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Yamareco

記録ID: 204896
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

念願かない富士山

2012年07月07日(土) [日帰り]
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oinokura その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:24
距離
10.8km
登り
1,450m
下り
1,434m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

6:11富士宮口五合目-6:22六合目-7:23新七合目7:42-8:26元祖七合目8:50-9:49八合目10:05-10:49九合目11:17-11:57胸突山荘12:17-1:28剣ヶ峰1:48-2:56胸突山荘-3:21万年雪山荘(九合目)-4:02池田館(八合目)-4:34山口山荘(元祖七合目)-5:15御来光山荘(新七合目)-6:03宝永山荘・雲海荘(六合目)-6:08富士宮口五合目
天候 富士宮五合目曇り途中小雨・頂上快晴
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士宮口深夜二時前着 上段中央付近車中泊
コース状況/
危険箇所等
・登山ポスト 見当たりませんでした。山開き前?
・九合五勺からは雪渓を行かずブル道をゆっくりと、復路も
・とにかく過酷!
・日帰り温泉:御殿場:富士八景…1200円(土日3時間)
           御胎内温泉…700円(土日3時間)
       山 梨:みまたの湯…750円
           ほったらかし温泉…
予約できる山小屋
八合目池田館
富士宮口五合目駐車場 最上段の中頃 深夜2時前に到着したときはここでしたが、朝5時には満車
富士宮口五合目駐車場 最上段の中頃 深夜2時前に到着したときはここでしたが、朝5時には満車
でも、下段にはほとんど車はありませんでした。
でも、下段にはほとんど車はありませんでした。
6時。西の空にはこんな雲。降りそうだなあ。
6時。西の空にはこんな雲。降りそうだなあ。
駿河湾がかろうじて見えています。
駿河湾がかろうじて見えています。
到着が遅れ、6時出発となってしまいました。
到着が遅れ、6時出発となってしまいました。
登山口から50m程上にバイオトイレありました。200円です。
登山口から50m程上にバイオトイレありました。200円です。
いよいよ登山開始。頂上は見えていませんでした。
いよいよ登山開始。頂上は見えていませんでした。
登り始めてすぐ後ろを振り返ると、富士の裾野が広い。駐車場自体が2400mとかなり高度があります。
登り始めてすぐ後ろを振り返ると、富士の裾野が広い。駐車場自体が2400mとかなり高度があります。
雲海荘の屋根越しにはやくも新七合目の御来光山荘が見えています。
雲海荘の屋根越しにはやくも新七合目の御来光山荘が見えています。
六合目海抜2500mでもあまりに短く通過です。
六合目海抜2500mでもあまりに短く通過です。
六合目までが全部見えちゃうのは辛いです。登れども登れども…です。
六合目までが全部見えちゃうのは辛いです。登れども登れども…です。
遠く伊豆大島でしょうか?
遠く伊豆大島でしょうか?
やってきました。新七合目。六合目があんなにしたです。駐車場の小屋の屋根も少し見えます。
やってきました。新七合目。六合目があんなにしたです。駐車場の小屋の屋根も少し見えます。
新七合目? 御来光山荘到着です。20分も休んじゃいました。
新七合目? 御来光山荘到着です。20分も休んじゃいました。
宝永山が下になりました。
宝永山が下になりました。
元祖七合目山口山荘到着。ここまではほぼ標準時間で来られています。
元祖七合目山口山荘到着。ここまではほぼ標準時間で来られています。
また屋根越しに同じくらいの距離感で八合目池田館がそそり立って見えます。
また屋根越しに同じくらいの距離感で八合目池田館がそそり立って見えます。
レインを着ようか迷いましたが、もう少し様子見で
レインを着ようか迷いましたが、もう少し様子見で
各山荘はこんな状況に建っています。
各山荘はこんな状況に建っています。
八合目までの道も全く容赦ない勾配です。
1
八合目までの道も全く容赦ない勾配です。
宝永山と富士ノ山肌の溶岩。富士山は火山です。
宝永山と富士ノ山肌の溶岩。富士山は火山です。
八合目池田館はすごい建て方をしています。
八合目池田館はすごい建て方をしています。
八合目から今まで立ち寄った山荘と駐車場までが一直線に見えます。なんて登山道でしょう!
八合目から今まで立ち寄った山荘と駐車場までが一直線に見えます。なんて登山道でしょう!
今度屋根越しには雪渓が見えています。
今度屋根越しには雪渓が見えています。
溶岩窟の中のお地蔵様
溶岩窟の中のお地蔵様
聖域富士です。すごい勾配に立ててあります。
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聖域富士です。すごい勾配に立ててあります。
駐車場があんなに下に見えます。
駐車場があんなに下に見えます。
霧が渦巻く宝永山
霧が渦巻く宝永山
八合目上からの下界です。すごい所へ来ちゃいました。
八合目上からの下界です。すごい所へ来ちゃいました。
この勾配分かりますか?富士宮方面が見えます。
この勾配分かりますか?富士宮方面が見えます。
九合目を前に連れは固まっちゃってます。頂上が見えているのに見ようともしません。
九合目を前に連れは固まっちゃってます。頂上が見えているのに見ようともしません。
九合目萬年雪山荘到着。標準よりすでに30分近く遅れています。二人ともいっぱいいっぱいです。
九合目萬年雪山荘到着。標準よりすでに30分近く遅れています。二人ともいっぱいいっぱいです。
もう降りている人たちもいます。
もう降りている人たちもいます。
九合五勺と言われる胸突山荘着。頭が痛くなり盛んに携帯酸素をシューシュー吸っていますが覿面な効果はなし。でも、全くないより後々いいような気がしました。
九合五勺と言われる胸突山荘着。頭が痛くなり盛んに携帯酸素をシューシュー吸っていますが覿面な効果はなし。でも、全くないより後々いいような気がしました。
よくぞここまで登ってきました。ここまででよしとするか?いやいや、二人とも口には出さなかったが「ここまできたら…」でした。
よくぞここまで登ってきました。ここまででよしとするか?いやいや、二人とも口には出さなかったが「ここまできたら…」でした。
屋根越しにはいよいよ雪渓が。雪渓を登る人が見えています。
屋根越しにはいよいよ雪渓が。雪渓を登る人が見えています。
登る人、降りる人が入り乱れる胸突山荘は、過酷な所に建っていることがよく分かります。
登る人、降りる人が入り乱れる胸突山荘は、過酷な所に建っていることがよく分かります。
胸突山荘を後にいよいよ登頂です。
胸突山荘を後にいよいよ登頂です。
と、ここで事前情報や登山中の貴重な情報から、雪渓を登らずブル道へ。距離は長いですが、足が上がらなくなった我々には天国のような道でした。
と、ここで事前情報や登山中の貴重な情報から、雪渓を登らずブル道へ。距離は長いですが、足が上がらなくなった我々には天国のような道でした。
ブル道から剣ヶ峰への手すりが遙か上に見えます。
ブル道から剣ヶ峰への手すりが遙か上に見えます。
傾斜が緩い分果てしなく長い道です。
傾斜が緩い分果てしなく長い道です。
下っていく人と山肌のシルエット
下っていく人と山肌のシルエット
剣が峰が見えました。頭の痛いのがどこかへ行ってしまった瞬間です。
2012年07月08日 17:35撮影
7/8 17:35
剣が峰が見えました。頭の痛いのがどこかへ行ってしまった瞬間です。
お鉢(火口)です。始めて見ます。
お鉢(火口)です。始めて見ます。
やっぱり富士は火山です。
やっぱり富士は火山です。
剣が峰から八ヶ岳?
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剣が峰から八ヶ岳?
剣が峰から須走口頂上方面
剣が峰から須走口頂上方面
剣が峰から虎岩と頂上浅間大社奥宮方面
剣が峰から虎岩と頂上浅間大社奥宮方面
本当の頂上(赤い印?)なぜかお賽銭?
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本当の頂上(赤い印?)なぜかお賽銭?
須走口頂上アップ
須走口頂上アップ
浅間大社奥宮方面アップ
浅間大社奥宮方面アップ
さあ剣が峰を後に、馬の背を慎重に下降
2012年07月08日 17:37撮影
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7/8 17:37
さあ剣が峰を後に、馬の背を慎重に下降
馬の背の手すりからブル道と雲海
馬の背の手すりからブル道と雲海
ブル道からなんと駐車場が遙かかなたに見えてしまうではないか。あんな下まで下れるんだろうか?すでに限界を超えた二人。
ブル道からなんと駐車場が遙かかなたに見えてしまうではないか。あんな下まで下れるんだろうか?すでに限界を超えた二人。
雪渓は降りなくて正解だったでしょうか。
雪渓は降りなくて正解だったでしょうか。
辛すぎて九合五勺での写真を撮るのを忘れていきなり九合目です。頭痛が更にひどくなりました。
辛すぎて九合五勺での写真を撮るのを忘れていきなり九合目です。頭痛が更にひどくなりました。
今年の雪はかなり多いようです。
今年の雪はかなり多いようです。
遅くなり降りる人影もまばらです。
遅くなり降りる人影もまばらです。
八合目にもほとんど人がいません。
八合目にもほとんど人がいません。
元祖七合目には、小屋開けの準備の人がいました。
元祖七合目には、小屋開けの準備の人がいました。
新七合目からようやく六合目が見え、休憩を思わずパス。しっかり休み休み下らないといけませんね。
新七合目からようやく六合目が見え、休憩を思わずパス。しっかり休み休み下らないといけませんね。
六合目手前で振り返ると夕日に照らされた山荘と山肌が見送ってくれています。
六合目手前で振り返ると夕日に照らされた山荘と山肌が見送ってくれています。

感想

混雑しない7月初旬を狙い2年越しで挑戦しました。
期待以上の山頂のみ快晴で感動しました。

金曜日帰宅が遅れ出発予定から1時間遅れ、途中ガソリンが思いの外減っていることに気付くのが遅れ、大月ジャンクションを過ぎてからガソリンの補給ができず御殿場市内まで探しに下り30分以上ロス。結局富士宮五合目到着予定12時が2時少し前と仮眠時間が削られることに。これが後で痛い目に。
結局5時出発予定が5時過ぎ起床となり、天気予報が思わしくないこともありテンションが上がらぬままダラダラと6時。
駐車場のトイレによって「無理なら撤退」と登頂開始。

さすがに勾配がきつく、いつ止めてもおかしくない状態が続きました。
一合登るたびに屋根越しに次の目標が遙か上に見え、今までに経験をしたことがない苦行の登山となりました。
また、天候が良くなかったので(直射日光も辛そうですが)景色がなく、花もなく、ただ辛さと戦う登山が思いの外辛かったです。加えて2400mで3時間ほど順応したといえ、高度が増すたびに頭痛がひどくなっていき、携帯酸素で一時しのぎはできても辛さが増すばかりでした。

九合五勺の胸突山荘に何とかたどり着き、雪渓を登る人たちを横目に、傾斜に反比例する長いブル道を20m行っては休みを繰り返す妻を励ましながら剣ヶ峰が見えた時は、もうそこでバンザイをしていました。

初めての富士山山頂。浅間神社はパスしてしまいましたが、快晴の山頂に周りにいた人たちと感激し合いました。剣が峰も10数人しかおらず、珍しく二人で最高点標の前でカメラに収まりました。日本の最高地点に到達でき二人で感激し合いました。

しかし、ここまでいっぱいいっぱいだった二人。ブル道から遙か遙か下に見える駐車場が見えたときは、先が真っ暗になりました。「降りられるんだろうか?」
下りの一合一合のなんと長いこと。下れども下れども小屋が見えずの繰り返しでした。更に私は降りれども降りれども頭痛が治まるどころか増すばかり。やっとの思いで駐車場に降りたときは思わず「車の中ですぐ寝たい!」と切望するくらいでした。

妻の「お風呂でサッパリしよう」の提案に、泣く泣く霧のかかる富士山スカイラインを御殿場までフラフラ下り、『富士八景』の温泉へ。

サッパリしたのですが、体がぼろぼろの二人「中央自動車道谷村PA」で帰宅を断念。翌朝7時まで車内で爆睡でした。

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