【御嶽山】ひさびさのふたり登山
- GPS
- 07:06
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,017m
- 下り
- 1,004m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 7:06
天候 | 晴れときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし/登山届ポストあり(ロープウェイ乗り場) |
その他周辺情報 | ホテル木曽温泉(600円) |
写真
感想
【忘備録】
前日の夕方の飛行機で名古屋に着く。機窓からの夕焼けがきれいで、登山の好天が確約されたみたいでうれしい。空気が思っていたより乾いていて、暑いには暑いけれど過ごしやすそう。実家でカレーを食べた後、いそいそとスーツケースから山道具を取り出して、準備を整える。早朝出発のため、無理矢理早めに就寝。
4時に起床。4時半にカトユが車で迎えに来る。2人で山に行くのはたぶん3年前の冬の石鎚山以来で、すごく久しぶりに感じる。ロープウェイの飯森高原駅まで約3時間。途中で寝落ちすることなく、ずっとあれこれ話しながら進む。山の話よりも、カトユの新婚生活の話の方が多かったのが新鮮な感じ。途中の道の駅あたりから早朝の山のにおいがしていた。
8時前に着くとロープウェイの駐車場はかなり埋まっていて、思ったより登山客が多そう。念のため登山届を提出してロープウェイに乗り込む。降りた地点がもう2000mを超えているから、高山に慣れない体を心配しつつ歩き始める。最初の1時間は比較的緩やかな道が続いたので、いいウォーミングアップになった。女人堂に着くと同時に山頂が姿あらわす。想像よりもさらにゴツゴツしていて、山塊とか雄々しいみたいな言葉がよく似合う。
その後は大きな難所もなく、山頂付近まで淡々と進む。途中の避難シェルターや慰霊碑を見て、いま自分が立っている場所で、5年前の惨事が起きたのを改めて実感する。他の登山客もみな手を合わせていたのが印象的で、祈る姿が目に焼き付いた。もともと歴史ある信仰の山で、あちこちに鳥居や石像があるのも、この山の宗教性、精神性を感じさせる。自分も含め、噴火があってもなお登りたいと思う人の心の不思議。
ニノ池を横目で見ながら、最後の尾根道を歩いて山頂に到着。さっそく新たに買ったリコー・シータで360°写真を撮影する。すぐにスマホで確認できて、指先でぐるぐるまわし見るのがおもしろい。ニノ池ヒュッテの鍋焼きうどんを楽しみにしていたのに…売り切れでへこむ。次来た時の楽しみに。山頂部が広大なので、今度はぐるりと縦走のように歩いてみたい。
低山をひとりで黙々と歩くことが増えたけれど、3000m級の高山をカトユとわいわい喋りながら登るスタイルはやっぱり格別だった。もっと頻繁に行けたらと願う。愛媛に帰ってきてからの、ゴローの手入れもいつもより入念にしてしまった。なかなか難しいけれど、登山と俳句は相性がいい気がする。
【御嶽山三句】
秋晴や規制解除の道混みて
慰霊碑の真新しさと秋の風
信仰の山の隙間の岩桔梗
久しぶりの二人で登山、原点回帰。
私生活で変化がたくさんあって、3000M級の山に登るのあ1年振り位かもしれない。
駐車場から御嶽山の横広の山頂が見えたとき胸がおどった、
8合目を過ぎて、山頂を眺めながらじぐざぐのがれ場を歩いた時はぞくぞくした。
久しぶりだからか、山の魅力を存分に楽しめた山行だった。
山頂までいけるのは限られた日だからか、登山者はたくさんいて想像の100倍
位にぎわっていた。山頂近くでは行列ができていたほど。
ここの力持ちは絶品なのでぜひ食べてみてください。
歩き始めたときはあんなに遠くに見えていた山頂も、気付けば頂上についている。
人生も一緒で気づけばもう30歳、歩くスピードや山の楽しみ方も変わって来た。
時間は気をぬくとあっという間にすぎてしまうので、一歩一歩踏みしめて歩んでいきた。
「山登り 日差し気にする 三十路の僕」
「御嶽で 焼肉の煙 にぎわう人 」
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