秋の名残の小楢山で極上の午睡を
- GPS
- 05:10
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 397m
- 下り
- 1,115m
コースタイム
天候 | 晴ときどき曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾07:06(JR中央本線) 塩山08:14 塩山駅北口🚏08:30(栄和交通)※事前にインターネット予約要¥1100 焼山峠🚏09:20 復路: 鼓川温泉🚏14:46(山梨市営バス)¥200 窪平🚏15:03/15:25(山梨交通)¥290 仲沢🚏15:36 ↓(徒歩5分) 塩山温泉・宏池荘で日帰り入浴♨¥400 15:40/16:45 ↓(徒歩10分) 塩山駅北口 塩山17:05(JR中央本線ホリデー快速ビューやまなし号) 高尾18:10 |
写真
感想
今年の秋は本当に雨が多かった印象で、週末もほとんど山へ行けず、気が付けば立冬も過ぎ秋ももう終わりだ。
日の入りの時刻などもう冬至と比べて10分ほど遅いだけである。
今週末は久しぶりに晴天の山歩きができそうだったので、富士山が見える山から選択することにし、奥秩父の小楢山にすることにした。
この山、前々から気になっていたのだが、昔は登山口となる焼山峠へのアクセスするバスがなかったので行かずじまいだった。
が、今は塩山駅北口から栄和交通のバスが11月の3週目まで出ている。
このバスはネットで予約が必要なのだが、予約をするので座席も確保されているだろうという安心感もある。
焼山峠から登る山というと小楢山しかなさそうなのだが、到着してみると自家用車や小型バスまで停まっていて意外と人気があるようだった。
小楢山へは緩やかな登りが続き、平らな場所も多い。
もう少し歩き甲斐のある山を選べばよかったかなと思ってしまったほどだ。
今年は7月も雨が多かったし、紅葉ははずれの年かもしれない。
ただそれでもところどころ黄色やオレンジ色に黄葉しているところがあり、陽が射しているので、それが鮮やかに見えてきれいだ。
途中「的岩」という本当に的のように丸くて平たい岩があり、そこに「小楢山八景のひとつ」と書いてあった。
が、結局あとの7つはこの後も現れず、いったいどこにあったのだろうか。
ゆるゆる登山で小楢山の山頂に到着。
山頂では無線を楽しむ人たちがいて、確かに簡単に登れてこれだけ展望が開けているのだから機材を抱えてきて無線を楽しむのにはもってこいの山なのだろう。
思ったより雲が多く湧いていたが、それでも御坂山地の向こうに堂々とした富士山を見ることができた。
こちらから見る富士山は、金峰山や、御坂山地の十二ヶ岳や節刀ヶ岳から見る富士山と同じで、大きな崩落のないきれいな富士山を見ることができる。
「富士山ってどこから見ても同じだね」なんて話している人がいたが、いやいやもっとよく見てほしいと思う。
こちらから見る富士山は、大沢崩れも宝永噴火口もなく吉田大沢もほとんど見えず、つるっとしてきれいではないか。
山頂も白山岳を中心に西側には剣ヶ峰、東側には伊豆岳のピークがきていて、きれいに3つに分かれた山頂に見える。
せっかく富士山を見に来ているんだろうから、もっとよく富士山を見てほしい。
少々風が冷たかったが昼食などを摂り1時間ほど山頂でゆっくりした後、妙見山方面に向かって歩き始めると、すぐに幕岩に到着。
ちょうど団体さんが幕岩から下りてきたところだったので、岩の上を貸し切りでゆっくりとできた。
幕岩に登ると意外と高度感があり、ただ自分は高度に対して恐怖心が湧かないのでかえって危ないなといつも思う。
小楢山の山頂ではほとんど陽射しがなかったのだが、こちらは陽射したっぷりで暖かく気持ちがいい。
すぐ隣の小楢山の山頂を見るとそこだけずっと陽が陰っている。
ちょっと先に進んでここで昼食にすればよかった。
いい具合に張り出した岩があり、ここでこの陽射しを浴びながら極上の午睡を…したかった。
ただ、バスの時間もあるので昼寝はせずに出発。
妙見山へ向かう道はそれなりに歩き甲斐もあり、小楢山への登りがちょっと物足りなかっただけにちょうどいい。
ところどころ紅葉も見られて、今年の山での紅葉はこれで見納めかなとも思う。
差山と妙見山のところでまた富士山のビュースポットがあり、今日はだんだんと雲が取れていっているようで、きれいな裾野まで見えてきていた。
妙見山からの下りは少々登山道が分かりにくく、ピンクリボンに従って下りていくと砂防ダムのところに出た。
シカ柵の扉の留め具がしっかりとしており、開け方が分からず難儀した。
鼓川温泉からは山梨市営バスでまずは窪平まで。
途中から乗車してきた方がいて、どこの山から下りてきたのかなと思ったのだが、同じく小楢山に登られて、ただ下山路が違ったとのこと。
「父恋し路、母恋し路」の方から下りると最後は面白みのない林道が続くのでおすすめではないとのことだった。
鼓川温泉温泉を通る山梨市営バスは窪平が終点で、ここで山梨市駅行の山梨市営バスか塩山駅行の山梨交通バスに乗り換える。
時間的に塩山駅行の山梨市営バスに乗ることにしたのだが、塩山といえば今回一緒のYcのお気に入りの塩山温泉がある。
6月に一緒に北八ヶ岳へ行った帰りにも途中下車して寄ったくらいなので今回も当然入っていく流れに。
Ycは夏に白峰三山に登った後にも途中下車して寄ったというくらいなのでかなりのファンである。
今回乗った乾徳山・西沢渓谷発の塩山駅行のバスルートだと「仲沢」バス停で下車すると5分ほどで塩山温泉「宏池荘」に歩いて行ける。
確かに400円でこれだけつるつるの温泉に入れるのだからわざわざ途中下車して立ち寄るのも分かる気がする。
しかもここから塩山駅まで10分ほどで歩いて行けるので、電車の時間を調整するのにもちょうどいい。
塩山温泉で時間調整をして、お得感のある快速ビューやまなし号に乗って帰路に就いた。
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