新年早々に山で財布と車のカギを失くした登り初めの南アルプス・茶臼岳

2020年01月02日(木) [日帰り]

• GPS: 08:03
• 距離: 17.3km
• 登り: 2,162m
• 下り: 2,138m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:01
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:58

距離 17.3km 登り 2,172m 下り 2,142m

6:34 畑薙ダムゲート前
6:52 畑薙大吊橋
7:11 7:12 ヤレヤレ峠
7:53 7:56 ウソッコ沢避難小屋
8:46 8:47 横窪沢小屋
10:23 10:31 茶臼小屋
10:56 11:16 茶臼岳
11:35 11:58 茶臼小屋
12:57 横窪沢小屋
13:33 13:34 ウソッコ沢避難小屋
14:07 ヤレヤレ峠
14:23 畑薙大吊橋
14:32 ゴール地点

天候

晴れ(稜線上は風強し)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

横窪沢小屋を超えたすぐの1700m付近から本格的な雪道でした。稜線上はクラスト状態で踏み抜き箇所もあり。

その他周辺情報

畑薙第一ダムから車で5分くらい下ったところに白樺荘があり、宿泊、日帰り温泉、食事処があります。

写真

1/2 6:32

タイトル名どおり、今年しょっぱなの山で財布と車のカギをなくしました。その記録を記します。朝6時30分に沼平ゲートを出発。思った以上に寒くはなかったです。

1/2 6:50

いつものように相棒の折り畳み自転車で畑薙大吊橋まで来ます。

1/2 7:11

今年もやってきました。┐(´д｀)┌ヤレヤレ峠。

1/2 8:40

横窪峠に到着。ここから真っ白な上河内岳が良く見えました。
このあたりから登山道に雪が目立ち始めます。

1/2 9:30

横窪沢小屋から歩き始めて30分くらいにある、水飲み場という地点の近くにある、大無間山が良く見えるベンチでアイゼンとピッケルを装備しました。あとあと、このベンチが運命的な場所になります。

1/2 10:21

茶臼小屋に到着。ここまでトレースもしっかりついており、特に苦労せずに来れました。3〜4人の下山者とすれ違いました。皆さん前夜の1月1日は茶臼小屋の冬季小屋に泊まったとのことでした。

1/2 10:41

稜線を目指します。斜面はこのような状態で、だんだんクラスト状態になってきます。部分的にはアイスバーンのところもありました。

1/2 10:44

稜線に到着。今年も相変わらず富士山がキレイに見えてました。しかし稜線上は風が冷たく・強く、じっとしているだけで地肌がでている部分が痛いほどでした。

1/2 10:44

上河内岳方面。聖岳、兎岳が雄大に見えました。本当は上河内岳へも行くことを考えておりましたが、この風の状態と冷たさで、今回は茶臼岳ピストンにすることにしました。

1/2 10:45

稜線分岐の道標にはこのような氷の芸術ができておりました。極寒のなかの芸術作品。

1/2 10:45

茶臼岳を目指します。奥には光岳が見えました。

1/2 11:01

茶臼岳の頂上目前。とにかく風が冷たくじっとしていられない。

1/2 11:02

茶臼岳山頂に到着。上河内岳・聖岳・兎岳が真っ白。途中ですれ違った登山者に聞いたところ、この日男性1人と2人組みのパーティーが上河内岳へ向かったとのことでした。

1/2 11:02

山頂から光岳を望む。光岳方面にトレースがあり、だれかが向かっているようでした。

1/2 11:03

富士山。圧倒的な大きさ。

1/2 11:09

茶臼岳のサインにはエビのしっぽが発達しておりました。富士山とよく似あう風景となっておりました。

1/2 11:10

こちらは聖岳と。奥に赤石岳も見えております。
とにかく風が冷たすぎ。本当はゆっくり景色を眺めたかったのですが、厳しいのであきらめて下山します。

1/2 11:37

茶臼小屋に戻ってきました。ここで上河内岳へ登ってきた男性登山者と会い、話をする。浜松市からこられた方で前日にこの茶臼小屋に泊まったとのこと。
ここで本日のごほうび。Pascoのスナックパンシリーズのいちごミルク味。いちご味のチョコチップが入っており、疲れた体にもってこい。一袋8個入りで、気軽に食べれる行動食。

1/2 14:22

畑薙大吊橋に到着。本日も無事に帰ってきました。今年初めも良い山行ができ大満足。帰りの吊橋はいつもビクトリーロードのように渡って帰ります。

1/2 14:24

いつものように帰りを待っていてくれた相棒。さぁ、帰ろう。
ザックの中にしまった財布と車のカギと自転車のカギが一緒に入ったトートバッグを探す、、、が　無い！
悪い冗談かと思った。しかしザックの中をいくら探そうがそのトートバックがない。ダウンジャケットやフリース、食料袋に紛れ込んでないか、登山道に自分の荷物を広げていくら探しても　無い！　頭が真っ白になり気が動転する。どうしよう、、、。しばらく途方にくれる。これから探しに行こうにもこの季節の日没は早いので遭難のリスクがある。
ここで沼平ゲートに静岡県山岳警備隊の詰め所があり、何人か駐在していたので、相談するため沼平へ歩いて戻ることにしました。

撮影機器：

OPPO R15 Neo OPPO

感想

kananaskis

今年初めの山行で財布と車のカギを失くすハプニング。
下山後、沼平に戻ったあと山岳警備隊の方に相談しました。やはり本日中に探すのは日没のリスクがあるので止めたほうがよいとのこと。探すのであれば翌日にした方がよい。しかし今夜泊まる場所がないしお金もないので困った。すると山岳警備隊の一人の方（Nさん）が近くにある白樺荘のスタッフに事情を説明し、お金は後で払うことを前提に今夜泊めさせてくれることをしてくれました。
Nさんは沼平から白樺荘まで自分を乗っけていってくれ、スタッフの人に事情を説明し宿泊の手続きをしてくれました。翌日自分が失くした財布などを探すために山に行くため朝6時に白樺荘まで迎えに来てくれるとのことも約束してくれました。
Nさんのおかげで泊まる場所ができ、温かい温泉に入ることができ、また美味しい夕食もいただくことができました。メニューはかつ丼でした。この味は一生忘れられないものとなりました。白樺荘ではスタッフのOさんが、無一文の自分を嫌な顔せず優しく対応してくださいました。Nさん、Oさんには感謝しかありませんでした。
しかしどこで財布と車のカギを失くしたのだろうか？
宿泊中ずっとそのことを考えておりました。茶臼小屋で昼食をとって荷支度をしたときには忘れ物確認を何度もチェックした記憶があるのでそこは違う。すると候補として
・2000m付近にある大無間山が見えるベンチで休憩した場所
・1700m付近で前述の浜松市から来た男性と話し込みながらアイゼンを脱いだ場所
この2か所しか思い当たるところがありませんでした。1700m付近からは休憩せずに下山したのでザックを開けた記憶も無い。恐らくこの2点のどこかにあるだろうと思いながらも「でも、もし見つからなかったらどうしよう、、、」と不安で不安であまり眠れない夜を過ごしました。そして翌日、落とし物を見つける山行をすることになりました。つづく

コメント

加齢な熊三郎

(；´Д｀) うぅっ。。
まさかまさかの紛失劇....涙
ウソッコ〜
やれやれな山行となるとは！
無事に見つかる事を祈ってます。

でも無事の宿の確保とヘルプ　
良かったですね。

無事発見のレコをお待ちしてます〜

kananaskis

Re: (；´Д｀) うぅっ。。
そうなんですよ〜。まさか財布と車のカギを失くすとは自分でも思ってもいませんでしたぁ〜。この後の記録を読んでください。