滝波山・海ノ溝洞
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 314m
- 下り
- 291m
コースタイム
アクセス | |
---|---|
コース状況/ 危険箇所等 |
7月6日:海ノ溝洞沢下り(9:30)→(12:30) |
感想
海外遡行同人の集まりで美濃の松原宅に各地から沢ヤが集結、初日は茂木さんらと海ノ溝を登りでなく下る、沢下りをやる。海ノ溝は川浦源流随一のゴルジュ沢だが、核心部の上まで林道があるので沢下り向きだ。沢下り(キャニオニング)を実践中の茂木さん、根来さん道上さんらについてゆく。全身皆ウエットスーツを着て冷たい水も平気な様子、必要が無くても寝転がって流されていくという方針。一行には他にも神戸の岡島さんに紹介された恵那の山田夫妻も加わったが、防寒具はカッパだけの通常装備だったので、愉快度に差が付いた。僕は上半身だけベストのウエットで臨む。
細い岩壁の中の数メートルの滝、というのが連続し登りは大変だろうが下りは楽勝だ。次々と滝壺に飛び込むのが楽しい。激流の中、岩溝に足を挟まれるのに気を付ける。最大の核心は狭いゴルジュの真ん中に直径3mほどのチョックストーン。その手前の水流は洗濯機のようでやばそう。左岸バンドをトラバースして高さ10mほどの懸垂をと進んだが、途中のイヤーなへつりからチョックストーンに乗り移り、根来さんと茂木さんが高さ6mほどのダイブ。他は怖いので懸垂した。日下君は飛び込んだ滝を全部登り返しながら降りてきた。総点検しながら降りてきたという感じ。
最後に本流に出会う手前で、海ノ溝登り組の東京の木下、森、名古屋ACC山田がっちー君らが苦戦しているところと遭遇した。1,2mほどの段差だが、ゴルジュの水流を突破の末にナッツだのフレンズだのをセットし終わったところ。皆ウエットにカッパを着込み冬の登攀を思わせる厚着だ。シュノーケルに水中めがねもしている。たかが沢に、ジャラジャラのギアがスゴい。滝に打たれながらのルート工作は寒いから。彼らと別れて更に下り行く。
本流との合流点は深い淵になっている。頭上数10mの橋からはこのあたりのゴルジュぶりがよく見える。川浦本谷の核心部だ。だが、下る分にはいたってのんびりのんびりだ。深さ4mほどの水底には30センチ近いアマゴがわんさか溜まっているのが見える。深いので横の壁を登って飛び込み大会をやったり。サスガに高いところからの飛び込みは怖い。遊びあきた頃左岸の藪の中にフィックスを伝い、道に上がる。程なくゴルジュ敗退してきた登り組が戻ってきて、今度は下りをやりに行くといい、日下君を拉致して、林道を登っていった。木下君らはヤル気まんまんなのだ。
この日は松原宅に集まって豚シャブなどを食べる。松原、青島、成瀬の3人は飛騨川本流の飛水峡泳ぎ下りをやってきた。距離10キロほど、流れの止まっているダム湖の様な長大ゴルジュを延々4時間半泳ぎ下るというもの。皆疲れていたせいか酒を飲んだら暴れる人もなく珍しくおとなしく集会は運んだ。
木下君は翌日、7時起きでいやがる日下を誘って、飛水峡泳ぎ下りに出掛けた。山田さんたちの車に乗せてもらって見に行った。これまでの常識と違う沢下り。あんなところが日本にまだあるのかといったところ。とにかく巨大なスケールの沢だ。高山本線のすぐ隣の巨大ゴルジュ。青島さんが来年もやるから是非どうぞと言ってくれた。
異色の沢下り2本。盛りだくさんの定例集会になった。
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