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ハイキング
道東・知床
「稜線は暴風なれど」山容の美しい道東の名山・斜里岳へ
2019年08月23日(金) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,003m
- 下り
- 1,005m
コースタイム
清岳荘駐車場5:35→下二股6:20→上二股7:40→馬の背8:10→斜里岳山頂8:25→上二股9:15→熊見峠9:50→下二股10:30→清岳荘駐車場11:15 【歩行時間:5時間40分】
天候 | 少雨・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
JR釧網本線の斜里町駅からは、県道857号線を江南方面に向かいます。コンビニは、駅周辺にある町役場の近くにしかありません。斜里岳登山口の標識に沿って左折すると、ゲートの先から道はダートとなり、清岳荘へと続きます。未舗装路の道幅は広く、路面は整っており、凹凸が少なく走行しやすい道です。 駐車料金の徴収はありませんが、登山ポストに「駐車協力金100円」を入れる料金箱が置かれています。 営業期間:6月下旬 〜 9月下旬、宿泊定員:50名、駐車場:乗用車45台程度、宿泊料金:施設内宿泊 1泊素泊まり 大人 2,050円(協力金含む)、子供 1,020円、車中泊 車1台 510円、用具貸出:寝具レンタル有り 一式 300円、施設設備:室内照明、洗面台、トイレ、洗い場(施設外)、飲料用自動販売機 ※施設内の水は、飲料用には利用できません。携帯トイレ販売(500円)・回収(100円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●清岳荘→旧道→斜里岳山頂 建物横の登山ポストから、標識に沿って樹林帯に入りますが、間もなく、未舗装林道へと下り、一の沢を目指します。 沢に入ると、右に左にと渡渉を繰り前します。沢中の石を足場に飛びながら渡る感じ。前日から雨はやんでいたようで、往路は足場に困りませんでした。 下二股(標識あり)まで来ると、旧道(沢沿いルート)は直進、新道(尾根ルート)は右手に斜面を登っていきます。旧道を登りで使い、新道で下るのがポピュラーでしょうか。 下二股から先は、滝を見ながらの登りになります。引き続きの渡渉を繰り返しながら、沢を詰めていきます。 「万丈の滝」や「見晴の滝」あたりから先では、滝の水流の真横の岩盤を通過しますが、濡れていると滑ります。私は何度か肝を冷やしました。しかし、ロープや鎖はごく一部を除いて取り付けられておらず、慎重に登りたいです。 稜線が近づいてきて、水量が少なくなると、細い沢水を踏みながら上二股(標識、トイレブースあり)に到着します。ここから馬の背までは、胸突き八丁の登り。勾配が増し、岩場やザレ場も経由します。 馬の背からは左に折れて山頂を目指します。途中、痩せ尾根やザレ場を通過し、ひと登りで山頂に到着します。 この日、斜里町は午前中まで☁曇り、昼から本降りの☂雨予報でしたが、山では早くも午前8時頃から小雨が降り始め、馬の背からの稜線は暴風が吹きつけていました。山頂は体が持っていかれるかと思われるほどの風で寒く、雲に巻かれて眺望もなく、滞在を諦めて早々に下山を開始しました。 ●山頂→新道→清岳荘 上二股からは、新道に入ります。暫くは起伏の少ないトラバース道を進むと、小さなピークからは、熊見峠に続く雄大な尾根が見えてきます。後背は斜里岳の鋭い山容。雲がなければ気分の良い稜線歩きを楽しむことができます。 熊見峠もビュースポットなのでしょうが、天候が悪いので先を急ぎました。峠からは一気に、下二股へと下降していきます。途中、足場の悪い箇所もありますが、やがて沢の音が大きくなると下二股に到着。ここからは来た道を戻ります。 降雨の影響か、沢の水嵩が増しており、靴の中は水浸し。沢沿いの道に苦戦しながら清岳荘に戻りました。 ●全体的に 雨の日は、沢沿いの岩場が滑りやすく、気を使いました。旧道を下りで使うのは避けたいです。 水場はありません。トイレブースは上二股にあります。私のau携帯は、山頂を除く尾根筋では電波が入ったようです。 |
その他周辺情報 | ●清岳荘(せいがくそう) 登山口の山小屋。 https://www.kiyosatokankou.com/sharidake/yamagoya.html ●道の駅 パパスランドさっつる かけ流し天然温泉を楽しむことができます。 https://www.town.kiyosato.hokkaido.jp/kankou/onsen/papasland.html ●神の子池 https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1120889-d1563853-Reviews-Kaminoko_Pond-Kiyosato_cho_Shari_gun_Hokkaido.html |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
尖った山容が印象的な斜里岳へは、ポピュラーな清岳荘から旧道を使った沢登りで向かい、下山は新道を使うことにしました。
当日の午前中は降雨がなく、午後は本降りとなる天気予報。しかし、山では早めに降り始めるだろうと、まだ薄暗い中、早朝に出発しました。
旧道は思ったより手ごわかったです。渡渉箇所に橋などはなく、濡れた岩場を登るのに、ロープはほとんど付けられておらず、沢を巻く道は起伏があり体力を使います。
私は滝横の岩場でスリップし、滑り落ちそうになりました。
上二股からの胸突八丁の上部はザレ場になっており、ここもまた気を使います。
生憎、雨は8時頃から降り始め、稜線は暴風に晒されノービューどころか、とても寒く、早々に下山することに。
ただし、新道の尾根道は気分よく歩くことができました。晴れていれば眺望も素晴らしいんだろうな…。この山は特に晴天でのチャレンジを期したいところです。
なお、この山ではヒグマの目撃情報は少ないようです。まあ、北海道なのでヒグマはどこにでも出没するものなのでしょうが。
明日は、雌阿寒岳にアタックしたいと思います。
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