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Yamareco

記録ID: 2008132
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ハイキング
中央アルプス

安平路山(どこまでも笹の海と秋の空)

2019年09月07日(土) [日帰り]
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GPS
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距離
14.5km
登り
1,014m
下り
1,000m

コースタイム

5:50摺古木自然園休憩舎→ (沢を渡るところで、道迷いロス10分)→ 6:40直登分岐→ 7:20摺古木山7:25→ 8:15白ビソ山→ 8:40安平路避難小屋8:45→ 9:30安平路山9:55→ 10:30安平路避難小屋10:35→ 11:15白ビソ山→ 12:00摺古木山12:10→ 12:25摺古木展望台12:30→ 13:05直登分岐→ 13:50摺古木自然園休憩舎
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
★林道(大平〜摺古木自然園休憩舎)
・SUV向きです。私の相棒はSUVではないので慎重に運転し、メーターはほとんど10Km/h、行きも帰りも30分ほどかかりました。それでも、たまに、鼻先や腹をこすります。林道の両側から、笹や木の枝が延びていて、避けられないところもあり、多少のボディの擦り傷は、覚悟する必要があります。
・途中にロープのゲートがありますが、結んであるだけなので、簡単に外せます。
★登山道(摺古木自然園休憩舎〜安平路山山頂)
・休憩舎から、いきなり背丈ほどある笹を分けて進むことになります。陽が入らない林の中は笹が少なくなったり、笹が膝丈ほどになるところがありますが、ほんの一部です。足元は見えませんが、根っこや石、段差は、普通の登山道のようにあります。また、登山道は笹の海の中で急に曲がったりしているところもあります。最初は戸惑うこともありますが、笹の海を泳ぐことに、だんだん慣れて、こつもわかります。朝方や雨の日は、とうぜんビショビショになるので、雨具の着用、電子機材の保護に気を使う必要があります。笹航海検定2級レベルの難度です。
デコボコの林道を10km/hで運転して、5時半頃やっとこ摺古木自然園休憩舎に到着。車を止めていると、立て続けに2台到着した。
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デコボコの林道を10km/hで運転して、5時半頃やっとこ摺古木自然園休憩舎に到着。車を止めていると、立て続けに2台到着した。
登山道に入ると、いきなりこの状態。これほどとは!どこが登山道だかわからない!
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登山道に入ると、いきなりこの状態。これほどとは!どこが登山道だかわからない!
それでも、理屈はわからないが、道は何となくわかる。
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それでも、理屈はわからないが、道は何となくわかる。
この笹の海は、どこまで続くか?と思っていると、
この笹の海は、どこまで続くか?と思っていると、
普通の登山道らしくなって安心して、
普通の登山道らしくなって安心して、
束の間の喜びで、またこの通り。
束の間の喜びで、またこの通り。
そして、またこの通り。
そして、またこの通り。
そんなこんなを繰り返して沢に出たが、トリカブトに誘われて間違って沢を登って行ってしまった。ここで10分ほどロス。
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そんなこんなを繰り返して沢に出たが、トリカブトに誘われて間違って沢を登って行ってしまった。ここで10分ほどロス。
戻って進めば、左手に陽が当たった山が見えてくる。
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戻って進めば、左手に陽が当たった山が見えてくる。
後ろから恵那山も背中を押してくれる。なかなかいいじゃない。
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後ろから恵那山も背中を押してくれる。なかなかいいじゃない。
この辺りまで来ると、笹航海にもだんだん慣れてきて、またある程度はあきらめもついてきたものの、
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この辺りまで来ると、笹航海にもだんだん慣れてきて、またある程度はあきらめもついてきたものの、
この辺りは肩の高さまであり、溺れそう。もう勘弁してほしい。
この辺りは肩の高さまであり、溺れそう。もう勘弁してほしい。
でも、だんだん気にならなくなってくる。
でも、だんだん気にならなくなってくる。
なかなか気持ちがいい。
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なかなか気持ちがいい。
正面の山はアザミ岳と言うらしい。
正面の山はアザミ岳と言うらしい。
なかなかの絶景。右奥は恵那山、左手前は風越山。
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なかなかの絶景。右奥は恵那山、左手前は風越山。
アザミ岳の先の町は、中津川あたり。右の山は、もしかしたら南木曽岳。
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アザミ岳の先の町は、中津川あたり。右の山は、もしかしたら南木曽岳。
意外に早く、摺古木山に到着。ここは展望がいい。
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意外に早く、摺古木山に到着。ここは展望がいい。
乗鞍岳から穂高方面
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乗鞍岳から穂高方面
穂高連峰
右の山は白ビソ山で、たぶん安平路山はその後ろで見えない。左は、中央アルプスの南駒ヶ岳、越百山辺り?
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右の山は白ビソ山で、たぶん安平路山はその後ろで見えない。左は、中央アルプスの南駒ヶ岳、越百山辺り?
天気が良くて最高だ。
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天気が良くて最高だ。
さあ、まずは白ビソ山へ。
さあ、まずは白ビソ山へ。
やっぱり、これからも笹航海。
やっぱり、これからも笹航海。
それでも木々が増え、笹も膝あたりになり、歩きやすくなる。
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それでも木々が増え、笹も膝あたりになり、歩きやすくなる。
笹のないところに遠慮気味に、花が咲いている。
笹のないところに遠慮気味に、花が咲いている。
気持ちの良い、シラビソの林が始まる。
気持ちの良い、シラビソの林が始まる。
たまには、溺れそうになる笹。
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たまには、溺れそうになる笹。
いいね、この秋の空。
いいね、この秋の空。
たまに涼しい風が、林の中を流れる。
たまに涼しい風が、林の中を流れる。
気持ちの良い林、のんびり歩けばいいのだが、
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気持ちの良い林、のんびり歩けばいいのだが、
だんだん自然にスピードが上がる。
だんだん自然にスピードが上がる。
見落としそうになる白ビソ山山頂の標識。
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見落としそうになる白ビソ山山頂の標識。
ずっとこんな感じの林が続く。
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ずっとこんな感じの林が続く。
こんな感じは、大好物。
こんな感じは、大好物。
ここに来て、ほんとに良かった。
ここに来て、ほんとに良かった。
優しい木洩れ日が、いい感じです。
優しい木洩れ日が、いい感じです。
とうとう見えてきた、あれが安平路山だろう。
とうとう見えてきた、あれが安平路山だろう。
すぐに、安平路避難小屋に到着。
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すぐに、安平路避難小屋に到着。
東側は、南アルプスと雲海。
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東側は、南アルプスと雲海。
小屋の中を、窓越しに撮影。
小屋の中を、窓越しに撮影。
あともうちょっと。休まずに出発。ここからも笹の海。
あともうちょっと。休まずに出発。ここからも笹の海。
林に入って急坂を登ると、
林に入って急坂を登ると、
樹木の間から、御嶽山がはっきり見えた。
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樹木の間から、御嶽山がはっきり見えた。
いつ見ても、きれいな山。また、そのうち。
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いつ見ても、きれいな山。また、そのうち。
恵那山も、
山頂近くになると、またこの通り。進めるままに進むと、
山頂近くになると、またこの通り。進めるままに進むと、
9:30山頂標識に出くわした。でも休める場所は、ほとんどない。そして360度展望もない。
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9:30山頂標識に出くわした。でも休める場所は、ほとんどない。そして360度展望もない。
倒木に腰を掛けて、昼食。30分ほど休んで下山。リボンの方向へ進む。
倒木に腰を掛けて、昼食。30分ほど休んで下山。リボンの方向へ進む。
上から見ても、リボンの下に登山道があることがわからないでしょ。笹の海は、こんなものです。
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上から見ても、リボンの下に登山道があることがわからないでしょ。笹の海は、こんなものです。
左側に沢の音がしてくると、「水場」の標識。ただし、2~3m下の水場までも笹漕ぎが必要。
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左側に沢の音がしてくると、「水場」の標識。ただし、2~3m下の水場までも笹漕ぎが必要。
なんか絵になる。
なんか絵になる。
同じような風景を何枚も撮る。
同じような風景を何枚も撮る。
たぶん、あの木の後ろに避難小屋。
たぶん、あの木の後ろに避難小屋。
避難小屋の屋根の赤と、笹の緑が眩しいこと!
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避難小屋の屋根の赤と、笹の緑が眩しいこと!
さて、もどりましょう。またシラビソの林を通っていく。
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さて、もどりましょう。またシラビソの林を通っていく。
たまに、涼しい風が流れる。
たまに、涼しい風が流れる。
いい感じ。
いい感じ。
樹間から南アルプス。
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樹間から南アルプス。
中央アルプスのスターが勢ぞろい。
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中央アルプスのスターが勢ぞろい。
空木岳、南駒ヶ岳、そして越百山。また行きたいね。
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空木岳、南駒ヶ岳、そして越百山。また行きたいね。
木曽駒ヶ岳、三沢岳、宝剣岳、そして檜尾岳。
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木曽駒ヶ岳、三沢岳、宝剣岳、そして檜尾岳。
摺古木山に戻ってきた。安平路山への登りで出逢ったご夫婦が、休んでおられて、しばらく歓談。甘栗もいただく。
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摺古木山に戻ってきた。安平路山への登りで出逢ったご夫婦が、休んでおられて、しばらく歓談。甘栗もいただく。
この山頂から見える摺古木自然園の方向。さて出発。
この山頂から見える摺古木自然園の方向。さて出発。
やっぱり笹泳ぎ。
やっぱり笹泳ぎ。
なかなかの笹海。泳げ、泳げ。
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なかなかの笹海。泳げ、泳げ。
摺古木自然園に到着。時間があったら、もう少し奥まで行ってみればよかったが。
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摺古木自然園に到着。時間があったら、もう少し奥まで行ってみればよかったが。
とても展望がいい。振り返って、摺古木山。
とても展望がいい。振り返って、摺古木山。
そして中央アルプス。
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そして中央アルプス。
さて休憩舎へ向かって下りていきます。
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さて休憩舎へ向かって下りていきます。
眩しいほどのいい天気。気温も上がって、体を冷やしたくなる。
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眩しいほどのいい天気。気温も上がって、体を冷やしたくなる。
でも、いたるところに沢があり、冷たい水に困ることはない。
でも、いたるところに沢があり、冷たい水に困ることはない。
笹海は、なかなかきれいだ
笹海は、なかなかきれいだ
オヤマリンドウ
正面はたぶん飯田の風越山。もうじき着いてしまうと思うと、この笹海も・・・
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正面はたぶん飯田の風越山。もうじき着いてしまうと思うと、この笹海も・・・
トリカブト
沢沿いのヤマハハコ。
沢沿いのヤマハハコ。
ここが間違えたところ。左斜めに行くべきところを、右に行った。やっぱり間違えやすい。
ここが間違えたところ。左斜めに行くべきところを、右に行った。やっぱり間違えやすい。
摺古木山休憩舎に到着。お疲れさま。間違いはあったものの、なんとか行ってこれたので、笹航海検定2級はギリ合格。
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摺古木山休憩舎に到着。お疲れさま。間違いはあったものの、なんとか行ってこれたので、笹航海検定2級はギリ合格。
休憩舎から、ちょっと下ったところにあるトイレ。その右に沢があり、水を補給できます。
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休憩舎から、ちょっと下ったところにあるトイレ。その右に沢があり、水を補給できます。

感想

・あまり気が載らない宿題がひとつ終わった感じ。笹の海は、思いのほかすごかった。これほどとは。とは言っても、20分もしないうちに慣れて、あきらめもついて、このまま行くしかないと覚悟が決まる。そう覚悟が決まった後は、たいへん楽しい山行になった。最高の天気だったし、たまに見える御嶽山、乗鞍岳、穂高、中央アルプス、南アルプス、恵那山の絶景はすばらしかったし、白ビソ山のシラビソの森は私の好きな風景だったし、沢の水はいろいろ飲んだが、どこも澄んでいて冷たくうまかったし、総じてなかなかの山だった。
・ちょっと危なかったのは、休憩舎から登り始めて最初に、沢を渡るところで、最初にその上流に咲いていたトリカブトに目が行って、そちらに進んでしまった。どうも間違うのは私ばかりではないようで、そこから50mは道らしきものがしっかりあった。途中から、全く進めなくなり、さすがにこれほどひどいことはないだろうと戻ることにした。これで10分ぐらいはロスをした。
・これで、信州百名山は残り16山。気の載らない、あと二つの宿題(鋸岳、西岳)も、来年中には片付けられたらいいな。

・帰りは、駒ヶ岳SAで昼食をとって、その後は須坂の自宅まで飛ばして、6時頃に到着。シャワーを浴びて、軽く食べて、7時からの区の会議に何とか間に合って、思いっきりビールを飲んだ。いい1日でした。

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