幌尻岳


- GPS
- 27:21
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 2,021m
- 下り
- 2,022m
コースタイム
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 10:16
天候 | 1日目:曇りときどき晴れ 2日目:小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
●千歳⇔とよぬか山荘:レンタカー ●とよぬか山荘⇔登山口:シャトルバス 片道2000円(ネットで予約可) ●とよぬか山荘:アクセスは額平川沿いの道が走りやすい(宿志別振内線は道が狭い) ●幌尻山荘:2000円/泊(ネットで予約可) バイオトイレ、水あり、避難小屋みたいな山小屋(シュラーフ、食事持参) 収容人員:45名とあるが、1階と2階のスペース合わせても20名くらいで一杯。どこかの山小屋みたいに足の踏み場もないくらい詰め込むということなのかも。 http://horoshiri-biratori.jp/ ●ガスカートリッジ:新千歳空港国内線2F スノウショップ出発店で購入 ●沢靴必須:渡渉時普通の登山靴ではつるつるに滑る。 ●登山届:コンパスで登山届提出 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●額平川の渡渉やへつりの通行に注意 ●幌尻山荘から幌尻岳山頂までは平均斜度23.6%と急登 ●強い雨が降り出すと20分くらいで濁流となる(小屋管理人談) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
シューラフ
ストーブ
沢靴
サポートタイツ
トレールショーツ
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感想
幌尻岳へ行ってきました。
4月にWEBで幌尻山荘、とよぬか山荘、シャトルバスを予約しました。沢靴を購入。直前にシュラーフ等を40Lのザックにパッキングすると徒渉時登山靴が入らないので、ザックを60Lに変更しました。
前日、17時ごろ「とよぬか山荘」に到着。受付をすませて荷物を寝床に運びますが、遅く着いたので二段ベッドの上しか空いていませんでした。台風が北海道に接近してきて2日目の天気が崩れるという予報が気になります。入浴して夕食をすませて就寝。
翌朝、3時40分ごろバスが来たので、自動券売機で往復の切符を購入して運転手に見せてから乗車しました。1時間くらいでスタート地点のバス乗降場(第二ゲート)に到着。トイレあり。
まだ少し薄暗いもののヘッドランプなしでスタート。まず北電取水設備まで約8km弱の林道を歩きます。北電取水設備から沢筋に入っていきます。ハシゴ、鎖、橋などがありなかなかアスレチックなコースです。やがて徒渉開始地点に到着したので、登山靴と登山パンツを履きかえて徒渉開始。徒渉は浅いところや流の緩いところを探して渡ります。水量は少な目とはいえヒザあたりまで来る箇所があります。流の早いところに足を置くと流されそうになったりしますが、沢靴のグリップは確かでした。
最後の徒渉を終えて幌尻山荘到着。登山靴と登山パンツを履きかえてすぐに山頂へ向けてスタート。稜線に上がるまではなかなかの急登です。足が遅いので後から来た登山者に抜かれます。稜線に出ると左手に大きな山塊が見えましたが、山頂までまだかなりの距離があります。下山してくる登山者によると朝方はガスで見えなかったそうです。チロロから日帰りで額平コースへ下りるという強者と行き違いました。曇り空だけど、山頂方面の景色が開けていてよかった。息を切らして登ります。岩稜帯を通過してしばらく登ると山頂に到着しました。
山頂から新冠方面が少し見えていましたが、ガスがかかって展望なし。写真を撮ってから風で寒いのでハイマツの陰に隠れて昼食休憩。来た道を幌尻山荘まで下山しました。幌尻山荘は夕方5時で気温10度と寒い。一方、小屋内は暖房が入っていて寝るとき少し暑いくらいでした。
二日目は雨の予報ということで、小屋に泊まった全員が朝一番で下山することになりました。茨城から来られているソロの登山者の方と先陣を切って5時頃スタート。まもなく小雨が降ってきました。徒渉を終えて北電取水設備に到着するころには本降りになっていましたがここまで来ればもう安心です。茨城の方と歓談しながら林道をバス乗場まで下りました。ちなみにこの日は小屋の管理人も下山してとよぬか山荘から第二ゲートへのシャトルバスは運行中止になりました。
幌尻岳(額平川コース)は、天気はいまいちでしたが、沢の徒渉、鎖場(へつり)、ハシゴ、急登、岩場など変化に富んだ登山道でとても面白かった。心配していた徒渉は、下山時には沢の流れに足をとられないようにポイントを探して渡りました。
百名山最難関と言われている幌尻岳(額平川コース)。体力や技術的な要素というより、山行が天候による沢の増水に影響を受けるという気象条件のファクターが難関と言われる所以と理解しました。このコースの醍醐味である徒渉も荒天時増水すると通れなくなります。今回はうまく雨から逃げられましたが、下山後数時間後に大雨になったので、あの小屋で停滞にならなくてよかったと天に感謝しました。
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