狗留孫山・烏帽子岳・三国岳 〜三県を跨ぐ縦走〜 [三重県 いなべ市]


- GPS
- 06:47
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,119m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 6:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
やはり烏帽子岳〜三国岳の尾根が破線ルートだけあって、復路は尾根を外しちゃう事が多々あるので注意したいところ。 |
その他周辺情報 | この近くだと阿下喜温泉が良いと思う。 |
写真
感想
先週は月曜日から高熱を伴った風邪を患ってしまった。
流石に水曜日には熱は下がったものの、今度は喉に転移してしまい、風邪が直らないまま週末を迎えた。
休めば良いのだが、あまりの天気の良さにそういう訳にはいかなくなり、久々に鈴鹿の縦走をすることにした。
雪が降りだす前だからなのか、鞍掛峠を車で通過する際に、道路にはみ出すくらいの登山者の車が駐車してて邪魔だと思った。
そりゃ大好きな山だし、美しい山なのは分かっているが、殺到しすぎだ。
そんな混雑した鞍掛峠を通りすぎ、行き着いた先は狗留孫山登山口にあたる長楽寺だ。
鞍掛峠とは比べ物にならないほど人は居らず、一台の車の登山者が居たくらいだ。
やはり人はあまりいない方が良いものだ。
静寂に包まれた植林地帯の林道からスタートする。
久々の鈴鹿だけあって、ワクワクする。
林道は1キロくらい歩けば登山口に差し掛かり、単調な登りをこなしていく。
尾根に出れば気持ちの良い落葉の毛布を踏みしめながら登るものだ。
岐阜県境に入り、直下も大したことなく狗留孫山山頂へ。
この山頂の脇に反射板があり、そこからの眺めは中々のものだ。
一際目立つ御池岳に、これから向かう三国岳が拝められた。
御池岳には沢山の人がいるんだろうなと思いつつ、誰一人としていないこの場所を小休止して満喫したら先へ進む。
すると、登山道が一変して少しブッシュ気味になる。
巡視路に入るのだが2つほど分岐があり、どちらも案内は書いてないので間違わないように進む。
緩やかな勾配を気持ちよく歩き、烏帽子岳が見えてきたが、そこまでの直下もなく、烏帽子岳山頂に着いた。
ここでは一人のおっさんに話しこまれたが、不快にさせるような人ではなかったのが幸いだ。
展望は正面の養老山地と四日市市街地、御池岳が望めた。
時間を計算して、どうやら間に合いそうなので三国岳への縦走を決行する。
烏帽子岳直下からいきなり尾根を外しちゃうハプニングがあったが、この先大丈夫かって感じだ。
縦走は暫く巡視路の尾根を歩くものだが、結構下るもので、復路が不安になる。
途中の景色が最高で、高室山、地蔵山、鍋尻山に霊仙山、奥を見ると比叡山、武奈ヶ岳など、滋賀県の山々が見える。
鉄塔まで登り返し、また下ると巡視路はそこで途絶え、そこから先は破線ルートになる。
わかり辛い箇所はあるものの、踏み跡はあるのでどんどん進む。
痩せ尾根に小刻みなアップダウンが苦しめるが、それが鈴鹿なんだ。
やがて急坂を迎え、登りきったら尾根ではなくヌタ場がある小さな丘だった。
先に進めばいよいよ直下が待っている。
岩場の痩せ尾根での直下だが、登りは息が切れるくらいで危険はない。
登りきれば主稜線に出て、こここそが3県境になる。
3県境踏破は今年2つ目で、やはり嬉しいものなのだ。
そこから少し行けば三国岳と書いてあるピークに着くが、表札も見えないくらい薄れているので記念撮影する気にもならない。
なので、更に南に行くともうひとつピークがあり、ここが三国岳最高点峰になる。
とりあえず登頂ということで記念撮影を済ませてから大休止に入る。
三国岳山頂からの展望は樹林に囲まれて見れないが、尾根を歩いているときに展望はあり、辿ってきた烏帽子岳、狗留孫山に養老山地など東の展望が拝められる。
さてここからだが、ぐるっと周遊したいとは思うが時間も13時半を過ぎている状態で日没は16時半と考えると冒険するにはリスクがあると判断し、辿ってきた同じ道で戻ることにする。
まず注意したいのが直下の痩せ尾根下り、もう1つは直下〜鉄塔までの破線ルートだ。
破線ルート、往路は迷うことなく進めても、復路になるとダミー赤テープも存在し、尾根を外しやすく何度か崖の上に立たされては横を見ると尾根が向こうに行っているといったところだ。
樹林の中で見通しが効かないから、こうしたトラップには注意しないといけない。
鉄塔まで戻ると巡視路になるので一安心するが、烏帽子岳までの登りが意外とキツい。
ただ、展望が良い箇所があるのが救いだ。
嬉しいのは烏帽子岳山頂に登りきらなくても、巻き道が存在していたことだ。
時間が無いときは、その効果を十二分に発揮してくれる。
リスに案内されながら狗留孫山まで戻って15時過ぎ。
とりあえず時間は大丈夫なのでホッとしながら下る。
落葉のじゅうたん辺りで動物が逃げていったが、落葉効果でいつまでもどこまでも音が聞こえてた。
とりあえず明るいうちに車まで戻れた。
この時期が1年で1番日が短いので、縦走は慎重に行わなければならないな。
あとは朝早くから登り始めることだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する