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Yamareco

記録ID: 2071352
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無雪期ピークハント/縦走
東北

郷を見下ろす鋭峰「柴倉山」(奥会津)

2019年10月21日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.5km
登り
478m
下り
471m

コースタイム

日帰り
山行
3:10
休憩
1:40
合計
4:50
8:40
40
林道終点
9:20
9:40
40
最初の鉄塔
10:20
10:30
10
主稜線分岐
10:40
10:50
30
第2鉄塔
11:20
11:40
30
山頂
12:10
12:30
20
主稜線分岐
12:50
13:10
20
最初の鉄塔
13:30
林道終点
天候 くもり
過去天気図(気象庁) 2019年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(東北道)西那須野塩原IC → 田島 → 只見町新町
コース状況/
危険箇所等
(林道)雨に洗われ轍が荒れている。
(登路)急登の送電線巡視路を辿ります。ロープが続き、梯子も2箇所有り。
(薮漕ぎ)巡視路終点〜山頂間は不明瞭な獣道の藪漕ぎになります。
今日の山「柴倉山」。天気予報が変わり濃霧で山頂は見えません。
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今日の山「柴倉山」。天気予報が変わり濃霧で山頂は見えません。
入山は只見川と伊南川の合流地点直下の柴倉橋を渡ります。
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入山は只見川と伊南川の合流地点直下の柴倉橋を渡ります。
渡り切ると二股が現れ、右手の柴倉林道に入ります。
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渡り切ると二股が現れ、右手の柴倉林道に入ります。
直後に舗装が切れ荒れた砂利道に変わります。低車高車は腹を擦るかも知れません。
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直後に舗装が切れ荒れた砂利道に変わります。低車高車は腹を擦るかも知れません。
林道終点に3〜4台の駐車スペースがあります。駐車場山側の送電線巡視路が登山口です。
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林道終点に3〜4台の駐車スペースがあります。駐車場山側の送電線巡視路が登山口です。
杉植林帯を進みます。
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杉植林帯を進みます。
花枯れの時期、目立ちます。ヨメナの類いかな。
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花枯れの時期、目立ちます。ヨメナの類いかな。
右手には柴倉川を挟んで奥会津特有のスラブ斜面が現れます。
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右手には柴倉川を挟んで奥会津特有のスラブ斜面が現れます。
栗殻散在、要警戒。熊鈴を鳴らします。(先行者が居ない時は駐車地点で必ずクラクションを鳴らしている。)
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栗殻散在、要警戒。熊鈴を鳴らします。(先行者が居ない時は駐車地点で必ずクラクションを鳴らしている。)
前方に長い鉄梯子が現れました。
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前方に長い鉄梯子が現れました。
階段を上がると二股になりました。標識無く、左へ曲がりました。
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階段を上がると二股になりました。標識無く、左へ曲がりました。
キノコ採りのシーズンも始まっている様です。(これは勿論毒キノコ)
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キノコ採りのシーズンも始まっている様です。(これは勿論毒キノコ)
鬱蒼とした沢筋に入りました。
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鬱蒼とした沢筋に入りました。
送電塔の標識。35は山側方向なのだが・・
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送電塔の標識。35は山側方向なのだが・・
借地になっているらしい(賃料は電気料金に上乗せ?)
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借地になっているらしい(賃料は電気料金に上乗せ?)
いよいよ急登の支尾根に取付きます。かなりの急登でロープが下がっています。
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いよいよ急登の支尾根に取付きます。かなりの急登でロープが下がっています。
ツルリンドウの実ですね。
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ツルリンドウの実ですね。
標高618M(GPS)付近で巨岩が現れました。
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標高618M(GPS)付近で巨岩が現れました。
巨岩の直ぐ上部620M付近で最初の鉄塔(No.35?)に着きました。ここで小休止します。
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巨岩の直ぐ上部620M付近で最初の鉄塔(No.35?)に着きました。ここで小休止します。
周囲は濃霧で全く見えません。腰を降ろした周りには綺麗な紅葉があります。
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周囲は濃霧で全く見えません。腰を降ろした周りには綺麗な紅葉があります。
鮮やかな朱色はヤマウルシかな?
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鮮やかな朱色はヤマウルシかな?
霧が少し薄くなりました。岩稜の細尾根を登ります。
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霧が少し薄くなりました。岩稜の細尾根を登ります。
路傍の紅葉。3色のコントラスト。
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路傍の紅葉。3色のコントラスト。
二つ目の巨岩が現れました。鉄梯子(露に濡れ滑り易い)で越えます。
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二つ目の巨岩が現れました。鉄梯子(露に濡れ滑り易い)で越えます。
ツルリンドウの花。
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ツルリンドウの花。
前方が開け間もなく主稜線です。片傾斜で滑りやすい露岩をトラバースします。
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前方が開け間もなく主稜線です。片傾斜で滑りやすい露岩をトラバースします。
主稜線に乗りました。送電塔標識ですが、位置関係が解り難い。(最初の鉄塔は何番? No.36から上がって来た?)
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主稜線に乗りました。送電塔標識ですが、位置関係が解り難い。(最初の鉄塔は何番? No.36から上がって来た?)
主稜線を左折すると雲の中から白い鉄塔が現れました。これがNo.35かな?
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主稜線を左折すると雲の中から白い鉄塔が現れました。これがNo.35かな?
巡視路は鉄塔下で終り。いよいよ正面から薮に進入します。山頂までは地形図距離320M程だが・・
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巡視路は鉄塔下で終り。いよいよ正面から薮に進入します。山頂までは地形図距離320M程だが・・
カヤトを抜けると灌木薮になります。林床には獣道らしき踏み跡が有る様な無いような・・。登山者は余り居ない様です。
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カヤトを抜けると灌木薮になります。林床には獣道らしき踏み跡が有る様な無いような・・。登山者は余り居ない様です。
笹混じりの椿やシャクナゲの密薮に変わりました。太い倒木枝で進路が塞がれ前進出来ません。止む無く薮下に潜りましたが脱出に難儀しました。
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笹混じりの椿やシャクナゲの密薮に変わりました。太い倒木枝で進路が塞がれ前進出来ません。止む無く薮下に潜りましたが脱出に難儀しました。
このブナの倒木枝でした。
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このブナの倒木枝でした。
山頂が近づくに連れ斜度が増し山頂台地が見えました。帰路の降り口にマークを付けて上がります。
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山頂が近づくに連れ斜度が増し山頂台地が見えました。帰路の降り口にマークを付けて上がります。
山頂は背丈を超える灌木薮に覆われ、全く眺望が有りません。薮中を探して三等三角点を見付けました。ブヨがうるさく、立ったままオニギリ1個を食べて早々下山です。
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山頂は背丈を超える灌木薮に覆われ、全く眺望が有りません。薮中を探して三等三角点を見付けました。ブヨがうるさく、立ったままオニギリ1個を食べて早々下山です。
霧が晴れました。山頂直下はブナの大木で覆われています。紅葉最盛期は来週以降か。
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霧が晴れました。山頂直下はブナの大木で覆われています。紅葉最盛期は来週以降か。
北東樹間に鋭峰「鷲が倉山」(918.4M)が顔を出しました。
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北東樹間に鋭峰「鷲が倉山」(918.4M)が顔を出しました。
北方には "東北のマッターホルン" こと「蒲生岳」(828M)も聳えています。
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北方には "東北のマッターホルン" こと「蒲生岳」(828M)も聳えています。
往路難儀の倒木薮。帰路は枝を渡り歩いてあっさり通過。
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往路難儀の倒木薮。帰路は枝を渡り歩いてあっさり通過。
第2の鉄塔前に出て薮を終了。
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第2の鉄塔前に出て薮を終了。
鉄塔付近から南西の風景。只見川(右)と伊南川(左)の合流地点が見下ろせます。
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鉄塔付近から南西の風景。只見川(右)と伊南川(左)の合流地点が見下ろせます。
帰路立寄った主稜線尾根東のピーク。
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帰路立寄った主稜線尾根東のピーク。
主稜線から望む山頂。
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主稜線から望む山頂。
裸地の紅葉。
下りの長い急斜面。ザイルロープが助かります。
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下りの長い急斜面。ザイルロープが助かります。
北西に浅草岳が見えます。
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北西に浅草岳が見えます。
往路霧に隠れていた柴倉沢の紅葉。
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往路霧に隠れていた柴倉沢の紅葉。
気分爽快、展望の細尾根を下ります。
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気分爽快、展望の細尾根を下ります。
これもキノコ。
ヤブレガサかな。
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ヤブレガサかな。
駐車地点の川辺りにあった青紫の実。(ヤマブドウかも)無事下山、今回も誰にも会いませんでした。〜終わり〜
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駐車地点の川辺りにあった青紫の実。(ヤマブドウかも)無事下山、今回も誰にも会いませんでした。〜終わり〜

感想

1、今シーズンの紅葉登山第1弾として奥会津只見の柴倉山(871.1M)に登りました。ただし本格的紅葉には若干早過ぎました。
2、この山はJR只見駅からも見える薮の鋭峰で、ロープや梯子が続く急登の送電巡視路と薮尾根を辿って山頂に立ちます。
3、山頂直下からは只見川や街域、そして遠く毛猛、浅草の県境山稜等の絶景を展望出来ました。
4、これで自称奥会津鋭峰四兄弟(蒲生岳、笠倉山、鷲が倉山、柴倉山)全てを踏破出来て大満足です。
5、下山後は町内唯一の天然温泉「むら湯」(700円)に入り地蕎麦を食べて家路に着きました。

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コメント

奥会津鋭峰四兄弟踏破
おめでとうございます。

当日、入叶津から浅草岳に登っており、柴倉山も眺めておりましたが、そこをtonkaraさんが登っていたとは、驚きました。
奥会津鋭峰四兄弟とは良い名前ですね。
私は、蒲生岳しか登ったことがありませんが、tonkaraさんのレコを参考に是非残り三山も登ってみたいと思ったおります。

いつも、道無き籔山の魅力的なレコを楽しみにしております。
2019/10/27 13:30
Re: 奥会津鋭峰四兄弟踏破
sinobunoさん、こんにちは

コメ有難うございます。
当日は浅草岳でしたか。
中盤のブナ、終盤の草紅葉の美しさは、やはり圧巻ですね。(特にNo.15、25、28、31は感動しました。)

四兄弟はそれぞれ個性があり、いずれも比較的短時間で登頂出来ますから是非アタックして下さい。(蒲生岳以外藪登になりますが・・)
2019/10/27 16:40
藪の鋭鋒
tonkaraさん、こんばんは。遅コメ失礼します。

只見周辺は鋭鋒が多いですね。豪壮なスラブ斜面を見せています。
山頂部の展望がきかないのが少し残念、でも途中からの絶景は素晴らしいですね。
今年の秋は日中暖かいので、長く楽しめそうでしょうか。
2019/10/30 23:07
Re: 藪の鋭鋒
kamadam さん こんにちは
レス遅れました。 
お変わり有りませんか?

只見鋭峰四兄弟(自称)で一番の絶景は笠倉山でした。ここ程会越国境線の藪区間をはっきりと展望出来て、挑戦意欲を掻き立てられるピークは無い様に思えました。

こちらは中々天候が安定しませんが、雪が遅ければもう少し楽しめそうです。紅葉は今週あたりが一番の見頃でしょうか。
2019/10/31 14:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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