犬目・扇山・百蔵・岩殿山ハイク
- GPS
- 07:50
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 1,857m
- 下り
- 1,724m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
梁川駅から太田峠への入口がややわかりにくい。また太田集落から犬目への道も道標が不十分でややわかりにくい。ゴルフ場を抜けて犬目宿に出れば後はわかりやすい一般ハイキング道。百蔵から福泉寺への下りは標高800mピークで左右に分かれるが、左を取るのがよいらしい。岩殿山への入り口は少しわかりにくかった。 |
写真
感想
大山北尾根から三日目、週後半の天気が悪そうなので、扇山・百蔵に出かけてみた。始発で立川経由、梁川駅で下車。6時45分過ぎ、トイレを済ませ、出発。6時54分、林道から大田に向かう山道の道標に出た。木の崩れかけた階段を登り、7時9分に大田峠通過。ここは斧窪御前山を周回する入り口のひとつだ。踏み跡の道が90度で交差している。大田方面に向かう。7時20分、大田集落に出る。ここで道迷いの記録がある。すぐ中央高速に向かう道には進まず、右に林道を進む。舗装道路に出る。ここで間違えた。道標があり、左にサン・メンバーズ・ゴルフコース、本来ここを選ぶべきだったが、左折はもう少し先という思い込み。右に進むがどんどん大野貯水池に近づいてしまう。GPSでもう一度道を確かめ、分岐まで戻る。そして左に向かうとすぐに高速をくぐる。ゴルフ場に出てどんどん進むと7時58分、犬目宿のある甲州街道に出た。8時2分、禅寺の先に扇山の登山道入り口があった。
8時19分、君恋温泉分岐、8時44分、稜線に出て後山頂まで30分。気温が高く、シャツ一枚出歩く。雪が解け、水蒸気がすごい。日差しはほとんどなく、ガスで周囲があまり見えない。先週土曜日の記録で雪が見えていたのに、今日は雪がほとんどないのに驚いた。8時59分、鳥沢分岐。9時20分、山頂に出る。誰もいない。撮影をして、さらに補給し、9時25分、出発。
扇山からの下りは泥がすごい。落ち葉の下がどろどろで、思わず尻餅。お尻と手がどろどろになった。落ち葉で拭くがどうしようもない。この先が思いやられる感じだったが、これ以上滑りやすい斜面は出てこなかったのでラッキー。9時37分、鳥沢分岐、扇山から標高差300m以上、ずっと下って鞍部に出る。この間、百蔵方面からやってきたハイカーとすれ違う。10時すぎ、百蔵が見えてきた。まだまだ遠い。どこが大久保山で、カンパノ頭かよくわからなかったが、10時27分、扇山から一時間で宮谷分岐。百蔵の稜線に出て、後はひたすら登る。コタラ山を越え、振り返ると扇山が大きく見える。30分ほど登ると百蔵まであと一息。11時3分、百蔵の肩に出て、百蔵浄水場。猿橋分岐。11時5分、百蔵山頂に到着。予定時刻より一時間近く早い。今日は好調だ。
撮影を済ませ昼食弁当を食べていると、ハイカーがやってきた。今日は出発が遅かったので猿橋からのぼり、引き返すという。梁川駅から扇山を越えてきたというと、若いころと違って縦走など、長い距離を歩けなくなったと笑う。今日であった二人目のハイカー。天気のせいか、人気コースの割りにハイカーは少ない。11時22分、食事を終えてすぐ大槻に向かって下り始める。
11時30分、少し下ったところで猿橋・下和田方面下山路分岐。11時48分、葛野・福泉寺の道標。ここから急降下。途中、夫婦連れのハイカーとすれ違う。
11時55分、祠に出る。祠の脇に水のたまったボールのようなものがあり、ここで泥だらけの手を洗う。祠の下に不動明王の像が安置される別の祠があった。さらに下ると12時17分、別の道が合流し、すぐ上から来ている導水管の水が漏れている箇所があり、少し水を飲む。道に水が流れ、フキノトウが咲いていた。集落は近い。淺川に向かう道路や集落が見える。12時22分、林道に出る。福泉寺はさらに下にあるようだ。道標がある。いくつかの道標が福泉寺をさし、お寺の手前に白山大権現の赤い鳥居と祠。12時34分、お寺が見えてくる。
すぐバスどおりに出て12時38分、福泉寺通過。バス停もあったがバスはすでに通過していた。岩殿山を目指す。中年ランナーとすれ違い、後ろから若いランナーに抜かれる。12時45分、猿橋への道を見送り、葛野川を渡る。岩殿山方面に向かう舗装道路を登り、12時58分、円通寺に出る。この寺は平安時代初期に創建。大月市内最古のお寺で、天台宗や修験道の拠点で、長期にわたって庇護を受けていた。寺のお宝の本尊は平安時代の作風を伝える十一面観音像で、行基に関係が深いらしい。ヒノキの一本彫りの七社権現立像は15世紀のもので、山梨県文化財。岩殿山中腹の七社権現岩洞や北麓の新宮を含め、1km四方の広大なお寺だった。
ここから岩殿山城址への山道に入る。少し登ると一本上のとおりに出て岩殿上のバス停があった。そこから急な山道に入り、一気に標高差200m以上を登る。すでに17km近く歩いているので、さすがに足に来ている。13時16分、七社権現洞入り口。荷物を置いて洞窟を見に行く。急な崖を登り、水が滴り落ちる洞窟に出る。岩殿大神の祠のある洞窟を撮影し、城址に向かう。城址の少し手前で扇山・百蔵を振り返る。九鬼山や道志の山並みも見える。
13時32分、城址の広場に出る。本丸跡の最高地点まで行ってみるが山頂には電波塔があり、興ざめ。蔵屋敷跡、馬場跡などを過ぎて中央の広場に出る。集団で歩いてきたハイカーとすれ違う。果物など最後の補給。目の前は大月駅がすぐ下に見え、九鬼山、倉岳山方面、さらに赤鞍ヶ岳の稜線や遠く丹沢の大室山方面がうっすらと見える。また南大菩薩の山々も姿を見せる。天気がよければ無論富士山や三つ峠、南アルプスなどが見えるだろう。今日は日が差してきたがガスで見えない。13時40分過ぎ、下山開始。番所跡、揚城戸跡を過ぎ、大月方面を見下ろしながら下る。兜岩と本丸のある岸壁を見上げ、撮影しながら下る。13時48分、稚児落とし方面の分岐を見送り、一気に急な石段を下る。女性ハイカーの後を追うように下る。
13時59分、丸山公園入り口に出て大月駅に向かう。14時6分、駅手前の桂川の橋を渡り、駅に出る。14時28分の立川行きで帰宅する。天気はよくなかったが、予定より早く下山し、岩殿山城址までいけて満足。
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