リトル比良(近江高島駅〜北小松駅)
- GPS
- 08:43
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 940m
- 下り
- 930m
コースタイム
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:43
天候 | 晴れ後曇り時々雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
・上り湖西線-JR近江高島駅 ・下山湖西線-JR北小松駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈登山ポスト〉 ・音羽登山口にある 〈道の状況〉 ・(全行程)高度は低いですが、アップダウンが多くトレーニング向けのコース。 ・(音羽〜岳山〜寒風峠)距離は長くないが5〜6時間を要する ・(寒風峠〜涼峠)沢沿いの山道、湿地帯もある。 |
写真
感想
この縦走は意外に厳しい道です。
今日のルートは近江高島駅から岳山~鳥越峰・岩阿砂利山・寒風峠~北小松駅までです。
標高500〜700m程の低い山ですが総標高差は1100mを越え、距離12.7kmという厳しい行程です。
天候がいい時はそれほどでも無いが雨が降ってくると途端に道が荒れ、エスケープルートがほとんど無い。
そしてこのルートはほとんど人が来ませし、この日も誰にも会いませんでした。
JR高槻駅から約1時間で近江高島駅に到着する。
気温は30度越え、湿度80%の山登りには不適切な条件のもと出発する。
JR湖西線近江高島駅から歩くこと約20分で音羽のバス停に到着する。
比良山地の北限にある音羽集落は音羽古墳群として知られている。
バス停の登山道標示板の前方には大鳥居の大炊神社が、その左側に長谷寺がある。ここが岳山・リトル比良縦走路の登山口となる。
ゲートを抜けた先から本格的な山道に入りますがこの辺りは結構枝道が多いのでルートを確認しながら進んで行く。
道も最初の方は大きな道ですがだんだんとシダに覆われて細くなって行きます。
しばらく進むと広い空間の賽の河原に出ます。
ここは元々、観音堂への参詣道だったのでその名残です。
しばらく進むと目の前に大きな石灯籠が見えて来ます。
ここがビューポイントで琵琶湖を眼下に出来る場所です。
次は右側に白坂と呼ばれる砂礫で出来た山肌が現れます。
その先には安曇川町・近江高島の町が見える。
ここからしばらく進むと弁慶の切石。この辺りから傾斜がきつくなりました。
時々覗く青空と直射日光を受け、身体中汗だらけで熱中症状態で足が動かない。
危険を感じ、びしょ濡れの衣服を着替え給水し暫く休息する。
しばらく進むと目の前に石造観音三尊(元獄岩屋観音)の祠があります。
ちなみにこの祠の裏側が標高565mの岳山山頂になります。
ここまで無事に来られた事を感謝して次の目的地であるオウム岩を目指します。
オウム岩では奥比良から近江高島・琵琶湖まで一望できる場所ですが今日は少し霞んでいました。
次の目的地である岩阿沙利山へ向かいます。
岩阿沙利山への道はいきなり急な下り坂になるので足を滑らせないように気をつけて進みます。急な下り坂を下りきると今度は同じ分だけ登り返す事になります。
ちなみにこのルートはほとんどこんな感じで一体いつまで歩けばいいの?と思うくらいアップダウンがあります。
ピークが見えて来て着いたかな?と思ったらさらにその向こうにピークが見えて来ます。
心が折れると体力が急激に奪われます、ましてや天候が悪いとなおさらです。
この頃になると天候が怪しくなります。空が曇り、雨が降り始め雷鳴が響き渡ります。
急いで急坂を下り岩阿砂利山直下のコルで落雷ため暫く待避します。
雷が遠のいたので急坂を登り返すと標高686mの岩阿砂利山山頂です。
岩阿砂利を下ると、鵜川越に出ます。峠は舗装路が通っており、少し東に進むと登山道の続きがあります。寒風峠を経て北比良へという看板があります。
間違えても舗装路から下山しないようにしてください。
次の目的地である寒風峠(さむかぜとうげ)に向かいます。
鵜川越から急坂を登り返した地点に、寒風峠経由で北小松駅まで一時間半と書いた道標があります。勘違いしやすいので説明するとこの道標からではなく寒風峠から一時間半なのでもうすぐだと思わないようにしてください。
寒風峠までここから普通の方で一時間くらいはかかります。
600mから400mをアップダウンしながら3〜4回のピークを越えて結構な下り坂を下るとようやく寒風峠に着きます。
ここからはようやく下りオンリーになるのですが次の目的地である涼峠までの間がほとんど湿地帯です。寒風峠を下ると間もなく、鮮やかな緑色の絨毯のような場所が眼前に拡がっています。よく見ると苔です。薄暗い山道を歩いて来たので一瞬、目を疑うような新鮮な感じで驚きました。
特にこの間は足場が柔らかいので注意を要しますが、それ以降は沢沿いの道を下って行きます。浅いとはいえ橋の掛かっていない沢を何回か渡渉しますし山道自体がぬかるんでいるので気をつけてください。
最後の沢を渡って南側の尾根に取りついて登れば涼峠に到着です。
涼峠を下ると直ぐに楊梅の滝・雄滝への分岐がありますが今日はパスします。
滝見台からは落差40mの楊梅の滝・雄滝が見えます。
楊梅の滝は滋賀県最大の落差76mを誇り、滝は上部の雄滝(落差40m)中ほどの薬研の滝(落差21m)下部の雌滝(落差15m)に3分されています。
漸くPM17時過ぎに北小松登山口・楊梅の滝入口に到着します。
厳しい天候のなかでの山行、長い時間の山行になりましたが無事下山できました。
車道をあるいて北小松駅へ向かいます。
楊梅の滝を抜けた先のキャンプ場から北小松駅までは約10分ほどで着くことができました。
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