朝日を眺めに一人ラッセル「霧氷の二王子岳」［二王子神社から］

2019年12月01日(日) [日帰り]

• GPS: 05:53
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,180m
• 下り: 1,160m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:03
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:37

3:56 二王子神社
4:36 4:38 王子避難小屋
5:10 5:13 定高山
6:15 6:15 油こぼし
7:12 7:28 二王子岳
8:06 8:06 油こぼし
8:37 8:42 定高山
8:58 9:06 王子避難小屋
9:33 二王子神社

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●ニ王子神社前の駐車場スペースに駐車
・神社前は10台程度駐車可能
・神社前が満車でも、少し離れたところにある登山者用駐車場に、プラス20〜30台駐車可能
・神社前にトイレ、登山ポスト有り

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：4（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2（難5・4・3・2・1易）鎖場、ヘツリ等の頻度や時間等
★登山道の眺望：3（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の人数：20人程度】


◆登山道の状況
・二王子岳の登山道（夏道）は、非常によく整備され全般的に歩きやすい。
・現時点で登山口付近から薄っすら雪があり、標高とともに積雪量が増え、5合目で30cm、山頂付近で50〜70cmの積雪になっている。
・標高1100m付近まで昨日と思われる2〜3人分のトレースがあったが、以降、山頂までノートレースのため、ラッセルで結構時間を要した。
・積雪量は増えてきたが、まだ灌木が埋まっていないので、冬道でなく山頂まで夏道に沿って歩いた。
・危険箇所や技術的難度の高い箇所は無いが、7合目の油こぼしは急登なので注意して歩こう。また、山頂付近は平坦な稜線が多く、視界不良時は道迷いする可能性があるので、夏道が埋まる冬期間は細心の注意が必要。

◆本日の雪山装備
・雪山装備は、チェーンスパイク、ワカンを持参。途中でトレースが消えたので、5合目から山頂までワカンを装着。また、下山時に5合目から3合目までチェーンスパイクを装着。

写真

12/1 3:58

標高288mのニ王子神社前に車を止めて出発！

12/1 4:16

標高400m台は、雪はあっても5cm程度。

12/1 4:41

標高742mにある一王子小屋（3合目）に到着。
積雪量は15〜20cm程度。

12/1 5:01

標高900mを通過。
昨日のものと思われるトレースに借りて登っていく。

12/1 5:12

標高994mの定高山（5合目）に到着。

12/1 5:35

標高1100m付近から登山者の踏み跡が消え、小動物のトレースのみになった。

12/1 5:35

積雪量は40cm程度。
ノートレースだと歩き難くなってきたので、

12/1 5:44

標高1140m地点で止む無くワカンを装着。

12/1 5:46

夏道は動物たちのトレースがいっぱい。

12/1 5:50

当初は山頂でご来光を眺める予定だったが、一人ラッセルのため、到着は遅れそうだ。

12/1 5:58

徐々に東の空が白み始め、山頂の山体が見えてきた。

12/1 6:14

夏道の急登箇所（岩場）になる油こぼしに到着。
ステップを作りながらラッセルしていく。

12/1 6:16

標高1220mの7合目を通過。
霧氷を掻き分けながら進んでいく。

12/1 6:18

木々の隙間から新潟市北区の灯が見え始める。

12/1 6:24

霧氷が美しいね〜

12/1 6:28

日の出10分前。
標高1270mまで登ると、南側の山々が見え始めた。

12/1 6:32

標高1300m付近の積雪量は50〜70cm程度。
ワカンを装着しても膝ほどまで埋まり、ペースが上がらない。

12/1 6:42

お花畑になる湿原をトラバースする。

12/1 6:44

上空の雲がオレンジ色に輝いて美しい。

12/1 6:48

ようやく、山頂の避難小屋も見えてきた。

12/1 6:48

三王子神社直下を通過。

12/1 6:51

終始、夏道に沿って小動物の足跡が付いていた。

12/1 6:52

まだ埋まっていない二王子神社の祠。

12/1 6:54

日の出時刻は過ぎてしまったが、美しい東の空が見えてきた。

12/1 6:54

南側の眺望。
いや〜、モルゲンロートに染まる山々はいいね〜♫

12/1 6:54

直線で120kmほど離れている男体山（左）、日光白根山（中）、燧ヶ岳（右）が良く見える。

12/1 6:55

更に右側に目を移すと、左から浅草岳、中ノ岳、越後駒ヶ岳、守門岳、粟ヶ岳なども見える。

12/1 6:56

雨量計のアンテナも見えてきた。
山頂まであと僅かだ。

12/1 6:58

琵琶池周辺の平坦地は無数に動物たちの足跡だらけ。

12/1 7:00

オレンジに輝く美しい雲を眺めながら、一人ラッセルが続く。

12/1 7:05

後ろを振り向くと朝日に照らされた新潟市街が広がっていた。

12/1 7:08

雨量計施設に到着。

12/1 7:08

雨量計施設前にある奥の院に参拝。
いつの間にか新しくなっている。

12/1 7:08

ようやく、待望の飯豊連峰が姿を現してくれた。

12/1 7:09

ご来光時刻に残念ながら20分ほど遅れてしまったが、大日岳に昇る朝日を拝むことができた。

12/1 7:10

では、山頂に向かおう！

12/1 7:14

山頂の避難小屋に到着。

12/1 7:16

夏場より1時間程度プラスに時間がかかったが、無事に山頂に到着。

12/1 7:28

とりあえず、直置きで記念撮影。

12/1 7:33

山頂からの眺望。
飯豊連峰を眺める。

2/21 12:22

【過去の写真】
時期は真冬だが、飯豊連峰を順光で眺めるとこんな感じ。

12/1 7:19

山頂からの眺望。
南東方向の二本木山を眺める。

12/1 7:30

山頂からの眺望。
左から北股岳、烏帽子岳、飯豊本山、御西岳。

12/1 7:30

山頂からの眺望。
言わずと知れる朳差岳と鉾立峰は近くに見える。

12/1 7:19

山頂からの眺望。
北側には朝日連峰の以東岳（左）から大朝日岳（右）まで連なる。

12/1 7:21

山頂からの眺望。
北側稜線の先には鳥海山も見えた。

12/1 7:20

山頂からの眺望。
西側の新潟市街を望む。

12/1 7:33

では下山しよう！

12/1 7:37

新潟市の朱鷺メッセもハッキリ見えるね〜

12/1 7:37

新潟のシンボル的な弥彦山と角田山。

12/1 7:39

眺望を楽しみながら下りは楽しく歩く。

12/1 7:43

琵琶池まで戻ってきた。

12/1 7:43

恐る恐る氷上に乗って遊ぶ。

12/1 7:46

蒜場山を眺めたり、

12/1 7:48

越後の山々を見渡しながら下っていく。

12/1 8:07

最近よく見える日本海と粟島。

12/1 8:08

お〜、直線で140km離れた真っ白な鳥海山が良く見える。

12/1 8:15

朝8時を回り、飛行機も飛びはじめてきたな〜

12/1 8:39

5合目の定高山に戻り、ワカンを外す。

12/1 8:56

下山は、登ってくる多くの登山者とすれ違った。

12/1 9:35

登山口の二王子神社に到着。

12/1 9:36

神社前の駐車場はほぼ満車だった。

12/1 9:54

下山後に眺めた二王子岳。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Joker

本日は、先週の赤津山から眺めた二王子岳に久しぶりに登ります。
今時期の二王子岳は、ちょうどご来光が大日岳から昇るので、ダイヤモンド大日を眺めようと、朝4時に出発してみました。

二王子岳は人気の山で今日は日曜日なので、山頂までトレースがあると思っていましたが、標高1100m付近で撤退したようで、その先は完全にノートレース。
結局、ワカンを装着して新雪ラッセルとなってしまったので、ペースが大幅にダウンし、予定した時刻から30分遅れの山頂到着となりました。

でも、霧氷に覆われた貸切の山頂でモルゲンロートに包まれる山々を見渡す瞬間は鳥肌が出るほど感動的でした。
また、今回、一人ラッセルでしたが、ビックリするほど多くの小動物の足跡が新雪に付いていて、そのアニマルトレースに導かれながら歩く時間も楽しかったですね〜