大日平 〜称名道路通れず。県職員の寝坊?〜


- GPS
- 09:12
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,217m
コースタイム
天候 | 曇一時晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
忙しくふた月以上間隔を置いてしまいました。
確認すると17年4月に登山を始めて以来、山に登らなかった月は先月が初めてでした。
この日目指したのは称名平駐車場からの大日平。
三つ前の記録にも書いているように八月にもソロで大日岳、奥大日岳に登りました。
今回は運動不足の友人Bを伴うため、目標は"岳"ではなく大日平です。
"岳"まで行く時は称名道路の通行時間を気にしなければなりませんが、目標が大日平なので気にせず、自宅出発も7時過ぎというのんびりしたものでした。
称名道路の通行時間は7:00〜18:00(例年4月下旬〜6月、9〜11月)6:00〜19:00(7〜8月)となっています。
一応前日に富山県富山土木センター立山土木事務所
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1532/
のサイトで、まだ通行止めにはなっていないことを確認していたのですが、何と称名道路は閉められていました。
道路の開通、閉鎖案内はブナオ峠や僧ヶ岳登山口への道など、分かりにくかったり親切でないことには慣れているので、もう冬季の閉鎖なのかと思いました。
一瞬、目的地を大辻山にでも変えようかと思ったのですが、地図を見ると閉じられた地点から称名平駐車場までは距離3km、標高差350mほどです。
片道3kmならおしゃべりしているうちに登山口に着くだろう、それに大日平山荘には着かなくても周りの山々が見渡せる大日平まで上がれればいいかと思い、そのまま歩くことにしました。
工事現場のスペースに了解を得て車を停めました。
さらに室堂へ行くための立山有料道路ゲートの守衛さん?にも話を通しました。
守衛さん「大日平?(よく知らないよう) そこへ何をしに行くの?」
友人B「そこに山があるから」
数台の車が来て引き返して行きました。
県外ナンバーの車もありました。
称名滝を見に来られたのでしょうね。
県内の方はまた機会があるとして、県外の方には申し訳ない気がしました。
そんなこんなで誰も通る筈のない称名道路を歩き始めました。
誰とも会うことのない道を歩くのはとても開放的な気分です。
最初は嬉々としてだべりながら歩いていました。
そのうち県土木事務所?の黄色い車が通り過ぎました。
その後ようやく称名平駐車場が見えてきて、友人Bがバテ気味になってきたあたりでなんと一般車と思われる車が三台ほど通って行ったのです。
「何あいつら。工事の人?」
…とても工事の車には見えません。
その後歩き始めた彼らは三組ともカップルなのです。
駐車場まで3キロ歩いて来た私達より、車でさっそうと駐車場に着いたカップルの方が元気です。
ヨボヨボと歩く登山家三人(実際はとても登山家という体力ではない)を、一般のカップルがあっさり抜いて行きます。
彼らの目指した先は称名滝の滝見台でした。
***
山行のことは簡単に書きます。
雪は牛ノ首からありました。
牛ノ首までは全くなく、牛ノ首からは「うっすら」ではなくしっかり積もっていました。
牛ノ首までは南向き斜面で、牛ノ首から向きが変わるからなんでしょうね。
本来歩く予定のなかった称名道路を歩いたため友人Bがバテてしまい、目的地は大日平の平原入り口にしました。
なので用意していたアイゼンを付けませんでしたが、さらに先へ行く場合は必要でしょう。
平原に入ってすぐのところで13時に昼食にしました。
天気はまあまあでした。
山も奥の方はともかく、周囲の山々は見渡せました。
大日平の入り口からは、劔は見えず、雄山も手前の山で隠れ、大汝から富士ノ折立までは見えました。
大日岳が見え、奥大日岳は見えず。
薬師岳が見え、鍬崎山も富山平野から見るのとはかなり違う形で見えました。
…と思ったのですが、残念なことに自分は山を判断する能力に欠けています。
正しいかどうかは不明です。
下りでは白銀の白山も見えました。
…白山自体の形などは知らないのですが、方向と白銀だったことから白山で間違いないでしょう。
帰りもゆっくり下り、16時半に登山口に着きました。
相変わらず称名滝の方には観光客がいて、称名平駐車場には一般車が停まっていました。
朝、称名道路を歩いた時には傾斜はほとんど気になりませんでしたが、下りで通るとかなりの傾斜だと実感しました。
友人Bには過酷だったことでしょう。
さらに帰宅後GPSアプリの記録を見てなるほどと思いました。
距離12.5km、累計高度1,000mを記録していたのです。
これは日頃運動をしていない人には厳しい筈です。
ゆっくり歩き、ゆっくり登ったため、ちょっと感覚が麻痺していたようです。
友人Bには悪いことをしました。
***
さて私達が通る時には閉まっていた称名道路のゲートの件。
私達が歩き始めてからおそらく黄色の車が走って行った時に開き(9時頃)、その後一日中開いていたようです。
17時半くらいに通りましたが、その時刻も開いていました。
このことについて、私達も考えてみました。
1.黄色の車が通ったあと締める筈が閉めるのを忘れた。
2.本当は締め切っている予定なのだが日曜なのでサービスで開けた。
3.黄色の車の人たちが寝坊した。
行きで黄色の車と一般車を数台見掛けた時は1だと思っていましたが、黄色の車が帰った後も一日中開けっ放しだったのでその可能性はないです。
2なのか3なのか。…3なんでしょうかね。
私個人の体力のことを言うと、今回の目標は大日"岳"ではなく"平"の散策だったので、往復6km増えたことについて、残念なわけではありません。
でも友人Bが称名道路歩きが増えたためにへばってしまったのを思うと、もし称名平駐車場まで車で行けていれば、もっと楽しく大日平を歩けたのではないかと残念です。
***
この日は5〜600mlのペットボトルを三本持っていましたが、一本を飲みきりませんでした。
プラス、友人Aの振る舞ってくれた昼食時、彼の用意してくれた珈琲400ml?ほど飲みました。
登山口以降は誰とも会いませんでした。
動物も見ませんでした。
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