三嶺(徳島県三好市)


- GPS
- 06:06
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 857m
- 下り
- 1,072m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山と渓谷社「徳島県の山」の三嶺のコースは、今回の新コースの西側にある谷沿いを行くコースが紹介されているが、こちらのコースの方が、登りやすいと一緒に登った人が言っていた。 間違えやすいのは、尾根から稜線に出て右手に山頂へ向かうのだが、下りでここを左折しなければならいところを、道なりにまっすぐ行ってしまうところ(標識があるので見落とさない限り大丈夫だとは思う。) 山頂の景色は360°の展望ですばらしい。登山者が多いのもうなずける。 |
感想
6月10日は暦の上での梅雨入りの日だが、実際は2日ほど早く西日本の梅雨入りが発表された。天気が心配されたが、当日は運良く梅雨の間の晴れ間に恵まれ絶好の山行日和となり、空は抜けるような青空が広がっている。
三嶺(みうね/さんれい)は、1,893mの高さを誇り四国屈指の名峰である。日本100名山に名を連ねる石鎚山、剣山に比べ知名度は低いが、勝るとも劣らぬすばらしい山だと3時間後に分かることになる。
登山口までの国道とは思えない道で、バスの揺れに閉口しながらも、何とか到着。登山口脇の駐車場には少し不気味な?「かかし」がお出迎えをしてくれている。
今回のコースは名頃から整備された尾根筋を登るコース。このコースは比較的新しくできたコースのようだ。コースのところどころに「新コース」と標識が設置されている。古いホームページでは西にある谷沿いのコースがよく紹介されている。
広く整備された登山道をゆっくりと進むと森の緑や鳥・虫の鳴き声が心地よい。道は急登する場所も少々あるが、ほとんどは緩やかな登りが続いており、歩行時間の割にはつらさを感じない。天気予報では夏日になるとのことであったが、樹木の間を木漏れ日の中で歩くと暑さはさほど感じられず、時々吹く風もひんやりとして、体に心地よく吹き抜けていく。
山頂に近づくにつれ、左手には剣山に続く山々が見え始める。別の尾根筋との出会い(昨年遭難騒ぎがあり標識ができたようだ。このコースでは唯一、道を外しそうな場所である。)を右折し、林を抜けると笹原になり三嶺の頂上が目の前にせまってくる。ガレ場をすぎるとまもなく山小屋に着く。他ではあまり見られないような笹原が広がっており、美しい景色が疲れを忘れさせてくれる。ここでも十分な景色が堪能できるが、笹原をかき分け進んだ山頂では更にすばらしい360°のパノラマが目の前に現れる。眼下には笹原が広がり、東には剣山、西には愛媛県の山々が遠くに望むことができる。
山頂から西に天狗塚、南に白神山、東に剣山への縦走路があり、このままピストンして帰るのがもったいなく思える。しばらく景色を堪能したあと、いつまでも留まっていたい気持ちをふりきって、山名の由来である山頂の三つの「畝(うね)」を通り下山する。
三嶺は、自然にはぐくまれた原生林、頂上の笹原や展望のすばらしさに加え、山頂からの縦走路や様々な登山ルート(高知県側からのルートがいいと書かれてあるサイトもあった。)など魅力はつきない。再び訪れることは遠くないように思う。
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