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Yamareco

記録ID: 2086038
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

天狗岳分岐(台杉)まで、追悼登山

2019年11月01日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:43
距離
6.0km
登り
512m
下り
508m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:35
休憩
0:55
合計
8:30
8:54
334
滝谷林道駐車場
14:28
14:46
34
三国岳〜天狗岳間稜線ルート
15:20
15:45
20
天狗岳分岐の台杉
16:05
16:17
67
三国岳〜天狗岳間下山口
17:24
ゴール地点
天候 晴、後曇り
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
京都府左京区多久上の町の滝谷林道駐車場に駐車しました。上手く停めれば、10台位駐車出来ます。
コース状況/
危険箇所等
 滝谷林道駐車場から、滝谷を西進し、503ポイントで、北へ支谷に入り、東へ稜線を登り、三国岳〜天狗岳間稜線ルートに出ます。この間の藪は、籔漕ぎしなくても、通行出来る様に、今回、残っていた藪を、全て開きました。
 三国岳〜天狗岳間稜線ルートに上がった所から、天狗岳分岐(台杉)までは、踏み跡は薄く、標識・テープ等は、無いので、稜線を外さない様に、出来れば、GPS機器で、位置・進行方向を確認しながら、進まれた方が安全と考えます。
岩屋谷(三国岳)分岐です。左へ、直進気味に進みます。
2019年11月01日 07:57撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 7:57
岩屋谷(三国岳)分岐です。左へ、直進気味に進みます。
滝谷林道駐車場です。今回は、奥から、林道方向を写しています。
2019年11月01日 08:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 8:06
滝谷林道駐車場です。今回は、奥から、林道方向を写しています。
スパッツの内側に、防虫スプレーを吹き込みます。かなり効果があります。今回も、駐車場に戻って来た時に、ヤマビルが、一匹、足元のブルーシートに落ちて這っていましたが、被害はありませんでした。
2019年11月01日 08:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 8:20
スパッツの内側に、防虫スプレーを吹き込みます。かなり効果があります。今回も、駐車場に戻って来た時に、ヤマビルが、一匹、足元のブルーシートに落ちて這っていましたが、被害はありませんでした。
駐車場から、降りて来て、渡渉後に写しています。10/17よりも、谷の水の量は、減っています。
2019年11月01日 08:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 8:58
駐車場から、降りて来て、渡渉後に写しています。10/17よりも、谷の水の量は、減っています。
ワイヤーの巻き付いている、巨木に挨拶して、進みます。(追記:コナラと思われます)
2019年11月01日 09:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 9:01
ワイヤーの巻き付いている、巨木に挨拶して、進みます。(追記:コナラと思われます)
渡渉して、北へ、支谷へ入ります。
2019年11月01日 09:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 9:05
渡渉して、北へ、支谷へ入ります。
新たに、テープを巻きます。このピンクのテープに沿って、登って行きます。トラバースは、要注意です。
2019年11月01日 09:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 9:10
新たに、テープを巻きます。このピンクのテープに沿って、登って行きます。トラバースは、要注意です。
二段にテープが巻いてあります。一本は、5/23の捜索時のものです。根元近くに、古い熊の爪に依ると思われるマーキングがあります。
2019年11月01日 09:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 9:25
二段にテープが巻いてあります。一本は、5/23の捜索時のものです。根元近くに、古い熊の爪に依ると思われるマーキングがあります。
一ノ滝・馬尾ノ滝左岸の急斜面(崖)の上を通過します。出来るだけ稜線側に、藪を開いて、コース取りをしていますが、要注意箇所です。
2019年11月01日 09:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 9:43
一ノ滝・馬尾ノ滝左岸の急斜面(崖)の上を通過します。出来るだけ稜線側に、藪を開いて、コース取りをしていますが、要注意箇所です。
前の写真の所から、少し登って、小休止です。後の巨木は、芦生杉と思い込んでいましたが、残っている幹の葉を、良く見ると、檜でした。この様な檜の巨木がこの場所にある事に、少し驚きました。
2019年11月01日 09:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 9:47
前の写真の所から、少し登って、小休止です。後の巨木は、芦生杉と思い込んでいましたが、残っている幹の葉を、良く見ると、檜でした。この様な檜の巨木がこの場所にある事に、少し驚きました。
リュックの後に、厚手の鎌を差しています。
2019年11月01日 09:50撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 9:50
リュックの後に、厚手の鎌を差しています。
前回、藪を、開け無かった場所まで、上って来ました。厚手の鎌の鞘を外します。この鎌の鋼は、安来鋼で、日本刀の鋼に近いものです。素晴らしい切れ味です。
2019年11月01日 10:23撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 10:23
前回、藪を、開け無かった場所まで、上って来ました。厚手の鎌の鞘を外します。この鎌の鋼は、安来鋼で、日本刀の鋼に近いものです。素晴らしい切れ味です。
エノキ(訂正:コナラと思われます)と思われる古木です。今回は、横から写しました。良い風情です。
2019年11月01日 12:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 12:20
エノキ(訂正:コナラと思われます)と思われる古木です。今回は、横から写しました。良い風情です。
古木にブナが巻き付いています。古木は、芦生杉と思っていましたが、これも、檜の巨木でした。再度、驚きです。
2019年11月01日 14:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 14:07
古木にブナが巻き付いています。古木は、芦生杉と思っていましたが、これも、檜の巨木でした。再度、驚きです。
何とか、藪を開いて、三国岳〜天狗岳間の稜線ルートに上がって来ました。天狗岳分岐の台杉まで、往復出来そうなので、西に向かいます。
2019年11月01日 14:31撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 14:31
何とか、藪を開いて、三国岳〜天狗岳間の稜線ルートに上がって来ました。天狗岳分岐の台杉まで、往復出来そうなので、西に向かいます。
5/23の捜索時に滝谷源流部に降下した、下山口です。ブナの大木とピンクのテープがあります。
2019年11月01日 15:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 15:00
5/23の捜索時に滝谷源流部に降下した、下山口です。ブナの大木とピンクのテープがあります。
黄砂に、霞んでいますが、蓬莱山が見えます。
2019年11月01日 15:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:00
黄砂に、霞んでいますが、蓬莱山が見えます。
少し色付いています。ブナの幼木でしょうか?
2019年11月01日 15:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 15:01
少し色付いています。ブナの幼木でしょうか?
これぞ芦生杉と云う形です。片方が枯れているのが残念です。
2019年11月01日 15:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:07
これぞ芦生杉と云う形です。片方が枯れているのが残念です。
921ピークに南下する分岐点です。倒木で、荒れています。
2019年11月01日 15:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 15:13
921ピークに南下する分岐点です。倒木で、荒れています。
分岐点と分かる様に、テープを巻いて、「分岐点」と記しました。
2019年11月01日 15:12撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:12
分岐点と分かる様に、テープを巻いて、「分岐点」と記しました。
近くにある、芦生杉の巨木です。
2019年11月01日 15:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 15:15
近くにある、芦生杉の巨木です。
この芦生杉の造形も素晴らしいものです。離れて写せないのが、残念です。
2019年11月01日 15:19撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:19
この芦生杉の造形も素晴らしいものです。離れて写せないのが、残念です。
天狗岳分岐の台杉に着きました。圧倒されます。
2019年11月01日 15:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:21
天狗岳分岐の台杉に着きました。圧倒されます。
裏からも、写します。
2019年11月01日 15:21撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:21
裏からも、写します。
直ぐ側の、モミジが良い色になっています。
2019年11月01日 15:22撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:22
直ぐ側の、モミジが良い色になっています。
 五月に遭難された方も、この台杉を、観られた筈です。杉の皮を敷き、御供をして、焼香します。ご冥福をお祈りいたします。合掌。
 線香には、直ぐに側の水を掛け、火を消しました。
2019年11月01日 15:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 15:32
 五月に遭難された方も、この台杉を、観られた筈です。杉の皮を敷き、御供をして、焼香します。ご冥福をお祈りいたします。合掌。
 線香には、直ぐに側の水を掛け、火を消しました。
下られたと推測している疑似稜線です。下って行かれる様子が浮かぶ様です。本当に残念です。
2019年11月01日 15:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
11/1 15:45
下られたと推測している疑似稜線です。下って行かれる様子が浮かぶ様です。本当に残念です。
下山口に戻りました。新たにテープを巻き、「下山口」と記しました。
2019年11月01日 16:09撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 16:09
下山口に戻りました。新たにテープを巻き、「下山口」と記しました。
下山を始める前に、サポーターを装着します。右、ZAMSTのEK-5、左、PYKES PEAKです。急斜面でも、両膝を守ってくれます。
2019年11月01日 16:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 16:15
下山を始める前に、サポーターを装着します。右、ZAMSTのEK-5、左、PYKES PEAKです。急斜面でも、両膝を守ってくれます。
滝谷の支谷に下りた所で、GPSMAP 64sの受信状態を確認します。誤差5mです。深い谷底・厚い樹冠の下でも、かなりの精度です。
2019年11月01日 17:10撮影 by  DSC-WX350, SONY
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11/1 17:10
滝谷の支谷に下りた所で、GPSMAP 64sの受信状態を確認します。誤差5mです。深い谷底・厚い樹冠の下でも、かなりの精度です。

装備

個人装備
雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS2台 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 予備バッテリー 時計 タオル ヘルメット ザイル30m・10m カラビナ スリング 山仕事用鋸 腰鉈 厚手鎌 ゴム付き軍手 マーキングテープ(ピンク) マジックインク 防虫スプレー
備考 持って行って良かった物は、先ず、厚手鎌です。若い雑木の藪を開くには、最適の道具です。次に、防虫スプレーです。未だ、ヤマビルがいます。

感想

 今回は、天狗岳分岐の台杉まで行く事が出来、台杉の元で、焼香が出来ました。これからも、「倉橋修という山を愛した人」の事を、忘れる事はありません。
 今後も、天狗岳への登山ルートの整備は、続けなければならないと考えています。標識も十分に無く、誘導の為のテープも殆ど無い状況です。また、倒木が多く、稜線ルートの藪も伸びています。実際に、天狗岳周辺を歩いてみて、初心者が、準備不足・GPS機器無し・装備不十分で入れば、遭難の危険性は、高くなると感じています。
 今回、三国岳〜天狗岳間の下山口から、駐車場まで。1時間7分で、下りています。途中、テープを、数ヶ所巻き、邪魔な枝を落としています。通常装備の熟練者ならば、1時間以内で、駐車場まで、下る事が出来ると考えています。
 下山後、久多派出所の前を通過している時に、キャンプ場から、滋賀県との県境辺りで、熊が目撃されたとの情報を、パトカーのお巡りさんから、情報を頂きました。この秋は、どんぐり・野栗等が少ない様です。熊が、里に出てくる可能性は高いと思います。

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コメント

youtoushaさん 登山道整備ご苦労様です
もう山は涼しいと思われるのに山蛭が出ますか。まだまだ気を付けねばなりませんね。

最近は熊も麓まで降りて来ているのですね。この所京都北山を歩くと必ずどこかで歯形の付いた熊剥ぎの痕を見ます。それだけ個体が増えているのでしょうね。効き目があると思って熊鈴は鳴らして歩いているのですがどうなんでしょう?鹿や猪には効果が有るらしく出遭うことはありません。私は一度も直接出遭った事は無いのですが以前に吠えられた事があります。猪とも違う迫力ある吠え声でびびりました。(多分熊だったと今でも思っています)

天狗岳の分岐辺りは台風の後遺症で倒木が沢山あり踏み跡も極めて薄く漫然と通り易い所を辿るととんでもない尾根に入ります。地形図を持っていても目標物が見えない所では何の役にも立ちません。仰るようにGPS機器は必携だと思います。また、天狗岳分岐と天狗岳の間の南向きの尾根は方向も縦走路に近い向きとなっていますし薄い踏み跡もある様に見え間違い易い所だと思います。十分な事前準備の無い人は立ち入る山域では無いと思います。
2019/11/3 8:34
Re: youtoushaさん 登山道整備ご苦労様です
 yjinさん、コメント有難う御座います。3回目の藪を開く作業で、何とか、滝谷の503ポイントから、三国岳〜天狗岳間の稜線ルートまで、藪を開く事が出来ました。これで、天狗岳登山後に、日暮れ時刻が迫った場合でも、新しく設定した下山口から、滝谷林道駐車場まで、約1時間で下山可能なので、天狗岳周辺で袋小路状態に陥る危険性は、かなり低下出来ると考えています。
 今後は、新しい下山口から天狗岳間の整備、特に、ピーク921に南下する分岐点辺りの整備が、重要になると考えています。先ずは、歩き易くする為の枝切りと、誘導の為のテープ付けが必要と考えています。
 ツキノワグマの件ですが、今回、設定した下山ルートの周辺にも、大き目の杉の根元辺りの皮が剥がされているのを、何箇所か、見ています。おそらく、京都大学大学芦生研究林内に生息している熊が、ある程度、周辺地域に出て来て、活動しているのではないかと考えています。熊鈴は、出合がしらの遭遇を防ぐ効果は、十分にあると考えています。
2019/11/3 18:06
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