畑薙から聖岳縦走登山 畑薙大吊橋〜茶臼岳〜上河内岳〜聖岳〜聖平小屋〜聖沢登山口
- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 3,359m
- 下り
- 3,189m
コースタイム
- 山行
- 10:39
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 11:07
天候 | 1日目:小雨のち雨 2日目:曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
畑薙から聖岳縦走 畑薙大吊橋〜茶臼岳〜上河内岳〜聖岳〜聖平小屋〜聖沢登山口 畑薙大吊橋から横窪沢小屋までのルートは、過年の土砂崩れにより登山道が塞がれ登りにくいという情報がありましたが、踏み跡やリボンを見落とさないように気をつければ、特に苦労なく登れました。 下りに利用した聖沢ルートも上部の方で土砂崩れによる大掛かりな高巻きがありましたが、踏み跡がしっかりしていてまったく問題なかったです。 |
写真
感想
天気予報が大外れで、山小屋でも皆が期待外れで天気予報に怒りをぶつける天候の中、1日では過去最高の標準コースタイム行程&累積標高差の山行となりました。
不安だった畑薙大吊り橋から横窪沢小屋までの登りも特に危険さや登りにくさを感じることもなく通過し、横窪沢小屋&茶臼小屋では親切な女性スタッフに接しながら次第に強まっていく雨の中登り続けると、ガスガスと雨の吹き付ける稜線に到達しました。ここまでの登りはアルプスとしてはハードでもなく標準的な厳しさだと思います。
稜線分岐からは荷物をデポし、空荷で茶臼岳山頂へ軽い登りを一気に駆け上がります。先週の赤石悪沢から、もういくつ目のガスガス山頂でしょう。易老渡が開通しないと、またここを通過して光岳へ向かうことになるなと思いながら、稜線分岐へ10分かからず一気に戻ります。
稜線分岐からは軽いアップダウンを超え、奇岩竹内門の間で風をよけながら昼食のおにぎりを腹に詰め込みます。
上河内岳の肩に到達すると右手に山頂への分岐があり、軽く登り詰めると山頂です。もちろんガスガスので即肩へ戻ります。上河内岳の肩を出ると、南岳へ向かい徐々に高度を下げていき、南岳からは一気に高度が下がり、聖平に出ます。
この時点で体力的にバテも感じていましたがまだ11時40分、まぁいけるかと雨の降りしきる聖岳山頂へと足を進めました。
聖平からは樹林帯のある程度急な斜面を登り始め、2600m頃に森林限界を超えると、ガラガラに崩れた、立ち入り禁止の滝が表れます。ここからはザレた岩の登山道が始まり、小聖岳を越えるとまるで富士山のようなザレ場のトラバースの急登のみになります。体力が少なくなりあまりペースが上がらない中登り詰めるとやはりガスガスの聖岳山頂です。
ここまで10時間近く雨の中歩いてきたため、体が冷えてきていました。そのため奧聖岳は、また今度の兎岳〜百間洞〜中盛丸への縦走時にとっておき、下山を開始し、1時間ちょっとで一気に聖平小屋に到着しました。 小屋ではこのハードな行程に、半ば驚き半ばあきれ顔で迎えて頂きました。
今回の小屋泊では、百名山を終えられた60代の方、あと1つの70代の方といろいろ山のお話しをさせて頂きました。月曜日には無事100名山を達成されたことをお祈りしています。
翌朝は4時半に起床し、5時45分に聖平小屋を出発しました。途中川沿い野道を歩いていると橋が破壊されている部分がありましたが、別のルートを作ってあり、その後の土砂崩れの部分も大掛かりな高巻きで長めの登りがありますがまったく不安なく通過できます。
この登山道は小屋から1時間弱の間標高があまり下がらずかなりダラダラと小さなアップダウンを繰り返す感じです。
その後は歩きやすいトラバース道を下ったりとごくごく普通の登山道が多いですが、下部には柵や鉄の渡し板をつけてある箇所が多数あります。ちなみにこの登山道の吊り橋はかなりぼよんぼよんと揺れるものが多く、苦手な人は怖いかも知れません。
下山は8時23分でしたので、まったく雨に濡れませんでしたが9時過ぎから雨が本降りになり、同じ10時の送迎車に向かって下っているから、今日も山に残って縦走している方には、再びの恨みの雨になってしまったようです。
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