山行記録: 朝日連峰主脈縦走（以東岳～大朝日岳～葉山）

天候	（1日目）晴のち霧、（2日目）快晴、（3日目）晴、（4日目）曇一時小雨
過去天気図（気象庁）	2019年09月の天気図
アクセス	利用交通機関：電車バス自家用車泡滝ダム駐車場まで省内あさひICから1時間程度。30台は駐車可能。車回収は下山地点の白兎駅（山形鉄道）→赤湯駅（山形新幹線）→新庄駅（陸羽西線）→余目駅（羽越本線）→鶴岡駅と乗り継いで、鶴岡から庄内バスで終点朝日庁舎へ。そこで朝日夏季観光バス（要予約）に乗換えて泡滝ダムまで戻った。アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	【コース状況】今回は直江兼続が築いた朝日軍道踏破が目的だった。最大の試練は、三日目の御影森から中沢峰までの区間。猛烈な藪を覚悟したものの、綺麗に仮払われていたのは嬉しい誤算。中沢峰の分岐には標識はない。間違って祝瓶山に向かわないように。葉山山頂までは10分ピッチで葉山山荘までの距離標識が付されている。とにかく長くて変化も乏しくつらい。熊の痕跡があり、離合するハイカーは、まずいないので、GPSとコンパス、ホイッスルが必携。【小屋状況】 ①以東小屋（15名程度）新しくなった。バイオトイレあり。すごく快適。ぬるいが缶ビール買える（800円）。現在週末のみ管理人常駐。平日だったので11人だけだった。水場往復15分。豊富でうまい。 ②大朝日避難小屋（最大100名程度）二階、中二階、三階（屋根裏）まであるが、かなり混雑する。快適な場所を確保したいなら13時までには到着したい。トイレあり。販売品なし。週末のみ管理人常駐。北アも真っ青な阿鼻叫喚の混雑だった。水場（金玉水）往復30分。豊富でうまい。 ③葉山山荘（10名程度）年季が入っているが掃除は行き届いており、使用可能な備品も残置（毛布なし）。無人。ポットン式トイレあり。水場は8分ほど白兎方面にくだった「鉾立の水」。水量細いが冷たくて旨い。※大朝日岳から葉山の間の水場は期待できない。貸し切りだった。
その他周辺情報	白兎駅は田園地帯の無人駅。コンビニはおろか自販機もない。新庄駅まで乗り継ぎ時間もない。食料・水は、この間まで要確保。この移動プランでは余目駅で1.5時間待ち時間ができる。徒歩10分の場所に最高に綺麗な「町湯」がある。ここで汗を流すといい。駅の売店に割引券あり。

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まずは泡滝ダムからスタート。

2019年09月13日 07:20撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/13 7:20

まずは泡滝ダムからスタート。

二箇所吊り橋を渡ります。

2019年09月13日 08:49撮影 by PENTAX K-5 II s, PENTAX

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9/13 8:49

二箇所吊り橋を渡ります。

タキタロウ小屋です。ビール買えるそうです。

2019年09月13日 10:15撮影 by PENTAX K-5 II s, PENTAX

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9/13 10:15

タキタロウ小屋です。ビール買えるそうです。

稜線にあがると景色が一転。

2019年09月13日 12:36撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/13 12:36

稜線にあがると景色が一転。

大鳥池っすね。

2019年09月13日 13:07撮影 by PENTAX K-5 II s, PENTAX

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9/13 13:07

大鳥池っすね。

たしかに熊の敷き皮。

2019年09月13日 13:52撮影 by PENTAX K-5 II s, PENTAX

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9/13 13:52

たしかに熊の敷き皮。

二年前に新しくなりました。この日は僕らを含めて11人。快適。

2019年09月13日 14:33撮影 by PENTAX K-5 II s, PENTAX

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9/13 14:33

二年前に新しくなりました。この日は僕らを含めて11人。快適。

夕方にガスが少し抜けました。

2019年09月13日 17:42撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/13 17:42

夕方にガスが少し抜けました。

以東岳からのご来光

2019年09月14日 05:23撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 5:23

以東岳からのご来光

真ん中のトンガリが大朝日岳だね。とおい…。

2019年09月14日 05:39撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 5:39

真ん中のトンガリが大朝日岳だね。とおい…。

以東岳を見返す。でっかい。

2019年09月14日 06:37撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 6:37

以東岳を見返す。でっかい。

狐穴小屋だ。

2019年09月14日 07:19撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 7:19

狐穴小屋だ。

小屋の目の前にこの水量。綺麗な若い女性の小屋番さんだった。

2019年09月14日 07:29撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 7:29

小屋の目の前にこの水量。綺麗な若い女性の小屋番さんだった。

まだまだつづく。

2019年09月14日 07:42撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 7:42

まだまだつづく。

相模山もかっこいい。

2019年09月14日 08:05撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 8:05

相模山もかっこいい。

寒江山はピラミダル。このへんでようやく離合者現れはじめる。

2019年09月14日 08:06撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 8:06

寒江山はピラミダル。このへんでようやく離合者現れはじめる。

西朝日岳のなが～い稜線。

2019年09月14日 09:00撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 9:00

西朝日岳のなが～い稜線。

西朝日をのり越しました。

2019年09月14日 11:34撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 11:34

西朝日をのり越しました。

次は本日のゴール、大朝日岳。

2019年09月14日 12:15撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 12:15

次は本日のゴール、大朝日岳。

長かったな。暑かったな。でもビール売っていないよね。

2019年09月14日 12:30撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/14 12:30

長かったな。暑かったな。でもビール売っていないよね。

三日目。大朝日岳から平岩山へ！

2019年09月15日 05:34撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 5:34

三日目。大朝日岳から平岩山へ！

こっちに向かうのは、ずっと以東岳から一緒だったパーティ2組とソロの男性だけ。同い年だったね。がんばろう！山では希少性の高いバブル組。

2019年09月15日 05:53撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 5:53

こっちに向かうのは、ずっと以東岳から一緒だったパーティ2組とソロの男性だけ。同い年だったね。がんばろう！山では希少性の高いバブル組。

大朝日岳をまた見る。

2019年09月15日 08:10撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 8:10

大朝日岳をまた見る。

御影森に到着。ここ以降は僕らだけの孤独な旅に。

2019年09月15日 08:42撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 8:42

御影森に到着。ここ以降は僕らだけの孤独な旅に。

なんと中沢峰まで刈払いされていた。みんな！あるこう！道を残そう！

2019年09月15日 08:45撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 8:45

なんと中沢峰まで刈払いされていた。みんな！あるこう！道を残そう！

前御影森からの御影森。けっこうかっこいい山なんだよね。

2019年09月15日 09:18撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 9:18

前御影森からの御影森。けっこうかっこいい山なんだよね。

中沢峰についた。あれは御影森。最後の急な登りはバテる。

2019年09月15日 10:48撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 10:48

中沢峰についた。あれは御影森。最後の急な登りはバテる。

いかにも昔の仕事道。長い。つらい。暑い。熊が出る。

2019年09月15日 11:03撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 11:03

いかにも昔の仕事道。長い。つらい。暑い。熊が出る。

地塘がでればもう小屋。

2019年09月15日 13:54撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 13:54

地塘がでればもう小屋。

小屋だ～！これで今回の長い旅もおわり。

2019年09月15日 14:15撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 14:15

小屋だ～！これで今回の長い旅もおわり。

貸切だった。

2019年09月15日 14:29撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/15 14:29

貸切だった。

下山した。

2019年09月16日 06:02撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/16 6:02

下山した。

立派な登山口である。

2019年09月16日 06:05撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/16 6:05

立派な登山口である。

無人駅の白兎駅についた。

2019年09月16日 06:55撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/16 6:55

無人駅の白兎駅についた。

おお！フラワー模様の電車。ということで車を回収せねば…。

2019年09月16日 07:31撮影 by PENTAX K-5 II s , PENTAX

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9/16 7:31

おお！フラワー模様の電車。ということで車を回収せねば…。

撮影機器：

PENTAX K-5 II s PENTAX

装備

備考	大朝日岳～葉山間は朝露で靴がぐしょ濡れになる。スパッツ必須。

感想

hituzo

朝日岳主脈縦走は直江兼続の朝日軍道で踏破する。それがスタートにあった。本来であればお膝元・置賜（米沢）側が出発するところだが、葉山登山口から出発すると、一気に大朝日岳避難小屋まで登り詰めないといけない。これには無理があるし、泡滝ダムへの予約専用バスの便にも制約があるため、おのずと庄内（鶴岡）側からのアクセスとなった。

一日目は以東岳まで一気に登るが、オツボ峰コースならばさしたる急登もない。またこちらのほうが眺望もいいのでお勧め。二日目は今回の眺望ベスト区間。ちょうど快晴にあたり最高の登山となった。そのせいか、避難小屋は留置場並みの混雑。早めについて正解。三日目。以東岳からずっと一緒だった5名とは御影森で別れて、いよいよ二人きりの登山となる。標高がさがるぶん、残暑厳しい樹林の歩きに苦しんだ。さいわい激藪区間は仮払われて大助かり。これがなかったら、相当疲弊していたに違いない。葉山山荘は貸し切り。大量に残った予備食と三日間持ち歩き続けた2リットルの炭酸水で作ったハイボールで祝杯。静かな山の晩餐を愉しんだ。最終日は雨の不安があったが、下山後に畑中の道で軽い驟雨にあった程度。車回収の列車旅も新鮮で存分に楽しんだ。

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朝日連峰主脈縦走（以東岳～大朝日岳～葉山）

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ABASHIRI

お疲れ様でした！
間違っていたらごめんなさい。
大朝日岳山頂で別れた４人組の中の茨城県人です。
もっと酒を酌み交わしたかったのですが、こっちに酒は俺のみ持参で振る舞う程の量も無く、もっとあればと反省しきりでした。
別れてから我々の方は朝日鉱泉でまた５人揃いまして、そのまま反省会を山形で行いました笑
酒の話ばかりになってしまいましたが何処かでお会いした際はヨロシクお願いいたします。
それにしても天候に恵まれ最高でしたね。

2019/9/24 5:51

hituzo

Re: お疲れ様でした！
コメントありがとうございます。
（ヤマレコはあまりUPしないので、放置状態で
すみません（汗））
間違ってません。あの二人です（笑）。そうですか。
山形で宴会されたんですね。参加したかった！あの
後の御影森からの激籔区間は、奇蹟的に刈払われて
いたので、かなり消耗せずにすみました。

ほんとうにいい天気で記憶に残る山になりました。
また、どこかでお逢いしたいものです。

詳しい記録はブログに詳述しました。三日目以降は
そちらに詳しく書き込んでます。興味があれば是非。

ひつぞうとおサル妻と山旅日記
https://ameblo.jp/hituzou/entry-12529633090.html

2019/10/6 12:47

ABASHIRI

ひつぞうさん。
違っていなくて安堵しております。
ブログを少し覗かせていただきましたが凄い縦走マニアだったんですね😝
初心者の自分からすればブログの内容はとても良い参考書になります。
仲間にも共有しますのでちょくちょく覗かせていただきますね😆

2019/10/8 13:22

okusan093

縦走いいですね。
初めまして。長井市、葉山麓ののokusanと言います。
縦走記録（ﾔﾏﾚｺとｱﾒﾊﾞ）二つを拝見しました。お二人共、体力強くて羨ましいです。写真はどれもきれいな風景ですね。

大朝日、平岩山から見る大玉～祝瓶山は、いつ見ても良い風景です。
平岩山から、この尾根と今回縦走尾根の間を野川が流れて、長井の水瓶になります。

昨年は登山道整備に５回参加しました。時間有りましたら覗いて下さい。
・2019/7/28　 #5 長井葉山～中沢峰の登山道整備
https://ameblo.jp/kumanoyama093/entry-12511518993.html
・2020/6/21 長井葉山（登山です）
https://ameblo.jp/kumanoyama093/entry-12606224304.html

登山者が実際にその道を歩くことによって維持されていく側面もあります。→確かにそうですね。
機会が有りましたら又、山形の山に来て下さい。

2020/7/6 14:27

hituzo

Re: 縦走いいですね。
コメントありがとうございました。あの区間の刈払いが
どのような人々によって、どのように刈払われているのか、すごく興味を覚えていたので
とても参考になりましたし、皆さまに改めて感謝申し上げます。
山形の山が好きで、一年を通じて、機会があれば通ってますが、
今年はこのような事態に陥り、なかなか足が向かないのが少し
残念ですが、きっと再訪の機会があるものと信じて、待とうと
思います。
ブログ参考にさせていただきました。改めて御礼申し上げます。

2020/7/6 22:22