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Yamareco

記録ID: 2119091
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

飯豊と朝日を結ぶ分水嶺 1120m峰〜柴倉山〜1150m峰

2019年11月23日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:48
距離
10.1km
登り
857m
下り
865m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:37
休憩
1:08
合計
9:45
5:50
8
林道起点
5:58
6:00
6
砂沢
6:06
6:07
91
荒沢
7:38
7:39
111
762m峰
9:30
9:33
20
1120m峰
9:53
9:56
63
10:59
11:15
60
12:15
12:19
51
1150m峰
13:10
13:20
45
782m峰
14:05
14:16
20
640m峰
14:36
14:44
21
クチバミ沢
15:05
15:08
6
荒沢
15:14
15:19
2
砂沢
15:21
15:22
13
廃屋
15:35
林道起点
天候 曇り,約1000m以上は霧
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 今回も木地山ダムに向かう林道に入り砂沢に向かう林道起点に駐車し車中泊.この付近で水量の多い野川にかかる橋はここしかないので貴重な登山起点.
コース状況/
危険箇所等
 砂沢沿いの林道起点から野川橋を渡り荒沢方向に向かう林道に入る.砂沢を渡渉し荒沢に向かう荒れた踏み跡を歩く.荒沢も渡渉しここから南西に向かう尾根を登る.この尾根はやぶが薄いが,約900m以上では灌木が密になりやぶ漕ぎが辛くなる.雪は登るにつれて多くなり分水嶺では30cm程になる.重い湿った雪で疲れるが,低い笹やぶは雪で隠れておりやぶ漕ぎに関して少し楽だった.

 1120m峰の南西に池がある.柴倉山から1150m峰に続く分水嶺は潅木と笹,つる性植物のやぶが続く.雪もあるので疲れる.

 1150m峰からの下りの最初の部分は尾根が曖昧でルートを間違いやすい.この尾根もやぶだが,ひどいやぶの部分は少ない.下部では部分的に荒れた踏み跡もある.640m峰からは間違って北西に向かう尾根を下ってしまった.最後のクチバミ沢に下る部分が急で苦労した.クチバミ沢を渡渉し踏み跡をたどって荒沢,砂沢も渡渉し林道にでた.
6:50 590m付近は薄い笹やぶ.雪はまだ少ない.
2019年11月23日 06:50撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 6:50
6:50 590m付近は薄い笹やぶ.雪はまだ少ない.
7:00 この辺は雪椿が目立つ.
2019年11月23日 07:00撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 7:00
7:00 この辺は雪椿が目立つ.
7:07 720m付近.やぶは薄い.
2019年11月23日 07:07撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 7:07
7:07 720m付近.やぶは薄い.
7:54 800m付近.笹やぶが目立つようになるがまだ楽.
2019年11月23日 07:54撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 7:54
7:54 800m付近.笹やぶが目立つようになるがまだ楽.
8:36 960m付近.灌木が辛くなる.雪も深くなってきた.
2019年11月23日 08:36撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 8:36
8:36 960m付近.灌木が辛くなる.雪も深くなってきた.
9:28 1120m峰近く.灌木のやぶが続く.
2019年11月23日 09:28撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 9:28
9:28 1120m峰近く.灌木のやぶが続く.
9:33 1120m峰山頂.やぶと雪で辛い.
2019年11月23日 09:33撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
11/23 9:33
9:33 1120m峰山頂.やぶと雪で辛い.
9:33 風も出てきたが,今日はそれほど寒くはない.
2019年11月23日 09:33撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 9:33
9:33 風も出てきたが,今日はそれほど寒くはない.
9:33 どこを歩こうか.
2019年11月23日 09:33撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 9:33
9:33 どこを歩こうか.
9:47 分水嶺は灌木と雪で辛い.
2019年11月23日 09:47撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 9:47
9:47 分水嶺は灌木と雪で辛い.
9:54 池が見える.霧で幻想的.
2019年11月23日 09:54撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 9:54
9:54 池が見える.霧で幻想的.
9:56 結構大きい.
2019年11月23日 09:56撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 9:56
9:56 結構大きい.
9:56 分水嶺の直下にこんな大きな池があるのが不思議だ.
2019年11月23日 09:56撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 9:56
9:56 分水嶺の直下にこんな大きな池があるのが不思議だ.
10:38 雪が深くなり疲れる.
2019年11月23日 10:38撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 10:38
10:38 雪が深くなり疲れる.
11:14 柴倉山山頂.赤テープあり.
2019年11月23日 11:14撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 11:14
11:14 柴倉山山頂.赤テープあり.
11:15 周囲は霧で展望なし.
2019年11月23日 11:15撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 11:15
11:15 周囲は霧で展望なし.
11:15 晴れていれば祝瓶山が見えるんだろうな.
2019年11月23日 11:16撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 11:16
11:15 晴れていれば祝瓶山が見えるんだろうな.
11:15 下る南側の分水嶺はつる性やぶが目立つ.
2019年11月23日 11:15撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 11:15
11:15 下る南側の分水嶺はつる性やぶが目立つ.
11:33 ここもつるが絡む.
2019年11月23日 11:33撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 11:33
11:33 ここもつるが絡む.
11:37 この分水嶺は結構辛い.
2019年11月23日 11:37撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 11:37
11:37 この分水嶺は結構辛い.
11:38 鳥の巣.分水嶺にある巣だと風雨が辛かっただろうな.
2019年11月23日 11:38撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 11:38
11:38 鳥の巣.分水嶺にある巣だと風雨が辛かっただろうな.
12:19 1150m峰山頂.
2019年11月23日 12:19撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 12:19
12:19 1150m峰山頂.
12:19 ここもやぶ.
2019年11月23日 12:19撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 12:19
12:19 ここもやぶ.
12:40 1150m峰から尾根を下る.ここはやぶ.
2019年11月23日 12:40撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 12:40
12:40 1150m峰から尾根を下る.ここはやぶ.
12:47 ここのやぶは薄い.
2019年11月23日 12:47撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 12:47
12:47 ここのやぶは薄い.
13:04 830m付近.霧(雲)の下に出た.
2019年11月23日 13:04撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 13:04
13:04 830m付近.霧(雲)の下に出た.
13:15 782m峰山頂.
2019年11月23日 13:15撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 13:15
13:15 782m峰山頂.
13:15 雪が少なくなってきた.
2019年11月23日 13:15撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 13:15
13:15 雪が少なくなってきた.
13:38 680m付近.
2019年11月23日 13:38撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 13:38
13:38 680m付近.
14:44 クチバミ沢に着いた.
2019年11月23日 14:45撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 14:45
14:44 クチバミ沢に着いた.
14:44 登山靴にシューズカバーを被せて渡渉の準備.登山靴とシューズカバーの間にポリ袋も併用している.
2019年11月23日 14:44撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 14:44
14:44 登山靴にシューズカバーを被せて渡渉の準備.登山靴とシューズカバーの間にポリ袋も併用している.
14:53 野川は水量が多く渡渉は無理.
2019年11月23日 14:53撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
1
11/23 14:53
14:53 野川は水量が多く渡渉は無理.
14:53 野川沿いに荒れた林道跡がある.
2019年11月23日 14:53撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 14:53
14:53 野川沿いに荒れた林道跡がある.
15:01 踏み跡にマーキングあり.
2019年11月23日 15:01撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 15:01
15:01 踏み跡にマーキングあり.
15:01 ここは歩きやすい.
2019年11月23日 15:01撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 15:01
15:01 ここは歩きやすい.
15:08 荒沢.
2019年11月23日 15:08撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 15:08
15:08 荒沢.
15:11 マーキングを追って歩く.
2019年11月23日 15:11撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 15:11
15:11 マーキングを追って歩く.
15:19 砂沢.向こうに小屋がある.踏み跡から離れ見に行く.
2019年11月23日 15:19撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 15:19
15:19 砂沢.向こうに小屋がある.踏み跡から離れ見に行く.
15:22 地形図に記載がある小屋.荒廃している.
2019年11月23日 15:22撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
11/23 15:22
15:22 地形図に記載がある小屋.荒廃している.
15:31 野川橋から野川.水量が多い.
2019年11月23日 15:31撮影 by  DMC-TX1, Panasonic
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11/23 15:31
15:31 野川橋から野川.水量が多い.

感想

 11月10日に1120m峰から1037m峰までの分水嶺を歩いた.今週は自宅でも初雪が降り周囲の山もかなり白くなったが,今年中に前回の続きの分水嶺を歩きたかったので試みた.

 今回は荒沢を遡行しないで直接南西に向かう尾根を登った.この尾根はやぶが薄く遡行するルートより楽で速く歩ける.ただし上部の方は潅木を主体としたやぶで少し辛くなる.雪も次第に深くなり分水嶺では30cm程になった.吹き溜まりでは50cm程あり,分水嶺ではやぶと雪でかなり疲れた.

 1120m峰の南西の池は霧で全貌が見えなかったが,思ったより大きかった,分水嶺近くにこんな大きな池があるのが不思議だ.柴倉山山頂に赤テープがあった.祝瓶山からここまでの分水嶺で初めて見るマーキングだが,今回歩いた尾根や分水嶺上には部分的に歩いた痕跡があった.おそらく残雪期のものやけもの道だと思う.柴倉山から雪化粧した祝瓶山を見たかったが,今日は霧で何も見えず残念.

 砂沢,荒沢,クチバミ沢の渡渉は登山靴のみでは中に必ず水が入るので,今回もネット通販で購入した登山靴にかぶせる薄いシューズカバーを使用した.軽く折りたためてチャックで締めるだけだが短い渡渉には使える.靴とシューズカバーの間にはロングスパッツとポリ袋も併用している.近道をしようと野川も渡渉しようとしたが水量が多くシューズカバーでは無理で諦めた.

 砂沢の野川出会い近くに小屋があった.窓の割れた廃屋だが内部に鍋やガスコンロ,大きなプロパンガスなどが放置されていた.林業関係の小屋だったのだと思う.

 今回のコースは池をよく見たかったので無雪期の晴れた日に歩くつもりだったけど,今後の分水嶺歩きのために歩いた.雨や雪が降ったら断念しようと思っていたが霧で寒さも厳しくなかったので歩いた.今回歩いたことでここより南側の分水嶺は残雪期に入るのが楽になった.今年はもう無理なのでこの続きは来春以降に歩こうと思う.

 ここから南に続く分水嶺山行:
飯豊と朝日を結ぶ分水嶺 三体山〜合地峰〜1230m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2346459.html

 ここから北に続く分水嶺山行:
飯豊と朝日を結ぶ分水嶺 柴倉山北1120m峰〜1057m峰〜1037m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2099201.html

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コメント

雪と薮、そして車中泊とお疲れ様でした
初めまして、山形市在住の者です。三角点撮影も趣味としていて、4年前から山形市から始めて一等〜三等を行政地別に全部撮ろうと周っています。今年は長井市も並行して始めました。「柴倉山」三角点は正式には小国町に分類されますが、境なので来年こそ訪ねようとしています。よって、とても参考になりました。
生憎の天気でしたが、池が素晴らしいですね。不思議なものです。

実は私の岳友が11月上旬に野川を渡渉して、ukitsubasaさんが下りに使った尾根のピストンで柴倉山に到達しました。彼が三角点そばにつけてくれたテープです。
私も野川林道起点に車を置いて、川側の刈り払い径を進んで野川を長靴で渡渉し、627.4mの三等点「点名・木地山」を11/10に訪ねました。11/3には野川橋の先の林道終点手前から北に、三等点「丸森峰、点名・丸森」を訪ねました。
2019/11/28 14:38
Re: 雪と薮、そして車中泊とお疲れ様でした
コメントありがとうございます.

柴倉山で三角点を探しましたが雪でわかりませんでした.赤テープのそばにあったのですね.知っていたらもう少し頑張って探していたと思います.

今度,柴倉山に行かれるとのこと.私の歩いた尾根は登り,下りとも下部の方のやぶは薄く上部で潅木が目立つようになります.分水嶺はずーっとやぶですので,どちらから登っても困難度は変わらないように思えます.ただ登りに使用した尾根の方は池が見られ,野川橋経由ですと距離がやや短く渡渉回数が少なくてすみます.分水嶺はつる性のやぶで大変な場所があるので剪定ばさみを持っていかれるといくぶん楽と思います.ぜひ天気の良い日の池の写真を撮ってきてください.

私はこれからも分水嶺歩きを続けますのでよろしくお願いします.
2019/11/28 15:39
お疲れ様でした
池と柴倉山周回、本格的な積雪前に達成出来ておめでとうございます。
オラにしては幻の池、写真を見せて貰いました。東を歩かれたのですね。
ここまでトレースを延ばすと春には合地峰から往復可能と思います。
又、里に近くなりルートの選択も増えますね。
オラは23日、古道の西山新道探訪をしました。少ない雪でしたが湿って重かったです。こちらも雲空で三体山は望めませんでした。
2019/11/28 16:47
Re: お疲れ様でした
 今回もコメントありがとうございます.里に雪が降ったので今年はもう諦めていたのですが,里の雪降りが長続きせず,また今年中に続きの分水嶺を歩きたかったのでとりあえずいつもの場所で車中泊をしました.朝起きて雨や雪が降っていたり,やぶに雪が被さっていたら諦めるつもりだったのですが,この日は気温が高く雪はほとんど地面に落ちてやぶは乾いていたので登りました.稜線は霧でしたが寒くはなく,湿った雪で低いやぶは隠れており思ったより楽でした.ただ湿雪には少し悩まされました.

 池は霧で全貌が見えませんでしたが,思ったより大きく雪がうっすらと被っており神秘的でした.紅葉や新緑時の無雪期にも見たいものです.

 今年はもう無理なので来年に分水嶺歩きを継続しますのでよろしくお願いいたします.
2019/11/28 17:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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