540 沢泊まりデビュー!北岐沢(片品川水系中ノ岐沢支流)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,265m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:02
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:25
天候 | 11日快晴、12日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓点、方向を間違えるとガイドに記載のある支流ではなく本流へ降り立ってしまうので注意。(ヘアピン手前のハロウィンビニールの道も、ヘアピンから左に降りる道も本流へ降ります。) 北岐沢ナメが多く快適。 大滝より下流の4段10m滝は左から巻いたが、ロープ必要。 大滝の巻道は登りやすい。 下山路の登山道は、標高点2055mや2069m付近が倒木多く大変。途中からは倒木処理したばかりといった感じになって一安心。 奥鬼怒避難小屋はコンクリート造り。扉を閉めると真っ暗。ベンチに5人くらい。 避難には使える。 物見山からの急坂は足にこたえる。下り切った所の渡渉は橋がないので、増水時は注意。 |
その他周辺情報 | 片品村役場付近の「ほっこりの湯」550円。おいしい冷水無料! 下山後の夕食は、沼田インターへの途中にある白沢中学校の沼田寄りの「とんかつ げんき」。ボリューム多し。(でも以前よりは小さくなったかな?)月曜日夜休みだが、この日はやっていた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖Tシャツ
ズボン
靴下
指ぬきグローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
軽登山靴
ザック
非常食
調理用食材
飲料
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ×3
安全環付カラビナ×3
120スリング×2
60スリング×3
ATC
沢靴
沢スパッツ
沢靴下
銀マット
シュラフマット
シュラフカバー
タイブロック(借りた)
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ロープ
メタ
タープ
鋸
焚き火用コッヘル(焚火缶)
焚き火用軍手
|
備考 | もっと軽量化をはかること。ザックが重くて・・・ |
感想
2回目の沢。
しかも今回は沢での泊まりがメインテーマ!
会のメンバー4人とともに、10日夜に新宿西口を出発。
お盆の渋滞もなく、順調に片品村へ。
11日。大清水から入山。はじめは1時間半ほどの林道歩き。
カラカラと羽音が聞こえるぐらい赤とんぼが沢山飛んでいた。
おかげでアブや蚊、ブヨはほとんど見かけない。
他の方の記録でも見たヘアピンカーブから入渓。
10分ほど結構な笹薮の急坂を下り切った所で支度を整え、本流に向けて下手へ向けて出発。
ところが、いつまでたってもそれらしい沢に出会わない。
20分ほどで、これは北岐沢本流だと間違えに気づき、元来た河原に戻る、
どうやら、笹薮を下った方向が違っていたらしい。本来はもっと北へ向かって下らなければならないのを、西へ向かってくだってしまい、支流ではなく北岐沢本流に降りていた。
気を取り直して出発!
いくつかの滝を乗り越える。
遡行図で4段10mとなっている滝を左から高巻く。
すごい急な勾配の上に、笹で滑る、泥は崩れるで、ひいひい言って登ったところに、リーダーがロープを出してくれて何とかクリア。
高巻いた先で下りるのも、やはり笹薮につかまって慎重に。
その後はナメ滝が続く、きれいな沢をさかのぼる。
やがて、大滝に。
水しぶきがミスト状になって気持ちいい。
ここは、少し下流の右側から高巻く。
こちらの高巻き道は難しくなかった。
巻き終わった後は、普通に降りられるが、ここで懸垂下降の練習をすることに。
Yちゃんが立ち木にロ−プを巻き付け、一段下がったところでATCをセットする際のセルフビレイ用のスリングをセットしてくれる。
kokudoは二番手で、まず一段下がったところに降りる際のセルフビレイを確保してから、ATCをセット。なかなか難しいが、リーダーの指示とチェックでOKをもらい。初の懸垂下降。
「右手を死んでも離すな!少しずつ緩めながら降りろ」リーダーの指示通り、下って行く。
大滝から上は、時折小滝を交えながら、ナメ滝をゆるゆると歩く。
前回のシンナソーと異なる、広い沢。ナメ滝も美しい。
標高1650メートルの二又を過ぎて、1時間ほどで本日のビバーク地を確保。
沢の左岸の二段になった草付きのうち、上段を確保。
タープを張る組と薪を探して焚火の準備をする組に分かれて準備開始。
やがて、タープが張れたところで、装備を解除し、酒類を川で冷やして、全員で焚火に火をつける。
一昨日に日光で大雨が降ったようで、薪はみな湿っており、なかなか火が付かず、煙がすごい。
が、ぐぅぐぅさん持参の100円均一調達のメタで着火は成功。
少しずつ太い木に火を移していって、ようやく安定してきた。
お待ちかね、川で冷えたビールで乾杯!
まだ日は高く、沢を渡る風が心地よい。
ぐぅぐぅさん持参のマシュマロ、ベーコン。Yちゃん持参のソーセージなどを焼いてつまみにする。
美味い!
さらには、同じくぐぅぐぅさんによる「ナス」「玉ねぎ」「ズッキーニ」などをホイル焼きでいただく。(皿代わりの半分解体した牛乳パックもナイスアイディア!そこで切り分けて醤油を掛けたり、塩コショウしたり)
ジューシー!まいうー!
メインは3品持ち寄りお鍋。
Pさま持参の茹で豚肉やズッキーニを中心に、高野豆腐やネギ、シイタケ、ワンタンなど具沢山。締めは、常温保存可能なきしめん。
焚火の火の番はリーダーK氏。炎を盛んにしてから、脇に湿った太い木を置いて乾かして次の薪を確保する。さすがである。
薪の汲み方も色々流儀があるようで、今日のKリーダーの組み方は、薪を並行において、下から風を送り込むやり方である。
そうこうしているうちに、夜は更け、アルコールは空になり、20時過ぎにはお開きになった。
今日は、雨も降りそうにもなく、夜半から少し冷え、重ね着をしたが、シュラフなしでも快適なビバークであった。
12日。午前5時起床。お湯を沸かしてまずはコーヒータイム。
それから、昨日の鍋に余った具材を放り込む。まあ、ソーセージスープといった感じ。そして、Kリーダー持参のそうめんとめんつゆで、冷そうめんで炭水化物を確保。
食後テキパキと片づけをして、7時少し前に出発。
それにしても、昨日はいた沢靴下をもう一度はくのは、やはり気持ち悪い。
ビバークポイントからもナメ滝を中心とした遡行は快適。
時折現れる滝は、それほど難しくはない。(お助け紐やお城を押してもらったりしてしまったが・・・)
上流部はいくつも支沢が現れ、だんだん自分がどこにいるのかわからなくなる。
他のメンバーは、地図やコンパス、そして最後はGPSを使って、相談しながら分岐を的確に判断している。私と言えば、皆についていくだけ・・・これじゃあダメだよな・・・。
地図やコンパスなどをすぐに出せるようにすること。事前の予習で地形図に遡行図情報や高度などを書き込んでおくことが大事だと感じた。
ツメは、藪漕ぎすることなく小松湿原にいつの間にかという感じで到着。
ここまで1時間10分ほど。
湿原の南東側を通って、南東方向の登山道の通るコルを目指して登る。
道はないが、こちらもひどい藪という訳ではなく、逆にどこでも歩けて迷ってしまうほど。
20分ほどで登山道に出て、装備解除。
楽しい沢遡行はここまで。あとは登山道を下るだけ・・・だが、今回これが長い・・・コースタイムで5時間以上。
しかも、前半は小さなアップダウンを繰り返しているうえに、歩き始めてみたら、標高点2055mピークや2069mピークの辺りは、倒木が散在して、跨いで、くぐって結構疲れる。
そして、いったん鬼怒沼湿原に降りた後、登り返して、今回の最高峰「物見山」を踏んでから一気に駆け下るのだ。
いい加減飽きた頃にようやく沢に到着。ここを渡渉した後は、快適な林道歩きで大清水に到着。
リーダー兼ドライバーのKさんを始め、Yちゃん、ぐぅぐぅさん、Pさま、どうもありがとうございました。また、沢行きましょうね。お疲れ様でした!
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