記録ID: 21179
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
道南
狩場山・茂津多岬から往復
1992年05月26日(火) 〜
1992年05月27日(水)
イグルスキー米山
その他1人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,480m
- 下り
- 1,480m
コースタイム
5月26日札幌(8:00)→茂津多岬(13:00)→標高700ブナ林C1(15:00)
5月27日C1(4:10)→狩場山(7:30ー9:30)→C1(12:00)→林道(14:00)→茂津多温泉 →日本海食堂
5月27日C1(4:10)→狩場山(7:30ー9:30)→C1(12:00)→林道(14:00)→茂津多温泉 →日本海食堂
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
帰省で乗る小樽→新潟のフェリーでいつも海から眺めていた。できれば4月、5月のよい季節に登りたかったが、残雪の末期、沢には早いがスキーもできない。中途半端な季節だが、花や新緑の色がきれいなころ。黒松内生物境界線の向こう側、噂に聞いたブナの新緑も是非見たかった。 茂津多岬の夏道から延々とながい尾根を歩き初める。長いとは思っていたが、実に長い。しかし間も無く足元の草かげの小道に二輪草の群落があらわれた。この草は見て良し、食って良し。可憐な花をむしゃむしゃ食いながら登っていく。やがて春の花はエゾエンゴサク、シラネアオイ、そして赤茶色のエンレイソウになる。その頃には頭上の大木はブナに変わっていた。白い幹、線のはっきりした丸い葉。北海道ではここから南でしか見られない珍しい木だ。ちょうど新緑の薄緑は、逆光の光に透けて眩しい。そのブナの大木の下にせせらぎを見つけ、ここにツエルトをはる事にする。 翌朝は3時に起きて霧の中、登り始める。途中、巨大な熊のうんこを検査して通過。1000m台地は雪が所々残っていたが、道を失わずに首尾良く抜ける。霧の中いくつものニセピークを越えて山頂についた。そのとたんに視界がきき、そこが雲海のうえであることがわかった。ガスが切れると険悪な須築川の中流部がみるみる姿を現す。残雪と薄緑のよい季節だ。さえずる鳥の名前が分からないのが悔しい。頂上で2時間、僕が撮影しているあいだ、岳は昼寝をしていた。花を撮りながら下山。札幌への帰途、茂津多温泉の塩水に浸かり、雷電海岸の日本海食堂でうまい海の幸定食を喰って満足した。 |
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2338人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する