鋸山
- GPS
- 04:38
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 953m
- 下り
- 868m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ロープウェイは下山に利用片道500円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはフェリーきっぷ売場の前にありました。 登りのバリエーションルートには細尾根・岩場があり滑落事故も起きているようなので要注意。また道迷いにも注意が必要と感じました。 |
その他周辺情報 | フェリー乗場近くの「金谷食堂」。アジフライなど海の幸が食べられます。 おふろは木更津まで移動して「湯の郷かずさ」(土日830円) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
行動食
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|
感想
苗場山以来、約一ヶ月ぶりとなりました。
その為なのか前日全く寝付けず、思いきって夜中1時に出発し、海ほたるにて車中泊を決行しました。
ところが土曜日の海ほたる駐車場では、スポーツカーの集会があり威勢のいいエンジン音が騒がしく、とても眠れる状況ではありませんでした。
心の中で舌打ちをしながらも、仕方なく横になり寝る体勢を整えました。
しばらくするとエンジン音が遠ざかり、静かになって眠りにつくことができました。
目覚ましの音で起きると朝5時。窓の外が明るくなっていたので朝焼けでも見ようと、外へ出ていきます。
東側のデッキでは、同じことを考えたらしい人々が海の向こうを見ていました。
工業地帯の煙突を背景に、雲が隠す太陽はピンク色の淡い光を海に注いでいました。
幻想的な景色にしばらく時間を忘れます。
施設内では唯一コンビニが営業していたので、からあげをいただきました。
山の前はからあげが元気をくれるのです。
トイレ、化粧を済ませたら車に戻り、出発の準備。
コーヒーとパンで朝食をとりながら、浜金谷へ下道で向かいます。
朝の道は空いていて、あっという間にフェリーターミナルに着きました。
待ち合わせの8時まではまだ時間があるので、外に出ると早速潮のかおり。
久し振りの海、しかもお天気は最高♪わくわくが止まりません。
そうこうしていると、待ち合わせの時間になりました。
今日ははじめましての方々が3人と山友さん二人の6人での登山です。
一人はフェリーで登場、他のみなさまは車1台で現れました。
歩き始めは海沿いの車道で、登山口まではほぼ傾斜はありません。
浜金谷の駅を通りすぎ、お肉屋さんで登山マップをいただき、道幅がだんだん狭くなっていくと山道へと入っていきます。
石切の山だけあり、車力道という石を運んだという道でした。
足元が石畳のようになり、きれいに整備された道。ゆっくりと登ります。
やがて樹林の間から空が見えて、ベンチのある展望スポットがありました。
青い海と空を見下ろし、ずいぶん登ってきたのがわかります。
その展望スポットから先へ階段が続きますが、今日は階段左手から別のルートへ。
入口の看板はどくろマークで危険を知らせていました。
入口すぐに崩れそうなもろい急斜面、張り出したやぶがあり、ワイルドな雰囲気。
慎重に進んでいくと、目の前に大きな岩がそびえる神秘の景色が現れました。
それはまるで、密林の中の遺跡のよう。
違う国に迷いこんだかのような錯覚を覚えました。
ロープを使う急な下りをおりると、その石が切り取られ道が作られていました。
そこをくぐりながら、みんなでジャングル探検隊みたいだと笑いあいました。
バリルート、なかなかたのしいです。
時折先頭の仲間が道を確認しながら、迷わないように進みます。
ピンクテープはあるものの、方向がわからなくなる踏みあとの薄いところも多かったです。
再び目の前に岩があらわれ、あろうことかそこにはロープが垂れていました。
ここが本日の最難関、岩登りでした。
足をかけるところもあるし、仲間が登っていくのを見ていると難しくなさそうですが、実際にやってみるとかなり難しい(/o\)。
岩が滑るのと、ロープもフラフラで踏ん張れませんでした。
4、5回トライして、やっと岩の上部をつかむことができました。
ここから自分の重いからだを持ち上げ、しがみつくようにしてなんとか登りました。
その際にタイツを岩にすって、破いてしまいましたが、それくらい必死でした。
そして、ここからは急な登りが続きます。
足元の柔らかい土が滑るので、時々手を使いながら登って行きました。
低山らしい蒸し暑さがきつくて、汗が止まりません。
そして急登を終えると、山頂までは緩やかな尾根歩きです。
左手にちらちらと青空が見えて、山頂への期待が膨らみます!
途中、切り立った崖へ立ち寄るとゾクゾクする景色が広がっていました。
低山とは思えないほど高度感がありました。
そしてトラテープをまたいで、無事に鋸山山頂へ。
広くない山頂でしたが、海側の眺望は開けていて景色もよく見えました。
はじめましてのバリルートはなかなか歩きごたえがあり、テンションが上がりました。
しばし山頂で過ごしてから、日本寺方面へと向かいます。
まずは展望台へと向かいました。
海が見渡せる展望台からは、スタート地点のフェリー乗り場が見えたり、これから向かう地獄のぞきなども見えていました。
日差しが暑くとろけそうだったので、次へと向かいます。
ハイキングコースとなっている石切場跡を巡る道は整備されていて、とても歩きやすいです。
そびえる石が削られている様は、遠い国の遺跡のような世界。
しかもあんなところから、どうやって石を切り出して運んだんだろう?と、疑問が湧くような削られ方に驚かされました。
削るための道具が朽ちて放置されているのも、現実ばなれしてみえて、異次元の世界でした。
いくつかの遺跡を越えて、急な階段を登ると日本寺入口に着きました。
拝観料600円を支払い、受付の方にお話を聞いて出発、入るとすぐに百尺観音が出迎えてくれました!
圧倒的な大きさ!!
仲間のひとりが、石切場での事故がないようにという願いで作られたのかね?ときいて、納得。
近付いてお参りをして、混むからはやくいったほうがいいよ、といわれた地獄のぞきへと向かいます。
階段を登ると、まずは展望台があり奥に地獄のぞきが見えました。
早速地獄のぞきへの列へ加わります。
順番になり、まずは海をバックに撮影。
それから、先ほど通りすぎた展望台でスタンバイする仲間のカメラでも撮影。張り出した岩の上にいる姿をおさめてもらいました。
そこから大仏さままでは、お寺の中を下っていきます。
途中にも神仏の像があり、興味深かったです。
どんどん下りきると、売店の屋根が見えました。
その向こうに、青空を背負った大仏さまを発見\(^^)/。
なんて神々しくお優しい顔でしょうか。
しっかりお参りし、いっしょに撮影もしておきました。
一段落にトイレを借りて、自販機で冷たいお茶を買い、体を冷やしました。
仲間が下山ルートの確認をしてくれて、時間も時間なのでロープウェイを使おうということになりました。
しかしこれがきつい選択となります。
というのも、大仏さままで下ってしまったのでロープウェイ駅までは再び登らないといけないのです。
暑さと続く階段に、ペースが上がらない仲間もいたので、ゆっくり歩きました。
汗だくで登りきると、開けた場所には鋸山山頂の標識があり、観光風の人たちが撮影を楽しんでいました。
完全にアウェイな登山スタイルのわたしたちは、これはニセ標識なのに。。と言いつつ、景色がいいのでやはり集合写真をとりました。
そこからロープウェイの駅までくだり、片道の切符を売店奥のチケット売場で購入。
昔懐かしい硬い素材の切符で、入場時にはハサミで検札されました!
ロープウェイは3分少々で下界へ。
アスファルトの照り返しが暑い中を、駐車場へ向けて歩き始めます。
いい具合に空腹を感じ、駐車場近くの「金谷食堂」さんへ。
もちろん目指すは黄金アジのアジフライです。
わたしはお刺身もついた定食にして、いただきました。
お腹も満たされたので、次は汗を流しに木更津へ移動です。
湯の郷かずさでさっぱり、寝不足でもあったのでわたしは少し休憩をして帰ることにしました。
ところが、帰りは大渋滞(*_*)。高速に乗るまでに、かなり時間がかかってしまいました。
また、アクアラインは事故渋滞もあり散々。
楽しかった今日のバリルートを思い出して、帰り道もバリルートを探して迂回したいほどでしたが、なんとか時間をかけて正規ルートで帰宅できました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
わお〜
行きたかった〜Fさんからお話は聞いていましたが、
アスレチックにとんだ山ですね
良いですね〜
momokahahaさん、こんにちは!
はじめての鋸山がバリエーションルートだなんて、ちょっと贅沢な気分でした♪
冬には空気もすんで、景色も良さそうですよー♪
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する