記録ID: 2055394
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳/赤岳鉱泉・中山展望台・行者小屋
2019年10月05日(土) 〜
2019年10月06日(日)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 10:14
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 954m
- 下り
- 948m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:36
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 3:46
天候 | 晴れときどきガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ICカード対応自動改札。みどりの窓口と指定席券売機あり。2・3番ホームに小淵沢駅丸政の出張売店あり。改札外に、キオスク・立ち食い蕎麦屋・待合室あり。駅を出たエレベータ近くに登山届提出ポストとコインロッカーあり。自由通路向かいにお土産物店、地ビール・地酒など冷えた飲料も販売している。 トイレは、改札内と、西側(改札を出て左方面)の階段を下りた付近にある。コンビニは駅付近にはなく、少し歩かないといけない。 ◆アルピコ交通 茅野駅から美濃戸口、渋の湯、麦草峠、八ヶ岳ロープウェイなどに向けてバス便を運行しているのが、アルピコ交通である。マイカーに押され気味で、バスダイヤは徐々に悪くなっているが、多数の登山者がいると臨機応変に臨時便、増便を出してくれるのはありがたい。 駅の西側(改札を出て向かい側、南アルプス側)にある駅ビル「ベルビア」の1階に沿って、アルピコ交通の乗車券販売窓口、待合室と、バス乗り場(1〜4番)がある。 https://www.alpico.co.jp/access/suwa/ ◆タクシー 駅の西側にタクシー乗り場があり、常時1〜2台が停まっている。(深夜は不明だが。) 茅野駅より、美濃戸口まで5,300円、ロープウェイ7,800円、麦草峠11,000円など、タクシー料金の案内看板が出ていた。(料金は消費税増税前) |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は、同行者が皆さん不参加となったため、自身も入山を止めようかとも思ったが、珍しく天気の良い週末なので、泊まりたかった赤岳鉱泉を主目的に計画した。硫黄岳・峰の松目も登る計画だったが、今ひとつの体調だったのと、天気も下り坂だったようなので、未踏だった赤岳鉱泉から行者小屋までのルートを踏破し、中山展望台でとりあえずの展望を楽しんで下山した 〔目次〕 1.美濃戸口〜美濃戸山荘 2.美濃戸山荘〜北沢〜赤岳鉱泉 3.赤岳鉱泉〜行者小屋 4.行者小屋〜南沢〜美濃戸山荘 1.美濃戸口〜美濃戸山荘 美濃戸口は、茅野駅よりバスで40分ほど。土日だと1日5往復運行。マイカー登山者用の駐車場もあり、1日500円(普通車)。 美濃戸口のバス停にある八ヶ岳山荘は、1階の踊り場が24時間開放で、ベンチとトイレがある。トイレは1回100円のチップ制。2階仮眠室も有料で使えるようである。また、温泉ではないが風呂がある。その他周辺情報のところに詳細記述。 美濃戸口では、ドコモは圏内。 美濃戸口から美濃戸山荘へは、八ヶ岳山荘と道を挟んで反対側に入口があり、大きな看板も出ている。美濃戸山荘まではほぼ非舗装の林道で、車高のあるマイカーなら入ることができる(普通の車だと腹を擦る)が、週末などは前夜の遅い時間から駐車場が満になり、美濃戸口から入れなくなるようである。また、美濃戸口から入ってすぐの川を渡る橋は昨年は台風で流されて車の進入自体ができなかったことがあった。 すぐの橋を渡ると、九十九折れの林道が続き、しばらくすると緩い登りの林道になる。途中でやや荒れた林道が分岐するが、10分ほど歩くと合流するので、どちらに進んでもよい。やや荒れた林道の方が車とのすれ違いがない。 再び合流してからさらに進むと、建物が見えてくる。最初は、右側に「やまのこ村」、その先すぐの左側に「赤岳山荘」がある。そのあと林道を少し進むと、北沢にかかる橋を渡り、さらに少し林道を上がると、美濃戸山荘に着く。 美濃戸山荘では、水の補給が可能。(流れっぱなしの水で、冷たくておいしい。) トイレは100円のチップ制。日中時間帯はうどん・そば・カレーなどの軽食サービスがある。りんご・缶ビール・ジュース類も販売している。 美濃戸山荘では、ドコモは圏内。 2.美濃戸山荘〜北沢〜赤岳鉱泉 美濃戸山荘を背にして左手すぐのところに、北沢と南沢の分岐の看板がある。南沢ルートはすぐに林の中の登山道に入る。北沢ルートは、引き続き自動車が走れる林道が続く。林道を登っていくと、最初は進行方向右に南沢の音が聞こえているが、次第に南沢から離れ、反対側から北沢の音が聞こえてくる。30分ほど歩くと、北沢にかかる橋を渡り、さらに林道は続く。 橋を渡って20分弱で作業小屋と10台程度の駐車場(一般車は入ってこない)のポイントを越え、さらに数分進むと堰堤広場に着く。林道はここまでである。堰堤広場は、ドコモ圏内である。 堰堤広場から北沢にかかる橋を渡り、登山道に入る。よく整備されたルートで、あちこちにしっかりした橋が架けられ、北沢を何度も渡り返す。30分少々歩くと、行く先に大同心など岩稜が見えてくる。北沢の左岸に渡って沢から離れていき、林の中を進むようになる。まもなくテントなどがちらほら見えてきて、続いて赤岳鉱泉の小屋も見えてくる。広大なテント場の中を登り詰めて、赤岳鉱泉に到着する。 赤岳鉱泉は、南北に長い小屋で、小屋前は木の板でデッキ状になっており、テーブルとベンチは多数ある。テント泊や通過する人向けの水場もそこにある。硫黄岳へのルートは山荘玄関前から垂直に出ている。行者小屋へは小屋前を進んで、外トイレの先を進む。 赤岳鉱泉は、入浴が可能な山小屋である。男湯では、湯舟はなんとか4人は入れる程度の大きさ。その周りに椅子と桶があるが、当然ながら石鹸等は使えない。常に追い炊きしているので、水を補給しないとすぐに熱くなってしまう。トイレはとてもきれい。水もおいしい。布団は一人1枚使わせてもらえた。 赤岳鉱泉の名物は、夕食のステーキ陶板焼き。ただ、ステーキではないときもあると北沢を登る途中に聞いて少し心配していたが、受付にある黒板に「夕食:ステーキ」と書かれていて、安心した。 赤岳鉱泉の電波状態はよくなく、デッキ上やテント場ではドコモでもほぼ圏外。小屋の中では、スタッフに教えてもらって食堂の西側窓付近でかろうじてドコモ電波が届いた。 3.赤岳鉱泉〜行者小屋 赤岳鉱泉から南へ行者小屋まで接続ルートがある。赤岳鉱泉から中山乗越までそこそこ登らされ、中山乗越から行者小屋まではほんの少し下るという高低差である。 赤岳鉱泉の建物沿いに進み、外トイレの前を通過して進んでいく。分かりやすい広い道を少し登ると、右手にヘリポートがある。さらにゆるゆる登っていくと、ルートが右に折れる。しっかりした指導標が出ていた。右に折れると傾斜がきつくなり、階段になっているところもあった。ただ、それほど時間はかからずに、中山乗越に着く。 中山乗越から4、5分登ると、中山展望台に着く。10人は余裕で休める程度の広さのピークである。硫黄岳は木々が邪魔だが、横岳(大同心、小同心)から赤岳、阿弥陀岳と、見事な展望である。木々の間から行者小屋の屋根も見える。中山展望台はドコモ圏内。 展望台から中山乗越に戻り、行者小屋へ下っていく。ゆるゆる下ると10分とかからず行者小屋が見えてくる。小屋に着く直前、左へ地蔵尾根ルートが分岐している。 行者小屋は、小屋前にテーブルとベンチが多数あり、その背後にテント場がある。小屋の玄関に向かって左側に売店があり、その左奥にトイレが2つある。100円のチップ制。売店のさらに左には水場があり、通過する登山者も無料で補給できる。 行者小屋周辺は、ドコモの電波がほとんど届かない。売店付近かトイレのあたりでかろうじて電波が届く感じである。 4.行者小屋〜南沢〜美濃戸山荘 行者小屋から南沢を下るには、水場の左を降りていく。最初は涸れ沢の河原を下る感じで、その後一時樹林に入るが、すぐに河原に戻る。しばらくして、河原の反対側にヘリポートがあるが、今回はかなり土砂をかぶっていて、使っている様子ではなかった。その後、沢の左岸の樹林帯を下っていく。途中で右岸に渡り、沢から離れて高巻きの道になると、沢の水の音が聞こえてくるようになる。沢に近づき、水の流れを確認できる。 その後は、沢を何度か渡り返して下っていく。再び右岸を高巻きする道になると、クサリが取り付けられていた。斜面がもろく、雨天時などに滑り落ちないようにとの配慮だろうか。その後、再び左岸に渡り、樹林の中で歩きやすい道を下る。最後に右岸に渡ると、しばらくして行く先の堰堤の右側に4、5段の階段が見えてくる。階段を使って堰堤を渡り越えると、美濃戸山荘前の林道に出る登山口が見えてくる。項2の冒頭で書いた北沢・南沢の分岐看板のところである。 南沢では、下の方ほどドコモの電波が届くことが多い。 北沢の堰堤広場から上と、南沢全般は、台風のたびに道が補修され、付け直されるようであるため、必ずしも書いたとおりになっていないかもしれない。ただ、いずれもよく手入れされている道で、立派な橋があちこちにかけられていた。 赤岳鉱泉・行者小屋 http://userweb.alles.or.jp/akadake/ |
その他周辺情報 | ◆八ヶ岳山荘 八ヶ岳山荘には、温泉ではないが風呂があり、500円で入浴可能。男性浴室は、洗い場が3つ、湯舟は7〜8人で一杯になる程度の大きさ。石鹸・シャンプー・ドライヤーの設置あり。下山ぽいとである美濃戸口で汗を流せるのはありがたい。 http://www.yatsugatake.gr.jp/yatugatake.html ◆その他 バスの時刻などで美濃戸口で入浴できなかった場合、茅野駅徒歩3分の茅野ステーションホテルで日帰り入浴ができるようである。HPでは案内されていないが、以前に宿泊した際に、日帰り入浴の幟が立っていた。事前に問い合わせるとよい。 マイカーなら、あちこちに温泉施設があるが、電車とバスだと、他に選択肢がないと思われる。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
写真3の、美濃戸口から入って5分歩いたところにある橋ですが、やはり台風19号で流されてしまったみたいです。
https://m.facebook.com/akadake1959/posts/3307869039253322
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