山は大丈夫なのか。
八国見山のオオタカは、ノスリは、フクロウはどうするのだろう。
矢も盾もたまらず歩いてみた。
以前、八国見山から高尾地区へ下りた時、大井射撃所のパンパンと
ひっきりなしに響き渡る銃声のことを思い出した。
霊園に銃声。
霊園にも決して良い環境とは言えないと思うんだがなぁ・・・。
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渋沢鉱山、私も発掘に出かけましたよ。
網とスコップもってずっと砂を洗ってましたw
あの辺、栃窪あたりですかね?
よく知らないのですが、墓地できるという話しを聞きました。
墓地に銃声バンバン鳴ってたら、お墓に入っても落ち着かないですねw
おつかれさまでしたー
knotさん、こんばんは。
kontさんのレコはいつも地形図を拡大して
見てしまいます。
渋沢から大倉方面は大賑わいでしょうが、逆側
も良い道があるんですね。
人それぞれの歩き方ですよね。
私は今は余り歩かれないルートが好きです。
えっ、raeさんも行かれたんですか。
なんか、うれしいですね。
今、家で黄鉄鉱の結晶を一つずつ取り出しています。
とっても小さいですが、正八面体の美しい結晶です。
やはり、墓地の話は本当なんですね。
場所的には栃窪と峠(住所は渋沢)の境あたりになります。
個人的には残してほしいですね。
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