湯の丸山・烏帽子岳 つつじ祭り&「チャレンジ!ホビー」
- GPS
- 05:40
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 640m
- 下り
- 634m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 5:15
13:40湯の丸山山頂14:45⇒15:05鞍部(分岐点)⇒15:55烏帽子岳山頂16:05⇒
16:40再び分岐点⇒17:00中分岐⇒17:10キャンプ場⇒17:25地蔵峠⇒
17:30第三駐車場
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM11:45着時点で、第一・第二駐車場満車、第三駐車場は駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【地蔵峠⇒つつじ平】 スキー場ゲレンデの斜面をリフト沿いに登る。 リフトの左側のレンゲツツジの群生の中を登るがやや急斜面。 【つつじ平⇒鐘分岐】 歩きやすい平坦な登山道。 【鐘分岐⇒湯の丸山山頂】 斜面を直線的に登る感じで結構な急斜面。 登山道が狭いので交互通行のすれ違い時の譲り合いが頻繁。 【湯の丸山⇒鞍部(分岐地点)】 直線的に降るイメージ、浮き石を転がさないように注意。 【鞍部(分岐地点)→←烏帽子岳】 分岐地点からは緩やかに登り始め、 尾根に出るまではジグザクと小刻みな折り返し。 段差のある箇所に多少の泥濘があり、滑り易い。 尾根からは石場となり、岩登りする箇所もある。 【鞍部(分岐地点)⇒中分岐⇒キャンプ場】 緩やかな歩きやすい林間の登山道、危険箇所特に無し。 【キャンプ場⇒地蔵峠】 緩やかな砂利道の林道、 キャンプ場関係者・利用者の車両通行用。 |
写真
感想
出掛にゴタついて大幅に出遅れてしまい、現地入りがお昼になってしまいました。
現地までの往復時間を考えて、この出遅れで一瞬計画変更も考えましたが、
土曜日の晴れ間は本当に久々なので強行することにしました。
この決断がいろんな意味で成功でした。
今回の目的は、山歩きを始めたころにNHKの「チャレンジ!ホビー」という
番組で紹介のあった長野県の【湯の丸山】です。
この番組は、昨年の夏に8週くらいのシリーズで
【あなたもこれから山ガール】というサブタイトルで、
トレッキング入門の解説を取り上げていた内容でした。
勿論、山ガールを目指す訳ではありませんが、毎回20分程度の内容で、
現地ロケを通して、道具選びから北アルプス縦走を目指すという設定。
ちょうど入門者の私にとってもリアルタイムな感覚で毎週欠かさず視聴しました。
この【湯の丸山】は、確か番組の三回目で取り上げられた場所で、
その中で、6月の下旬のレンゲツツジの群生がとても鮮やかで見ごたえがある
ように紹介されていたので、その時より一度は訪れてみたいと思っていました。
ついでに、もう少しその番組に触れると、
番組の中で山ガールを目指すのは女優の「村井美樹」さん、
講師は登山家で【木風舎】というネイチャースクールの代表の「橋谷 晃」氏、
このお二人のやり取りが美しい自然の中で、ごく自然な感覚で、
楽しいそうに進行されいて、とても興味深く見入ってしまいました。
特に橋谷さんが、ニコニコ笑顔で山の自然を称えるのが印象的で、
山の魅力を感じ取ることが出来た気がしました。
私にしては珍しく、このシリーズは録画し、時々再生して見返しています。
この番組が私の山歩きの「教本」になっているような気がしています。
話を戻します。
現地は「つつじ祭り」期間中で、週末の晴れ間ということもあり、
ツアーバスも何台も来ていて、大変な盛況ぶりでした。
駐車場も第一、第二は満車で、すこし登ったところにある第三駐車場に
停めることができました。
第三駐車場は普段はテニスのクレーコートのようで、
車の乗り入れには、やや気が引けました。
地蔵峠からのゲレンデの登り出しから、レンゲツツジの群生があり、
色鮮やかな朱色が新緑の中に映えて美しい光景です。
つつじ平まではリフトで往復できるので、登山者以外の
レンゲツツジ見物の観光の方々も大勢登って来られてました。
つつじ平を過ぎた辺から、湯の丸山の登山道、
正面に目にする、なだらかな様相の湯の丸山ですが、
鐘の分岐地点からは、直線的な急斜面の登りとなり、
道幅も狭く、すれ違いの度に登りを優先にして頂くので、その都度、
急ピッチなペースとなり、かなりキツイ登りとなりました。
山頂に着く頃には、汗びっしょりになり、
息切れしながら、ようやくの思いで山頂に辿り着きました。
山頂は、360度パノラマの大展望で青空の中、
北アルプス、八ヶ岳などくっきりと浮き上がって見れ、
とても素晴らしい光景です、富士山の方角は雲が
出ていて見えませんでしたが大満足で、疲れも吹き飛びました。
山頂までの途中の鐘の分岐地点を少し登ったところに、
東屋があるのですが、そこからの景色をカメラで撮影していると、
「とても優しい緑ですね・・・」と、はっきりとした声量で、
そして、どこかで聞き覚えがある声がしてきました。
その声を方向を確認すると、6〜7名登山者が中央にガイドさんの
説明を受けていました。
その中心にいるガイドさんが、なんと、あの橋谷さんでした。
なんという偶然でしょうか、「あなたもこれから山ガール」を見て、
ここに来て、ご本人に会えるなんて思ってもいなかったので、
本当にびっくりしました。思わず、手にしていたカメラは、
景色から橋谷さんの方へ向けていました。
(許可を頂き、撮影させて頂きました。)
その後、湯の丸山の山頂でも再び一緒になりました。
橋谷さんは山頂に着くと同時に、ツアー参加者へ、
360度パノラマ展望の右端から見えている順番に、
山の特徴と山名を次々に解説を始められました。
眺望も素晴らしいですが、ニコニコ顔の解説も見事です。
ちょうど、持参したおにぎりを頬張っていたときの
出来事だったのですが、思わず、その名調子の解説に合わせて、
一緒に視線をその方向に合わせることができました。
橋谷さんの実況生解説を聞きながら食事が出来、
贅沢な時間を過ごせ、とても得した気分になりました。
食事を済ませ、目の前に見える烏帽子岳を目指し、
橋谷さんのツアーを後にして出発しました。
降りだしから直線的な道を一気に下り、20分ほど鞍部(分岐地点)へ。
湯の丸山頂で大休憩をとってしまったため、
この時点で15時を少し過ぎていました。
やや時間的な配分が気になるところです。
トレッキングコース案内では、ここから烏帽子岳方向へ約30分。
なら大丈夫ということで、登り出すがなかなか辿り着きません。
途中で16時過ぎたら、そこで打ち切りリターンと決めて先へ進む。
結局、15時55分に烏帽子岳山頂に到着、鞍部(分岐地点)から50分。
ここからの景色も素晴らしい、眼下の街並みもはっきり見えるし、
先ほどいた湯の丸山の全貌も捉えることでき、
一気に降った直線的な登山道も確認できました。
10分ほど滞在して山頂を後にして分岐地点まで戻ることにしました。
分岐地点からは白樺などの林間の中を緩やかに降る登山道で、
時間を気にしつつも、気持ち良く歩くことができ、
気が付いたらキャンプ場まで30分ほどで降りてきていました。
キャンプ場は、広々としたところに5〜6張りで、
皆さん夕食支度の最中、お天気の心配も無さそうなので、
本日のキャンプは大成功ですね、きっと。羨ましい。
車もテントサイト近くまで入れそうなので、
オートキャンプ場みたいですが、山岳用テントもありました。
次回はここを利用してのんびり過ごすのも有りかと思います。
キャンプ場から林道を歩き地蔵峠まで10分で到着、昼は大勢の観光客で
大賑わいだったのに、この時間になると閑散とひっそりしていました。
第三駐車場にはちょうど17時30分に到着、最後の一台となっていました。
きょうの山行は、出遅れがあったものの、天候にも恵まれ、
山頂からの大パノラマの眺望をとても感情豊かな解説付きで満喫でき、
たいへん有意義なものになりました。
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