記録ID: 2140070
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ハイキング
丹沢
地蔵尾根・信玄平を散策（西丹）
2019年12月13日(金) [日帰り]
tekuteku-889
- GPS
- --:--
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 871m
- 下り
- 865m
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標高グラフを拡大コースタイム
■主な地点の通過タイム
05:39 浅瀬P
05:47 浅瀬橋
06:32 法行橋
07:28 お堂（お地蔵さん）
07:32 地蔵平（17分休憩）
07:54 渡渉ポイント（上流堰堤を探索往復）
08:06 渡渉終了
08:08 地蔵尾根取付き（登山口）
08:48 尾根上
09:42 信玄平（24分休憩）
10:19 古い道標
10:32 古い道標（詳細図記載）
10:34 最初の崩壊地（城ヶ尾峠へのルート）
10:37 古い道標（詳細図記載）
11:02 古い道標
11:13 信玄平（10分休憩）
12:05 尾根から渡渉ポイントへの降り口
12:27 登山口
12:30 1つ目の渡渉
12:32 2つ目の渡渉
12:35 地蔵平
12:39 冨士見橋
12:42 お堂（お地蔵さん）
12:49 神社（山の神？）
12:59 玄橋
13:28 千鳥橋
13:43 大又沢ダム
13:51 三叉路（法行沢林道）
13:56 法行橋
14:52 浅瀬橋
15:00 ゲート
15:02 浅瀬・P
※総山行タイム＝9時間23分（探索、撮影、休憩等含む）
05:39 浅瀬P
05:47 浅瀬橋
06:32 法行橋
07:28 お堂（お地蔵さん）
07:32 地蔵平（17分休憩）
07:54 渡渉ポイント（上流堰堤を探索往復）
08:06 渡渉終了
08:08 地蔵尾根取付き（登山口）
08:48 尾根上
09:42 信玄平（24分休憩）
10:19 古い道標
10:32 古い道標（詳細図記載）
10:34 最初の崩壊地（城ヶ尾峠へのルート）
10:37 古い道標（詳細図記載）
11:02 古い道標
11:13 信玄平（10分休憩）
12:05 尾根から渡渉ポイントへの降り口
12:27 登山口
12:30 1つ目の渡渉
12:32 2つ目の渡渉
12:35 地蔵平
12:39 冨士見橋
12:42 お堂（お地蔵さん）
12:49 神社（山の神？）
12:59 玄橋
13:28 千鳥橋
13:43 大又沢ダム
13:51 三叉路（法行沢林道）
13:56 法行橋
14:52 浅瀬橋
15:00 ゲート
15:02 浅瀬・P
※総山行タイム＝9時間23分（探索、撮影、休憩等含む）
| 天候 | 🌂〜☁〜一時粉雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
■大又沢幹線林道 �＼�瀬橋から大又沢ダムまでは車両が通行できる状況です。（12月13日現在） ��大又沢ダムから先の地蔵平間には4ヶ所ほど沢の崩壊による大量の土石が道路を寸断、或いは洪水による道路の一部決壊箇所があるも要注意で通行は可能。当局による通行規制、通行止柵の設置、警告板などの設置は一切見かけませんでした（当日）。 ■地蔵平〜地蔵尾根 �‥肋腸媾� 地蔵平の段差の低い、沢沿いを100mほど歩くと左側にテープ。対岸にもテープあり。流れが大小の沢、計2つを渡渉。当日、1つ目の沢は流量少なく問題なく渡渉。2つ目の沢は主流となっており飛び石で安全に渡れるところを上流の堰堤まで探索するも、テープの付近まで戻ってストックでバランス取りながら飛び石でクリヤー。茶色い石はツルツルで滑りやすいので要注意。飛び石不可で水量がひざ下くらいなら素足での渡渉が安全かも。全く飛び石が見えないほどの増水時の渡渉は止めた方が賢明かも。また2つ目（主流の）の沢が飛び石が見えないほどの増水時は1つ目の沢も相当の流量かも（推測ながら）。とにかく安全第一で。 ��尾根取付き口（登山口） 細い幹に複数のテープが見えます。最初はガレの緩やかな登り道。足幅ほどのザレた斜面通過は集中して。九十九折れでしかも尾根上まで枯れ葉、枝落としの枝などで踏み跡不明瞭な箇所あり。「西丹沢登山詳細図」に記載の最初の左上へのターン（×印）の地点は踏み跡明瞭なため直進し易い。私もうっかり直進して時間ロス。通せんぼしときました（写真）。最初のターン（左上へ）の先から折れる5つほどの地点には尾根上に出るまでテープ（緑色）があります。 �Ｈ�根上〜信玄平 初めは開けた左側に鹿柵（ネット）があります。信玄平まで地形図のとおり広い尾根をほぼ直進。枝打ちした枝葉がルート上に堆積、倒木などあるもほぼ明瞭です。信玄平が近づくにつれルートが不明瞭だったり、尾根の中心から若干左にずれたりしますが、尾根中心をキープしていればOK。 時折、樹間から左右に稜線が見えますが植林の中なので展望はほぼゼロ。 �た�玄平〜古道標（詳細地図記載） ルートはほぼ明瞭ですが、足幅ほどのザレ斜面、苔むして傾いた桟橋、倒木等があります。 �ジ兎刺検曽襯�尾峠方面 最初の崩壊地は写真の通り。安全に通れる状況にありません。急傾斜のため高巻きも困難でしょう。なので、次の崩壊地以降のルートは未確認です。峠を目指すのであれば古道標の地点から直登で城ヶ尾山山頂を目指す方が推測ながら安全性は高いと思われます。（当日、直登は回避） 【特記事項】 熊にご注意！ 大又沢幹線林道の千鳥橋から地蔵平までの間に、熊の糞を複数個所で見かけました（地蔵尾根でも）。大又沢は大きいので沢音が大きく熊鈴の音はかき消され、熊には聞こえずらい、或いは聞こえないと思われます。私は復路、「玄橋」付近の曲がり角の手前で撮影のあと歩き出そうとした際、5，6m先に一瞬にして引っ込んだ黒い物体を確認！その黒い物体（頭部＝おそらくカモシカ）は瞬時にして逃げ去りましたが、熊だったら…と、肝を冷やしました。カーブの手前では必ず熊鈴でなく音の大きい「笛」を吹きながら歩いていますが、その現場ではたまたま撮影に集中していたので笛を吹かなかったんですね。いや〜驚きました。ご注意を！ |
| その他周辺情報 | ■神奈川県による「自然公園歩道情報」…令和元年12月10日現在。 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/02yama/kouen_kouenhodou/kouenhodou_top.html ※今年の台風19号の影響による被害が各所で発生している模様です。登山計画の参考に！ |
写真
浅瀬橋分岐／🌂の中、ヘッデン点けてスタート。予報では午前中☀、午後☁のはずが…(/_;)
大又沢ダム（発電用）／竣功は大正時代でその後コンクリートで改良補強されたとか。経年で土砂が堆積したのか水深は浅いです。
大量の土石が林道を寸断／ここがいちばんの大規模。通過は可能です。
千鳥橋／渡った先、右手へのルートは二本杉峠方面。道標はありません。
山の神？の社／地蔵堂の250mほど手前の左の低地にあります。扉は施錠されていて何を祀ってあるのか不明でした／お賽銭＆👏。
2
12/13 12:49
山の神？の社／地蔵堂の250mほど手前の左の低地にあります。扉は施錠されていて何を祀ってあるのか不明でした／お賽銭＆👏。
地蔵堂／新しい花、供物があってこの地に深くかかわった方によって管理されている様子。御浄財＆参詣／過去2回建て替えられ、平成8年に新築されたとの説。
2
12/13 7:31
地蔵堂／新しい花、供物があってこの地に深くかかわった方によって管理されている様子。御浄財＆参詣／過去2回建て替えられ、平成8年に新築されたとの説。
広大な地蔵平／嘗ては森林軌道がここまで延びて関係する人々の集落と学校が在ったとか。最盛期の広場はどんな姿だったんだろうか。
1
12/13 7:32
広大な地蔵平／嘗ては森林軌道がここまで延びて関係する人々の集落と学校が在ったとか。最盛期の広場はどんな姿だったんだろうか。
地蔵尾根、稜線／地蔵平から望む／渡渉箇所へは一段低い左下から
2つ目の渡渉／濡れた石、特に茶色いのは滑りやすかったので要注意！／ストックでバランス取りながら飛び石でクリヤー (´▽｀) ホッ
12/13 8:06
2つ目の渡渉／濡れた石、特に茶色いのは滑りやすかったので要注意！／ストックでバランス取りながら飛び石でクリヤー (´▽｀) ホッ
渡渉後の尾根取付き口（登山口）／初めはガレの小径から／最初の折れ曲がりまでは沢沿い（北方向）に高度を上げていきます。狭いザレ場は要注意！
1
12/13 8:08
渡渉後の尾根取付き口（登山口）／初めはガレの小径から／最初の折れ曲がりまでは沢沿い（北方向）に高度を上げていきます。狭いザレ場は要注意！
最初に折れ曲がる地点／見通しが効いて踏み跡が明瞭なのでついつい直進しやすい／ご覧の通り枯れ枝で通せんぼをしておきました。この地点から九十九折れ5回ほどで尾根上へ…折れ曲がる地点には「緑色のテープ」あり。
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12/13 12:16
最初に折れ曲がる地点／見通しが効いて踏み跡が明瞭なのでついつい直進しやすい／ご覧の通り枯れ枝で通せんぼをしておきました。この地点から九十九折れ5回ほどで尾根上へ…折れ曲がる地点には「緑色のテープ」あり。
尾根上に出ると左手（西側）は開けて鹿柵（ネット）がルート沿いにあります。
ルートは倒木あり、枝打ちの枝、枯れ葉の堆積あり…／それでも緩やかな傾斜が続く足に優しいルート( ^)o(^ )
大樹の倒木／数十年は経ったんだろう、腐食分解の後に土に還るんだろうね／ここを超えると信玄平は目前！＊この辺りから粉雪が落ちてくる(/_;)
2
12/13 9:40
大樹の倒木／数十年は経ったんだろう、腐食分解の後に土に還るんだろうね／ここを超えると信玄平は目前！
＊この辺りから粉雪が落ちてくる(/_;)
＊この辺りから粉雪が落ちてくる(/_;)
到着＼(^o^)／
寂しく立つ標柱／名板は意図して外されたのか、鋳鉄製のボルトのみ。そして根元を見ると…次
寂しく立つ標柱／名板は意図して外されたのか、鋳鉄製のボルトのみ。そして根元を見ると…次
標柱には防腐処理がなされた旨を記すプレート／その甲斐あってか標柱だけは現存しているのでしょう。
標柱の傍には…。外れた？名板だろう。裏返して見たが腐食が進んで文字の形跡は見えませんでした。
もう一つの標柱には錆びたボルトのみ／どんな姿、形の道標だったんだろか／歴史的意味のある地点に相応しい案内板などあるとイイね。ここを訪れる人は少なくないと思います。
2
12/13 11:14
もう一つの標柱には錆びたボルトのみ／どんな姿、形の道標だったんだろか／歴史的意味のある地点に相応しい案内板などあるとイイね。ここを訪れる人は少なくないと思います。
写真の右奥へは大滝峠方面／崩壊した沢の手前まではルートが見えます。
そして案内板／説明は『この先、城ヶ尾峠〜大滝峠上間は、沢が多く、たびたびの出水により荒廃し危険なため、東海自然歩道は、城ヶ尾峠〜大界木山〜モロクボ沢ノ頭〜畦ヶ丸〜大滝峠上に平成4年度よりルートを変更しております。環境庁 神奈川県』＊この区間は平成4年に東海自然歩道から外されたんですね。たくさんのハイカーが楽しんだ歩道は今では廃道化が進んで自然に還っているんだろう。
4
12/13 9:43
そして案内板／説明は『この先、城ヶ尾峠〜大滝峠上間は、沢が多く、たびたびの出水により荒廃し危険なため、東海自然歩道は、城ヶ尾峠〜大界木山〜モロクボ沢ノ頭〜畦ヶ丸〜大滝峠上に平成4年度よりルートを変更しております。環境庁 神奈川県』
＊この区間は平成4年に東海自然歩道から外されたんですね。たくさんのハイカーが楽しんだ歩道は今では廃道化が進んで自然に還っているんだろう。
＊この区間は平成4年に東海自然歩道から外されたんですね。たくさんのハイカーが楽しんだ歩道は今では廃道化が進んで自然に還っているんだろう。
こちらは神奈川県から注意。『これより先、大滝峠上より信玄平間は、沢多く登山経験者向きのルートです。通行には十分注意して下さい。神奈川県』と記されています。
＊設置された当時（推測ではH4年）から27年経過しているので崩落、消滅は相当進んでいるんじゃないかな。
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12/13 9:43
こちらは神奈川県から注意。
『これより先、大滝峠上より信玄平間は、沢多く登山経験者向きのルートです。通行には十分注意して下さい。神奈川県』と記されています。
＊設置された当時（推測ではH4年）から27年経過しているので崩落、消滅は相当進んでいるんじゃないかな。
『これより先、大滝峠上より信玄平間は、沢多く登山経験者向きのルートです。通行には十分注意して下さい。神奈川県』と記されています。
＊設置された当時（推測ではH4年）から27年経過しているので崩落、消滅は相当進んでいるんじゃないかな。
≪参考≫
1995年版（H7年）「 山と高原地図 丹沢」 の大滝峠上〜信玄平間には「経路荒廃」の記載があります。
1995年版（H7年）「 山と高原地図 丹沢」 の大滝峠上〜信玄平間には「経路荒廃」の記載があります。
信玄平／名板の無い標柱が2本と案内板、石柱、杭／ベンチもありません／歴史的な地名から見るとあまりにも寂しい。信玄公はなんと仰せか？／北側から撮影
2
12/13 9:45
信玄平／名板の無い標柱が2本と案内板、石柱、杭／ベンチもありません／歴史的な地名から見るとあまりにも寂しい。信玄公はなんと仰せか？／北側から撮影
折角なのでもう少し北へ進んでみよう。城ヶ尾峠まで0.9Kmを示した古い道標／ボルト穴が大きくなって今にも落下しそう
苔むした桟橋／谷側に傾いているので勇気が必要！／私は安全優先で右側に降りて桟橋を手摺代わりにして往復しました。この桟橋も朽ち落ちる運命か…😢
12/13 10:21
苔むした桟橋／谷側に傾いているので勇気が必要！／私は安全優先で右側に降りて桟橋を手摺代わりにして往復しました。この桟橋も朽ち落ちる運命か…😢
倒木あり、片足幅のザレ場ありで自然に還る速度は早まっているようだ。
分岐点＆古道標（詳細図記載）／城ヶ尾峠方面へは右へトラバース。城ヶ尾山へはこの尾根を直登！（詳細図では×）。
健在の古道標／「信玄平」「地蔵平」方面のみ。片方の「城ヶ尾峠」方面は意図的に外されたのだろう。ボルトのみ。次の写真。
ここが最初の崩落地点。斜面は切れ落ちている。これでは高巻も難しい／対策なしでは危険！ここでUターン。ここをクリヤーしてシキリ尾根に向かう予定でしたが天候悪化と時間的に厳しいので安全を優先！今日はここまで。
2
12/13 10:34
ここが最初の崩落地点。斜面は切れ落ちている。これでは高巻も難しい／対策なしでは危険！ここでUターン。
ここをクリヤーしてシキリ尾根に向かう予定でしたが天候悪化と時間的に厳しいので安全を優先！今日はここまで。
ここをクリヤーしてシキリ尾根に向かう予定でしたが天候悪化と時間的に厳しいので安全を優先！今日はここまで。
撮影機器：
感想
■感想
＊今回の計画は未踏の地蔵尾根・信玄平から城ヶ峠へ抜けるトラバース歩道の確認。時間的余裕あれば菰釣山経由でシキリ尾根を降って地蔵平に戻る周回コースでした。
＊また、信玄公が犬を先導させ越えたとされる説の犬越路と同様、信玄平も武田の軍勢が北条攻めの際、この地に関わったとされる説（その根拠はイマイチ）の信玄平を一度訪れてみたいという願望からです。
＊前夜の天気予報はどこへやら。大井松田ICを降りる頃小雨。浅瀬に着いたころはレインウェアを着けるほどではないので予定を決行。夜が明けた大又沢幹線林道で雨は上がった。地蔵尾根に乗ってしばらくすると菰釣山の山頂はすっかり雲に覆われていて心配。信玄平に着く頃は粉雪が舞い落ちてきた。菰釣山方面は麓にかけて明らかに雪が降っている様子。信玄平で休憩をとりながら予定通り進むかここで引き返すかを決断！折角なので城ヶ尾峠に向かうトラバース歩道の崩壊地を確認して引き返すことにしました。
＊崩壊地は慎重に行動しても安全に通過できる状況にない。その先の崩壊地も台風19号の影響は大きいはず。このトラバース歩道は使えないことを確認（私のレベルでは）。次回は城ヶ尾山の南東尾根を使ってみたい。今日の散策（探索）は一応の成果あり！
＊未踏のVRを重ねる度に一つ、また一つと勉強になって楽しく自信につながってくる。まだまだ未踏のVRはたくさんある。これからも事前の情報収集とルートを研究しつつ自然豊かで広大な丹沢山塊の峰々の歩きを楽しみたいと考えています。
＊今回の山行計画はこころざし半ばで終えましたが、無事の山旅で何よりでした。山の神さま、植林の管理、林道の管理、そして登山道の維持管理に携わる皆さま、そして情報を提供してくださるハイカー先輩諸氏に対し感謝、感謝です。お蔭さまで静かな山旅を堪能できました。ありがとうございました。
― おしまい ー
拙いレポをご覧いただき有難うございました。
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