塩見岳


- GPS
- 19:48
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,968m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
天候 | ガス・雨・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所なし。 |
予約できる山小屋 |
塩見小屋
|
写真
感想
7月14日:朝7時に新宿を発っても伊那大島に着いたのは11時半、久しぶりに長いアプローチとなった。が、その伊那大島は駅前に何にもない。バスを待ちながら昼を食べるか調達するかと予定していたので1食分を手持ちから遣り繰りする羽目になった。
14時過ぎに着いた鳥倉登山口は車でいっぱいで、バスに乗り合わせた人と「三伏のテン場にもう場所が残ってないんじゃないか」などと言葉を交わすほど。その会話で気が急いたわけでもなかったが、バスから降りるとそそくさと登り始め、2時間で三伏峠。
ここのテン場は、小屋の裏(?)の傾斜地を段々に整地したもので、この日、その段々は見事にテントで埋まっていた。その様子は、さながら、丘陵地に開発された新興住宅街「三伏ニュータウン」とでも呼びたくなるほどのものだった。自分も早速空き地を見つけ、我が家を建てた。その後はのんびり、ご近所さんと雑談したりして過ごす。話しているうちに、当初予定していた塩見ピストンから北岳への縦走に心が動き始めたが、天気次第ということにして、決断は先送り。夜になると、雨が断続的に降り出し、濃いガスも。
7月15日:雨は大したことないが、濃いガスに加え風が強い。林の中にいると直接吹かれることはないが、木々は大きく鳴っている。縦走はあっさり廃案。4時半くらいに歩き始めると、まもなく辺りは薄明るくなったが、ガスが濃くなればまた暗くなり、次第に時間の感覚がなくなってくる。見るべき景色もなく、半ば考え事をしながら登っているうちに塩見小屋についた。ここから先は吹きっ晒しの稜線となり、考え事は流石に中断。ザレた斜面とちょっとした岩場を抜けて、まったく眺めのない山頂に到着。一瞬でもガスが途切れればと、暫らく待ってみたが期待できそうもなく、諦めて下る。
テントに戻り、小一時間のんびりした後に下山。天候自体が回復してきたのか、単に雲の下に下りただけなのか、下るにつれて青空が覗き始め、登山口に下りついたときには、すっかり夏空となっていた。
今シーズン中に、今度は本当に北岳まで縦走したいものである。
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