檜尾岳 千畳敷から 暴風により空木岳へ縦走は断念
- GPS
- 25:24
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 717m
- 下り
- 2,495m
コースタイム
- 山行
- 3:01
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 3:41
天候 | 1日目:曇り時々雪+暴風 2日目:曇り(無風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バス+ロープウェイ(2200円・片道) |
コース状況/ 危険箇所等 |
稜線上は特に危険を感じるような箇所はありませんでした。 一部雪が少なくてアイゼンを外したくなりますが、所々急斜面のアップダウンやトラバースもあるので、ピッケル・アイゼンは終始装着していたほうがいいです。 |
その他周辺情報 | ここらへんは温泉不毛の地なので、甲府まで移動して温泉に入りました。 |
写真
感想
今年最後の登山は、千畳敷から空木岳への縦走!
…でしたが、予想以上の暴風に命の危険を感じて檜尾岳で終了。
晴れ予報でしたが、ガスガス。稜線は予報通り暴風吹き荒れておりました。
耐風姿勢を取りながら少しずつ進みます。
昨年の北海道・旭岳〜十勝岳縦走時の方が風が強かったので、暴風はまあ良いのですが、問題は気温。−12℃。風速20m/s以上はあったと思うので、体感温度は−30℃程でしょうか。
ザック、帽子、サングラス、バラクラバ、カメラなどあらゆるものが凍りついていきました。
ルート的には危険を感じるような場所はありませんでしたが、まあ風と低温でなかなか思うように進めない。お昼過ぎから更に風が強まる予報だったので、檜尾岳に到着した時点で空木岳への縦走は中止としました。これ以上進むとさすがに危険。
テントもあるけど稜線上に張れるような場所はなさげ。
稜線の東側に少し下りるとほぼ無風状態に。地獄から天国でした。
ガスで視界が無い中、道なりに少し歩いて檜尾避難小屋に到着。扉を開けると…まあ誰もいませんな。
まだ13時なので余裕で下山できますが、何をしに来たのか分からないので、日の出を見てから帰ることにしました。翌朝6時頃まで17時間も滞在することに。
その間、誰も来ず貸切。小屋の中は−5℃。
風向きが変わったのか、それまで無風状態だったのに15時頃から物凄い暴風になってきました。夜中の12時頃はそれはもう凄い風でした。
非常に頑丈な作りの小屋なので不安は全くありません。
ちなみに、双子座流星群のピークだったようですが、見える訳もなくガスガスです。
風の音で起きて、寝てを繰り返して、翌朝5時起床。まだ真っ暗。
でも風は止んでいる。ガスも取れている。
これは良い日の出が期待出来る!
明るくなってきたので扉を開けてみると、すんごい絶景でビックリ!
昨日は全く分からなかったけど、こんな所に建ってたのか。中央アルプスの正にど真ん中。
初めて来ましたが、絶景小屋ランキングでかなり上位に入るのでは。
さて、6時15分を超すと、空はピンクからオレンジへと刻々と変化していきます。
そして7時になろうかという頃、ついに無風の檜尾岳山頂から素晴らしい御来光を望むことが出来ました。
綺麗なモルゲンロートのおまけ付き。泊まった甲斐がありました。
本日は夕方に用事があるので、もう下りなければいけません。
時間があれば余裕で空木岳まで行けるコンディションなのに、惜しい!
まあ仕方ないので下山します。小檜尾岳の絶景にも感嘆しつつ、登山口まで2時間で到着。思ったより早く着きました。
途中、男性2人組とすれ違いました。昨日バスで檜尾橋で下車されたお二人でした。シャクナゲピーク付近でテント泊されてました。
檜尾橋から菅ノ台行きのバスが来るまで40分もあるので、歩くことに。
そこから45分程で菅ノ台バスセンターまで戻ることが出来ました。
今年最後に相応しい、厳しくも美しい冬山を堪能することが出来ました。
次回こそ空木岳まで歩きたい!
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